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スタバチェラー

たまに気分転換で行くスターバックス。

いつも通り「チャイティーラテのホットで、サイズはトールでお願いします」と注文をした。

そしたら『いつもチャイですよね?』と問うてきた。
だから笑顔で「そうです。好きなんです」と答えた。
続けて「覚えてくれたんですか?」と問うと、『そのバッグが印象的で覚えちゃいました。可愛いですね』と言われ、脳に少し熱が帯び「嬉しいです」とバッグを見るフリをして下を少し向き、照れた。
その後も『変わった眼鏡ですね。どこのですか?』などと、色々話した。

いつも通りに、ランプの下でお待ちくださいと言われたが、もういつも通りじゃない。
完全に胸が躍っていた。アイスにすればよかったなと思うほど、冷静になりたい気分だった。
順番待ち中もスマホを見てるフリをして胸の高まりを抑えるのに必死だった。

‘チャイティーラテホットのトールサイズでお待ちのお客様、只今お作りしています‘という案内が聞こえたので、カウンターの近くまで行った。

そしたら’いつもチャイですよね?‘と問うてきた。
ん?デジャブかと思ったが、また笑顔で「そうです。好きなんです」と答えた。
そしたら’カスタムしないんですか?‘ときた。
「したことないです。何かオススメのカスタムとかあるんですか?」と聞き返すと、’シナモンとか多めにいれるとスパイスが効いて美味しいですよ!あとはチョコレートソース追加とか…‘と色んな提案をしてくれた。
「じゃあシナモン沢山入れてください」と言うと、シナモンをふりかけながら‘これで更に美味しくなりますね!’と言った。
不覚にも無邪気で可愛いと思ってしまった。
渡す時も満面の笑みで‘次頼む時、チョコレートソースやってみて下さいね’と言われた。
これ堕ちるやつは堕ちるなと思いながら「次来た時にやりますね」と受け取った。

その後、席がなかなか見つからず、手間取った。というか視野が狭くなっていて空いているのに気づかなかった。話しかけられるのは稀にあるが、ダブルで来るとは思わなかったから動揺していた。

席を探している時に頭の中で
さあ、あなたはどちらを選ぶ?
と選択に迫られていた。
両方捨て難いなぁと思いながら席に着いた。

スターバックスの店員さんってプロだなと思った。記憶力といい、提案力といい、プロモーションといい。虜になっちまう。というかもうなってるか。堕ちるやつは私だったか。

今は週1行けばいいくらいのペースだが、多分明日から週3くらいになりそう。

スターバックスの飲み物って、媚薬みたいなの入ってるんか?接客と相まって依存してしまうわ。

明日も行こ。

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