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生乾きのシーツセットを手渡してきた宿主の主張


それは、フランスのニースのある格安宿に
娘と泊まったときのできごと。

チェックインを済ませたあと

しばらくして
シーツと枕カバーを宿の人から受け取った

ポンっと手渡されたそのシーツ

「あれ??なんかじっとり.......」
かるく湿っているというより
かなりジメ~~っとした状態。

「これ濡れてるけど.....」と
軽く抗議してみたところ
驚くべき返事がきた。

「乾かす機械が壊れている」

濡れているのを、
機械のせいにするのだった。

「だからといって濡れたまま渡すか?フツー」
理由がおもしろすぎる。

娘と笑ってしまった。
正々堂々とフツーの顔をして主張する
その理由がスゴすぎる......!

いろんな人がいるけど
外国では素直な人が多いのか
小学生が親にいうような理由を平気で
主張する人が多いよう。
...... んー すごい

その濡れてるシーツをどうしたかというと
仕方なくベットの柵の部分に干して
置くことにした。

寝るまでには乾くよね...... 

確か23€とか、とにかく格安だったので
そんなもんかもね。とあきらめる。

独房にあるような鉄パイプっぽいベットに
できるだかけ薄っぺらく干して
ニースの街を散策しにいった。

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「ニース」と聞くと優雅な旅行のような
イメージだが、そんな
アクシデントが起きてもガマンできる
精神力さえあれば、
格安で旅を楽しむことができる。

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娘の話によると、パリで
日本人がお店の人に交渉?
苦情?言ってる姿をよく目にするそう。
だけどもちろん取り合ってはもらえない。

例えば、商品
ちょっと汚れてるとか
微妙に形が違うだとか
そんなクレームを言ったとしたら
「同じ」とか「仕方ない」
と言われるのが関の山だそう

「お客様は神様です。」は日本以外では
通用しないということを
肝に銘じよう!


日本基準で考えたら
言ったらどうにかなる。
といった発想になりがち。

だけどよほどのことじゃない限り

「知らない......」
「私のせいじゃない....」
と言われるのがオチ。

お店の人が言うことには
現地の人も意外と従っているのです。

このことを心の隅において
行動することが
ストレスを溜めずに快適?
に過ごせるコツかもしれない。



*****

とはいっても、
断固として主張すべき場合に
遭遇することもある。

外国で、「気持ちを汲んで」
とか期待するのは、ときには
バカをみることにもなる。

普段はおとなしくしている
娘だが、自分の権利を主張するときは
する!!! というスタンスが
外国生活でいつしか鍛えられていた。


長距離バスでフランスから
ミラノへ行った時
座席のことでイタリア女性と
バトルになった話を今度しようと思う。


では、また明日(^^)/



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