2020.3.13 girl'sの笑い声

娘の友達がふたり、遊びに来てくれた。
午前中に確認のTELが娘にあったが、本当に来訪するとは思ってなかった私たちは大慌て、寝起きのままの娘の寝床をなんとか体裁整えて、ふたりを迎え入れる。

娘には友人・知り合いが男女関係なく大勢いる。外では‘おもしろい子’で通っているようだ。わかる人には、本当は繊細だから楽しませようとしちゃうんだよね、とか言われるが。
来てくれた友達は後者のほうで、娘いわく自分の現状を全部話せている子だとのこと。ちょっと一般的ではない我が家の事情や、自分の病気のことを話せるのはほんの何人かだと。

始めは、
「またがんばり過ぎて体調崩すのではないか」
と心配で隣の部屋に居たが、本人もそんな自分の傾向に陥らないよう気をつけていたようで、そのうち楽しげな笑い声が聞こえてきた。

女の子の笑い声、かわいらしいなぁ。
街中などで無理にテンション上げてキャーキャー言っている子たちの声は耳に刺さる感じで苦手なのだが。
娘たちも最初こそ緊張なのか硬い笑い方だったが、時間を追うにつれ自然に笑っているようだった。
安心して嬉しくなる私。

「中学の時とは全然違う、高校の皆って良い人多いんだ。楽しかった。本当は学校続けたいけど、がんばって通学して疲れて、また死にたくなっちゃったら…死んだら皆と会えなくなる、生きてれば会えるから、学校辞めてもいい。」
と言う娘。苦渋の決断。

そんな友達ができて良かった。ありがたい。


中学の時の、嫌がらせをした子たちのことを時々二人で話し合う。
「ほんとあの子ら、ダークサイドだわぁ」
「ね!可愛い子はねたまれる〜!妬み嫉み、美輪さんの言うとおり!」
「きっとあの子たち、親に可愛がられてないんだね」
などと母娘で言いたい放題でストレス発散、だけど最後は、
「あの子たちをうらんでもしょうがないよね、今の高校の人たちは違ったもん、あんなのばかりじゃないしね。それに今は性格良くなってるかもしれないし」
となる娘。
「そうだねぇ〜でも私は嫌いだけどね、あの子たち」
と大人げない私、苦笑いする娘。


また気のおけないgirl'sの楽しげな笑い声を聞けたらいいなと思う。