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私が大好きな仮面ライダーアマゾンズ

こんにちは! 猿田信司です。

「アマゾン」(クールに)


あなたは、「仮面ライダーアマゾンズ」を知っていますか?

昭和の「仮面ライダーアマゾン」ではありません。

「仮面ライダーアマゾンズ」は、完全に大人向け、
むしろ子供には見せられないような内容の
特撮ドラマです。

今回は私が大好きな、「仮面ライダーアマゾンズ」のお話しです。

仮面ライダーアマゾン

「仮面ライダーアマゾンズ」は、昭和の「仮面ライダーアマゾン」を
デザインなどは流用しつつ、一新したものなのですが、
まずは昭和の「仮面ライダーアマゾン」のお話しをした方がいいでしょう。


「仮面ライダーアマゾン」は昭和49年から半年ほど放送された、
4作目の仮面ライダーシリーズになります。

これまでの仮面ライダーは、バッタ、トンボ、ゲンゴロウといった
虫をモチーフにしていたところを、「仮面ライダーアマゾン」は
オオトカゲをデザインモチーフとし、仮面ライダーシリーズとしても
異色なルックスになっています。


さらに、それまでの仮面ライダーは、「ライダーキック」のように
キックを必殺技にしていたところ、仮面ライダーアマゾンは
腕のヒレカッターによる「大切断」を必殺技にしています。

仮面ライダーアマゾンは、切ることが多いため、
血の代わりに泡がドビューっと出たり、
腕を引きちぎったりと、かなり過激な戦い方をします。

また、変身者である「山本 大介」が、アマゾンで育ったので、
日本語が片言でしか話せず、真冬でも半裸というのも異色です。


他にも、仮面ライダーアマゾンは、改造人間ではない仮面ライダーで
左腕の「ギギの腕輪」で変化していて、変身にベルトを使わず、
「アーマーゾーン」と叫ぶだけで変身するのも異色です。

つまり、あらゆる意味で異色な仮面ライダーが
「仮面ライダーアマゾン」なのです。

仮面ライダーアマゾンズ

この「仮面ライダーアマゾン」を完全リブートしたのが、
「仮面ライダーアマゾンズ」です。

日本のAmazonプライムビデオの
初めてのオリジナルドラマとして、作られました。

なんでも、東映が、Amazonに「ちょうどアマゾンという
仮面ライダーがいる」というプレゼンをして決まった
とか言われています。

デザインは流用しつつも、お話しは完全オリジナルです。

脚本を担当するのは名作「侍戦隊シンケンジャー」の、
「小林靖子」通称「やすこにゃん」です。


「仮面ライダーアマゾンズ」はシーズン1の後、
シーズン2も作られ、その後、映画化もされています。

今回はシーズン1のお話しです。

仮面ライダーアマゾンズの背景

野座間製薬(NOZAMAはAmazonの逆)が製作した
「アマゾン細胞」という人工細胞が全てのきっかけでした。

「アマゾン細胞」は培養すると人間大の大きさになり、
様々な生き物をモチーフにした「アマゾン」になって、
人間に擬態することもできます。

つまり、これまでの仮面ライダーでの怪人枠が
アマゾン細胞による「アマゾン」ということになります。


しかし、この「アマゾン」には大きな問題がありました。

「アマゾン」は人間のたんぱく質を好むんです。

つまり、「アマゾン」は人間を食べるんです。

比喩などではなく、物理的に人間を食べます。

ですから、映像的にもグロいです。


このため、食人衝動を抑制する薬を「ギギの腕輪」に似た
「アマゾンズレジスター」から注射されていました。

しかし、この抑制剤は2年しか効果がなかったのですが、
物語が始まる2年前に、研究所の事故で、
約4000体の「アマゾン」が脱走し、
物語の始まった時点で人間として町の中で暮らしています。

アマゾンオメガ

「仮面ライダーアマゾンズ」では、
主として二人の仮面ライダーが存在します。

主人公である、水澤 悠(みずさわはるか)は、
野座間製薬の特殊研究開発本部長である
水澤 令華(みずさわ れいか)の息子として暮らしていました。

2年前に、意識が無い状態から目覚めたので、
病弱で一歩も外に出られず、日々食べるものも少量、
さらに、毎日イヤだと感じる薬の注射を受けていました。

見た目は20歳ほどの青年ですが、心優しく、
毎日家の中で水槽を整備し、熱帯魚を飼うのが趣味です。


お気づきでしょうが、悠はアマゾンです。

病気だったというのはウソで、
生まれて2年ほどしか経っていませんが、
見た目は20代に成長しています。

毎日している注射は、食人衝動を抑える抑制剤です。

ですが、ある日抑制剤の注射がイヤで、注射をしませんでした。


衝動のまま、外に出て、思うがままさまよっていると
山の中で突然、心の檻を破り、アマゾン体に変身します。

逃げた4000体のアマゾンを駆除する「駆除班」と
アマゾンとの戦闘に参加し、衝動のままアマゾンを殺害し、
もう一人の仮面ライダーと出会います。

アマゾンアルファ

その場にいた、もう一人の仮面ライダー、
「仮面ライダーアマゾンアルファ」。

見た目は、昭和の「仮面ライダーアマゾン」が緑ベースなのを
赤にしたようなルックスです。

「仮面ライダーアマゾンアルファ」こと「鷹山仁」も
この物語のもう一人の主人公です。

むしろ、「仮面ライダーアマゾンズ」はシーズン1から
映画まで含めると、「鷹山仁」の物語と言ってもいいくらい
ものすごく重要なキャラクターです。


「鷹山仁」は、野座間製薬でアマゾン細胞を
開発したメンバーの一人でした。

自らが生み出してしまったアマゾンたちを愛していますし、
だからこそ、自分が全てのアマゾン体を始末しないといけない
と考えています。

「鷹山仁」の目的は、逃げ出した全てのアマゾンを殺すこと

そのため、人間であった自らの身体にアマゾン細胞を移植し、
アマゾンになっています。

野座間製薬から出るときに、アマゾンを兵器化しようとして
試作されたベルト「アマゾンズドライバー」を2つ失敬し、
1つを使って、「仮面ライダーアマゾンアルファ」となり、
日々アマゾンを狩っていました。

そして、鷹山仁が愛する女性、「泉 七羽」の下に転がり込み、
ヒモでアル中を装っています。

「アマゾンアルファ」は、水澤 悠のアマゾン体を気絶させ、
自宅(彼女の家)まで連れ帰り、ご飯を食べさせます。


鷹山仁がアマゾン狩りに出かけているうちに、
「泉 七羽」は水澤 悠に
もう一つのアマゾンズドライバーを与えます。

「泉 七羽」曰く、「仁が野生のアマゾンで、悠は養殖のアマゾン」

戦うにしろ、戦わないにしろ、水澤 悠の意思に任せました。

ベルトを受け取った、悠は、アマゾンオメガに変身し、
鷹山仁が戦っていた場所まで、一気に飛び、
アマゾンを一瞬で上半身と下半身を真っ二つに切り裂きます。

悠は、戦う運命を選びました。

水澤 悠は、自分がアマゾンなのか、人間なのか、
迷いつつ戦っていくことになります。

仮面ライダーアマゾンズの好きな所

「仮面ライダーアマゾン」のリブート作品として作られた
「仮面ライダーアマゾンズ」ですが、
当初の仮面ライダーの「怪奇ヒーロー」を
意識して作られています。

「ホラーもの」と言ってもいいくらいです。

ですから、ちょっとグロい表現も多いのですが、
人間を食べる「アマゾン」という恐怖の存在と、
表現方法もかなり「ホラーもの」で、
子供に見せられないくらい、大人向けです。

日曜朝の仮面ライダーシリーズとは、
全く違う仮面ライダーなのが、私が好きな所です。


さらに、ストーリーも秀逸で、新たに生み出された生物
「アマゾン」も好き好んで人間を食べているわけではありません。

人間に、「人間を食べるように作られている」から
人間を好んで食べているんです。

ある意味、本能的に人間を食べるんです。

それが、勝手に人間に作られて、人間の都合で殺される。

「アマゾン」から見たら、とんでもなくひどい話です。

主人公であり、自らもアマゾンである
水澤 悠も、この矛盾に悩み続けます。


生きるということは、誰かを殺すこと。

私たちも、日々、牛や豚を殺して食べながら生きています。

そして、それがどれだけありがたいことなのか。

こういった深いこともテーマにあり、私が好きな所です。

仮面ライダーアマゾンへのリスペクトがすごい

さらに、「仮面ライダーアマゾンズ」が好きなのは、
「仮面ライダーアマゾン」へのリスペクトがすごい所です。


ちなみに、シーズン1の主題歌は「Armour Zone」(アーマーゾーン)
アマゾンです。

シーズン2の主題歌は「DIE SET DOWN」(ダイ セット ダウン)
仮面ライダーアマゾンの必殺技、大切断です。

曲としても、ハードロックでめちゃめちゃカッコいいんですが、
タイトルにもリスペクトを感じます。


水澤 悠が、普段乗っているバイクも、「仮面ライダーアマゾン」のバイク
「ジャングラー」に似た「ジャングレイダー」です。

味方のアマゾンも、「仮面ライダーアマゾン」のモグラ獣人に合わせ、
「モグラアマゾン」です。

このように、いろんな所に「仮面ライダーアマゾン」への
リスペクトを感じる「仮面ライダーアマゾンズ」が
私は大好きなんです。


「仮面ライダーアマゾンズ」は、Amazonプライムビデオで
プライム会員であれば、無料で見ることができます。

少しグロテスクシーンがありますが、あなたも
「仮面ライダーアマゾンズ」を見てみてください!


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。


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