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2020年劇場で鑑賞した映画ベスト10(超今更)

2020年の映画ベスト10をアップしない内に、もう1月も終わろうとしている。でもアップしないのも勿体ない!というわけで超今更なベスト10です。どうか暖かい目でご覧ください。

10位 のぼる小寺さん

努力をすること、誰かの努力を見守ることをテーマに、確かな脚本と演出力で魅せてくれるキラキラ眩しい青春映画。2020年は青春映画が邦画で多かったけど、個人的にはこれが1番好きです。

9位 mellow

今泉力哉監督ここにありな映画。登場人物の様々な片想いを通して、思いを伝えることの大切さを描く。とても前向きな気持ちになれます。

8位 許された子どもたち

難しい題材を決して軽く扱うことなく、かつエンターテイメントとして面白く届ける。内藤瑛亮監督はそんな困難を毎回やってのけるからすごい。今作はその真骨頂だと思います。

7位 スパイの妻

戦時下の日本を題材としながら、ここまでエンターテイメントとしてワクワクできる作品が今まであっただろうか?脚本、演出、役者全てがアクセル全開!

6位 パラサイト 半地下の家族

話題の1作。やっぱり全方位型の面白さを持っていることが話題の要因じゃないだろうか。ライト層もヘビー層も、エンタメ好きもアート好きも取り込める。そんな感じ。個人的にはラストの落とし所がすごい好きです。

5位 風の電話

徹底して“人の痛みを想像すること”についての映画。様々な痛みを抱えた登場人物の話をひたすら聴く主人公を通して、観客もまたその痛みを想像し痛みに寄り添うことを試される。とても良い映画体験をさせてもらえた。

4位 ジオラマボーイ・パノラマガール

街も恋もスクラップ&ビルド。日々すれ違う人々たち。そんな無数の“ありふれたこと”の中から、今日もどこかで出会いが生まれ、別れが生まれ、そして毎日は続いてく。そんなことを繰り返す“誰かと完全な恋に落ちる”までの期間を人は青春と呼ぶんだぜ!そんなロマンチックな映画です。

3位 デット・ドント・ダイ

冒頭のセンス抜群の主題歌の使い方や、ジャームッシュ流のジョークを楽しんでる内に物語はどんどん“まずい結末”へ。資本主義社会に溢れる様々なものを求めさまようゾンビには、否が応でも自分たちを重ねてしまい背筋がゾッと。唯一結末が描かれていないあのキャラクターたちはジャームッシュ流の“希望”なんだと見た。

2位 初恋

見た後でかなり元気になれる映画。本当に"誰一人欠けてもこの夜は生まれなかった"というキャッチコピーがしっくりくる、運命の一夜の物語。その一夜の中でもがく社会に取り残された者たちの輝きの素晴らしさったら!

1位 本気のしるし 劇場版

べらぼうに面白かった映画。共感度なんてどこ吹く風のドラマを楽しむうちに4時間の上映時間はがあっという間に過ぎていく。そしてその果てに我々が見るのは確かに“愛”そのもの。こりゃたまんないですわ。

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