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砂漠の太陽と静寂とベルベル人、死ぬまでに見たかった景色


死ぬまでに一度は行ってみたかった砂漠。

私の憧れは、何もない砂漠の半分に大きい太陽が半円になって沈んでいく様子を見ることでした。

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上手に撮影できなかったけど、黄色いオレンジ色の太陽が砂漠にみるみる沈んでいくーーー!

ラクダの揺れが想像以上で、上下の揺れがガッコンガッコン激しい。おまけにラクダが立ち上がったときの高さも相当なものでした。

乗ってるときに撮影に没頭したくても、片手でiPhoneの操作が思うようにできない!

砂漠の静寂をあじわう

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砂漠はどこまでも静寂が広がっていました。しかし静寂とは決して無音ということではありませんでした。どこまでも広がってる音が感じられるのです。

もちろん自分たちがラクダに乗ってる音はあるものの、静寂に包まれている。でも自然が生きてる音・・・おおげさにいうならば地球の音?

この壮大な砂漠に自分の身体があるということに感動しました。砂漠にいる自分は自然のほんのゴミみたいな一部に過ぎないんだ。という感覚にもなるくらいでした。

この先をずーーとまっすぐ行けばアルジェリア。そんなことをイメージするだけでも冒険心がくすぐられて楽しいしロマンがある。

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死ぬまでに一度は行きたいと思っていた砂漠ですが、行ってみたら欲がでてまた行きたくなっています。

砂漠の写真の撮影地をグーグルマップで確認すると、面白いことに地図というより真っ白な画面の中に印がぽっつり・・・

要するに砂漠の中

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砂漠までの道のり

砂漠まではマラケシュからスタートしました。

SabakuToursのドライバーがリヤドに迎えに来てくれることになっていたのですが、「迎えに行くまで絶対に外に出てはいけない。リヤドの中で待ってるように。」と注意されて緊張の中 出発しました。

早朝だったのでまだ真っ暗な中、なおさらドキドキしてお迎えを待ちました。

砂漠にたどり着く前にいくつか驚いたことがあります。

1・車が想像以上に高級車だった

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使い古しのサスペンションもないガタガタのトラックで長距離の覚悟をしていました。

しかしいい意味で期待を裏切られました。乗り心地は良かったです。エアコンも装備されていました。

お尻が痛くなると苦痛なのでクッションを持参したのですが、ただジャマになるほど快適な旅でした。1人の席がゆったりしていて長距離乗っていても疲れませんでした。

2・想像以上に宿が普通だった

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砂漠へは2泊3日の旅で、1泊は途中で宿泊してもう1泊は砂漠のテントで宿泊するというコースでした。

砂漠に行く途中になんて、宿といっても下手したらテントに毛がはえたレベルを想像していたのですが、ちゃんとしたした宿にびっくり。

もちろん「旅行」ということで宿泊する宿にしてみたら確かに安宿レベルですよ。だけどこんな何もないところにこんな立派な宿泊施設があるだけで、水道をひねっただけで水がでるだけでありがたかったです。

布団はどっしり重たい毛布を4枚ぐらいかけるシステムです笑

夜はウソみたいに寒くなります。

水事情は

シャワーの水はタンク式ですので1人5分も入っていたら2人目は最後の最後水になったりします。

こんな砂漠の途中で水が出るだけでなんとありがたいことか。

普段あたりまえに行動していることを少し考えてみるきっかけにもなりました。

食事について

宿に到着した日の夕飯と翌日出発前に朝食がでました。モロッコの郷土料理?「ハリラ」というスープとタジンです。

私たちのテーブルはドイツ人のカップル、フランス人の家族4人、ブラジル人の男性と、旦那さんが出発当日行かないと言い出してソロで参加していたドイツ人の年配女性でした。

このハリラというスープは、おそらく専門店などレストランで食べれば美味しいのかもしれません。私はこのスープは初めてだったので味の基準がわからないのですがここでは食べたスープは攻略するのに苦労する味でした。

ん~独特 香辛料?というかちょっとチープな味。ひよこ豆は大好きだけど。

味に関しては参加者一様に微妙な反応だったんですが、適当に食べていました。このツアーの参加者がたまたまなのかわかりませんが、料理に限らずみんな細かいことは言わないことに妙に感心しました。

3・ベルベル人の存在

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「ベルベル人」という存在すら知りませんでした。

ベルベル人は北アフリカの先住民族だそうで、少数ながらも今も存在しています。

砂漠の案内人はほとんどがこのベルベル人によるものです。ベルベル人の顔立ち的は全体的にイケメンです。よく見ると本当にシュッとしてるんです。

女優の沢尻エリカさんがベルベル系のフランス人のお母さんと日本人のハーフだそうで、聞けば納得の端正なお顔立ちですよね。

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満天の星空を眺めながらキャンプファイヤーです。

ベルベル人の男たちによる宴です。歌ったり太鼓をたたいたりしておもてなししてくれました。赤い服の子はまだ18歳、かなりのイケメン

アイベントハットゥ

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砂漠にいく途中で、世界遺産アイベントハットゥということろにもよりました。むかし映画の撮影とかで使われたこともあるそうです。

ここは「ワルザザート」という街で、場所はマラケシュと砂漠のちょうど半分ぐらいの位置でしょうか。

上の写真の集落の中に入ると、お土産を売っていたりします。

荷物の運搬はロバさん。瞳が印象的、何を思ってるんだろう。

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写真にみえる集落の建物の中は、こんな感じになっています。

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絨毯の販売をしています。

真剣に見入るみんな。

街で買うより下手したら高いかもしれないと後から思いました。ここで私も小さいサイズのラグを買ってしまいました。こんな場所なのにカードも使えるところが商売上手。

サハラ巻をしてから砂漠に入ろう

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ドライバーのお兄さんです。

砂漠のパスポートだと言わるストールを途中で売ってる場所に案内されます。私たちは持って行ったので必要なかったのですが街で顔を覆う巻き方と砂漠の巻き方では違うということで、このあとお兄さんが巻きなおしてくれました。

ちなみにサハラ巻ができるストールの長さは4mあるそうで、ベルベル人たちが巻いてたこの巻き方です。まるで帽子のツバのような部分まで立体的に上手に巻くんですよね。すごい

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こうして巻けば、砂嵐のときも砂が髪や口に入ることがありません。

そういえば、私たちがストールの下にマスクをした姿を見てフランス人家族のお父さんに「具合が悪いの?」と言われたのを思い出しました。

日本人なら一発で砂を防ぐためだという発想になるのにね。


今日はこの辺で砂漠第一弾おわりにします!

・・・・・

昨日はnoteの更新が間に合わない!という「つぶやき」をしましたが、「スキ」をくださったみなさんありがとうございました('ω')ノ

励みになります。

ではでは本日もありがとうございました。

また明日お会いしましょう!





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