#松井コラム
圧迫骨折に対する運動療法の注意点
火曜日ライターの松井です!
最近は圧迫骨折の方を担当する機会が多いのですが、今思うと若手の頃は安易に考え過ぎていたなーと思います。
と言うのも、同じ椎体レベルの圧迫骨折であっても、痛みの訴え方や程度は全然違いますし、ある程度期間が経過しても強い疼痛が変わらなかったりと、奥が深いです。
若手の頃に深く考えず運動療法を指導していましたが、中々疼痛が軽快しない症例は何が起こっていたのか。
改めて考
ただ伸展させればいいわけではない!多裂筋の機能を高めるための考え方
火曜日ライターの松井です!
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰痛をはじめ、円背を呈する高齢者にも多裂筋の機能は重要です。
ですが、効果的に多裂筋はどうやったら働くでしょうか?
ただ体幹を伸展や回旋させれば働くでしょうか?
大腿四頭筋や三角筋のように大きな筋肉で、可動性も大きい関節に働く筋肉ではないので、そのように単純にはいきません。
今回は多裂筋を働かせるために必要な知識をまとめました
腰下肢痛のリハビリで悩んだら読んでほしい【腰下肢痛の評価~治療介入まで】
火曜日ライターの松井です!
腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛など、腰下肢痛を呈する疾患や病態は多くあります。
多くあるが故に、的確に評価して介入しないと、いまいち効果が薄いということはよくあります。
ですが、障害レベルと症状が一致しなかったり、痛みに再現性がなかったり、臨床的に難しい症状の1つだとも言えると思います。
今回はそんな腰下肢痛の評価から介入をスムーズに進めるため
高齢者でもできる体幹の運動療法【汎用性のある7つの運動療法を紹介!】
火曜日ライターの松井です!
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症など、脊柱疾患を診る機会が増えたので、改めて体幹の運動療法について考えてみました。
僕が体幹の運動療法を行う際、どのような点を意識しているのか、どのような点に注意しているのか、どんな運動療法を行うのか。
これらについてまとめてみました。
僕は急性期の病院勤務なので、必然的に対象は高齢者が多くなりますので、それを前提に
体幹のバイオメカニクス〜運動を取り巻く物理の作用〜
リハ塾の松井です!
今日は体幹のバイオメカニクスということで、床反力や重心といった一見小難しそうな内容をなるべく臨床に沿った形でお伝えできればと思います!
バイオメカニクスとはバイオメカニクスとは、生物の構造や運動を力学的に探求したり、その結果を応用したりすることを目的とした学問を指します。
機能低下や能力低下がどのような構造の変化、機能の低下によってもたらされたのか、解剖学や運動学を駆使し
体幹を呼吸から紐解く
リハ塾の松井です!
今日は呼吸と体幹についてです。
呼吸は誰しもが行う必須の動作です。
ご存知の通り、呼吸機能に必要な胸郭は体幹の大部分を占めています。
なので、呼吸が体幹に与える影響、反対に体幹が呼吸に与える影響の双方向性の関係が必ずあります。
今日は呼吸機能から体幹機能を改善させるには?という視点から体幹を紐解いて見ましょう。
腹斜筋群の機能解剖から体幹機能のポイントを考える
火曜日ライターの松井です!
圧迫骨折や腰椎椎間板ヘルニアなどの体幹機能障害を伴う疾患、それ以外の上下肢の疾患においても体幹の機能障害を伴うことは多いですよね。
そんな症例に対して、体幹の運動療法を取り入れることがあるはずですが、思考停止で臥位で上体起こしやドローインをしていませんか?
明確な理由があってそれを実施するのであれば問題ありませんが、何となく実施して効果があまり出ていないにもかかわ
腰椎椎間板ヘルニアのリハビリ
リハ塾の松井です!
今日は腰椎椎間板ヘルニアのリハビリということで、普段僕がヘルニアの方を担当する際に、どんな流れでどんなことを考えながらやってるかということをまとめてみました。
腰椎椎間板ヘルニアの病態そもそも、腰椎椎間板ヘルニアとはどのような状態を指すのか?
まずは病態をしっかりと把握しておきましょう。
椎間板の髄核や線維輪が後方へ突出または脱出することによって、後方を通っている神経根や
コアスタビリティを作る3つの要素
リハ塾の松井です!
臨床で「コアが弱い」とか「コアを鍛える」とか言いませんか?
でも、実際コアって何なの?って思いません?
体幹を構成する筋群の総称なので、実態はつかみにくいものではありますが、今回はコアが弱いってどういうこと?コアが弱いとどうなるのか?という部分を具体的に掘り下げてみます。
分かりやすくするために、コアスタビリティと腰痛との関係に焦点を当てて解説します!
コアスタビリテ
腰椎椎間板ヘルニアに対する理学療法の考え方
火曜日ライターの松井です!
腰椎椎間板ヘルニアは痛みや痺れといった症状をメインとし、中々すっきり軽快しない難しい疾患だと個人的には感じています。
そんなヘルニアに対し臨床でこんな悩みありませんか?
・痛みや痺れに対して何をしていいか分からない
・痛みが強すぎてマッサージしかできずどうしていいか分からない
実際、僕も痛い部位のマッサージやストレッチくらいしかできず、痛みもあまり変わらずでもや
姿勢から紐解く腰痛の診方
リハ塾の松井です!
今回は腰痛を姿勢から考え、僕なりの見解を動画で解説しています。
質問などあれば、コメント欄に書いていただければ答えられる範囲でお答えしますので、よろしくお願いします!
知っておいた方が良い椎間関節障害の診方
リハ塾の松井です。
さて、以前に腰痛を原因で分けると椎間関節障害によるものと仙腸関節障害によるものがあるとお伝えしました。
椎間関節性の腰痛と思っていたけど仙腸関節性の腰痛だったとか、その逆も然りです。
どちらについても知っておかないと、いざ腰痛を評価しようと思っても上手く評価できませんし、椎間関節性の腰痛なのに仙腸関節性の腰痛と思って介入していても効果は出にくいことが分かるかと思います。
圧迫骨折後も長引く疼痛の考え方
火曜日ライターの松井です!
圧迫骨折は、臨床でもとても多く担当する機会のある疾患です。
骨折直後の痛みは、骨折による急性痛ですが、治癒した後も長く痛みを訴える方おられませんか?
圧迫骨折による問題は、何と言っても疼痛による機能障害、ADL障害なので、何とか疼痛を軽減したいところですよね。
そこで、今回は圧迫骨折後の痛みに関して、長引く痛みは何が考えられるのか、セラピストとしてどう関わってい