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子供の頃は天文学者になりたかった私

こんにちは! 猿田信司です。

私は、子供の頃、空を見るのが好きでした。

それも、夜に星が出ている空を見るのが大好きでした。

家は貧乏だったので、望遠鏡もありませんでしたが、
自分の目で夜空を見て、星座を見ていました。

もらった本

覚えていないのですが、
誰かにもらった本がきっかけだったと思います。

それは、宇宙に関する本でした。

いろんな星座や星雲のカラー写真
が載っていたのは覚えています。

当時、カール・セーガン博士の「コスモス」という本が
話題で、ちょっとした宇宙ブームみたいな感じがあったんです。


それから、宇宙に関する興味がものすごく出てきて
よく夜空を見上げるようになりました。

当時は、今ほど街灯もなくて道も暗かったので、
星はよく見えていました。

お風呂帰りにフラフラと夜空をみていました。


ウルトラマンが好きだったりしたのも
関係あったんだと思いますが、宇宙について知りたい、
よくわからないけど天文学者になりたい、
という気持ちがありました。

今でも、天文学者が何をしているのか、
よくわかっていないですけど(笑)

突然感じた怖さ

そうやって、よく夜空を見ていたのですが、
ある日、突然それは起こりました。

宇宙に対する怖さです。


宇宙には空気がなくて、
人間は生きていられない。

それに、夜空に輝く星も、何年、何百年、何千年前の光
が今見えているだけで、実際に今は
もう無くなっているのかもしれない。

好きだったので、いろいろ学んで、
光の速さを超えるものはなく、
星と星の間の距離も、
光でも何百年かかるくらい離れていることを知りました。

私たちも、太陽ですら、8分前の姿を見ているんです。

さらに今現在も、宇宙は膨らんでいると言われています。


その、人間の理解を超える宇宙の広大さ、過酷さを
知ってしまったことで、私は夜空を見ることが
怖くなってしまったんです。

宇宙に吸い込まれてしまいそうな感覚がありました。

それから、私は夜空を見上げることがなくなりました。


今は特に怖いとは思いません。

私が子供の頃と比べると、町に灯りが多くて、
夜空を見上げても、あまり星は見えませんね。

しかし、なぜあの時、あれほど怖かったのか、
今でもよくわかりません。

理系でもない私が、がんばっても
天文学者にはなれなかったでしょうから、
まぁよかったんでしょう。

それこそ、宇宙の意思だったりしたのかもしれませんね(笑)


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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