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パートナーが落ち込んでる時どうするか

二人で暮らすと元気じゃないときも当然ある。
パートナーがいつになく落ち込んでいるとき、どうすればよいだろうか。

私はパートナーと暮らして17年位になるが、パートナーがいちばん落ち込んでいたときのことを思い出してみる。

確か仕事のことで、個人の力ではどうしようもないことだった気がする。な何をしていても心此処にあらずで、うわのそらで魂が抜けた人みたいにあっていた。

大丈夫、の言霊

人は困っているときや落ち込んでいるとき、子供の自分が落ち込んでいるんだと思う。

私のパートナーは、落ち込むと漫画のように、膝を抱えて「体育すわり」をする。小さく身を丸めて外敵から身を守っている動物みたいだ。

「なんかあったの?」と尋ねると、「ううん、なんでもない」というのがおきまりだ。

しばらくたって、パートナーが話し始めると9割は仕事のことだ。

自分の努力ではどうしようもないことはやはりどうしようもない。勤めだったこともある自分にもその歯がゆさはとてもよくわかる。

話を聞いてただ、「大丈夫、私がついているよ。」となんの根拠もなく励まして、頭をなでなでしてハグする。わたしにはそれしかできない。
大丈夫」の言霊はすごい。

本当に大丈夫だと思えてくるから不思議だ。「子供の自分」が自信喪失しているとき、お母さんに大丈夫、といってもらえたらどんなに心強いか、自分は大丈夫だと思えただろうか 。


自分が落ち込んだら

私もよく落ち込む。PMDDがひどいし、不安障害があり、気分の落ち込みが激しい。

私は、落ち込んでいるときは寝ることにした。

たいてい家にパートナーがいないときに限って落ち込んでいる。アダルトチルドレンである自分は話を聞いて、とかそばにいてと要求することが極端に苦手だ。パートナーに落ち込んでいる姿をあまり見られたくないのもある。
一緒にいることで暗い気持ちにさせたくないからだ。


大人の自分が子供の自分をケアする

そんなときは寝る。頭で悩んだり気をもんだりしても所詮一瞬の出来事。寝るのが脳の活動を静かに指せる唯一の方法だと思っている。寝ると、脳に書き込まれた余分な情報がクリーンアップされて幾分軽くなる。「大丈夫、大丈夫。」と自分の中の子供に言ってあげる。いつしか大人の自分が子どもの不安な自分をケアすれば良いことに気づいた。


眠ることは短い死のようなもので意識を失うことができる。厳密には脳は起きている時間もあるかもしれないが寝ているときは、意図的に何かをできない。


婦人科でPMDDでひどい抑うつ状態になることを女医に話すとき、こんなことで相談している自分が甘えていると思われるのでは、と感じることがある。感受性が強い自分を責めるし、何もかも捨て去りたいと思うことがある。でも寝て少しの間死んだようになって、朝になれば「ああ、生きている。私生きてていいんだ、ありがとう。」と思うこともある。


朝になると、予期せず生まれ変わったような気持ちになり、なぜ昨日はあんなに気分が落ち込んでいたのだろうと自分でもわからなくなる。

寝ることは本当にリカバリーだと実感する事が度々ある。肉体的に疲れているときも寝るのが一番。悲しい出来事があった日も、寝るのが一番。


こんなに大事な睡眠なのだから、もっといい枕とマットレスがほしいと思う心の余裕すら生まれた。私は、大丈夫だと思えた。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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