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【数字で見る関の地域1】 安桜地区の課題とは何か

地域委員会が地域の課題を知って、地域の課題に対して取り組むことが大切です。

そのためには、まずは、地域の課題を知らなければいけません。これは、住んでいる人たちの感覚というのも大事ですが、それ以外に大事なのは、数値です。

関市は、ありがたいことに、3年に1回、地域診断という各地域の高齢者の数値を調査してくれています。そこから詳細な地域カルテを作ってくれています。これは本当に素晴らしいこと。

地域カルテから安桜地区の数値を見てみました。

そこから見えてきた安桜地区の課題をお話します。

安桜地域では、65歳以上の高齢者における「幸福感のある者の割合」が全15地域中もっとも低くなっています。

暮らしていて幸せと感じている高齢者が関市で一番少ないということです。

46.3%しか幸福感を感じていません。

実はこれは、3年前よりも5.1ポイントも数値が下がっています。


1位の武芸川地域では57.5%。差が10ポイントもあることになります。

暮らしていて幸せだと感じてもらうための取り組みが必要です。


一番左が安桜地区、一番右が武芸川地区

お年寄りが暮らして幸せと感じてもらうのはどうしたら良いのかは、非常に難しい問題です。

それを他の数値を見ながら仮説を立ててみました。

実は、安桜地区は「閉じこもり者」の割合も全地域中ワースト3位なのです。

これは、
「外出する頻度が、月に1~3回程度またはそれより少ない(外出は、畑や隣近所へ行く、買い物、通院などを含む)人の割合」
という項目です。

安桜地区では閉じこもる高齢者が2.8%。2016年は1.3%。

高齢者が閉じこもることによって、幸福感が低くなったことが仮説として考えられるでしょう。

安桜の地域委員会では、まずは、閉じこもる高齢者が外へ出て楽しんでもらうような取り組みが必要になるのではないでしょうか。

現在もすでに、文化祭や安桜祭り、そして、野菜づくりなどに取り組んでいます。

ただ、高齢者の興味も様々です。わざわざふれあいセンターに来てくれる人も少ないです。

囲碁、将棋、健康麻雀、絵画、体操、孫六座さんの紙芝居などなど、高齢者がより興味を持つようなことを多種多様の取り揃え、一つ一つの参加人数は少なくとも、自分の興味の持つものが選べるようなことが必要であると考えます。


ぜひ、一緒に関市の未来を作っていきましょう。ご協力いただける方は、こちらまでアクセスしてご連絡ください。
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