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コラム: 見るだけで絵がうまくなる!?コツ

見るだけで絵がうまくなるなんて信じられない!でも実際にやってみると驚くほど効果があるんです。このコラムでは、私が体験したその方法とその背景にある科学的な原理をお伝えします。

きっかけは、ある漫画家の原画展に行ったことでした。その漫画家は私が大好きな作品を描いている人で、その絵のタッチや表現力に憧れていました。原画展では、その漫画家が使った道具や画材、スケッチや下書きなどが展示されていて、そのひとつひとつに目を奪われました。そして、帰宅後に自分でも絵を描いてみたところ、なんと驚くべきことに、絵がうまくなっていることに気がついたのです。線の引き方や色の塗り方が以前よりも自然になっていて、表現したいものがうまく伝わるようになっていました。これは一体どういうことなのでしょうか?

原理は、実はとてもシンプルです。私は、その漫画家が使った道具や画材を持っていたのです。そして、原画展で見た絵は、その道具や画材をどのように扱ったのかが絵から伝わってくるものでした。つまり、私はその漫画家の絵を見ることで、その道具や画材の使い方を無意識に学んでいたのです。これは、師匠が弟子に教えない。背中を見せるという言葉にも通じるものがあります。私は、その漫画家の背中を見たのです。

では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?その答えは、ミラーニューロンという神経細胞にあります。ミラーニューロンとは、自分が行動するときだけでなく、他人が行動するのを見るときにも活動する神経細胞のことです。たとえば、自分がボールを投げるときだけでなく、他人がボールを投げるのを見るときにも、同じ部位のミラーニューロンが活動します。これにより、自分が行ったことと他人が行ったことを関連付けることができます。ミラーニューロンは、学習や模倣、共感などに重要な役割を果たしています。

私が絵がうまくなったのも、このミラーニューロンのおかげなのです。私は、その漫画家の絵を見ることで、その漫画家が行った行動を自分の脳で再現していたのです。そして、その結果が自分の絵に反映されたのです。これは、スポーツで言うところのイメージトレーニングと同じことになります。イメージトレーニングとは、自分が目標とする動きや結果を頭の中で繰り返し想像することで、実際のパフォーマンスを向上させる方法です。イメージトレーニングは、ミラーニューロンの活性化によって効果があると言われています。

見るだけで絵がうまくなる原理

気づきは、スキルの習得とは思考だけではできないということです。思考はもちろん大切ですが、それだけでは限界があります。スキルの習得には、潜在意識(無意識)の活用が必要です。潜在意識は、思考よりもはるかに大きな力を持っています。潜在意識は、身体性、つまり身体を動かし色々な経験をすることで鍛えられます。絵を描くという行為も、身体性のひとつです。絵を描くときには、手や目だけでなく、全身を使っています。そのため、絵を描くスキルを向上させるには、身体性を高めることが必要です。

身体性を高める方法のひとつが、見るだけで絵がうまくなるという方法です。この方法は、自分が描きたい絵をひたすら見るというものです。見るだけでなく、その絵の作者がどのように描いたのかを想像したり、自分がその絵の中に入ってみたりすることも効果的です。これにより、ミラーニューロンが活性化され、自分の潜在意識にその絵の情報が刻まれます。そして、その情報が自分の絵に反映されるのです。

もちろん、この方法だけで絵がうまくなるわけではありません。絵を描くことは、基本的には練習あるのみです。しかし、この方法を練習と併用することで、絵のスキルを効率的に向上させることができます。私は、この方法を実践してから、絵がうまくなったと感じるようになりました。もし、あなたも絵がうまくなりたいと思っているなら、ぜひ試してみてください。見るだけで絵がうまくなる!?コツは、ミラーニューロンを活用することなのです。

このコラムは、楽描人カエルンが書きました。楽描人カエルンは、ビジュアル・ファシリテーションのプロで、多様な価値観や能力が集まり協働すれば世界はより良くなると信じています。ビジュアル・ファシリテーションとは、図解で考える・伝える・共創するスキルのことです。このスキルを身につけることで、ビジネスにおいて利害関係者の卓越した能力を引き出したり、ライブドローイングなどをカンタンに学べます。もし、あなたもビジュアル・ファシリテーションに興味があるなら、ぜひ以下のアクションをとってください。

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