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日本人なら知っておきたい「お正月」の過ごし方とは?(中編)ー先生のための『和の国・日本国』講座㊴ー

こんにちは。りたろです。

自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。


今回も引き続き、

「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと

「お正月」に焦点を当て、

「お正月」とはそもそも何か?

「お正月」はなぜめでたいのか?

「お正月」はどのように過ごせばよいのか?

などの視点から、

『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。



【今日の内容】
日本人なら知っておきたい「お正月」の過ごし方とは?(中編)~先生のための『和の国・日本国』講座㊴〜 

1)「お正月」はなぜめでたいのか?
2)なぜ、「おめでとう」と言うのか?
3)喪中「お正月」はどのように過ごすのか?



明けましておめでとうございます。

昨年は、たくさんの方にお読みいただき、

また、励ましのメッセージもいただき、

執筆活動を行うことができました。


今年も、

日本国をもっと深く知り、

日本国のことをもっと好きになり、

自分の国を誇りに思い、

自分にできることを考え、行動することができる人の和を

少しずつ増やしていければと思います。


令和3年も

どうぞ、よろしくお願いいたします。



さて、

前回の記事では、

「お正月」とは何か?

「日付」はいつ変わるのか?

についてお話をしてきました。


今回は、いよいよ

「お正月」はなぜめでたいのか?

という「お正月」の本質に迫っていきたいと思います。



1)「お正月」はなぜめでたいのか?



では、はじめましょう。


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先ほど、

「明けましておめでとうございます。」

と言いました。


12月31日から

1月1日にうつると、

日本中、みな口をそろえて

お祝いの言葉を交わし合います。


では、



「お正月」はなぜめでたいのでしょうか?



答えは、


なんと



実は、「お正月」はめでたくないから。




え?


A?


ええ?


と思われた方も多いと思いますが、、、



実は「お正月」はめでたくないんです。



ここで大切なことは、


『本来何にもめでたくないのに「めでたい」と言うこと』


です!!


おめでたいことがあったときに

「おめでとう!」と言うのは普通ですよね?


例えば、

赤ちゃんが生まれたとき。

マイホームが建ったとき。

仕事で大きな成果をあげたとき。



普通ですよね?


しかし、


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「お正月」

本来おめでたくもないのに

日本全国1億2000万人が

一斉に「おめでとう」と言うわけです。


めでたくないのに『おめでとう』と言うところが
「お正月」の意義


なんです!!


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「お正月」とは
めでたかろうが、めでたくなかろうが
気分がよかろうが、悪かろうが
みんなで「おめでとう」と言い合うところが重要なのです。



でも、待って。


おかしいんじゃないの?


だってさ、


「お正月」が一年の始まりでしょ?


だからめでたいんじゃないの?


と思った人も多いのではないかと思いますが、


前回の記事でもお話しさせていただいたように

地球がもとの場所に約1周してきただけで

本来、そこにおめでたいことはありません。


でも、

めでたくないからと言って


「明けましておめでたくありません。」


なんて馬鹿なことを言ってもいけません(笑)


「お正月」に

みんなで『おめでとう』と言い合う。

そこに大きな意味があるのです。




2)なぜ、「おめでとう」と言うのか?



では、


なぜめでたくもないのに「おめでとう」と言うのでしょうか?


それは、


「はじめよければ、おわりよし」


だからです。


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「一年の計は元旦にあり」


元日の朝どう過ごすか?

元日の過ごし方で一年が決まるんです。



「おめでとう」と言い合う理由。


それは、


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『言霊』


だからです。


古来より、

日本では、

「言葉には力が宿る」

「言葉にしたことが現実に起こる」

と信じられてきました。



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天皇陛下のまわり

つまり、宮中では

常に「お正月」状態を保つことが大切だと

言われています。


「お正月」状態とは、
非常にパワーに満ち溢れていて
非常に清らかで
運気の高い状態というものです。


そのため、

『宮中言葉』というものがあります。


例えば、

「死ぬ」は『上がる』
「終わり」は『お開き』
「血」は『汗』
「お金(現金)」は『お宝』
「値段が高い」は『難しい』
「切る」は『そろえる』


などと言うものがあります。

結婚式や宴会でわたしたちも使う言葉がありますよね!

受験生に向かって「滑った」とは言わないですよね!

それと同じです。


不吉な言葉や

縁起の悪い言葉は一切使いません。


常に、縁起のいい言葉だけを使います。

不吉な言葉はすべて縁起のいい言葉に置き換わります。



「言葉は現実化」する


だからこそ、

みんなで「おめでとう」と言い合うことで

本来おめでたくもないものをおめでたいものに変え、

非常にパワーに満ち溢れて、非常に清らかで

運気の高い「お正月」状態を作り出しているのです。




3)喪中の「お正月」はどのように過ごすのか?



先ほど、

「お正月」状態のお話をしました。

エネルギーに満ち溢れていて

清らかで運気の高い状態。


「お正月」期間中は、この状態を保たなければなりません。


古来日本では、

人の死や、動物の死、不潔なもの

血液に関するもののことを

「穢れ」と呼んでいました。


「穢れ」とは、気が枯れる


という意味で

縁起の悪いものとされてきました。


そのため、

「喪中」といって

身内に不幸があったお家はこの状態を保つために

「穢れ」をふりまかないために家から出ない

というものです。


そのため、

お正月の挨拶はしません。

年賀状も出しません。

贈り物も出しません。

正月行事にも参加しません。

神社にも行きません。


「穢れ」が家から出ないように

外出を控えることが大切だと

言われてきました。



喪中の「お正月」の過ごし方。


何も家から一歩も出てはいけないということでは

ありません。


「お正月」の挨拶には行かない。

年賀状は出さない。

新年の行事には参加しない。

初詣にも行かない。

ということが大切なのです。



では、


どのくらい喪に服せばよいのでしょうか?


これは、自分との関係が大きくかかわっています。

何も、1年間必ず喪に服さなければならないわけではありません。


例えば、

両親、兄弟これは近いですよね。


「親が亡くなったから、私は1年間、喪に服そう。」


と自分で服す期間は決めていいとされています。


だいたい一般的に言われているのは

3カ月だそうです。


長めに見て、6カ月は喪に服していれば

1~5月に不幸があった時には、

正月には喪があけていることになります。


喪中の家はお祝いをしてはいけないわけではありません。

本旨は、「穢れ」を外に出さないことなのです。




次回の記事では、

「お正月」はどのように過ごせばよいのか?

ということについてお話しさせていただければと思います。




これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。


しかし、

2011年3月11日

東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。


じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!

まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。


「日本を知ることは、
       『自分のルーツ』を知ること」


わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?

そして、子どもたちに伝えませんか?

自分の生まれた国を誇りに感じることは、

きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。


一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!



最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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