【No.1331】久々に叱りました


学習塾に勤めています。僕の先生としてのスタイルは、褒めて伸ばす感じです。宿題をしてこず、練習が足りず、点数が伸びなくても、基本叱りません。

「まあまあ。勉強が全てではないし、自分でやらなきゃいけないと気づいた時にやるでしょう」というスタンスなのですが、

久しぶりに生徒を叱りました。

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彼は大学受験は控える高校3年生。英語が圧倒的に弱く、模試でひとケタを取るようなツワモノです。100点満点ならまだしも、200点満点でひとケタは、なかなか難易度高いです。

特に英単語が圧倒的に弱いのですが、本人も英語への危機感を持っていて、ここ3ヶ月ほど、ちゃんと英単語学習の時間を取っていますにもかかわらず、全く覚えません。

いろいろ会話していると、やり方に問題がありそうです。ただ書いているだけ。口ではやらなきゃと言っていながら、単語学習中は何も考えていないそうです。ただ、手を動かしているだけ。

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単語を覚えるために、何を意識しながら勉強すべきかアドバイスを続けて1ヶ月ほど。進歩が見られず、叱ってしまいました。

だって、thought(thinkの過去形)のスペルが間違っていたから復習を指示したら、think、think、thinkって3回書いて提出してくるんですよ。それは、なんの勉強なんだ?って叱ってしまいました。

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それはさておき、

先生として、いろんな生徒をみていると、口では、成績上げたいです、やります、がんばりますと言います。でも、行動にうつせていないと何の評価もできませんね。

本人が、いくら悲壮感たっぷりに嘆いていても、成績が悪い状態を"快適"に思っているようにしか見えません。本当に"痛い"と思っていたら、やりますから。

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ということを、叱りながら考えていたのですが、ふと我に返ったとき、自分はどうか?って思っちゃいました。

口ではやりたい、頑張りますと言いながら、
現状維持に甘んじていること、ありますよね。

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何もやりたい、頑張りたいと思うことがない人
やりたいと思いながら、できないことに自己嫌悪になっちゃう人
やりたいから読書や勉強をするけど、行動まではできていない人

本質的には一緒ですね。

もし監督してくれる先生がいるとしたら、
「結局、口だけですね、本当にやりたいと思っていないんですね」
と思うでしょう。

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未来はやらなきゃ変わらない。

とするなら、

・本当に微々たる行動でも、とにかくやること。(英単語を例にするなら、単語1日1つ書くだけでも大きな1歩ですよね)
・そして、毎日少しずつやることができるようになってきたら(今回叱った生徒はこの状態)
・次は、少しだけ変化を起こすためにはどうしたらいいか、考えて試してみること

少しずつでも、やることが重要ですね。

・そして次に、こういう上記のことが
「自然とできてしまう やりたいこと」と
「自然にはできてない やりたいこと」が必ずあるはずなので、
しっかり分けて考えること。
・自然にできてしまったことは何が原因か、逆に、自然にできないことは何が原因か。それぞれ分けて分析して、対策を考えていきたいところです。

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自分でできないことを他人にいうのはカッコ悪いですから。
しかも今回は叱ってしまったなら、一層自分ができていないとカッコ悪いです。

ということで、今日も1日「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」「あらかじめ○○していたら、あとで楽になる」という言葉を胸に、結果の有無に関わらず、頑張ってまいります!









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