絶対に事故ってはいけないタイミングで事故を起こして廃車にした私①
こんにちは! 猿田信司です。
このお話は、20年ほど前の、
私がまだ結婚してすぐの頃のことです。
私は、結婚はしましたが、
結婚式はしませんでした。
正直、結婚式に呼ぶような友人もいなかったし、
面倒くさかったからです。
一応、元妻とも、結婚式をしないことは決めていたのですが、
元妻が「結婚式はしなくていいから、結婚写真は撮りたい」
と言っていました。
「写真くらいならいいか」と思いましたが、
結婚写真をどこで撮ればいいのかと悩んでいました。
元妻の親戚
結婚して半年ほど経った頃のことです。
元妻から、「親戚のところで結婚写真を撮ってもらわないか?」
という話が来ました。
なんでも、元妻の母方の実家が、美容院をしていて、
そこなら衣装とかも全て用意してくれて、
結婚写真も撮れるらしいんです。
ただ、その場所が、長崎県島原市近辺らしいんです。
めちゃめちゃ遠い@@
行ったこともないところですけど、
「まぁ車で行けばいいか」と思い、
元妻の親戚のところに行くことになりました。
なぜか元妻の母親も一緒に
話が進んでいくうちに、なぜか、
元妻の母親も一緒に行くことになりました。
なんでも、元妻の父親が、その親戚に不義理をしたらしく、
十数年実家に帰れていなかったらしいのです。
「そんなん知らんがな」と思いつつ、
断れるわけもありません。
なんやかんやで、結局元妻の母親も、
一緒に行くことになりました。
さらなる要求
話が進むうちに、さらにもう一人乗せることになりました。
なんでも、目的地近くに、親戚がいるので、
その人も乗せて行ってくれないかという話でした。
「いや道知らんし」とも言えず、
引き受けざるを得ませんでした。
調べてみると、ひとつ前のインターチェンジで降りて、
そこから下道で行くのがよさそうです。
今なら、スマホでカーナビもできますが、
当時の私が使っていたのは携帯でもないPHSでした。
車にカーナビもついてませんでした。
ですから、行ったこともないところなので、
少し不安でした。
いろいろ調べた結果、手持ちのノートパソコンで、
GPSとカーナビソフトがあれば、
カーナビ機能が再現できそうでした。
ですから、カーナビソフトとGPSを買い、
パソコンでカーナビをすることにしました。
出発当日
9月の連休の時期に、元妻の親戚のところに行くことになり、
私、元妻、元妻の母親の3人で、出発しました。
行きは、高速道路だったので、問題ありませんでした。
予定どおり、ひとつ前のインターチェンジで降り、
乗せる予定のもう一人の親戚の方を乗せました。
私は初対面です。
私はほとんど喋らず、カーナビと運転に専念していました。
ここまでは順調でした。
具雑煮が食べたい
ちょうど、島原駅前あたりまで来たところでした。
あともうちょっとで、目的地に着くはずでした。
それなのに、元妻の母親と親戚の人が、
「具雑煮が食べたい」と言い始めたんです。
私は知らなかったんですが、島原では
「具雑煮」というのが有名なんだそうです。
そして、すぐそこを右に曲がったところに
有名店があるから、そこに行こうと。
「カーナビによると、この道まっすぐなんだけどな」
と思いつつ、右折できそうな交差点があったので、
言われるままに右折しようとしました。
最悪の状況
その信号は、右折信号は無いけど、
右折車線はある信号でした。
私は右折しようと待っていたのですが、
車が多く、全然右折できませんでした。
しばらく待つと、こちらの信号が赤になり、
対向車線の車も停まったように見えたんです。
信号は赤だし、もう行かないとマズい
と思った私は、右折しはじめました。
しかし、対向車線の車は止まっていなくて、
私の車の左の横っ腹にドカンとぶつかってきました。
俗にいう「右直事故」というやつです。
ぶつかられて、パニックになった私は、
なぜかアクセルを踏んでしまい、
交差点角の建物に突っ込みました。
建物の柱に真正面からぶつかり、車は止まりました。
最悪の状況です。
元妻と、元妻の母親、初対面の親戚が乗っているという、
絶対事故ってはいけないタイミングで、
私は事故を起こしてしまいました。
時差式信号
赤信号で突っ込んできた、相手の車に私は怒り心頭でした。
キレつつ「なんで赤信号で突っ込んできたのか」を問いただすと、
「ここは時差式信号ですよ」と言われました。
「えっ???」
信号を良く見ると、確かに「時差式信号」の文字がありました。
「時差式信号」というのは、こっちから見ると赤信号でも、
向こうから見ると青信号という、時差がある信号です。
私は初めて来たので、時差式信号の文字を見落としていたんです。
もう、そこからは平謝りです。
完全に私のミスです。
ちょうど、すぐ近くに警察車両もいて、
すぐに実況見分もはじまりました。
幸いなことに、誰もケガをしていなかったので、
物損事故ですみました。
改めて、自分の車を見ると、フロントがつぶれていて、
素人目に見ても「これはもう直せないだろう」と思いました。
ちょうど、当時の写真があったので、上げてみます。
わが愛機、EGシビックの最期の写真です。
自分のミスで、他人を事故に巻き込み、
ものすごく気に入っていた愛車も
つぶしてしまいました。
ただ、結婚写真を撮りに来たはずが、
こんなことになるなんて・・・
ここからまたいろいろあるのですが、
長くなってしまったので、
今日はこれくらいにしておきます。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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