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原理・技・応用で考える ― グラレコを学ぶ順番とは ― グラレコ楽描術

 グラフィックレコーディング、グラレコ。学ぶときの体型を考えてみました。

絵をかけば伸びるというものではない

 グラレコを学びたい。たいていのひとはかきかた、絵をかく能力、スキルとして教えてほしい。そう言う方がほとんどです。
 これまでの経験から言うとそういう方が成長したということをついぞきいたことがありません。それはなぜか。

かける人のマインドセットをもつ

 グラレコを学びはじめた人に気づいてほしいこと。それはグラレコの達人たちはかく能力を向上させるためのことを常に考えているのです。
 普段えをかくとき。どうやったら能力が向上するか。そればかりを考えている人は上達するように思います。

学ぶ順番に気を配る

 次に気をつけたいこと。それは学ぶ順番に気を配ることです。

グラレコは①原理②技③応用の順で学ぶ

原理:潜在意識でかく

 原理には、音声・言語系の①厳選された語彙、②編集(省略・補完)、③言い換え、絵・図解系の①ながらでかく、②見たままかく、③モーフィングがあります。

技:潜在意識+意識的思考でかく

 技では原理(潜在意識)に意識的思考を組み合わせて行います。①箇条書き、②ピクトグラム、③フレームワーク、③図解などがこれにあたります。

応用:ひとまとまりの行動として技・原理を組み合わせる

 応用には、グラフィックレコーディング、ビジュアルファシリテーションがあります。これらふたつは原理、技に加えて創造的無意識も活用します。

楽描きが世に浸透するための研究のための原資として大切に使います。皆様からの応援をお待ち申し上げます。