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【雑記】ガウディの凄さを再認識した、という話【VTuber】


皆さんお久しぶりです!バーチャル建築コンサルタントの住場(すめば)みやこです!

今回は、建築に詳しくなくても名前は聞いたことがあるという人が多いと思いますが、ガウディについてです。

といっても、私はガウディを専門に研究したわけではありませんので、あくまで私の中で、ガウディの凄さを再認識したよ!ということをメモ代わりに書いていきます。


ガウディについて

19世紀~20世紀初頭のスペインの建築家です。詳しくはwikipedia先生を見てください。作品はサグラダ・ファミリアカサ・ミラ、などが有名ですね。

ちなみにサグラダ・ファミリアは完成まで300年かかるといわれてましたが、現代の最新の技術により工期が短縮し、wikipedia先生によると2026年に完成予定だそうです。私が学生の頃は、私が生きてる間に完成したらいいな~と思っていましたが、もう完成間近と知って嬉しいです!


私の中のガウディのイメージ

さて、そんな巨匠ガウディについて、学生時代の私は「あんま好きじゃないな…」という印象でした。

これは、ガウディその人というよりはその作風について好きじゃないということですので、悪しからず。

ガウディの作風は「曲線と細部の装飾を多用した、生物的な建築」(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)と評されますが、これはガウディ独自というよりは当時の流行であった「アール・ヌーヴォー」と呼ばれる建築様式がそういった特徴を持っていたからともいえます。

学生時代の私は、形態や構造に合理性が無い(と私が感じる)建築を毛嫌いしていまして、アール・ヌーヴォーのように過度な装飾を用いる建築はうーん…となっていたのでした。

また、曲線を多用することから「外観から力の流れが分かり難い」建築になっていたことも、当時幾何学LOVEだった私にとっては馴染みにくく理解しにくい建築様式だったと思います。

そんなわけで、学生時代の私は幾何学と合理性を追求したデザインを好み、当然のようにモダニズムに傾注していくことになりました。そして、構造的な合理性をデザインに落とし込むことは当然だと考えるようになっていくのです。

ガウディのデザインは確かに美しく壮大だけど、無駄に華美で難解なものだと考えていたわけですね。今考えると青いな…と思うところですが、実際に設計したこともないので「シンプルで分かり易いもの」しか理解することができなかったというところが思い返されます。

現在、経験を積んでみて思うこと

それから十数年、地方で細々と実務をこなし、経験を積んできて改めてガウディの建築について考えてみる(今まで振り返ることもなくやってきたと思うと、非常に恥ずかしいことであります…)と、ガウディの凄さというものがようやく理解できたかな、と思います。

Wikipedia先生にもあるとおり、ガウディは設計するうえで図面をあまり書かず、計算ではなく模型による実験によってその構造が成り立つかを検証していたといわれています。

一方、学生時代の私であれば「計算で証明できる構造じゃないと万人に理解されず、独りよがりな建築ではないか」と考えたと思います。

が、今改めて考えると、「計算で証明できる構造」と「実験でしか証明できない構造」、どちらが高度かといえば明らかに後者です。

「計算で証明できる構造」というのは、あらかじめ計算理論が確立されていて、その理論の中でなら成り立つ構造といえます。現に、鉄筋コンクリート造の基準、鉄骨造の基準・・・と、材料ごとにそれぞれの計算方法が確立されていて、それに沿って設計しているから、計算で構造の正しさを証明できているに過ぎません。

その基準から外れたものは、工学的な正しさを別の理論から導き出すか、実験によって証明しなければいけません。

ガウディが設計していた当時の建築理論といっても、現代と比較したら非常に拙いものだったと考えられますから、当時の理論の枠組みの中で設計しようとしても不可能だったのでしょう。

そのため、ガウディは「実験でしか証明できない構造」を選択し、あの壮大なデザインが成り立つことを実験しながら構築していったのだと思います。

そしてそれは、現代で言うところのコンピュテーショナルデザイン(ざっくりいうと、デザインをコンピューターで検証しながら設計する手法)にも見られるような、「実験実証によって、今までの価値観では創造できないデザインを生み出すこと」を今から140年も前にガウディは実践していた、と考えると、とんでもない才能を持った建築家ということが改めて理解できました。


あとがき

というわけで、ガウディについて思ったことをだらだらとメモ代わりに書いてみました。

正直、情報のソースがWikipedia先生+学生時代のかすかな記憶なので大いに間違っている可能性もあります…ここ違うよ!という部分があれば教えていただけるとありがたいです。

そもそもガウディについて考え直したきっかけは、Twitterのフォロワーさんとのやりとりでした。いろんな方との交流によって、自分の見識も広まる、思い違いが正されるというのは非常にありがたいことです。

何が言いたいかというと、ここまで読んでいただいた方にはぜひともTwitterをフォローしてほしい!ということですね!

Twitter:https://twitter.com/vtuber_ch385

それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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それではまた次回お会いしましょう!


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