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ハムやソーセージを大量消費するドイツの不都合じゃない真実

ドイツといえば?と言われたら「ソーセージとビール」とイメージするぐらいドイツではソーセージなどが有名ですよね。

その、ソーセージの原料となる豚肉、豚の真実を包み隠さず正々堂々と大公開しているドイツの姿勢に度肝を抜かれました。

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ミュンヘンにある「マリエン広場」という新市庁舎、旧市庁舎に囲まれたちょっとした広場でのできごとです。

待ち合わせ場所にも目印にもなるので、観光客でも賑わう場所です。そんな人が多い場所で、ビックリするものを目にしました。

それは.........  大画面テレビに映し出されるたくさんの豚が吊り下げられた姿!

手っ取り早くいうと、豚が殺されてお肉になっていく工程です。これを書くだけでドキドキします。

飛行機エンジン音のような爆音の正体

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たまたまマリエン広場に置かれていた大画面テレビの裏側に私たちはいたのですが、そのテレビから爆音が流れてきたのです。飛行機のエンジン音のようなものすごい音が聞こえてきました。

てっきりその画面には旅のシーンでも映し出されてると思って気軽に表側に廻り何気なく画面を見た瞬間でした。

見てしまいました。。。。一瞬だったのですが完全脳に焼き付きました。たくさんの豚が一列に並んで逆さまに吊り下げられて機械に流れていく様子を。

全身ツルツルだったので、かなり熱処理された後だったと思われます。ゾクっ   すいません・・・

あれだけ大勢の人が広場にいたのに、この光景にビクリともせずに特にリアクションもなかったので、豚があのような工程でソーセージになるということは国民にとってはもはや当たり前の知ってるのが常識ということなのでしょう。

環境などについては関心の高い国民だったらそうなのではないかな?(あくまでも予想ですが)

あの映像をもしも、渋谷のスクランブル交差点のスクリーンで流したら、確実に免疫のない人々にとってはショッキングに感じるのではないでしょうか。

日本のスーパーの場合、ほとんどが小さくカットされていて、小さい子供なんかは、あのかわいらしい豚さんが、目のまえにあるパックに入った豚だとも思ってもいないかもしれません。   

ドイツ人にとっては知ってて当たり前かもしれない

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私は、その映像をまともに見ることができませんでした。

以前から畜産や、卵の生産過程などの真実を知り、疑問に思うことやなんとも言えない切なさを常に抱いていました。

しかし、日本の場合ほとんどの人はお肉に限らず、野菜でも加工食品でも生産過程のことを知らずに、あるいは知ろうともせず、気にもせずお皿の上にある美味く調理された料理を食べてるのではないかと思うのです。

この映像を見たとき、私はドイツの人たちは自分たちが食べるものをどのような工程で、加工肉が仕上がっていくのかを当然のごとく知っているんだな。と思ったのです。

食べる以上は知ってて当たり前だと。
きっとそういう意識なのではないかと。

ドイツでは、不都合な真実でもなんでもない。ごく当たり前のことなのだろう。

日本では、多くの場合製造工程がどうであれ、最終的にきれいにパッケージされ均一に清潔に商品棚に並んでしまえば、おそらくそこしか見ていないだろう。

その棚にたどり着くまでのことなんてほとんどの人は関心もないかもしれない。

自分たちの口に入るものにもう少し関心を持ち、食べ物をありがたくいただくことの意味も、もう一度よく考えなおしたいと思った。

添加物も世界で最も多く使用されているという日本。見た目だけの姿にもう踊らされることもやめたいと思っている。




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