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オンラインワークショップ用のテンプレートを無料公開します

 オンラインワークショップ用の進行表/事後アンケート/スライド(メールアドレスの登録が必要)を無料で公開します。皆様のお役に立てるとうれしいです。

Canvaで作成したスライドの一部

 ご利用に関しては無償イベント(実費のみは可)でお願いします。有償イベントで活用される場合はご相談ください。
 スライドのサムネイルを追加しました。(2022/05/15)また、ワークショップの構造について追記しました。(2022/05/16)

オンラインワークショップは段取り八分

 オンラインワークショップは段取り八分。つまり、成功のポイントは如何に準備するかにあります。
 しかしやってみると分かるのですが、意外に面倒です。またワークショップをいくつか作ったり、何度か開催していると作業重複がけっこうあります。
 どうせ作ったのであれば、皆さんとも分かち合いたい。できればフィードバックを貰ってよりよくしたいと思いました。これが私の公開のモチベーションです。

スライド+工程表+仕組み(しかけ)

スライド+工程表+仕組み(しかけ)

 オンラインワークショップを準備する上で必要になるのは、①スライド、②進行表の主に2つだと考えています。この他にもイベント告知サイトのコンテンツ用のテンプレートもあった方が良いかもしれません。(今回は省きました。)
 さらに必要なのは①スライド、②工程表の基盤となる仕組み(しかけ)です。
 仕組み(しかけ)については「カードゲーム」の構造をワークショプに取り入れています。「ワークショップは●●と構造が一緒―ヒトを変える仕組みとは?|楽描人カエルン #グラレコ写経|note」を御覧ください。

カードゲームの構造を使ってワークショップを作る

進行表

 進行表は、①イベントの概要、②進行表の2つのシートでできている、Google スプレッドシートです。
 イベントの概要には、イベント名の他、そのイベントで使う資料のリンク集になっています。
 進行表は文字通りです。オンラインワークショップはいくつかのアクティビティが順番に進んでいきます。開始時刻、それぞれのアクティビティの必要時間を入れていくと、イベント全体の時間割ができます。
 アクティビティとそのアクティビティに対応したスライド群。これをモジュールとしておきます。別のワークショップを作る場合には、その単位で再利用していけます。
 オンラインワークショップを作っているとひとつ注意したいことがあります。ボブ・パイク氏が提唱する90:20:8の法則(オンラインの場合)です。①人間が「理解」しながら話を聞けるのは90分が限界、②人間が「記憶」しながら話を聞けるのは20分が限界、③人間が飽きずに話を聞けるのは8分が限界というもの。
 この法則を考慮にいれるとアクティビティを入れ替えるいくことがけっこうあります。その場合にもモジュール化しておきスプレッドシートで編集できることは有用だと思っています。

進行表(テンプレート)

 なお、本進行表の利用は無料イベント(実費のみは可)でお願いいたします。有償イベントで活用される場合はご相談ください。

事後アンケート

 オンラインワークショップの質を向上するために必要なことは何でしょうか。それは参加者からのフィードバックです。
 参加者の負担の小さい汎用なものを考えました。ヒントは年間200件以上のイベントを企画・開催したことがあるというconecuriの高橋龍征さん。
 高橋さんが言うには、①満足度、②他人へのおすすめ度、③良かった点、④消化できなかった点、⑤その他の自由記入、があれば良いとのこと。
 後で振り返る時は、参加者数と回答数の割合を見るのが重要とのこと。満足度が低いと回答率が悪くなるからです。良かった点、消化できなかった点を見れば参加者の状況がある程度わかります。また、どうしても何か言いたいことがある人は自由記入欄に入力してくれます。

事後アンケート(テンプレート)

スライド(ネタバレ注意)

今回利用したスライドの一部

 現在準備中です。ワークショップのネタバレになります。その点はご了承ください。スライドはCanvaで作成しました。今回はPDFにて提供させていただきます。
 ダウンロードの際には以下のアンケートにお答えいただきますと幸いです。よろしくお願いいたします。

スライドダウンロード用アンケート

参考文献

楽描きが世に浸透するための研究のための原資として大切に使います。皆様からの応援をお待ち申し上げます。