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多剤大量処方の医者に当たってしまった私

こんにちは! 猿田信司です。

両親の三回忌を終え、
再びうつ病になってしまった私

会社を休んでから、一年が経ちました。

その間も薬は増え、副作用の便秘のために、
下剤まで飲むようになっていました。

しかし、薬は増えても、
体調は全く良くなりません。

むしろ、悪くなっているような感覚がありました。


前回のうつ病の時は、元妻の浮気発覚
といった事件もありましたが、
一年かからずに会社に復帰できていました。

なのに、一年たっても、全く良くなる気配がない。

このまま、今の医者にかかっていたら、
もう一生治らないんじゃないか?

そう思った私は、セカンドオピニオンをしようと、
別の先生に診てもらうことにしました。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは、
今受診している医者以外に診てもらい、
客観的な意見をもらうことです。

私としては、病院を変える
くらいの気持ちもありました。

自宅から少し離れた心療内科を探し、
予約して受診しました。


おくすり手帳を持って、
別の先生に診てもらいました。

その先生に、開口一番言われたのが、
「今飲んでいる薬が多すぎる」でした。


「この薬の量は、入院して
薬を減らさないといけないレベル」

「通院では診てあげられない」

こう言われました。

大量の薬を飲まされていた私

私がずっと感じていた違和感は、
これでした。

やっぱり薬の量が、ほかの先生から見ても多い。


ネットで調べてみると、
「多剤大量処方」という言葉がありました。

特に精神的な病気で多いようなんですが、
薬を必要以上に大量に処方する医者
というのがいるんです。

私は、その多剤大量処方の医者
に当たってしまっていたんです。


しかし、私はすでに、
別の医者にも診てもらえないレベルの量の薬
を飲まされていました。

ほとんどジャンキーです。

医者なんて誰でも一緒、ではなかったんです。

しかし、現状では、薬の量で、
別の医者に変えることもできません。

今思うと、この薬の量で、うつ病に
させられていたんじゃないかと思うくらいです。

薬の量を減らす

現状でできるのは、今の医者と話して、
薬の量を減らしてもらうこと。

そう思った私は、少しづつ薬の量を減らしてもらうよう、
その医者を誘導していきました、

薬の量が減るにつれ、
少しづつ体調も良くなってきました。


やっぱり、薬でうつ病にさせられていた?

そう思いつつ、医者にどんどん意見して、
薬を減らしていきました。


あのセカンドオピニオンがなかったら、
こうして薬を減らすことも考えず、
そのままうつ病にさせられていたまま
だったかもしれません。

セカンドオピニオンを受けた時点で、
今受診している医者のことは、
全く信用できなくなっていました。

決定的な出来事

薬を減らして数ヶ月すると、
体調も良くなってきて、
仕事復帰も視野にいれていいかな、
と思い始めました。

そのことを医者に話すと、
なぜか仕事復帰に反対する
かの様なことを言うんです。


仕事復帰したいなら、
日々の行動を記録して、
提出しろと言われました。

朝何時に起きて、
何時から何時まで何をして、
何時に寝たか。

それを毎日記録して、
提出するよう言われました。


私は、これも変だなと思いました。

まるで、私を会社復帰させないため?と感じました。

ですが、今は従うしかありません。

一か月ほど、日々の記録をしました。


しかし、とある受診した日のことです。

普通に受診を終え、料金の精算待ちをしていたのですが、
医者が窓口まで出てきて、急に薬を増やす、
ということがありました。

受診中ではなく、受診後の料金精算の時です。

その薬が、私の身体に合わず、
これまで順調だった体調が悪くなり、
生活リズムが壊れました。

その週の日々の記録も、
ちょっと崩れてしまいました。


その記録を見た医者は、
「これでは会社復帰は認められない」
とか言い出しました。

「はぁ?アンタの出した薬のせいでしょ?!」

医者と口論になりましたが、
頑として会社復帰を認めてくれません。


「この医者、私を会社復帰させる気ないな」

「一生飼い殺しにする気なんじゃ?」

もうここで、完全にこの医者を
信用できなくなりました。


会社に相談して、別の病院を紹介してもらい、
「会社の命令で医者を変える」ということにして
無理やり病院を変えました。

その医者は、納得していないようでしたが、
会社命令ということにしたので、転院ができました。

転院から数か月後仕事復帰できました

転院した先の先生は、
なるべく薬を使わない方で、
通うようになってからも、
どんどん薬を減らしてくれました。

転院した時点でも、
まだ薬が多かったようです。

そうして数か月経ち、通院しながらではありましたが、
仕事に復帰するめどが立ちました。


前回と同じく、復帰訓練をして、
半日から少しづつ働く時間を増やしていきました。

今回は、前回の経験をふまえ、
休んでいるうちから図書館に行ったりと、
自主的な復帰訓練を前からしていたので、
かなり早めに復帰訓練が終わりました。

復帰訓練を始めてからひと月ほどで、
正式に会社に復帰できることになりました。

とんでもない医者もいる

しかし、あのまま、あの医者にかかってたら、
会社復帰も出来ていなかったと思うと、ゾッとします。

世の中には、恐ろしい医者というのがいるんだな、
というのが、よくわかりました。


今、うつ病などで病院に通院している方で、
薬が多いんじゃないかとか、
全然よくならないという方は、
多剤大量処方の医者ではないかを疑った方がいいです。

私のように、通う病院を変えることで、
劇的に良くなる可能性があります。

むしろ、通う病院によっては、
私のように病状が悪くなることもあります。


もちろん、大多数の医者は、
患者を良くしようと思っていると思います。

しかし、多剤大量処方という言葉があるくらい、
そういう医者も一定数います。

かかる病院も、充分に吟味する必要があると、
私は経験から思います。

あなたも注意してください。


最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

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