見出し画像

「アオアシ」から学ぶキャリア教育7

第9話 最終試験開始

セレクションの最終試験としての試合が始まります。

攻勢に出るセレクション生、劣勢になるユース生。そこで、多くのセレクション生は、これを機にと攻め立てますが、葦人は不可解さを感じています。

「真剣に話し合っている。」
でも、チームがうまくいっていない。

ここから学ぶのは、「物事がうまくいっているときほど、慎重に」という姿勢です。

人は、うまくいっている時に、ネガティブな情報を見えているのに見えていない状況になりがちです。また、それだけならいいのですが、うまくいっている=自分が優秀という思い込みに陥りがちです。

よく、プロスポーツでも、活躍したのに移籍して失敗するケースがあると思います。また、逆の例としてプロスポーツで下部チームにいた選手がトップチームで活躍するということもあります。プレミアリーグで優勝したレスターのFWジェイミー・ヴァーディーは、7部リーグ相当のチームから加入して活躍してます。

個人の能力というのは、周囲の環境によって左右されます。

サッカーをしていた職場の後輩が教えてくれた言葉に、「実績は捨てるもの、経験は積み上げるもの」というものがあります。大会優勝やベストイレブンといった目に見える評価=実績というのは、ここまで書いたように、極論すればその状況でたまたまうまくっただけです。それにとらわれていては、次に進むことが出来ません。しかし、そのために積み重ねた練習やうまくいったときに心がけたことなどの経験は、次のチームに引き継ぐことが出来ます。

【やさしい にほんご ばん】
ものごとが うまく いっている ときも ゆだん しては いけません。いつも どおりに おちついて かんがえる ことが たいせつ です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?