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グラフィックレコーダーの仕事の種類
グラフィックレコーダーの仕事は、イベントにおける講演・対話・議論の内容をリアルタイムで記録するだけではない。会社・商品・サービスを簡単にまとめる、書籍等の要約など一見わかりにくいものを図解や絵を使って説明するイラストレーションなどもある。
イベントの記録:タウンミーティングや商品やサービス紹介イベント等の記録、プロモーションの一貫として依頼されることが多い⇒後からの振り返りなどになり行動変容を後押しする
対話・会議におけるビジュアル・ファシリテーション:問題や仮題を明確にしたり、新しいビジョンを見える化する、従来から言われている本来の目的⇒対話が拡がる・深まる
複雑なものの要約:商品の特性、サービスの概要など分かりにくいものをひと目で分かるような図解や絵にする⇒受け手にとっては時短になる
グラレコ等のワークショップ:初心者に向け描き方を教える、ワークショップ・デザインのスキルが必要⇒グラフィックレコーディングについての理解が深まる
もちろんこれらの線引はあいまいになることがある。いくつかの要素が組み合わされたものを依頼されることも多い。
報酬のイメージ
報酬を考える上での前提は、プロのグラフィックレコーダーはそれまでの知見に基づき、クライエントが必要とするアウトプットをする人種であるということである。かのピカソが30秒で描いた似顔絵を100万ドルと言ったという話があるがまさにこれである。
1日のイベントで50万円程度という場合もある。一般的には数時間で数十万円前後ではないだろうか。もちろん、数万円という話も聞く。
価格はどちらかというと発注する企業にとってのリターンの大小により決めるのが良いと思っている。つまり、年商300億円の企業における経営に関する重要な会議や経営者の育成という内容であれば、そこで支払われる金額は数万円ということはない。逆に新商品・新サービスの類はインカムがほぼない状況での依頼となる。
グラフィックレコーディングの場合、①描くための出費(画材もしくは作画用のコンピューター等)、②オンサイトもしくはオンラインにかかる出費(交通費・宿泊費もしくはネットワーク費・電気代)などが主たる支出となるが、これら費用を受注回数で割っても数万円以上にはならない。
一番のコストはそこに至るまでにグラフィックレコーダーがスキル・ノウハウを獲得するために費やした年月に対する対価ということになる。また、それは永続的に続くということは認識しなければならない。
私自身の例で言えば、寝る時間以外は四六時中考えている。それがあるから、その時・その場でこれぞというモノがアウトプットできている。それに対する対価とすれば数百万円の価値があるとも言えるだろう。
個人的には予算が決まっているのであれば、それに合わせた拘束時間を考え、その中でベストなソリューションを提案し、価格に見合ったアウトプットを提供するのが良いと考えている。
プロとしてやっていくために必要な技術
絵を描くということから芸術・美術などのセンスが必要と思われがちではそうではないと考えている。現に私は本業ではシステムエンジニアであり、芸術・美術については小学校から大学の間に最低限必要だったコマ数で学んだだけである。
この例外は、高校生の時に独学で石膏デッサンを1回やったことである。とは言えその時は美術の先生も最低限のことしか言わなかったし、美大を目指している美術部の生徒もほとんどアドバイスをくれなかった。
具体的には以下の3点が必要となる。
クライエントの要望とアウトプットの一致(要件定義)
「報酬のイメージ」でも書いたが、クライエントの目的に合致したものをアウトプットすることが最も大事なことである。
情報システムの提供においては要件定義と呼ばれるが、どのような条件で何が欲しいのかについて事前に意識合わせをすることが必要となる。
イベントの種類や目的の違いを把握することも大事となる。最終的なゴールが参加者同士が共感することだったり、問題やトラブルを解決するというものもある。話者を特定せずに対話の内容を記録することが必要だったり、逆に話者を特定できることが重要な場合もある。
対象とするものに対する知識(情報をキャッチする能力)
描く前に重要なのは必要な情報をキャッチする能力である。キャッチするためには対象に対する知見が必要となる。用語だけでなく概念レベルで知っておく必要がある。
情報システムの世界で「デフォルト」とは機器・装置やアプリを初期設定のまま設定を変えずに利用することをさすが、金融業界では意味が異なる。(詳しくはWeb等で確認していただきたい。)業界の常識は他の業界の非常識であることがほとんどである。
初心者向けの内容なのでと頼まれることがあるが、その業界の人にとっては当たり前だと思っているので他者が分からないことが分かっていないことも多い。注意が必要である。
場合によっては事前に勉強をしておくことが必要になるし、登壇者に関しては所属・名前・写真などの提供をあらかじめ受けておくことも必要となる。
その時・その場で描く能力(ライブドローイング)
当然であるが文字、図解、絵を描く能力である。それも聞きながら描くというライブドローイング。模造紙などの紙に描く場合にはマーカーペンを使うため訂正するのが面倒(紙を貼ってその上に再度描く等)なため、書き直しをしないで書くことが求められる。
また私自身の得意技だが「似顔絵」も重要な構成要素だろう。絵については上手すぎると参加者がそれに目を奪われるのでよくないという場合もある。これについては、一言「絵ではなく話に集中しましょう」と言えば済むことであり問題になったことはない。
オンライン講座の概要
今回講座では、「情報をキャッチする能力」と「ライブドローイング」を中心のワークショップを通じたティーチング。参加者が自ら目標を決め、期間内にその達成をするというコーチングを提供します。
主な内容
学び方を学ぼう ⇒ 描き方よりだいじなのは学び方
ながらで描こう ⇒ 楽に楽しく書くを身につける習慣化
見た目を整える ⇒ 見た目を劇的に変えるプリンシプル
ロジカルにメモ ⇒ 情報を的確にキャッチするためのヒント
結果を出す対話 ⇒ ビジュアルを活用したファシリのコツ
教えると学べる ⇒ 描くを教えるワークショップのデザイン
受講すると得られるもの
自分が強めたい能力向上の道筋が作れる
目的達成をするための仲間
プロとしての活動するための心構えやノウハウ
講師の豊富な実績
以下が主な納品先、取引先になります:
国立大学法人東京大学、国立大学法人信州大学、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、慶應義塾大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)、日本放送協会(NHK)、株式会社 日経BP、株式会社パーソル総合研究所、他(敬称略、順不同)
成果保証
受講開始時に半分をお支払いいただきます。初回に決めた目標を達成した場合に残りの半分をお支払いください。
提供条件等
価格:60万円(6ヶ月、税込)(今回限りの特別価格60%オフ24万円)
特典:無料相談(メッセンジャー等利用)
保証:成果保証(開始時に半額、成果が確認できてから残り半額をお支払い)
限定:4名限り(毎月の第1土曜日の朝3時間×6回の講座受講が必須)
締切:先着4名限り(集まり次第翌月開講)
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