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日本最大級の暗号資産コミュニティ「KudasaiJP」発のプロジェクトと新しい働き方(コラム)

KudasaiJP」は2020年春、Uniswap(ユニスワップ)トレーダーのための情報共有コミュニティとして創設されました。その後、DeFiやNFT、GameFiなどトレンドを重視した情報共有の場として活用されるようになり、2022年9月には株式会社Kudasaiを設立。2023年10月現在、X(旧Twitter)フォロワー約8万人、Telegram(テレグラム)グループ約2万人という日本最大級の暗号資産コミュニティとなっています。KudasaiJPから生まれた事業や、KudasaiJPがこれから目指すことなどを代表取締役の柏木崇志(かしわぎ・たかし)さんに聞きました。


コミュニティ、コンテンツ、アドバイザリー、海外進出など

――2022年に株式会社Kudasaiが設立された経緯について教えてください。

柏木:KudasaiJP自体は情報共有コミュニティですが、コミュニティの成長に従い、金融人材やIT・ブロックチェーンエンジニア、デザイナー、翻訳者、国内ブロックチェーン業界の著名人(KOL)など、多くの暗号資産ネイティブな人材がKudasaiJPへ集まっています。こうした人材とより一層円滑に協力することを目的の一つとし、また資金運用の透明性確保や事業拡大のために、2022年9月に株式会社Kudasaiを設立しました。2023年10月現在、30人以上のコアメンバーが様々なバックグラウンドを活かし、KudasaiJPに依頼した事業者をサポートしています。

――事業者側としてKudasaiJPに依頼するとどんなサポートを受けられるのでしょうか。

柏木:個々の暗号資産市場での6年間の活動や過去3年間のKudasaiJPとしての活動で200を超えるプロジェクトとの協業を通じて、日本のブロックチェーンコミュニティの情報取集の特性や習慣、何に魅力を感じるかなどを理解しています。コミュニティの立ち上げやマネジメント、コミュニティ向け勉強会、ブロックチェーン業界のKOLとの関係構築、プロモーション管理、翻訳、教育系コンテンツの作成、リアルイベントの開催、メディア紹介など様々な活動を行っています。

特にアドバイザリー業務に関しては、全体的なプロジェクト構想やトークノミクス設計、Solidity(ソリディティ)エンジニアリングといったプロダクト設計などを支援し、プロジェクトのローンチ後にはマーケティングの観点からのサポートにも対応しています。また、KudasaiJPのネットワークを活かし、国を越えたプロジェクト展開も支援しています。国内プロジェクトの海外進出については、中国や韓国など各国のマーケティングエージェンシーやプロジェクトへの紹介が可能です。

「Kudasai-to-earn」は人材育成と環境づくりの第一歩

――業務を相談するかはまだ定かではなくても、事業者としてKudasaiJPに参加できますか。

柏木:KudasaiJPでは、Telegramを通したメッセージ(日本語・英語)での情報交換やコミュニティメンバー同士でのやり取りがメインになっています。また日本語でのXスペースの開催など、誰でも気軽に参加できるようにAMA(Ask Me Anything:質疑応答会)なども積極的に行っています。まずはそれらのイベントに参加してみて、KudasaiJPで今、どんなプロジェクトがフォーカスされているのかを肌で感じてもらえたらと思っています。

――KudasaiJPの新しい取り組みや今後について教えてください。

柏木:2022年12月には、「Kudasai-to-earn」と呼ばれるNFTホルダー限定コミュニティ内でのジョブマッチングサービスを始めました。KudasaiJPのNFTホルダーかつKudasaiJPのレピュテーションが高い人が、国内外のプロジェクトから依頼を受けられるようになっています。2023年10月時点で支払額が約2,400万円に到達しています(リワード、継続採用、開発などを含む)。

――「Kudasai-to-earn」を通して仕事を依頼する事業者は、どのようなところが多いのでしょうか。またどういった依頼が多いのでしょうか。

柏木:最も多いのはやはり、海外事業者から日本人のコミュニティモデレータやビジネスディベロップメントを探してほしいという依頼です。例えば、オンチェーン分析を提供するArkham(アーカム)からは、日本で事業展開をするにあたり、人材探しの依頼を受けました。その結果、コミュニティ参加者の一人が日本人ビジネスディベロップメントとして採用されています。Worldcoin(ワールドコイン)という暗号資産プロジェクトからは、国内イベントの際の人員募集の依頼がありました。他には、Kudasaiも関わっているプロジェクトからはピッチデック作成(主にデザイン)や開発という依頼もありました。KudasaiJPは日本の暗号資産コミュニティとして、コミュニティに加わった人が国内外の良質なプロジェクトに触れ合い、コンテンツなどを通じて技量を高め、その知見や経験をもとにして就職できるように、人材育成や環境づくりを目指しています。「Kudasai-to-earn」がその第一歩になればと考えています。


取材協力:株式会社Kudasai

株式会社Kudasaiは、2020年に創設された日本最大級の暗号資産コミュニティ「KudasaiJP」を起点とし、株式会社化されました。株式会社KudasaiはWeb3企業のみならず、Web3に関わる全てのプロジェクトや企業の成長を支援する企業です。ブロックチェーンスタートアップの計画・開発やアドバイザリー、コミュニティ拡大まで、多面的かつ包括的な成長支援ソリューションを提供しています。

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