簡単に各選手の特徴をまとめてみる(2020・V・ファーレン長崎)

J2も残り8試合。V・ファーレン長崎は琉球戦で徳島、福岡に勝ち点を離されたものの、今節の千葉戦の勝利で勝ち点差が縮まった。

まだ、諦めてはいけない。そう思わされた。

今シーズン過密日程ということもあり、たくさんの選手達が試合に出ている。
そこで今回は試合に出ている選手たちのこのプレーに注目して欲しいという点を簡潔に書いていくことにする(ココ最近の選手たちに焦点を絞っている)。

次節以降気にしてみてくれると幸いだ。
(追伸)
長くなったのでご注意ください

〇GK

・高木和



彼の最大の持ち味は足元の技術力の高さなんだと思う。
時に我々も驚くようなプレーをすることもあるが、それでも手倉森監督が起用しているのは、彼をメンタル的に成長させたいのと、足元のビルドアップに期待しているからなのだろう。

現代のGKはただシュートを止めるってことだけではなく、GKからゲームを作り上げていく足元の技術が求められる。そういう意味では長崎は高木和選手にかけているのである。

90分を通して安定感のあるプレーを披露することが出来るかが今後の課題ではあるが、徳重神を参考に成長して欲しい選手である。

・徳重

一言で言うと「髭」
違う、「神」

神は長崎のゴールを守っている。
足元の技術力はそこまで高いわけではない。

ただ彼にはビッグセーブをすることの出来る驚異的な反射能力と高い身体能力を持っている。

GKというポジションは他のポジションと違い、年齢を重ねる毎に円熟味を増していき、どんどん上手くなっていくポジションだ。
これは今までの経験値からボールへの予測が向上するというGKならではの理由がある。

頼りになるベテランのGKがいることがチームを底上げするのだ。


徳重神の良さはそれだけではなく、プロ意識の高さだと思う。そしてインスタでも我々に感謝の意を評してくれるなどサポーターの思いを理解しながら試合に望んでくれる。サポとして応援したい選手なのである。千葉戦では好プレーを連発した。次も頼みます徳重神。


DF
・毎熊

今シーズン1のサプライズ。まさかの右サイドバック起用。だけど今じゃ長崎に欠かせない存在。頼もしい97年組。
もともと器用な選手というのは知っていた。
ただここまで上手くいってるのはすごい。毎熊選手の能力値の高さに期待値大でしかない。

最後まで決してサボらないランニング。
徐々に向上している対人の守備対応。
そしてFWらしい攻撃センス。

間違いなく今シーズン1のサプライズ。
来シーズンもいるのなら、キャンプ期間で更に守備の練習をしていくだろう。そうすればもう怖いもの無し。地元出身の右サイドバック徳永選手から今のうちに吸収できるものを吸収して、長崎の右の推進力を高めて欲しい。
今は怪我だと思われるので早く治ってくれることを願う。

・亀川
もはや説明不要の長崎の左サイドバック。
今シーズンは昨シーズンと違い、本職の左サイドバックでのびのびとプレーができている。
彼の持ち味はオーバーラップからのゴール前へ攻め上がっていくこと。
シーズン中盤はいまいち上手くいかない部分もあったが、徐々に連携を高めて突破できる機会が増えてきていた。

しかしながら大宮戦で無念の負傷。タフさも自慢な選手だっただけに本人も悔しいと思う。
今シーズンで復帰するのか分からないところだが、もし復帰するなら彼の走る姿を我々サポーターはどこまででも見届けよう。カットインからのミドルシュートも期待しよう。

・米田
毎熊選手と切磋琢磨している米田選手。現在の序列は2番手になっているが、十分に1番手てして活躍出来るくらい成長した選手。
持ち味のドリブルを駆使して走り回る姿は頼もしさを増している。シュートも上手い。チームを助けるゴールをしてくれた。

クロス精度は難ありなところもあったが、最近は徐々に上がってきている。クロスをぶち込める選手は強い。
高いプロ意識も素晴らしい。キャプテンシーも持っている選手なので今後に期待しかない。

ここ数試合彼も出ていないということは負傷なのだろう。米田選手のドリブル突破を我々は楽しみにしている。

・江川
ついにピッチに登場したユース育ち。
長崎のクラブ史上初めて試合に出たユース組。
彼は今左サイドバックに入ってチームを助けている。

彼に亀川選手のような縦の突破を期待しては行けない。もともとのプレースタイルが違いすぎる。

彼の場合は高い位置からのアーリークロスをぶち込んでくれることに期待したい。左足の精度は彼の最大の持ち味。強化部もそこを期待しているはずだ。

ユース出身。できれば引退まで長崎一筋の長崎愛を見てみたい選手のひとりだ。期待している選手。もちろんセンターバックとしてプレーする日も楽しみに。

・鹿山
今シーズンは専ら右サイドバックで起用されている鹿山選手。去年のルヴァンカップの右サイドバック起用はこのためだったのかと思わされるほど。

まだまだ荒削りな部分もあって不安定な部分もあったりするが、身体能力を活かしながら長崎のゴールを守り抜いて欲しい。

なんなら彼も南山時代までFWで10番つけてた選手。セットプレーでの得点に期待したい。
このチャンスを無駄にせず頑張って欲しい選手である。

・角田
説明不要の大ベテラン。あと10歳若返って欲しい選手。
守備の安定感はやっぱり違うものがある。
年齢もありスピードに対応できない部分もあったりするが、そこは足の早い選手がカバー出来ればいい話。

彼のビルドアップの能力は見る価値がすごくある。フィードは1級品。ゴール前の安心感は抜群だ。

90分起用するのがなかなか難しい選手ではあるが、今シーズンの過密日程なら交代枠も多いのでそこは問題ではない。
最後尾でDFラインを統率できる隊長。それが角田誠という漢。

・二見
二見選手は強い。とにかく強い。フィジカルお化け。なんで長崎に来てくれたんだろうって思うくらいいい選手。
左足で作り上げるビルドアップは安定感がある。無理しない。体を張れる。これぞセンターバックってタイプの選手。

マジで凄い。あとはロングスローを見てみたいです。ほんとにそれだけ。
二見選手は長崎に必要不可欠なピースになりつつある。ついていきますアニキ。

・フレイレ
フレイレは人間的に成長した。これは間違いない。あの一件で心を入れ替えたのだろう。
千葉戦で見せた騒動を制止しに行くその姿勢に勝手に感動したのだ。

フィジカルで跳ね返せる能力はとても凄い。競り負けない。ゴールを死守する強い気持ち。何よりも熱い。熱すぎる彼。

守備の強度を高めるために獲得したと強化部はいっているが、まさに期待通りのプレーをしてくれる選手。来シーズンも見たいよフレイレ。長崎に残って欲しい選手である。

・庄司
ここ数試合出場を続けている期待の若手97年組。大分も応援している筆者からみて、長崎に来て欲しいなと強く願ってた選手だった。

高さがある。
足元がある。
そしてがんがん指示を飛ばせる。

理想のセンターバック像なのだ。角田選手の後継者として充分に申し分ない存在。出来れば完全移籍して欲しい選手。それくらいチームにとっては待望の若手センターバックにして経験値豊富な選手。センターバックから前線へ出す鋭いパスに期待したい。

MF
・秋野

キャプテン。キャプテン。キャプテン。
とにかくこの人のキャプテンシーはすごい。ベテランの雰囲気出ててすごすぎる。

まじで安定してるボランチだよなーって思う。

ボール奪取はそつなくこなせて、ダウンスリー戦術でセンターバックに入り込んで組み立てて。スルーパスもだせる驚異的な足元の技術がある選手。

ボランチは舵取り役って意味があるくらい重要なポジション。彼がいる限り長崎が大崩れすることは無い。キャプテン頼りにしてます。1番気持ちを見せてくれる選手。ありがとう。

・カイオ
今シーズンの長崎は戦術カイオ
と言ってもいいくらい大車輪の大活躍。
何より思い切りさが良くなった。無理にボールを運ばずパスも出しながら、ゲームを組み立てることが出来る。

相手に3人囲まれようが彼はボールを奪われない。カイオはもう長崎の選手。エース並みの力がある。

最近思うのがカイオの足元の技術力。ダブルタッチで相手を交わしたりルーレット使ったり、シザースで、タイミングずらしてシュート決めたりとここまでテクニック豊富な選手だったのかと思うくらい良き(ブラジルで身につけてきたものだろう南米リズム)。

来シーズンももちろん長崎にいますよね?そうしてくれないと困るのですが?????
頑張れカイオ。頼むぞカイオ。

・加藤大
ビューティフル加藤。運動量豊富なボランチと思っていたがここまで左足でゴラッソをぶち込めるとは。

存在感は他の2人と比べると無い。ただ確実にギャップを埋めてプレーをすることが出来る選手。これぞ加藤選手。チームへの献身性が高すぎる選手。来シーズンもいて欲しい。

・磯村
俺たちのISO。万能型のISO。
琉球戦で右サイドバックに入った時はさすがに驚いた。チームがピンチの時に助けてくれる頼れる男。それが磯村選手。

どのポジションでもしっかり求められた役割をこなせる選手。ボランチの層が厚いためなかなか本職での出場を見れないが、インターセプトの能力はとんでもないものを持っている。

残りの試合も彼の力が必要になる。磯村選手はすごいぞ。

・名倉
説明不要の今季のブレイク枠
とうとう三年目にして覚醒を果たした選手。

個人的にここまで彼が活躍するなんて思ってなかった。
ただ元々の技術力はすごいものがあったので、あとはフィジカルさえ付けば……って思っていた。

今はもうフィジカル負けしない体幹を持っている。怪我の時に鍛えてきたんだろうなと感じさせた。
後ろでボールを受けてからの前へむく動きや、スピードを活かしたペナ内での侵入。
まさに、長崎のメッシ。

今シーズンのオフで1番引き抜きが怖い選手なのだ。だけど来年も長崎で活躍してもらうからね。よろしく頼むよ。みんなを魅了してくれ。

・大竹
生粋のファンタジスタ系。
結果へのこだわりがすごい。守備もよくやってくれる。そして創造力の凄さ。
少年時代に憧れていた司令塔の選手。まさに、それが大竹選手。

ドンピシャパスを出せるのは相手にとっては怖い。だけど、それにプラスしてドリブルで相手をかわせるのもすごい。なんならミドルシュートもすごいぞ。

マジで最高です。なんだかんだでやっぱり1番な選手。応援しています。まずは残りの試合で1点とってキャリアハイ更新に期待です。

・澤田
俺たちの澤田崇。
寡黙なはずだった澤田崇。
プレーで魅了する澤田崇。

全てにおいて澤田選手は素敵だ。ドリブルで突破する能力はやっぱり魅力的。あとはゴール前の精度だけ。ほんとにそれだけ。
守備もサボらないし最後の最後までトップスピードで走れる体力の持ち主。

長崎に必要不可欠な存在。だからこそ彼には頑張ってもらわないといけない。あと10年はいてください。

・氣田
調子を上げてきた97年組のテクニシャン。
ゴールを量産し始め、アシストもし始めた。

彼が序盤上手くいかなかったのは、早くゴールを決めたい焦りから慌ててプレーしてたことなんだろうと思う。

今じゃ点もとったこともあり周りを上手く使いながら自分の持ち味を存分に出せている。
シュートのコースやスピードも変えてきた。ここからブレイクしていくぜ。
間違いなく来年からのスタメン候補(すでにスタメンで出てる試合も多いが)

澤田崇という存在を脅かす存在が現れたのは嬉しいことだ。
魅了する。
魅了して欲しい。

・ルアン
スーパー10番。
陽気な男にしてサッカーを楽しんでいる男。それがルアン。
南米リズムのドリブル。最近はエジガルの加入で勢いを増してきた選手だ。

帰国報道など色々囁かれてたりするが、それでも期待してる男。
ルアンのサッカーを純粋に楽しむプレーを我々はもっと見たい。楽しみだなあ。まずは怪我を癒してくれれば。みんな鍋を被って待っている。

・吉岡
なかなか調子が上がってこず難しいシーズンになりつつある。
だけど、ドリブルのテクニックは一級品のものを持っているので、コンディション上げてみてみたい。

人気が高い地元選手。最後に必要になってくる選手。僕は見たい。

FW
・エジガル
マリノスからやってきたとんでもねえ男。
身長は高い方ではない。
足が早いから裏へ抜けるタイミングが上手。
フィジカル強いからポストプレーも上手。
シュートの技術力が高いからなんでも上手。
彼の見てほしいところは周りを見て適時修正するポジション取り。これができるのがすごい。

ファンへの感謝も素敵。
これが本物エジガルジュニオ。
来シーズンは完全でよろしくね。

・富樫
エジガルの加入で調子を上げてきた。
ファーストDFとしての貢献度も高い選手で、見どころは多い。全てにおいてFWして必要なものを兼ね備えていると思う。
裏抜けの動きだしは特に期待したい部分。

彼がもっともっとゴールを量産できれば長崎は波に乗れる。エジガルというすごい手本がでてきたので、吸収してさらに人段階エースストライカーとして覚醒して欲しい。

・玉田
問答無用の大ベテラン玉田選手。
他のベテラン勢が引退を表明する中で、この人は衰えを知らない。

さすがにフルはきつくなってきたものの、それでも1.5列目で見せるボール回しや技術力は流石のもの。これがワールドクラスの選手。

2年目にしてチーム全体と玉田選手の相性が上がってきたことがとてもとても大きい。まだまだやってくれるぜベテラン玉さん。
若手の模範になってくれる素晴らしい方です👍

・イバルボ

ついに復活したフィジカルモンスター。
イバルボをセンターフォワードで使うのではなく1.5列目でやった方がいいってことに最近気付かされた。
イバルボはフィジカルすごいがサイドに流れてプレーをしたがる。だからこそ相棒のセンターフォワードがしっかりしていれば彼の良さは存分に出せる。

アシストでも魅了して欲しい選手。
コロンビア代表の力を見せて欲しい。
エジガル、ケイマン、玉さん、畑くんとのコラボレーションを楽しみにしている。

・畑
畑選手はチームのためによく走ってくれる。ポストプレーも最近はできるようになってきた。
相手をどこまでも追いかけてボールを奪い自らはチャンスでゴールをしとめてくれる。

そういう選手になってきたことがほんとに素敵だ。覚醒して欲しい枠。ポジション争いは厳しいけど、きっときっとまた必要になってくる。
期待したい畑選手。


このメンバーで戦えるのもあと少し。来年も同じメンバーということは決してない。
だからこそ最後までこのチームを応援しよう。サポーターの我々が諦めたらダメなんだ。

僕らが最後まで選手達を信じてあげなきゃ。それがサポーターってものなんじゃないのか。
そう思う。最近すごくそう思う。

次も向かうぜ試合へ。
(皆様コロナ対策はしっかりと。)

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