よい問いとはどんな問いか―簡単に○○が出ないものが良い?!
矛盾を避けていませんか。
簡単に答えが出ない問いが良い問いです。いったん何らかの行動をしなければならないとしても、考え抜いてからネクストアクションを決める。これにより成功確率が増えたり、仮に失敗したとしてもその原因が明確になるからです。
私はグラフィックレコーディング(以下、グラレコ)をかくグラフィックレコーダーですが、なぜこのことにこだわっているのでしょうか。
大事なのは考え続けること
良い問いとはどんな問いか。よい問いは成長を促します。
より良く生きている人は常により良くなろうとします。すぐに答えが出るようでは成長を止めてしまいます。良い問いとはすぐに答えが出ないものになります。
ゴールを意識する
まず確認するべきは「ゴール」です。どこに向かおうとしているのか。それを明確にします。
「ゴール」が決まっていないと何かとブレてしまいます。せっかく思考しても手戻りが発生します。無駄が多くなるということですね。
価値観に気づく
「ゴール」と「現状」を見比べ「問題」を導出します。その際に必要になるのが「価値観」です。
自分もしくは所属するコミュニティ。これらが大事にすることは何なのか。改めて明確にしていきます。
「ゴール」-「現状」=「問題」
これを考える時、どういう観点で差分をとるのか。その観点を明らかにするのが「価値観」です。
矛盾が明らかになる
セルフトークでも、誰かとの打合せや会議でも。必要なのは矛盾を明らかにすることです。
ヒトは矛盾がある状況を嫌います。矛盾を解消するための行動は大した労力をかけずとも起こすことができます。この性質をうまく使う。そうすると、学びや思考も深まります。つまり成長のための行動を自然にとってしまうということです。
ゴール・価値観・矛盾を見える化する
グラレコ。ビジュアル化。これが考える時に役に経ちます。
いくつかの矛盾する観点。これを頭に入れておきながら考えるのはけっこう難しいことです。
そこで使うのがグラレコ。ずっと考え続けるために有用です。思考中に出てきたことをどんどん記録していく。書きなぐる。これを見返しながら考える。こうすることにより思い出すのに使う労力と時間が不要になります。
考え続けるとスッキリする
考え続けるを習慣にする。これはメンタルヘルスの面でも良いです。
メンタルヘルスが下がっているとき。そんなときは考えているのではなくて悩んでいることが多いです。悩んでいるとは思考が先に進まない状況。同じところをぐるぐると回っている様なものです。
ゴールが明確ならそこに向かった行動をを考えられます。仮に進めなかったとしても今の問題が明確になります。問題は解消する様に自然な行動を引き起こします。結局悩むというところから抜け出るわけですね。
グラレコや見える化を習慣化しよう
グラレコや見える化。これを習慣にすることが良いと思っています。
私もメンタルヘルス的に危機的状況に陥ったことがあります。頭の中がぐるぐると回ってしまっていました。しかし、これを断ち切ったのが、グラレコや見える化です。
今悩んでいる人。どんな下手な絵でもかまいません。まずはかいてみませんか。
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