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スポーツなんて1円も稼げない。そりゃそうだろって話。

「腰を落とせ」
「ボールを見ろ」
「脱力しろ」

よくスポーツの教科書に書いてあることだ。
大抵の競技でこんな言葉が並ぶ。
そしてコーチ達が言う。

「腰を落とせ!」
「ボールを見ろ!」
「脱力しろ!」

果たしてこれに意味があるか。
教科書に書いてあることを言うなんて誰にでもできることではないか。
その辺の街を歩く子供でも“JK“でも言えることだ。
大切なのは、なぜそうする必要があるか。
どのようにしたらそれができるか。

ではないだろうか。

日本ではその競技で輝かしい成績を残した人がコーチになる傾向がある。
ここが日本のダメなところだ。
日本ではコーチという職業だけでは食べていけない。だから専門家のようなコーチがいない。そのため、みんな上で書いたようなことをしてしまう。では海外はどうだ。海外ではコーチで飯を食えるどころかサラリーマンより稼いでる人がいる。

「スポーツじゃ稼げない」
の時代は少しずつ終わりを迎えていると思う人も多いだろう。それは有名な野球選手の年俸億超えを見ているからだろう。でも実際はどうだろう。そんな選手は競技人口の上位0.0何%という次元だ。実際は選手ですら稼げない。引退したら尚更だ。もっと言えばコーチだけでは稼げないし、プロにもコーチにもなれない人々が95%以上だろう。

最近は多くの子供達が部活動やクラブチームで何らかのスポーツに多くの時間を注ぐ。私もそうだった。ソフトテニスに10年を費やした。
でも1円にもならなかった。私と同じように勉強よりもスポーツをしている時間の方が多い子なんてざらに居るだろう。なのにその子たちが大人になったらそのスポーツで1円も稼げない。こんなことを言う人もいるだろう。

「部活で学んだことが活きた。部活でやったことが今の職業に活きてる。」

いやいや、そんなこと綺麗事でしかない。じゃあその職業でお金持ちと言えるほど稼げているか。多くの人がそうではない。小さな頃から勉強して、学校では教えてくれないお金についての教育を受けていればもっとお金持ちになっていた。お金持ちになっていればもっと自由で、もっと色んな挑戦ができているだろう。勿体無いんだ。

このコラムで伝えたいのは、日本はもっとコーチなど指導者が稼げるシステムを作らないといけない。そうしないと日本の競技レベルはどんどん衰退していく。そして多くの子供がスポーツに注ぐ時間を無駄にしてはいけない。
綺麗事で片付けてはいけない。現実をみないといけない。社会の厳しさは皆さんも知っているはずだ。

草の根運動のようなものだが、皆さんも共感したらぜひ声を上げて欲しい。

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