2019、年明け以後①

『年明けに起きた事⑤』からの続きです。


子は、学校に行けなくなった。
登校できてもすぐに頭痛や気分の悪さで保健室か、早退。
学校やバス、ドアノブなどの公共の物に触れられない症状が強くなる。
ショックの強さを考えれば、子の症状は当たり前だと思う。どう寄り添えばいいのか…

私は動悸や焦燥感、頭痛、不意に涙が出る、などで少しずつ仕事にも支障が出てくる。更にパニック発作が起きたこともあった。
上司に促されてメンタルクリニック受診、薬を処方される。

子の症状はどんどん強くなる。
学校のカウンセラーに話すのは嫌だと言う。何故カウンセリングを受けているのかと友達に気にされるのが嫌だと。訊かれれば答えないのもわるい気がする、でもこんな重いことを話したくない、と。
病院も嫌だと言っていたが、やっぱり病院に行こう、私もクリニックに受診し始めたから、と話すと渋々了承する子。
でも思春期の精神科や心療内科がなかなか見つからず、やっと予約できる病院を見つけたが、予約が取れたのはかなり先の日程。

私は仕事を辞めると決めたが、担任を持つクラスがあったのでせめて年度末、3月までは…と服薬しながら勤務。
その間、学校に行けない子は家に。
同居している私の母がなにかと気にかけてくれるのだが、私も子もありがたいが重荷で、やんわりと何度か伝えても母は可愛い孫をそっとしておくというのができず… こんなに休んで学校大丈夫なのか?せっかく入学した高校を辞めることにならないか?など時々訊いてきたり、食欲が無いからと伝えても心配なのだろう、たくさん食べ物を出してくれたり、私も子も正直息苦しくなっていた。
私が母に対してイラついていることを感じ取ってしまう子は、余計に辛そうな様子になっていく…悪循環だった。