教室マルトリートメント

マルトリートメント=不適切な関わり
子どもの人格を形成する大切な時期に立ち会う身として、気をつけねばならないと思わされることがいくつもあった。

・毒語をできるだけ使わない。「こうあって欲しい。これをする力がある。」というように伝える。使ってしまった時は、子どものトラウマにならないようにフォロー&あなたを大切に思っていることを伝える。
・マイナス報告‪✕‬▶️ポジティブ報告に対して心から喜び、感謝を見せる。
・フェアな関係作り▶️大人はルールを盾に取り締まるのではなく、失敗しても前向きに取り組むことを応援する「同志」になる。「互いに大切に思える人」あるいは「救いの手を差し伸べてくれる絶対的な味方」が親身に関わってくれるからこそ、子どもは変わることができる。
・子どもがイライラしてる時は、兎に角火に油を注がない。見守る。時間を絞った活動参加。暴れる場合は淡々と身体の緊張がほぐれるまで時間をかけて止める。
・大切なのは、「寛容」と「柔軟」さ。常に学級の子どもたちの実態やその日の様子に合わせて「自らを変えることのできる教師」であること。授業内容や方法に子どもが不満を抱かないようにすること。特に発達につまずきのある子どもと繋がろうとする時は、教師自身の「枠」や「軸」を広げねばならない。
・授業のファシリテーション力(子ども同士を交流させる)を高める。クローズドクエスチョン「AかBどちらにするか二人で決めよう。」のペアトーク。全員がノートを書ききる前に途中経過を確認する短時間のギャラリーウォークなど。
・分からないが安心していえる教室。教師が率先して「分からないから教えてくれる?」「あなたに是非お願いしたい。」「困ったな。誰か手伝って。」と言うこと。「ありがとう」「助かったよ」と伝える。
・学級には実態の幅が存在している。小学校2年生だったら「4歳〜10歳の発達の開きがある集団」と見る。
・ラポール(信頼関係)の構築▶️①相手が伝えたかったことを言語化して返す。暴言に対しても主語を相手から自分にしてあげる。(本当はこう言いたかったんじゃない?こうしたかったんじゃない?死ねと言うぐらいあなたはムカついたんだね。)②相手は自分の気持ちの代弁者として認めてくれる。
・子どもたち一人ひとりに対して丁寧に目を配り、子どもからの発信に対して温かな情緒的応答性を保ち続けることで、子どもたちの安全基地になれる。笑顔と機嫌をよく保つこと!温かく心地よい風で子どもたちを包める教師に。
・未解決問題にせっかちに帳尻を合わせず、耐える。

教師五訓
あせるな  いばるな  うつむくな  笑み、わすれるな  おこたるな


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