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イギリス旅行記 その1

 イギリスに行ってきた。その記録。

 8月2日から14日の期間でイギリスへ旅行に行った。
 主な目的はEJC(Europa Juggling Convention)だったけれど、初めての海外旅行だったこともあり今回は「旅行」そのものがとても楽しかった。

 楽しかった、と言っているけれど、この滞在記その1はゲストハウスで書いているので今絶賛楽しんでる時でもある。

 海外旅行は初めてだったけれど一人旅自体は結構する方なので、旅行そのものの不安は少なかった気がする。「言葉は通じるかな」とか「財布取られたらどうしよう」とかそういう月並みな心配はあったけれど。

 何というか「これから旅行をするぞという気持ちになると感覚が敏感になるというか、ちょっとしたことの発見・気づきみたいなものに出会いやすくなる気がする。「あ、これは良いぞ」みたいなものに気がつける感覚が普段より高まるというか。
 なので本当は毎日記事を書くべきなんだと思う。「今日はこんな発見・出会いがあってこんな出来事もあったぞ!」みたいな。青木さんや板津さんのように。そうでないとこんな感じで、「旅行記」とは名ばかりの独白に400字以上も費やしてしまうのだ。

 ともあれ僕は成田空港からイギリスへ出発した、と書き出せればまだ気持ちが良いスタートなのだが出発前から色々あったのでそこから書こうと思う。

 「最後の晩餐」みたいな発想が割と好きだ。ダ・ヴィンチの絵の話では無くて「明日死ぬとしたら最期に何食べる?」みたいな。
 そんな性格なので、僕は出発前日から「イギリスに行く前に何を食べようかな」と考えていた。変なところで余裕こいて飛行機乗れませんでした、みたいなことは嫌なので無難に空港内で済ませることは決めていたのだけれど、海外に行かない身なので空港には縁がない。何があるかもわからなかったのでスマホを見ながらゴロゴロして、ある程度の目星をつけようとしていた。

 そんなことをしていたらハチロウさんからLINEがきた。
「明日カレー屋さん行こうと思うんだけれどどう?」
 EJCに行くことは話していたので「いつからだっけ」とも聞いてくれていたし、もしかしたら「行く前にどうかな」みたいな感じだったのかもしれない。ありがたいな。

 そのカレー屋さんというのが結構、というか かなり美味しくて気に入っているお店だった。どれくらい気に入っているかというとあんまり教えたくないのでここでは名前を伏せるくらい。しかも残念なことに僕の家からはそこまで近くないので何度も通っているようなお店でもなかった。つまりは常にめちゃくちゃ行きたいお店なのだ。「最後の晩餐」にもぴったりだと思った。

 「乗換案内」を見ながら悩みに悩んだ。頭の中はすでにそのお店のカレーのことでいっぱいだった。でもその余裕はなさそうに思えた。
 初めての海外旅行だし、受託荷物や税関のこともよくわからない(調べてはいたけれど)。色々手間取ることは目に見えていたし、そもそも感覚としてどれくらいの時間で手続きが済むのかすら見積もれない状態だった。

 時間的にはわずか5分。脳内的には無限にも等しい問答を繰り返して結局行かないことにした。実際空港に行ってからも「これならカレー屋さん行けたじゃん」みたいなことにはならなかったので結果オーライではある。

 行かないことにはしたけれど、頭の中はカレーに支配されていたし書いている今も割となので帰国後すぐにでも食べたい。ハチロウさんと行く約束もしたので、なるべく早く行けたらいいな。

 あれこれダラダラ書いているうちに1,500字を超えようとしている。時系列的にはまだ日本を出発どころか出発日にもなっていないな。「旅行記」になってないけど今回はとりあえずここまでにしておこうと思う。

 その日あったことを日記的に事細かく書くのも良いけれど、こうやって記憶を辿りながら書き連ねるのも良いなあ。

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