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死ぬ目にあった

1.占いで言われたこと

2.衝突事故をした日

3.占いで言われたことの意味
●「柏手」とは
●「お香を焚く」意味

4.まとめ

1.占いで言われたこと


タロット占いにて、
「あなたは一年後、衝突事故を起こす。それを回避するためには部屋で毎日お香を焚き、柏手(かしわで)をうちなさい。」
と言われたことがある。
未来の悪魔に
「お前は最悪な死に方をする。」
と言われたアキ君のように。(チェンソーマン)

『え…。柏手???あの、神社に行って手をパンパンするやつ????お香??怖………。』
と、聞いた時には真に受けなかった。
友だちにも
「こんなこと言われたんだけど~あはは~」
と笑い話にしていた。
まさか的中するとはつゆ知らず…。


もともと小さな事故はちょこちょこ起こしていた私。
○仕事で初めて外回りをした際、電柱にぶつか  
  り、サイドミラーが無くなる。
○車の左側を擦り、修理をして2日後にはまた  
  同じところを擦る。
○自宅に駐車する時に、引っ越して1週間の
  お隣さんの車に擦る。
○ 友だちから、私が運転の時は
 「遺書持って行っていい?」と言われる。
…etc

改めて書き出すと、
寧ろ何故、衝突事故を起こさないと思った?????
さや香も
「お前は免許返納せえ!!!!!!!」
と匙を投げるレベル。

………………………………………………………

2.衝突事故をした日

忘れもしない、占いに行った日から一年一ヶ月たったある日、
詳細を記すことは避けるが、衝突事故を起こした。
大型トラックと。
衝突した瞬間のことは一生忘れられないトラウマ。

ドンッッッ
という突き上げられるような大きな衝撃。
目の前に広がるエアバッグ。
割れたフロントガラス。立ちこめる煙。
「あ、死んだわ……。」
そう思い、運転席で呆然としていた。
体が震えて動けなかった。
暫くぼうっと座っていると、
「生きてますか!?」
とトラックの運転手さんが運転席から私を引きずり出してくださった。
号泣しながら
「私って、生きてますか????」
と問い返した私。

救急隊員の方が到着してからも
「どこか痛いところはありませんか?」
という問いに、
「心が…痛いです……。」
と答えるほど、ショックが大きかった。

右前側がペシャンコに潰れた私の車を見つめながら、
「よく生きてたね…。死んだかと思ったよね……。」
とトラックの運転手さんとしみじみ言い合っていた。

警察の方が到着して、ボロボロの自分の車と涙でグチャグチャの顔でツーショットを撮った。一生の思い出だ。
怪我人が出なかったことが不幸中の幸いだと心から思う。(私の車は全損でしたが……)

次の日、普通に仕事に来た私を、仕事場の皆様が化け物を見るような目で見ていた。それぐらい自分にも何もなくてよかった。

………………………………………………………

3.占いで言われたことの意味

このことがあってから、占いで言われた通りにしておけばよかったと思った。
と同時に、「柏手」と「お香」には特別な意味があるのだろうか?と気になったので調べてみた。

●「柏手」とは


柏手とは、神様を拝むとき、両手を合わせて音を立てる作法である。

音を立てる際、2,4,8回と鳴らすマナーがありますが、一般の神社祭式では、2回鳴らすことが知られている。

柏手で音を立てる理由は、喜びや歓喜の気持ちを表すためという。そのため、凶事では音を出さないように打つ作法があるそうだ。

また、神様を呼び出すために手で音を鳴らすという説や、『悪い気を切る』という目的もあるという説もある。

占いで言われたのは、その中でも『悪い気を切る』という意味ではないかと思う。

●お香を焚く意味

古くから神社仏閣では毎日お香を焚く習慣があるように、お香には場の空気を浄化する作用があるそうだ。(お焼香も同じ)

香りだけでなく火と煙も浄化をしてくれるので、邪気を払う、殺菌するなどの作用も期待できる。

「柏手」と「お香」どちらにも『邪気を払う』という意味があることが分かった。
この二つをきちんとしていれば、相乗効果で悪い気を断ち切ることができたのかもしれない。
…スピリチュアルに、はまりそう。

4.まとめ

占いで言われたことがピシャリと当たって改めて思った。
占い師さん、凄い。
本当に占いで予知できたのか否か、それは私などでは計り知れないことである。

ただ、これまで占いや霊など科学的に証明できないことを一切信じてこなかった私。
寧ろ、「お香を焚きなさい」と言われた時には、『高いお香を売りつけられるのでは…?』と疑心暗鬼になったほどだ。(私は浅ましい人間です。)
そんな私も考えを改めるいい機会になった。

宗教も占いも、本人や周りが幸せになる範囲での信仰であれば良いと思う。
そして、他人から告げられる言葉には何らかの意味があるのだろう。
今回、占いで言われたことを信じることができなかった。
その結果、衝突事故を起こしてしまったが、
「二度と事故なんて起こしたくない。」
と安全運転を心がけるようになった。
それからは、これまでが嘘みたいに1回も事故を起こしていない。

自分の心がけが変われば、運命も変わる。
素直な心があれば、より良い運命に導かれる。
この二つの気づきを得られた。

言われたことに「え?」とつまらない疑心を抱く前に、まずは「やってみよう!」と素直に思えるようになりたい。
また、失敗から学び、繰り返さないように何事にも真摯に向き合っていきたいと思う。

次は、同じ占い師さんに
「私って結婚できますか?」
と聞いてみたい。

…いや、未来を知るというのも恐ろしいもので聞けないかもしれない。


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