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Uber eats配達員の小噺。(第二回)

  昨日に引き続き、Uber eats配達をしていて体験した、共有したくてたまらなくなった経験を書き連ねます。

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都内オフィスビルの入館手続きがイカつすぎて、低評価がついてしまった小噺。


 都内での話。ドミノピザを「なんちゃら森タワー」という立派なオフィスビルの23階に届けるという配達でした。時間帯は夜。

 森タワーへ向かっているときに近くのスタバから注文が入ったので、「ピザを早く届けて、すぐスタバに向かわなければ」と焦り気味でした。

 森タワーに到着してまず頭に浮かんだのが、「オフィスビルやん...どうやって入館するん...?」という疑問でした。

 しかし次の注文が入ってしまっている僕には迷っている暇はありません。大きいバッグを背負ったまま正面玄関から入り、社員さんが行き来している中をエレベーターで23階まで直行しようと決心したときです。

 「こちらからは入れません。裏へ回って入館手続きをお願いします」と、ゴツめの警備員さんに言われました。

 その警備員さんに口頭で簡単に道案内をしてもらい、森タワーの裏口へ向かったのですが...。

 迷ってしまった!!!!!辺りは暗く、ピザもどんどん冷めていく。次の注文を待っているお客様もいる。ここで僕の頭はパニックに。

 森タワーの周辺をさまよい続ける事20分ほどでしょうか。ようやく裏口を見つけ、受付で氏名と電話番号、入館目的を書かされ、入館許可証を首から下げられ、荷物搬入用の大きなエレベーターを乗るよう促され。すでに冷静さを取り戻していた僕の頭は、次にイライラに支配されていました。入館がこんなにメンドイことある?ピザ届けたいだけなのに。

 23階に到着した後も、フロアが広すぎるわ迷路みたいな作りだわで、注文者を探すのにも一苦労。「大変お待たせいたしました...!」とぺこぺこしながら冷めたピザを渡しました

 前説が長くなりました。ここからが本題なのです。ビックリでしょう。付いてきてね(*´▽`*)

 ピザを届けた後、すぐに注文があったスタバへ向かいました。到着後、「すみません遅れました。」と誠意をもって謝りました。

 たしかに遅れた僕に非があるのは重々承知です。ですが、このスタバの店員さんがめちゃくちゃぶっきらぼうに対応されてしまいました。「やっべぇ怒ってる...」とビビりながら食べ物を受け取りました。包装がかなり雑でしたが、そんなの指摘できるわけもなく。

 もちろん届け先のお客様もかなり待たせてしまっている。安全第二、スピード第一でお客様のもとへ向かいました。

 到着後、また「大変お待たせしてしまい申し訳ございません。」と頭を下げて謝りました。するとお客様は「全然構わないですよ~」と、優しく受け止めてくれました。その一言に救われました。「はぁやり切った...」と安堵。

 後日、神対応をしてくれたお客様から低評価が付けられていました☆世知辛い☆

ーー終ーー

何か秀でた能力があるわけでもなく、友達が多いわけでもない。1日誰とも話さない日もザラにある。引きこもり文系大学生の心に秘めた思いをツラツラと。