夫婦だからこそ、口に出して伝える
近しい仲だからこそ、口に出して伝えること。
テレワークで自宅勤務していると、しみじみ大切だと感じます。
妻と僕で、常に「自分の時間の取り合い合戦」をしているからです。
お互いずっと家にいるので、家事も、子どもの相手も、当たり前のように分担。
僕のほうは、一応、会社から決められた勤務時間があるので、ある程度、時間を確保してもらっているけど
勤務時間以外は、もー、合戦です。
もちろん大人なので、口ゲンカって意味ではないです。
察して、譲ったり、譲ってもらったり。でも、少しでも自分の時間を作るべく、面倒事を相手に押し付けようとしています。
僕が、もともと、それほど抵抗なくできる家事(お風呂掃除など)は、できる限りやるようにはしてるけど、
子どもの歯磨きと、洗濯をたたむのは、妻にやってもらおうと、僕は、手も口も一切出さないようにしています。歯磨きした?と言えば、逆に、やってあげて、と頼み返されそうだから。
夫婦の関係なので、ウチでは暗黙のまま分担。そして、今のところは、ケンカになっていません。
でも、「夫婦の関係なので」という言葉。これがあんまりよくないのでは?と思えてきたのです。
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「僕は子供の歯磨きはやりたくないです。お風呂掃除はするので、歯磨きさせてあげてください。」
口に出してみれば、こんな感じの内容かしら。
言い方はともかくとして、
自分は、何はやれるけど、何はやりたくないのか、をしっかりと伝える。
逆に、相手の言い分もしっかり聞く。
一番大事なのは【相手も、自分も、やりたくないこと】について。
もし、それをお互いに伝え合うことなく、
僕が嫌そうにしてるから、しょうがなく妻がやっていたとすると
きっと「私だって、やりたくないのに!」って不満が溜まっていく。
もし、お互いに「これはやりたくない」と伝え合っていれば
「じゃあ、平日は私、休みの日はあなたが担当ね」など
そういう妥協点を見つけるための話し合いができたり、イライラが積もって大爆発する前に、何かしらの手が打てるはずなのです。
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友人からもらった言葉に「暗黙の期待」という言葉があります。
「暗黙の了解」の上位互換で、口に出さなくても、相手がやってくれるだろうと"期待する"という意味です。
仲がよくなればなるほど、「暗黙の期待」は起こりやすいように思います。
阿吽の呼吸と言えば聞こえは良いかもだけど、
もし黙ったまま、"勝手に"相手に期待して、相手がそれをやってくれなかったら?
これまた"勝手に"裏切られた、と感じてガッカリにつながるかもしれません。
ゴミ捨ては"旦那の仕事"なのに、今日はやってくれなかった。なんなの!
夜ご飯つくるのは"妻の仕事"なのに、今日はやってなくて子どもと寝ていた。なんなんだよ!
「相手の仕事」って、いつ決まったの?
ということが、少なくとも僕にはたくさんあります。
もちろん、皿洗いは常に僕がやる、と決めたものもありますが、
決めずに、なあなあと分担していることがたくさんあります。
こういうことってすごい危険だな、って思えたのです。
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ただ、以上のような家事の分担は、
あくまで僕がこういうことを考えた事例であって、
本題は【何事も口に出して伝えるべき】という点。
例えば、
相手が、子どもに対して、すごく不適切なことを言った。
相手が、とても臭う。
相手が、私がとても嫌いな行動をしてきた。
などなど、断固として「ノー」を伝えるべきだし
改善するよう訴えるべき。
逆に、
相手が、おいしいごはんを作ってくれた。
相手が、気遣って外出する時間をくれた。
などなど、優しさに触れたときには
「ありがとう」や「好き」を伝えるべきだと思うのです。
夫婦だから何でも言わなくても通じているだろう、ではなく
【夫婦だからこそ、すべてを口に出して伝えるべき】だと思う。
臭いとか、ダサいとか、鼻毛でてるとか、キモいとか、
相手を傷つけるんじゃないか、って思うようなことも
どんどん言っていかないと、
「生理的に嫌い」
「相手のすること言うこと全てがうざい」
となってからでは、離婚しか道がなくなる。
ウチでは、家事の分担については、あまり話さず、暗黙のまま分担してたけど
感謝や好意の言葉、不満や直してほしいことは、むしろ、意識して言うようにします。
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とはいえ!
あなたが、これまで、そういうことを言わないような夫婦関係だった場合
臭いとか、キモいとか、突然「マイナスなこと」を言うと
驚かれたり、キレられたりするので、まずは「空気づくり」が必要(笑)
これくらいの言葉なら笑って流してくれるな、というような軽いジャブを打ちつつ、少しずつ少しずつ「言える範囲」を広げていく。
でも、逆に、ありがとう、こういうところが好き、というような「プラスなこと」は、言い慣れてなくても、至急、伝えるべき。(だと思います。)
自分が恥ずかしいと思っているだけですから、すぐに変えられるはず。
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ちなみに、僕は
ここまで書いてきたような「思ったことを言い合う」などの、僕が考える夫婦円満の秘訣や、子どもの教育方針、僕のなりたい将来の人物像、などなどについて、
これは!と思うようなことが書かれているブログや雑誌の記事が見つかったときは、至急、妻に共有するようにしています。忘れる前に。
自分が思っていることや、大事にしている考え方、価値観など、うまく言語化してくれている記事をそのまま渡して、僕もまさしく同じことを考えている、と伝える。
機会を見つけては、あなたはどう思う?と聞いて、意見交換する。
自分で言おうとすると、言い過ぎてケンカになったり、言わなさすぎて、真意が伝わらなかったりするから、「だれかの言葉」を使うのは、なにげにオススメです。
送りつけて共有するだけなら、いいジャブになります。
■■まとめ■■
要求は口に出してお願いする。
相手が察してやってくれるだろうなんて傲慢。
そして、親しい仲だからこそ大切。
■■以上■■
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