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両親が死んでから思うこと

こんにちは 猿田信司です。

私の両親は、すでに亡くなっています

両親が死んでから、かなりの年月が経ちました。

それでも、まだ、私の心に引っかかっているものがあります。

毒親ではありませんでした

私の両親は、毒親ではありませんでした。

逆に、超放任主義だった気がします。


子供のころは、字が下手だったので、
書道をやらされたりしましたが、
他には、あまり強制的に何かをさせられる
ということはありませんでした。

「勉強しろ!」とも、
あまり言われた記憶もありません。

騙されて歯の手術をされたりはしましたが、
それも私のことを思ってのことでしょう。


高校も、自分で決めましたし、
就職先も自分で決めました。

高校や就職先についても、
両親に相談したことも無いし、
両親から何かを言われた記憶はありません。

今思うのは、なぜ両親は
「私がやりたいようにやらせてくれたんだろう?」
です。

貧乏でも確かに愛されていた

貧乏だったので、子供のころは
「よそのウチはおもちゃ買ってもらえていいな」
とか思っていましたが、今になって
そんなのは些細なことだったと思います。

食べるものが無くて、
おなかがペコペコで夜も眠れない
ということもなかったし、
必要なものは買ってくれていました。


私も大人になって、子供を一人養うのが
いかに大変で、お金がかかることかわかります。

両親は、一生懸命働いて、私を育ててくれました。

面と向かって「愛している」
と言われたことはありませんが、
私は愛されて育ったのだと、今ならわかります。


だからこそ、私は自由に選択することができて、
好きなように生きてこられたんだと思います。

本当に、両親には感謝しかありません。

私が後悔していること

私が今でも後悔しているのは、
両親が生きているうちに
もっといろんなことを
してあげたかったことです。


一度しか行けなかった温泉にも、
もっと連れて行ってあげればよかった。

もっと、親父と酒を酌み交わしたかった。

もっと、おふくろに美味いものを
食べさせてあげたかった。

両親に、孫の顔を見せてやりたかった。


自分ができることは、出来る限りやってきたつもりですし、
全てがもう手遅れで、どうしようもないことです。

それでも、両親が死んで、何年も経った今でも
こんなことを考えてしまいます。

両親がご健在なあなたへ

まだ、両親がご健在なあなたに、私が言いたいのは、
「生きているうちしか親孝行は出来ない」ということです。

死んでしまったら、何もできません。

「親孝行したい時には親は無し」という言葉は本当です。

私自身、経験したことなので、よくわかります。


私は、両親との関係に問題はありませんでしたが、
過去の出来事で、両親との関係に
問題を抱えている方もいらっしゃるでしょう。

そういった方の気持ちは、私にはわかりませんが、
それでも、育ててくれた恩はあるんじゃないか
と私は思います。


私の後悔は、行き場がなく、
お墓参りするくらいしかできません。

私のような、後悔を残さないためにも、
親がご健在の方は、してあげたいと思うことを
してあげてください。


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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