ダブルクロス3rd リプレイ:アナザー 第二話「Children of Unseen Shade」前編

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作:カンリさん

はじめに

本記事は2021/02/14に行われた「ダブルクロス The 3rd edition(著:矢野俊策/F.E.A.R 出版:富士見ドラゴンブック)」(以降DX3と記述)のセッションログを再編集してリプレイにしたものです。

 可読性のため、一部発言の順序や内容を修正していることがあります。

 ダブルクロス The 3rd editionは有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です。

また、このリプレイに使用したシナリオは基本ルールブック2巻に収録されている公式シナリオ「World End Juvenile」を基にしています。
未通過であり、今後「World End Juvenile」をプレイしたいと考えている方は読まないことをオススメします。

レギュレーションとハンドアウト

第一話のクリアにより、PC達は一律22点(2点はイージーエフェクト用)の経験点を獲得している。

今回のセッションにおけるハンドアウトは以下のとおり。

PC1:剣持千春
シナリオロイス:“サイコメトラー”白銀 明日香(推奨感情:庇護/不快感)
刺蜂支部長が率いるUGN・N市支部に所属するイリーガルとして、キミはある組織への潜入任務を指示される。
それはオーヴァード能力を持つ少年少女達で構成される、「リベレーターズ」という組織だった。
「自由に生きる」ことを目標に掲げる彼らと生活を共にするうち、キミは調査中に消息を絶ったというUGNチルドレン、「白銀明日香」と出会う。

PC2:ローズマリー
シナリオロイス:“ライトニングボルト”桐生嚆矢(推奨感情:友情/不安)
「彼」とはUGNチルドレン養成機関「ホーム」で出会った。
ただコードネームでのみ呼ばれる日々の中、キミは戯れに「彼」に「嚆矢」という名前を付けた。その嚆矢は2年前、東京近郊の都市での作戦中に行方不明となっている。
キミは嚆矢が死んだとは考えていない。キミは時間を見つけてはN市の周囲で嚆矢の足取りを辿っている。

PC3:刺蜂 蜜羽
シナリオロイス:“ファーザー”与儀大介(推奨感情:有意/不信感)
“シューラ・ヴァラ”矢神秀人の残したデータに残されていた「リベレーターズを追え」というメッセージ。
キミは持ち前の情報処理能力と部下のバックアップから、「リベレーターズ」がオーヴァード能力を持つ少年少女の組織であることを突き止める。
同時に、N市周辺区域ではUGNチルドレンの失踪が相次いでいた。チルドレン養成機関「ホーム」所属の教官、与儀大介がキミの元を訪ねてくる。
しかし、優秀なUGNチルドレンを多く輩出してきた教官である与儀の態度にキミは微かな不信感を覚えるのであった。

PC4:長門守 飾
シナリオロイス:“ライヴ”(推奨感情:好奇心/脅威)
数週間ほど前から、UGNの中央データセンターや国防軍の基地に対して極めて高度なサイバー攻撃が仕掛けられる事件が発生していた。
UGNや国防軍の防護壁をいとも容易く潜り抜け、データの破壊や改ざんを繰り返す彼(彼女?)は「LiVE」というハンドルネーム以外何も掴ませない。
UGN日本支部はこのハッカーを「ライヴ」と名付け、未知のFHエージェントと仮定し調査に乗り出す。
キミはUGN・N市支部所属のエージェントとして、対策会議に招集されるのであった。

PC5:真壁 仙
シナリオロイス:PC1(剣持 千春) (推奨感情:自由/自由)
キミは前回の事件で霧谷雄吾から剣持千春の経過観察と支援を依頼された。それ以来、彼とはそれなりの頻度で連絡を取り合う仲になっている。
そんなある日、千春は任務で「リベレーターズ」というオーヴァード能力を持つ少年少女達の組織へと潜入任務に臨むのだという。
「リベレーターズ」はキミの調査対象でもある。キミは千春をサポートするため、独断で「リベレーターズ」へと潜入することにした。

0.これまでのあらすじ

ちょっと泣き虫なごく普通(?)の少年、剣持千春はある日バス事故に巻き込まれ、超高熱を操る謎の異能力に覚醒する。
UGN(ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク)と名乗る組織に保護された千春は、今の世界の真実の一端に触れることとなった。

今から数えて約20年前、ある事故をきっかけに“レネゲイドウィルス”という存在が世界中に蔓延し、既に全人類の殆どは感染しているのだという。
そしてレネゲイドウィルスは感染者が大きなショックを受けると希に“発症”し、感染者を不死にも等しい生命力と一般人を無力化する能力を兼ね備えた“超越者(オーヴァード)”と呼ばれる存在へと変貌させる。

UGNはオーヴァードの存在を秘匿し、今の世界を存続させることを選んだ者達の集まりである。
オーヴァードを選ばれた人類だと定義し、個々人の欲望を優先する組織であるFH(ファルスハーツ)とは不倶戴天の仇敵関係であり、二つの組織は日常と非日常の間で日夜闘争を繰り広げているのだった。

刺蜂蜜羽と名乗る医師が率いるUGN・N市支部に所属する“イリーガル”という立ち位置に迎えられた千春はその後バス事故を起こしたFHエージェントと死闘を繰り広げ、これを撃破する。
それは彼の初陣であり、同時に非日常の始まりであった。

シーン1. 僕らには名前が無い

オーヴァードとして生まれた少年少女達。
特別な力を持ちながら、並みの幸せも人間らしい名前も与えらず。
見ず知らずの者達の平穏のため、現在の世界を維持するため。
彼らは命を懸けて戦い続ける。

彼らは自由を望んだ。
ゲームで遊び、スポーツに興じ、コーラを飲む。
そんな当たり前の幸せを夢に見た。
自分たちが背教者(レネゲイド)の申し子であることも忘れ、ごく普通の、ささやかな自由を望んだ。

これは自由の物語。自由を求める物語。
暗く冷たい日陰に追いやられた、見えない子供達の物語。
この世界の終焉を望む、ごく普通の少年少女の物語。

Double Cross The 3rd Edition 「Children of Unseen Shade」
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉――。

GM:それではオープニングフェイズを始めて行きます~!
GM:シーンプレイヤーはPC2、ローズマリーさん
ローズマリー:HEY!

ローズマリー:1d10+39 //シーンイン
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (1D10+39) → 4[4]+39 → 43

GM:このシーンは回想シーンです(だが侵蝕は上がる)
GM:ローズマリーさんがまだ実験番号とかチルドレン識別用コードで呼ばれてた頃ですね
GM:ローズマリーさんは訓練生時代の友人である“ライトニングボルト”と訓練を終え、他愛ない話をしている というシーンです

GM:◆描写◆
UGNチルドレン「ローズマリー」は夢を見る――。
不老不死の吸血鬼を生み出す実験の産物として生まれ、失敗作の烙印と共にUGNチルドレン養成機関へと送られてからの日々の夢だ。

GM:そこはUGNチルドレン養成機関、通称「ホーム」。
帰るべき家など無い――あるいはその家を奪われたり追われたりした――子供達がUGNチルドレンとしての教育を受ける機関である。
教育とはオーヴァード能力の制御や応用だけに留まらない。
各種任務の遂行のために必要な知識、あるいは技能の数々を座学と実技、時には実戦形式の訓練を以て10歳にも満たない子供へと叩き込む。

GM:その結果、子供達からは余計な感情や思考が削ぎ落とされる
「世界の平穏」を守るため命懸けで戦う少年兵が完成するのだ。

ライトニングボルト:「かー! 与儀のヤロー、いつにも増してめちゃくちゃな訓練しやがって……」
ライトニングボルト:「何なんだあの訓練。どのシチュエーションで役に立つんだよ。俺らは心無き殺戮マシンか何かだと思われてねぇか?」

ブラッディバレット:「ほんとよね、いやになっちゃうわ!!」*おこおこ

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絵:滑郎さん

PC:ローズマリー
CN:純血の花弁(ブラッディ・バレット)
PL:滑郎

シンドローム:ブラム=ストーカー
ワークス:UGNチルドレンB
カヴァー:UGNチルドレン
能力値:肉体2/感覚8/精神2/社会1

概要
UGNチルドレンとしてN市支部に所属する少女。
「不老不死」を造り出す実験の過程で生み出された実験体であり、自身を「完全無欠の吸血鬼」と称している。
自身の血液から弾丸を作成し、破壊力を強化したり弾道を操る能力を持つ。

ライトニングボルト:「オーヴァードにも人権をー! ってヤツだな。まぁ実際それがどういうことなのかはよくわかんねーんだけど」

ライトニングボルト:「ほれ、“ブラッディバレット”もスポドリ飲むだろ」*サーバーから紙コップにスポドリを注ぐ

ブラッディバレット:「ありがと”ライトニングボルト”! んぐんぐ……ぷはーっ!回復~!ってかんじね」

GM:ちなみにこのスポドリ、殆ど味しないです
GM:強いて言うなら人工的な清潔感を感じる水

ライトニングボルト:「訓練後のスポドリが~五臓六腑に沁み渡るぜ~……っと」*ふざけた調子で歌ってみせる

ブラッディバレット:「でも……」
ライトニングボルト:「んあ?」
ブラッディバレット:「もっと美味しい飲み物とか飲んでみたいわ……」
ライトニングボルト:「……ひょっとして“コーラ”ってやつか?」
ブラッディバレット:「それ!」
ブラッディバレット:「あとは”ド○ターペッパー”ってのもあったかしら」
ブラッディバレット:「おじさんたちがおいしそうに飲んでるの、見ちゃったのよ」
ライトニングボルト:「潜入任務とかやるようになったら、そういうの飲む機会も巡ってくんのかねぇ」

ライトニングボルト:「……いや、そんなことよりだ」
ライトニングボルト:「考えてきてくれただろうな?」
ライトニングボルト:「おいおい、まさか忘れてないよな? オレ楽しみで昨日は夜しか眠れなかったんだぜ?」
ブラッディバレット:「とーぜん、かんがえてきたわ」*ふふん
ブラッディバレット:「アンタの名前は……」
ライトニングボルト:「おっと、まだ言うな、言うなよ! まずは俺からだぜ。とびっきりのやつを考えてきたんだ」

GM:◆描写◆
この頃、チルドレン達の間で流行っていた他愛ない遊び。
管理番号や能力を示すコードネームではなく、本やマンガで目にするような「人間としての名前」をお互いに付け合うというもの。
その多くは辞書や新聞、マンガや技術書から拾ってきた珍妙な名前を付けることが多かったが……。

ライトニングボルト:「お前の名前は……“ローズマリー”だ」
ライトニングボルト:「どうよ……†永遠に咲き誇る薔薇†……っぽいだろ?」

ライトニングボルト:「お前は失敗作なんかじゃねぇ。いつか、お前が本当の吸血鬼だってところをポンコツ学者どもに思い知らせてやろうぜ!」
ライトニングボルト:「最強のUGNエージェント、“ライトニングボルト”様の相棒としてな!」

ローズマリー:「ローズマリー……本物の吸血鬼……!」
ローズマリー:「くーるじゃない!えー!あたしももっとかっこいいのにすればよかったわ!」
ライトニングボルト:「聞かせてくれよ、俺の……名前を」
ローズマリー:「3つ考えたの」
ライトニングボルト:「3つも……だと!?」*生唾を飲む

ローズマリー:「アンペアと、ジュール!」
ローズマリー:「あとはあんまりおすすめしないけど……“桐生 嚆矢”」
ライトニングボルト:「いや、温度差!!

ライトニングボルト:「ははーん読めたぜ。お前の本命は「キリュー コウヤ」の方だろ。けどちょっと恥ずかしいから、アンペアとジュールを加えたと……」
ローズマリー:「な、なんでわかっちゃったの?!ライトニングボルトって天才……?」

ライトニングボルト:「“嚆矢(こうし)”……戦いを告げるために打ち上げられる矢、転じて物事の始まりを告げるものの意……か」*電子辞書を操作し
桐生 嚆矢:「ふっ……ローズマリー。お前最高だぜ」
桐生 嚆矢:「俺は今日から……“桐生 嚆矢”だ

ローズマリー:「意味はあまり気にしてなかったけど、気に入ってもらえて嬉しいわ」
ローズマリー:「よろしくね、こーや!」

GM:◆描写◆
それから暫くして、二人は別々の支部に配属となった。
“ライトニングボルト”桐生嚆矢が作戦行動中に消息を絶った――。
その報せを聞いたのは、今から2年前。
ローズマリーがN市支部に移籍した直後のことだった。

GM:◆描写◆
UGNチルドレン、ローズマリーは宛もなくN市の外れを歩いている――。
そこは再開発に失敗し、企業群が撤退したことでN市の一角に形成された広大なゴーストタウンとなった区画である。
廃墟というには風化も劣化も進んでいないが、道路も開発ブロックも歪に配置されたこの区画には人の立ち寄る気配がない。
嚆矢が消息を絶ったのは、この区画でのFHエージェント追跡作戦中だったそうだ。直感に過ぎないが、彼はきっと死んでいない。
ローズマリーはひょっとしたら彼が現れるのではないかと思い、時間を見つけてはこの付近を散策しているのであった。

ローズマリー:*とぼとぼ
ローズマリー:「……フッ、†夜風が染みる†わね」

桐生 嚆矢:「お前は相変わらず変わんねーな、ローズマリー!」

嚆矢

絵:松本えひめさん

◆NPC解説◆
“ライトニングボルト”桐生 嚆矢
かつて消息を絶ったUGNチルドレンであり、訓練生時代のローズマリーの親友。互いに名前を贈りあった仲。
ブラックドッグ×ハヌマーンのクロスブリード能力者であり、圧縮した空気に電荷を付与して弾丸の様に発射する技を得意とする。
コードネームの“ライトニングボルト”はその技を以て与えられた。

ローズマリー:*すっかり自称吸血鬼のダメな子になったローズマリーはふりむく
桐生 嚆矢:「よっ!」*片手を軽く挙げ

GM:◆描写◆
飄々とした、どこか懐かしい声に振り向いてみると――。
そこには2年前に行方不明となったはずの、桐生嚆矢の姿があった。
UGNチルドレン時代と比べ、ピアスやストリートファッションといったラフな服装をしているものの――その人懐っこい笑みは間違いなく嚆矢だった。

桐生 嚆矢:「ははっ、驚いたか? ……久しぶりだな、本当に」
桐生 嚆矢:「元気そうで……良かったよ」*僅かに涙を堪えているようにも見える

ローズマリー:「ゆ……幽霊……じゃないわよね?」*じわ
ローズマリー:「嚆矢っ!!」*目をこすって駆け寄る

桐生 嚆矢:「つーか、まだ“ローズマリー”って名前使ってくれてんのかよ? 嬉しいよ、マジで」
桐生 嚆矢:「……なんつーか、当時のセンスって感じでちっと恥ずかしいけどよ」

ローズマリー:「当たり前じゃない。私は†永遠に咲き誇る薔薇†だもの……」
桐生 嚆矢:「(この感じだと、マジで元気そうだな……)

ローズマリー:「待ってよ、嚆矢がそんな恥ずかしがってちゃ私の立場はどうなるのよもう!」
桐生 嚆矢:「ははは! 悪い悪い!」

ローズマリー:「それにしても、生きてたなんて。UGNの調査部も当てにならないわね。とにかく消息不明の一点張りだったもの」
桐生 嚆矢:「はは、まぁなんだ。その点については追々話すよ」

桐生 嚆矢:「……今暇か? ちょっとぶらつきながら、話でもしようぜ」
ローズマリー:「う、うん」
ローズマリー:「(嚆矢、身長伸びてる……足もある……やっぱ本物だ)」

GM:では、ローズマリーさんが嚆矢についていくとシーン終了です
ローズマリー:なんだかんだ乙女になったので、若干くっつきつつ……

シーン2. 笛吹き男は鼠達の夢を見る

GM:お次は刺蜂先生のシーンです 先にダイスロールををお願いします!

刺蜂 蜜羽:1d10+29 シーンイン
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (1D10+29) → 6[6]+29 → 35

GM:◆描写◆
N市にある総合病院の一角にある「第八研究室」――その更に中にある室長室は、UGN・N市支部を預かる刺蜂蜜羽の執務室だ。
スーツに身を包んだ華奢な印象の青年、笹塚枝垂はデスクの傍らでタブレット端末を胸の前で抱えながら冷や汗をかいている。
応接用のソファには二人の男が座っていた。

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絵:ひろ吉さん

◆NPC解説◆
“慎ましい電子司書(ハンブルオペレータ)”笹塚 枝垂
UGN・N市支部に所属するUGNエージェント。
ブラックドッグ/オルクスのクロスブリードだが、戦闘向きの能力を持たないため情報収集や事務作業などのバックアップを担当している。

GM:上質なスーツに身を包んだ、落ち着いた印象の男――“リヴァイアサン”霧谷雄吾。
くたびれたフライトジャケットを羽織った、焦燥した印象の男――“ファーザー”与儀大介。
与儀は苛立ちを隠す様子もなく、小刻みに膝を震わせながらテーブルを小突いた。笹塚が小声で悲鳴を上げる。

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◆NPC解説◆
“リヴァイアサン”霧谷 雄吾
ソラリスのピュアブリードオーヴァード。
UGN日本支部の代表を務める人物で、人並み外れた意志力と判断力を持つ。
必要とあれば非情な判断を下すことも厭わない一方、そうならないよう限界まで手を尽くす姿勢から、日本支部のエージェント達に信頼されている。

210202 与儀

◆NPC解説◆
“ファーザー”与儀 大介
UGNチルドレン養成機関「ホーム」の訓練教官主任。
コードネームは家庭に入ることのないチルドレン達を預かる養成機関を孤児院に見立て、教父の意味で付けられた。
訓練教官になる前のキャリアの話については語りたがらない。

過酷な訓練とやや神経質な性格で知られ、実力面の評価は高いが人格面については組織内での評価が二分するタイプの人物。

与儀 大介:「」*イライラ
笹塚 枝垂:「ヒッ……」

与儀 大介:「まだ貴方がこの街の支部を担当していたとはね、刺蜂先生」
刺蜂 蜜羽:「」*否定も肯定もせず、与儀に続きを促す

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PC:刺蜂 蜜羽(しほう みつは)
CN:苦薬の五錠(ドラッグ・クインテット)
PL:カンリ

シンドローム:ノイマン
ワークス:UGN支部長
カヴァー:医者
能力値:肉体3/感覚1/精神3/社会2

概要
UGN・N市支部の代表者。
N市支部は病院の敷地内に非公式に設置されており、医療関係の研究室として取り扱われている。略称は「第八ラボ」「八研」など。
レネゲイドウィルスや医療に関する広範な知識と、オーヴァード同士の戦闘における高度な戦術理論を併せ持つ人物であり、指揮官として無類の強さを誇る。

与儀 大介:「刺蜂支部長……今一度確認しますが、N市とその近郊のUGNチルドレンの責任者は貴方だ」*剣呑な調子で
与儀 大介:「私が手塩にかけて育て上げたチルドレン達を派遣しているのに……失踪の件数は増える一方」
与儀 大介:「これは一体、どういうことですか? ……納得のいく回答を頂きたい」

笹塚 枝垂:「あっあの、本件は未だ調査中でして、確かなことは……」
与儀 大介:「私は支部長に聞いているんですが。一介のオペレータである君の意見など聞いていない」*枝垂に
笹塚 枝垂:「あっあっ、す、すみません……!」

刺蜂 蜜羽:「……ええ、そうですね。私の統率能力不足です」
与儀 大介:「……統率能力不足、ねぇ」*噛み潰すように

与儀 大介:「チルドレン達の失踪は……日本支部にとって大きな損失だ。このままでは、来月の査問会で貴方の監督責任を問うことになりますよ」
与儀 大介:*眉間に皺を寄せ、応接室のテーブルを再び軽く小突く
笹塚 枝垂:「あわわ……」

刺蜂 蜜羽:「ええ、おっしゃるとおりです。ですが……」
刺蜂 蜜羽:「”あなたが派遣したチルドレン”が失踪している此度の件。不審な点が多いのも確かです」*僅かに探りを入れるように
与儀 大介:「」*ピクリと眉が動く

刺蜂 蜜羽:「……失礼、不確定事項を口にするべきではありませんね。今の発言は忘れてくださいな」
刺蜂 蜜羽:「なんにせよ、この件は私の支部で、責任をもって調査します」
与儀 大介:「……なんですか、今の言い方は? 私が何か本件に関わっているとでも言いたげ……」

霧谷 雄吾:「与儀、そこまでにしてください」*静かに、だが力強く
与儀 大介:「……!」

霧谷 雄吾:「刺蜂支部長は十二分に対処してくれています。査問会の件については……正当な手段を踏んで起案するように」
霧谷 雄吾:「良いですね?」
与儀 大介:「……了解しました」*不服そうに

与儀 大介:「私は、ホームに残っているチルドレン達の精神面のケアをしなければならない。これで失礼する」*霧谷に一礼し、乱暴に席を立つ

笹塚 枝垂:「あぅ……」*ホッとしたように
刺蜂 蜜羽:「……蜂の巣を小突いてしまったかしら?」
霧谷 雄吾:「与儀の言動については……代わりに私が謝罪します」*軽く頭を下げる
霧谷 雄吾:「これまで多くの優秀なチルドレンを輩出してきた教官である彼にとって……今回の件は我が子達を失うようなものですから」

霧谷 雄吾:「笹塚君も、あまり気にしないでください。彼は最近、かなり気が立っているようですから」
笹塚 枝垂:「は、はぁ……」

霧谷 雄吾:「さて……ではここからが本題です」
刺蜂 蜜羽:*真剣な表情で聞く態勢
霧谷 雄吾:「春先の事件……FHエージェント“レギオン”と“シューラ・ヴァラ”によるオーヴァード選別のためのバス襲撃事件」
霧谷 雄吾:「その際、“シューラ・ヴァラ”が遺したメモリーに記載されていたデータ群と“リベレーターズを探れ”のメッセージ」

霧谷 雄吾:「あのあと、刺蜂支部長達にも色々と調査いただいていますが……」
霧谷 雄吾:「現在我々本部の方で掴んでいるのは「リベレーターズとはN市近辺で活動していると思われる、オーヴァードの組織である」ということくらいです」

霧谷 雄吾:「補足的に、「リベレーターズの調査に向かったUGNチルドレンの失踪率が特筆して高い」という情報も挙げられていますが」
霧谷 雄吾:「偶然にしては、あまりにも出来すぎていますよね。予断は禁物ですが、何らかの関係があると見て良さそうです」

霧谷 雄吾:「UGNチルドレンにしかできない任務は多くあります。連続失踪事件に関しては、一刻も早い対処が必要です」
霧谷 雄吾:*一旦言葉を切り、刺蜂に意見を求める

刺蜂 蜜羽:「おっしゃる通り。チルドレンの失踪については、既に手を打ってあります……イリーガルを一名、潜入捜査させます」
刺蜂 蜜羽:「しかし、リベレーターズの調査に向かわせたチルドレンが失踪しているとなると……」
刺蜂 蜜羽:「ふむ……」*考え込む仕草

霧谷 雄吾:「……私からはもう一つ。与儀についてです」
霧谷 雄吾:「彼は最近、教官を辞めたがっているそうです。以前はあんなに熱心な教官だったにも関わらず、です」
霧谷 雄吾:「もし余裕があれば、彼についても少し調べていただきたい」*小声で
刺蜂 蜜羽:「……承知しました」

刺蜂 蜜羽:「チルドレンの失踪、リベレーターズの調査……“ミイラ取りがミイラに”……なんて事態じゃないといいですけど」
霧谷 雄吾:「」*無言で肯定する

そのころ雑談タブでは……

ローズマリー:UGNエージェントの男NPCって基本こわい
GM:枝垂くんの胃痛がマッハですね
剣持 千春:僕が相対する人じゃなくて良かった……こんな高圧的に接されたらハンカチの出番
真壁 仙:またUGN(ウルトラギスギスネットワーク)か……
長門守 飾:ひどい言われようでじわ

ローズマリー:与儀さん、龍が○く出てきそうだなぁ
真壁 仙:Vシネ俳優が吹替えやってそう
GM:与儀さんは実際かなりおじさんですね~
GM:チルドレン達にとってはちょうど父親くらいの世代 父性皆無ですが
ローズマリー:親父よりおじき……

剣持 千春:あんなんじゃ懐くものも懐かないですよ
真壁 仙:まあでも懐かれるとさ
真壁 仙:多分本人が一番きついと思う

ローズマリー:心を殺したつもりだったけど、やっぱ限界で辞めたがってるのかな
GM:手塩にかけて育てた教え子を、限界まで人間性をすり減らす戦場に容赦なく送り込む
GM:UGNチルドレンの教官を務めるとはそういうことですからね!

真壁 仙:オーヴァードに人権はありませェん!
真壁 仙:と、いって割り切れるのアッシュ・レドリックくらいでしょ
GM:ミリオンサンズへの厚い信頼

シーン3. 潜入者

GM:それでは続いて剣持くんのオープニングだ!

剣持 千春:1d10+34 //シーンイン
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10+34) → 7[7]+34 → 41

GM:◆描写◆
時間は数日前に遡る。
UGN・N市支部から剣持千春に向け、ある任務の指示が届いた。
彼の前に姿を現したのはUGNエージェント“シルクスパイダー”玉野椿。
UGNチルドレン出身の敏腕エージェントであり、直接戦闘のみならず潜入や諜報任務の経験も豊富な人物である。

210212  玉野椿

◆NPC解説◆
“シルクスパイダー”玉野椿
元UGNチルドレンであり、現在は戦いの最前線に身を置くエージェント。
エグザイル能力者であり、自身の爪を鋭く細い糸に変えて敵を切り刻む。

UGNチルドレンを育成する教官としても高い評価と実績を持っており、チルドレン達からは怒ると怖いが頼れる教官として慕われている。

玉野 椿:「さて、剣持千春。キミには「リベレーターズ」への潜入に挑戦してもらう」
玉野 椿:「調査によると、「リベレーターズ」の構成員は出自はわからないもののオーヴァード能力を持つ少年少女達……」
玉野 椿:「となれば、同じような境遇の仲間を誘って勢力を拡大している可能性は高い。UGNに所属して日が浅く、顔を殆ど知られてない貴方は適任なの」

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絵:シロクニさん

PC:剣持 千春(けんもち ちはる)
CN:変貌する意思(アンステイブル・チェンジ)
PL:シロクニ

シンドローム:サラマンダー
ワークス:高校生
カヴァー:高校生
能力値:肉体7/感覚1/精神2/社会2

概要
周囲にからかわれるレベルで泣き虫な少年。
気弱で周囲からも軽く見られがちだが、感情が一定以上に昂ぶると超高熱を操る能力が発動する。
その炎の最高温度とエネルギー密度は並のサラマンダー能力者を遥かに凌駕し、敵対者を跡形もなく灰燼に帰してしまう。

剣持 千春:「は、はい……」
玉野 椿:「この「リベレーターズ」がチルドレンの失踪事件とどの程度関わっているか、N市支部と連携を取って調査して欲しい」
玉野 椿:「連絡は携帯端末で行えるから安心して。レクチャー通りにすれば、あなたならきっとできる」*微笑む

剣持 千春:「どこまでできるかは分かりませんが、頑張ります……!」*緊張しているのか堅い面持ちで
玉野 椿:「良い意気込みね。期待してるわ」*軽く背中ポン

GM:それでは剣持くんの潜入任務がスタートします。

GM:◆描写2◆
現在、剣持千春は再開発が放棄されたN市のゴーストタウンを歩いていた。
千春の前には二人の少年がおり、鋭い目つきで彼のことを見ている。

ゴーストタウンを散策していた千春はすぐに彼らに呼び止められた。彼らはどうやら微弱な【ワーディング】を張っていたらしく、立ち去らなかった千春をオーヴァードだと見抜いたらしい。

剣持 千春:「(任務だし、綾瀬やこの街のために頑張らないと……!)」

少年たち:「おい、そこのお前!」
剣持 千春:「えっ!?ええと……その」
少年たち:「ひょっとして……“こっち側”か?」*訝しむように
剣持 千春:「あなたも、その。そういう方……なんですか?」
少年たち:「……この強度の【ワーディング】を前に立ち去らないってことは、どうやら同類みたいだな」
少年たち:「詳しい事情は聞かないのがリーダーの指針だ。ついて来い」
剣持 千春:「はい、わかりました……!」*どこに案内されるのか分からないのでおっかなびっくりついていきます

GM:少年たちに案内され、千春はゴーストタウンの奥へ奥へと進んでいきます。すると……。

GM:◆描写3◆
「着いたぜ、とりあえずここが……新入りのアジトだ」
少年の声に千春は周囲を見回す。
ゴーストタウンの一角にある、廃棄されたボーリング場。
無計画に建てられたボーリング場は立地も間取りも景観も最悪で、周囲から浮いていることこの上ない。
壊れかけのラジカセやコンポからは軽快な音楽が鳴り響いている。

GM:周囲では「リベレーターズ」に所属していると思わしき少年少女たちが思い思いに寛いでいた。
どこからか持ち込んだ、古いゲーム機で遊んでいる者。
古びた漫画雑誌を興味深そうに回し読みしている者。
出鱈目に並べたピンに向かってボールを転がしている者。
皆、年相応の子供のようにして過ごしている――どこかズレているのだが。

剣持 千春:「(何だか……不思議な場所だ)」*幼稚園と小学校と路地裏とゲーセンをまぜこぜにしたような風景を見て

GM:そんな千春の元へ、一人の少女が近づいてくる。

白銀 明日香:「あなた……新しい仲間?」

明日香

絵:松本えひめさん

◆NPC解説◆
“サイコメトラー” 白銀 明日香
失踪したUGNチルドレンの一人。
物体に残された残留思念を辿ることができる、貴重な能力の持ち主。
“リベレーターズ”の調査中に消息を絶った。
表情に乏しく、殆ど感情を表に表さない。

白銀 明日香:「私……サイ……じゃない。 しろがね……白銀、明日香」*コードネームで名乗りかけ、慌てて“名前”を名乗る
剣持 千春:「えっと……多分、おそらく?」*小声
剣持 千春:「あっ、僕は剣持千春……です」*相手に合わせて名前を

白銀 明日香:「よかった……。私も、嚆矢の仲間
白銀 明日香:「嚆矢は……私たちのリーダー。私たちを導いてくれるの」

白銀 明日香:「ちょっと、待ってて」*近くにある蛇口をひねるとコーラが出てくるので、コップに汲む
白銀 明日香:「ド○ター・ペッパーっていうのもあるらしいけど……千春はどっち飲む?」*首をかしげる

剣持 千春:「ありがとうございます、そのままコーラで大丈夫です」*汗
剣持 千春:「ここの蛇口からはコーラが出るんですね……?」
剣持 千春:*どう突っ込めばいいのか困りつつコップを受け取ります

白銀 明日香:「ん、どうぞ」
白銀 明日香:「私たちみたいな若者は、コーラを飲む……らしいよ」
白銀 明日香:「だから、嚆矢が改造して幾らでも出るようにしたんだって。すごい」

白銀 明日香:「嚆矢が言うの。ここは自由の国だから、お前たちは自由に振舞え……って」
白銀 明日香:「私には、まだよくわからない。たぶん、ずっとUGNに居たから」
白銀 明日香:「でも、嚆矢はそれでもいいって言ってくれるの。ちょっとずつでも、自分のしたいことを探せって」

剣持 千春:「……そう、なんですね。したいこと……」*とりあえずコーラは飲みます
剣持 千春:UGNについて詳しいわけでもないので、ちょっと絶句してます

GM:OK ちょっと炭酸が抜けているけど、冷たくて美味しいコーラだ

GM:ちなみに、特に千春を監視している存在はない
GM:ここにいるのは年相応(?)な少年少女たちで、UGNのような組織感は見られない
GM:その気になればいつでもN市支部に連絡を取ることができそうだ、という印象を千春は持つよ

剣持 千春:「(もし、彼らが本当にUGNのやり方の犠牲者なら……まだ、報告するわけにはいかないかもしれない)」

そのころ雑談タブでは……

真壁 仙:うわ~脱走兵の互助会だ
真壁 仙:大それた夢なんかない、ただ子供の頃見た夢以外を知らないからそれだけを叶えてる奴じゃん
真壁 仙:コーラって……

刺蜂 蜜羽:「年頃の子供はコーラを飲む」という情報だけが彼らにコーラを飲ませているんですよね
刺蜂 蜜羽:違うんだよ……コーラも飲むけど、自分がその時好きなものを飲んでるんだよ……!
真壁 仙:子供の頃に夢見たコーラがある種のアイコンになってるんだな~

真壁 仙:UGNっていう組織を憎むことすらできないんだろうな
真壁 仙:憎めるほどにUGN以外の場所を知らないんだろうなあ
ローズマリー:世界がUGNしかなかったし
ローズマリー:世界=UGNで世界を脅かす敵を排除するしか知らない

剣持 千春:僕はどうすればいいんだよ……!
真壁 仙:剣持君、君はその子たちと今日初めて会ったんだ
真壁 仙:別に背負うことはないんだぜ?
ローズマリー:オニ!悪魔!!ウロボロス!!!
真壁 仙:うるさい化け物め!
ローズマリー:うわあああああん!!!!!

シーン4. 侵入者

GM:それではつづいて長門守戦闘主任、カモン!

長門守 飾:1d10+31 //シーンイン
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (1D10+31) → 3[3]+31 → 34

GM:◆描写◆
UGN日本支部の大会議室。
集まっているのは任務成功率約60%を超える優秀なエージェント達だ。
会議室のスクリーンには、ここ数日のUGNに対する電子攻撃とその推測被害ログが表示されている。
何件かは重要なデータの破壊や改竄が行われたことを意味していた。
スクリーン脇に座っている霧谷雄吾が、レーザポインタで重要な箇所を示しながら口を開く。

霧谷 雄吾:「今回皆さんに集まってもらったのは、ある所属不明のクラッカーについての情報を集めてもらうためです」
霧谷 雄吾:「ネットワーク対策室に関連するエージェントの方はご存知でしょうが、ここ数ヶ月で大きな被害を出しているのが同一人物であることがわかりました」

長門守 飾:*腕を組み聞き入る

画像10

絵:影山とらこさん

PC:長門守 飾(ながともり かざり)
CN:祈祷の在り様(シルヴァスパイク)
PL:影山とらこ

シンドローム:バロール/キュマイラ
ワークス:UGNエージェント
カヴァー:なし
能力値:肉体3/感覚1/精神3/社会2

概要
オーヴァードに覚醒して以来、100年以上老いることなく悪魔狩りとして生きてきた女性。魔眼の能力によって周囲への攻撃を自身へと向かわせ、強靭な肉体と斥力制御能力で跳ね除ける防御型能力者。
白兵攻撃に対しては改造されたパイルバンカーを得物に捨て身のカウンター攻撃を放つことも可能。

霧谷 雄吾:「我々の協力者である“トランジスタガール”のカウンターハッキングが敢行された結果……なんとか相手の尻尾を掴むことができた、というところです」

GM:*会議室にどよめきが走る。 “トランジスタガール”はUGNの協力者であり、天才的な腕を持つハッカーとして知られているからだ。
GM:*その彼女(?)ですら相手の尻尾を掴むに過ぎなかったという事実は、攻撃者の腕前の高さを示していた。

霧谷 雄吾:「攻撃を仕掛けてきた者は“LiVE”というハンドルネームを使っていた、ということがわかりました」
霧谷 雄吾:「よって、このクラッカーを“ライヴ”の仮称で呼び、足を使った情報収集を開始します」

霧谷 雄吾:「皆さん、くれぐれもネットワークを介した情報の漏洩に気を付け、情報収集に当たってください」
霧谷 雄吾:「アナログな手法になりますが……“足で稼ぐ”方法が最も効果的です。万が一、ネットを介した連絡を行うにあたってはセキュリティレベル5以上の条件を付与します」
霧谷 雄吾:「以上、解散です。皆さんの働きを期待しています」

GM:*霧谷の言葉を皮切りに、エージェントたちは会議室から出ていく

長門守 飾:「状況は想像以上に深刻なようだが……貴方はどう見る? 霧谷支部長」
霧谷 雄吾:「……正直、足で稼げと言ってみたものの」
霧谷 雄吾:「……“ライヴ”と名乗るクラッカー。奴が何者かに協力して何かを企んでいるとして……その何者かの方が尻尾を出すのに期待したほうが良いかもしれません」
霧谷 雄吾:「意外なところから、手がかりが見つかるかも」

長門守 飾:「……成程。その方がよほど建設的、か」
長門守 飾:「手間を取らせてすまない」
長門守 飾:「どうも電子機器の類には慣れなくてね」
霧谷 雄吾:「今回の件についてはあまり考えないほうが良いでしょう」

霧谷 雄吾:「貴方の支部に所属している“慎ましい電子司書”もネットワークの扱いに長けたオーヴァードの一人です。何かわからないことがあれば、彼に助言を求めるのも良いかもしれません」*枝垂のことだ
長門守 飾:「ああ、流石に私だけでは手も足も出ないだろうからな」*苦笑しつつ退室

シーン5. 解放者

GM:それでは長らくお待たせして恐縮ですが真壁さんのオープニング!
真壁 仙:はいよ!

真壁 仙:37+1d10
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (37+1D10) → 37+8[8] → 45

GM:◆描写◆
剣持千春が潜入任務に挑戦する一週間ほど前。
フリーランスのオーヴァード、真壁仙は既に“リベレーターズ”の足取りを掴んでいた。
彼は剣持千春が潜入するにあたり、そのサポートのため先んじて彼らに接触し、更に機会があれば潜入を試みている。
彼らが根城にしていると思われる廃墟区画を歩いていると、すぐに数人の少年たちが近づいてきた。

少年たち:「おいアンタ……俺たち“リベレーターズ”のことを嗅ぎまわってるんだって?」
少年たち:「調子に乗ると痛い目見るぜ」*拳を鳴らす
GM:※彼らはエキストラなので宣言一つで倒せます

真壁 仙:「おっと、いきなり不躾だな少年たち」

画像11

出典:カルビ回路/Picrew

PC:真壁 仙(まかべ せん)
CN:“トーカー”
PL:西口

シンドローム:ウロボロス/ハヌマーン
ワークス:歌手
カヴァー:大学生
能力値:肉体2/感覚2/精神5/社会1

概要
UGNを主な顧客とする、フリーランスのオーヴァード。
自身の声を媒介とした強力な洗脳能力を持ち、戦闘時は相手の動きや攻撃に対し強力な停止命令を下すことができる。
普段は能力を封印し、バンドのボーカルをしているらしい。
気さくな性格で、他人をよくあだ名で呼ぶ。

真壁 仙:「こういう時はまずは自己紹介からじゃね?」
少年たち:「じ、自己紹介……?」*元チルドレンなのでそういう経験がなく、たじろぐ
真壁 仙:「……」
真壁 仙:「まあ安心しろよ、別にとって食おうってわけじゃないからさ」

真壁 仙:「(なんてーか、オーヴァード組織っていうには……)」
真壁 仙:「(幼過ぎるな。マジで戦う以外の事知らないんだろうなぁ)」

少年たち:「と、とにかく! 俺たちについて嗅ぎ回るってんなら……痛い目見てもらうぜ!」*威嚇程度のエフェクトを発現させる
真壁 仙:「『落ち着け』って」*エフェクトで強制的に戦意を萎えさせる

少年たち:「……!?」*エフェクトが意思に反して引っ込む
少年たち:「な、なにしやがった! このっ……能力(ちから)が出ねぇ!」*狼狽

真壁 仙:「(もっちーともまた違うな、力に戸惑ってるんじゃない。世界が狭すぎて何すりゃいいかわかってないんだ)」
真壁 仙:「(痛い目に合わせんのもカワイソーだよなぁ……)」

真壁 仙:GM,彼らを連れてファーストフード店とかに行けるかな?
真壁 仙:攻撃するのが可哀想になってきちゃった……

GM:その後アジトに案内してもらう、という流れが作れるならOKですよ!
真壁 仙:警戒心を解いてもらいたいがゆえなのでOKです!

真壁 仙:「えーっと、そうだな」
真壁 仙:「よし、とりあえずお前たち……」
少年たち:「な、なんだよ……!」
真壁 仙:「ついてきな、俺が『世界』を教えてやるよ……」*歩き始める
少年たち:「せ、『世界』……!?」*ついていく

真壁 仙:そんな感じでバカイザーに連れてってあげよう、何か行ったこと無さそうだし……

◆GMのメモ◆
バカイザー、第一話にも登場した駅の近くに有るバーガーショップである。
正式名称は『バーガーカイザー』で、とにかくデカくてパティの分厚いハンバーガーが売りの豪快な店だ。
サイドメニューも充実しており、当然のようにコーラもある。

真壁 仙:その上で、危害を加えるつもりがないことを説明して、アジトみせてもらおうかな
真壁 仙:まあ最終的に和解できるかはまた別の話だけど、最初から血みどろになることもあるめえよ……

GM:では約一時間後……

少年たち:「なぁ真壁の兄貴! 俺今度はあのテリヤキっての食べてみてぇ!」*キャッキャッ
少年たち:「さっき言ってたボーカルって奴、俺たちもできるかな? 今度教えてくれよ!」*キャッキャッ
真壁 仙:「ん、じゃあまた今度持ってきてやるからよ。ボーカルはまあ……適正次第だな」
少年たち:「そうだ! 俺まだ“名前”ないんだ! 今度一緒に考えてよ!」*キャッキャッ

真壁 仙:打ち解けました
GM:パーフェクトコミュニケーション!

GM:それでは、真壁さんはリベレーターズの集会所の一つとして使われている廃墟に案内されます。
GM:リーダーは多忙らしく、会えるのはしばらく後になるそうです。

GM:それではミドルフェイズに移行していきます~!

シーン6. 再会はコーラで祝す

GM:シーンプレイヤーはPC2、ローズマリーさんのみです

ローズマリー:1d10+43
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (1D10+43) → 1[1]+43 → 44

GM:オープニングシーンの直後、夜のN市外れを再会した嚆矢とローズマリーが歩くシーンとなっております。

GM:◆描写◆
N市の街外れ、ローズマリーは旧友と再会を果たしていた。
UGN時代と比べてかなり服装は変わっているが、人懐っこい笑顔と軽妙な話し方は間違いなく嚆矢だ。

桐生 嚆矢:「お~れ~は~ アナ~キ~スト~」
桐生 嚆矢:「ららら~ ですとろ~い」*ふざけた調子で歌っている
ローズマリー:「( ゚д゚)」

桐生 嚆矢:「オラッ!アナキストビームだ!」*そのまま自動販売機に手をかざす
桐生 嚆矢:*自動販売機の表示灯がデタラメに点滅したかと思うと、缶コーラが2本出てくる。電子決済システムをハッキングしたのだ。
ローズマリー:「( ゚д゚)!?」

桐生 嚆矢:「ほれ、飲むだろ? 俺の奢りだ」*1本のコーラを差し出し、自分の分の蓋を開ける
ローズマリー:「あ、ありがと……(ひどい歌のセンスでびっくりしたわ……)」

プシュ

桐生 嚆矢:「ここ2年……ずっと隠れてたもんでな。暴れてねぇからこんな小ワザばっかり巧くなっちまったぜ。かかっ」
桐生 嚆矢:「今宵の月と……俺たちの再会に乾杯! なんつってな」
桐生 嚆矢:*コーラの缶を開け、ローズマリーの缶に軽く当てる
ローズマリー:「いけないんだーって、チクる相手もいないわね。乾杯!」
ローズマリー:*コン

桐生 嚆矢:「かーっ、うめぇ! やっぱ瓶か缶から飲むのが一番美味い」
ローズマリー:「そうね~!なんだか、コップで飲むよりリッチな感じがするわ」
桐生 嚆矢:「おぉ、ローズマリーも“理解”ってんな~!」*わはは

桐生 嚆矢:「う~ん、これを仲間達にも飲ませてやりてぇ。“アジト”の配管と設備、もうちょい手を入れないとな……図面の引き直しからだ」*不意に真面目な顔
ローズマリー:「アジト? そういえば、嚆矢は今どこにすんでるの?」
桐生 嚆矢:「おー、そういや話がまだだったな」

桐生 嚆矢:「さて、そいつを話す前に少し俺の身の上話を聞いてくれよ」
ローズマリー:「ええ、聞かせて。嚆矢のこと……もっと知りたいわ」

桐生 嚆矢:「いいぜ。お前には……嘘偽りなく話そう」
桐生 嚆矢:「まず2年前の件だが……まぁ見ての通り俺は死んじゃいない」*両手を広げて自分を指さす
桐生 嚆矢:「ま、ちょっとした協力者がいてな。さっきの自販機みたいにちょちょいと、UGNの作戦記録をな」*ニヤつきながら人差し指を振る

ローズマリー:「作戦記録ぅ? なーんでそんなこと……あれ?」
ローズマリー:「ちょっとまって、どうしてUGNに帰ってこないの?」
桐生 嚆矢:「アホか! 帰るわけねーだろ、あんなとこ!」
ローズマリー:「だって……嚆矢が死んだって聞かされて、私すごく辛かったのよ!? 電話くらいしてくれてもいいじゃない!」
桐生 嚆矢:「あー……それに関しては本当にすまん」

桐生 嚆矢:「けど、UGNに気取られないようにUGNチルドレンと接触するのってメチャクチャ難しいじゃん?」
ローズマリー:「まぁ、そうね。作戦の時か……さっきみたいに嚆矢を……探すくらいしか外に出ないし」*ごにょごにょ
桐生 嚆矢:「ま、だから今回こうして会えたのはすげーラッキーだった、ってことさ」
桐生 嚆矢:「お前がわざわざあの辺出歩いてなきゃ難しかった。ひょっとして、俺のことを探してくれてたのか?」

ローズマリー:「う……」
桐生 嚆矢:「だとしたら、すげー嬉しいよ」*くしゃっと笑う

ローズマリー:「そ、そんなわけないでしょ!私は†夜を征く吸血鬼†!!」
ローズマリー:「夜行性なのは当然!思い上がらないでよね!」*フンッ
桐生 嚆矢:「へーへー、相変わらずだな」*辟易したような顔を浮かべるが、すぐに笑顔になる

桐生 嚆矢:「で、こっからが本題なんだが……」
ローズマリー:「……?」*首を傾げ
桐生 嚆矢:「お前は……UGNの連中に心を殺されてないか?」
桐生 嚆矢:「多くのUGNチルドレンが……「世界を守るため」なんて綺麗事のために使い潰されてる」

桐生 嚆矢:「俺たちは道具じゃねぇ……人間なんだ。自由が、心がある」
ローズマリー:「道具……?嚆矢待って、何の話をしているの?」
ローズマリー:「どうしてUGNがそんなことをするの……?」*本気で分からないといった様子
桐生 嚆矢:「……そうか。きっとお前は、良い支部に配属されたんだな」*寂しそうに笑う

ローズマリー:「た、確かに訓練辛いし、自由も制限されてるけどそれなりにあるし……」
桐生 嚆矢:「……お前もいずれわかるよ。俺と一緒に来てくれれば……俺の仲間たちが受けた仕打ちを知れば」
ローズマリー:「……そんなに、辛かったの?」

桐生 嚆矢:「辛かったんじゃない。辛いんだ
桐生 嚆矢:「俺や俺たちが今まで置かれてきた状況が……そしてこれからも置かれるであろう状況が」
桐生 嚆矢:「俺たち……ずっと薄暗い日陰に押し込められて、そこで生まれてそこで死ぬ。そんなんでいいのか?」
ローズマリー:「(私の知らないところで……嚆矢、皆はそんな目に……)」

桐生 嚆矢:「俺たちだって自由に生きたい。バカやって、人に迷惑かけて怒られて……そんで、自由に死にたい」*泣きそうな顔で

ローズマリー:「……」
ローズマリー:「……うん」

桐生 嚆矢:「俺やお前はもっと、自由を知らなきゃいけない。UGNを抜けて、俺と一緒に来てくれないか?」
桐生 嚆矢:「お前なら信頼できる。お前と一緒なら世界を変えられる……どうだ?」

ローズマリー:「(これって……UGNに対する裏切り……よね)」
ローズマリー:「(でもそれ以上に……嚆矢を裏切たくない)」

桐生 嚆矢:「……いや、いいんだ」*首を振り、歩き出す
桐生 嚆矢:「こんな泣き落しみたいなやり方で付いてきてもらおうなんてカッコ悪い真似、なんか違う気がしてきた」*頭をかく

ローズマリー:「……待って、いく」
ローズマリー:「私も、いく」
ローズマリー:「嚆矢と……一緒に居たいから」

桐生 嚆矢:「……ちょちょ、待ってくれよ。マジで来てくれるとは……いや、お前を疑うつもりじゃなかったけど」
桐生 嚆矢:「……どうしよう。俺、嬉しいよ」*顔を背け、目の辺りを袖で拭う
ローズマリー:「探したもん……本当はずっと……嚆矢を探してたもん!」
桐生 嚆矢:「おま……だったらさっきそう言えよ! ……ダメだ、俺泣きそうだよ」*泣いてる
ローズマリー:「恥ずかしくて言えるわけないでしょ、察しなさいよ!」
桐生 嚆矢:「ううっ、悪い……」

ローズマリー:「死んだなんて信じられなくて、信じたくなくて、ずっと……探してたもの……! それなのに、やっと会えたのに今更またお別れはしたくない」
桐生 嚆矢:「あぁ、もうお前を一人にはさせない」

桐生 嚆矢:「そうと決まれば、さっそく段取りを組むぜ」
桐生 嚆矢:「……UGNを抜けるにはそれなりに準備しなきゃな」
桐生 嚆矢:「俺の方で、回せるだけの手は回す」
桐生 嚆矢:「これ以上遅くなるとお前も怪しまれるから、今日はここで一旦お別れだ」
ローズマリー:「う、うん……!わかった!」

ローズマリー:「電話……えっと、どうやって交換するんだっけ」*スマホみて困ってる
桐生 嚆矢:「電話とか普通のメッセージはダメだ。UGNが見張ってる」
桐生 嚆矢:「実は、さっきの協力者が作ってくれた抜け道があってな」
桐生 嚆矢:「UGNのアカウントでやり取りする内部メッセージあるだろ」
ローズマリー:「あったような……気がする」*詳しくない

桐生 嚆矢:「お前のIDが昔のままなら、そこに干渉してやりとりできる。3つめのフォルダの下書きファイルに俺からの伝言を書くよ」
桐生 嚆矢:「スパイみたいでカッコいいだろ?」*にかっ
ローズマリー:「かっこいいのはアンタよ。私よりも一生懸命に生きてる」*小声

桐生 嚆矢:「……じゃあ、今日はさよならだ」
桐生 嚆矢:*二人が歩いて数m離れたタイミングで

桐生 嚆矢:「俺達は今“デカいこと”をやろうとしてる。それこそ、世界を変えるほどのデカいことだ」
桐生 嚆矢:「一緒に世界を変えよう。次は仲間たちを紹介するよ。おやすみ!」*軽く手を振る
ローズマリー:「……楽しみにしといてあげるわ。おやすみ」*クールを装って手を振って別れる

ローズマリー:「まずは使い方思い出さないと……」*前途多難・・〆

そのころ雑談タブでは……

真壁 仙:あー、嚆矢くんは明確に目的ある気がするね
真壁 仙:……大丈夫かな、黒幕がいてくれる方がいっそ気が楽なんだけど
真壁 仙:協力者はおそらく例のクラッカーなんだろうが……
長門守 飾:読めねえ~~~~
長門守 飾:ここからどうワールドエンドしていくのだ……?
剣持 千春:コレ対立型じゃないんですよね?(ルルブ1のセッションの進め方を読み始める

刺蜂 蜜羽:あーあーあーあーあーあーあーあーあー
刺蜂 蜜羽:あー……
刺蜂 蜜羽:う”っ
GM:※刺蜂先生はこのシナリオ通過するの3周目らしいです
刺蜂 蜜羽:限界になってたのに今日は支部長であることを思い出して過呼吸起こした

剣持 千春:多くを知っているカンリさんがのたうち回っている……
長門守 飾:重傷じゃん……

真壁 仙:タイトルを汲むなら……
真壁 仙:やり直すつもりかい嚆矢くん、青春をさ。邪魔する全部壊して
剣持 千春:ああ……確かにまっとうで順当な願いかもしれない
長門守 飾:基本ルルブ2でこんなテーマ出してくるの???
真壁 仙:嚆矢くんは特に「脱落」した同期たちがいるしね
真壁 仙:ここにヨギーがどう関わってくるのかがこのシナリオの肝な気がする

長門守 飾:敵か味方か、与儀おじさん……
真壁 仙:俺たちにとって味方なら彼らにとっては敵だね
剣持 千春:はずれクジを引いたんだな、向こうは
長門守 飾:どう転んでもつらくなるのずるい
ローズマリー:もうすでにPLもPCも桐生君好きだからUGNに帰れない

シーン7. ハウツー ライヴ ウィズ フリーダム

GM:さて、次のシーンはPC1がシーンプレイヤーです
GM:PC5の真壁さんも登場可能です。 途中登場もOKよ
剣持 千春:でます!
真壁 仙:ダイス構えとこう

剣持 千春:1d10+41 //シーンイン
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10+41) → 6[6]+41 → 47

GM:◆描写◆
N市街外れの廃ボーリング場。
“リベレーターズ”がアジトにしている場所の一つであり、幾人もの若者たちが思い思いに過ごしている。
潜入した剣持千春は先に潜入していた真壁と合流を果たしたところだった。
今のところ潜入はバレておらず、二人は「UGNに反感を覚えたイリーガルで“リベレーターズ”への加入希望者」という立ち位置になっている。

「お前か? 新しい仲間ってのは」
軽薄そうな声とともに扉が開き、ストリートファッションに身を包んだ少年、桐生嚆矢が姿を現す。
嚆矢はまじまじと千春を見つめたが、リラックした様子で笑みを浮かべた。

桐生 嚆矢:「剣持千春か。よろしくな」*にかっ
剣持 千春:「こ、こんにちは。えっと……そうです。よろしくおねがいします」
桐生 嚆矢:「俺は桐生嚆矢。この組織……まぁ組織って感じでもねーけど、“リベレーターズ”のリーダーやってるモンだ」
桐生 嚆矢:「優秀な仲間は幾らでも欲しい。一緒にデカいことをやろう」
剣持 千春:「(デカいこと……?)」

桐生 嚆矢:「お、ちょうどいいところに居るな」*一人の少女に向かって手招き
剣持 千春:「あなたが……白銀さんからお聞きしてます。コーラ、おいしかったです」

白銀 明日香:「あ……」*嚆矢に招かれて寄ってくる
桐生 嚆矢:「なーんだ、もう知り合ってたのか! 明日香が自分から他人に話しかけるなんて珍しいから嬉しいぜ」

桐生 嚆矢:「あらためて俺からも紹介させてくれ。こいつは明日香。戦闘には向いてないけど、探し物とかすげー得意なんだぜ」
桐生 嚆矢:「なんてったって“物体から残留思念を辿る”能力者だからな」
剣持 千春:「そんな能力があるんですね……それはすごい!」*純粋に感嘆してる

桐生 嚆矢:「信頼の証だ、俺の手の内も軽く見せとこう。あっち見てみ」*誰もいない建物の一角を指さす
剣持 千春:「あっち?」*素直に指さされた方を見る
GM*そこには崩れかけのコンクリート壁があり、いくつかコーラの空き缶が積み上げられていた

桐生 嚆矢:「一番上に置かれてるあの缶に当てる……5発当たったら拍手してくれよ」*手を握り込み、指鉄砲の形を作る
桐生 嚆矢:*その瞬間、嚆矢の指先の空気がバチバチと音を立てた
剣持 千春:「あんな遠くのものを……わっ!」

GM:*10m以上離れた距離の空き缶が回転しながら飛び上がり、リズミカルに6度、空中を舞う

桐生 嚆矢:「おっし!7発当たったぜ! 全盛期なら、10発は堅かったんだがなぁ」*指鉄砲の指先をフッと吹く
剣持 千春:「!すごい……!」*拍手
桐生 嚆矢:「へへー! こりゃどうも」*おどけてお辞儀
桐生 嚆矢:「電荷を帯びた不可視の空気弾……“ライトニングボルト”が俺の十八番さ」
剣持 千春:「ちょっと音にびっくりしたけど、かっこいいです」*控えめに笑いつつ

真壁 仙:よし、この辺で出ていいですか!
GM:イイヨォ!

真壁 仙:1d10+45 //シーンイン
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (1D10+45) → 4[4]+45 → 49

真壁 仙:「なーんだ、練習か? いきなりパンパン聞こえるからびっくりしたぜ」
桐生 嚆矢:「んぁ? お前も新入り……だっけか」
真壁 仙:「ん~、ま似たようなもんかな」
真壁 仙:*もっちーにはちらっと目くばせした後ウィンクでもしておくか
剣持 千春:「あっ、えっと……こんにちは」*一瞬名前を呼びそうになりつつ、ウインクに軽く会釈を返し

桐生 嚆矢:「そうか。じゃあリーダーとして自己紹介しとこう」
桐生 嚆矢:「俺は桐生嚆矢。“リベレーターズ”の代表をやってる者だ」
真壁 仙:「俺は真壁仙、よろしくな」

真壁 仙:「あ、これお土産」*ファーストフード店のテイクアウト
桐生 嚆矢:「おぉっ!? 「バカイザー」のテイクアウトじゃねーか!」
桐生 嚆矢:「わかってんな~~~!!」*テンションが上がっている
真壁 仙:「そんな喜んでくれんなら、俺も持ってきた甲斐があったぜ」

剣持 千春:桐生さんは知ってるんだ
GM:ここ2年は放浪してたからね
真壁 仙:逃亡生活長かったしね~

桐生 嚆矢:「よっしゃ、今日は二人の歓迎会だな!」
桐生 嚆矢:「明日香、第二冷蔵庫から冷凍ピザを持ってきてくれ」
白銀 明日香:「うん、わかった!」*駆けていく
桐生 嚆矢:「ありったけだぜ! 全員でパーティーにしよう」*明日香の背にむかって
剣持 千春:「(そこまでしてもらえるんだ……!?)」

桐生 嚆矢:「サラマンダーの皆! 力を貸してくれ!」
桐生 嚆矢:「今から仙の持ってきてくれたテイクアウトのハンバーガーと冷凍ピザ、そして蛇口から出るコーラで歓迎会をやる!」
桐生 嚆矢:「誰が一番上手くピザを焼けるか、競争だっ!」

剣持 千春:「あの、えっと。多少は手伝えると思います……」*ちろっと手を挙げて
桐生 嚆矢:「マジかよ!? サラマンダーは強い奴多くて好きだぜ?」
少年たち:「俺だって負けねーぜ!」
少年たち:「俺の温度操作でこんがり焼き上げてやる!」
少年たち:「ピザ! 冷凍ピザ!」*キャッキャッ

GM:千春と仙、二人を中心にリベレーターズの少年少女たちはささやかな宴に興じます
真壁 仙:「……ちょっとキツいな~、こりゃ」*小声で
剣持 千春:冷凍ピザでここまではしゃげるのなんでか分かってないです

GM:ちなみにチルドレンたちが焼いてくれたピザは「温度調整は完璧なのだが根本的にピザというものを理解していない」感じの仕上がりです

そのころ雑談タブでは……

真壁 仙:歓迎会で冷凍ピザって聞いて心が痛くなってきた
真壁 仙:この子、本当に精一杯年長者やってるな~……
ローズマリー:生々しくてきついな

ローズマリー:冷凍ピザがうまいものだと思ってるんだ
剣持 千春:エッ冷凍ピザはおいしいですよ……
真壁 仙:いや、冷凍ピザは美味しいよ……
ローズマリー:そりゃおいしいよ、でもさ……

ローズマリー:出前とろうぜ~!とかケンタ予約したんだ~!ができねえんだ。彼らにはこれが精いっぱいなんだ
真壁 仙:住所ないし、家庭料理知らないもんな……
真壁 仙:ご飯を「作って」もらった経験ない気がするな~
ローズマリー:スポドリで乾杯してたあのころ
真壁 仙:PLは歓迎会の様子でマジでいたたまれなくなってきてる

GM:ちなみに、刺蜂先生は「霧谷のフルコース」を持ってますから霧谷雄吾とフルコースを食べることができます。支部全員で。
GM:「冷凍ピザではしゃぐリベレーターズ」と「霧谷のフルコースを食うN市支部」の格差が描けるね

刺蜂 蜜羽:うう~!!!!!!!
長門守 飾:支部長、気を確かに!!
ローズマリー:ひでえこというわね!!
剣持 千春:気が狂うのはまだ……まだ早いんだ……

GM:◆描写◆
歓迎会で盛り上がる“リベレーターズ”の面々。
嚆矢の元に少年のひとりが足早に近づいてくる。
少年は小声で嚆矢に伝えた。

少年:「リーダー、“ファーザー”から定時連絡です」
少年:「N市支部の刺蜂が動いてる、活動を一旦控えた方が良いかもと」
桐生 嚆矢:「くくっ、チルドレンが次々失踪して中々焦ってるみたいじゃねーか」

少年:「あと“ライヴ”からもメッセージが入ってました」
少年:「刺蜂の指示で、イリーガルがこっちに潜入捜査を仕掛けようとしている、注意しろ……とのことです」
桐生 嚆矢:「潜入捜査か……俺苦手なんだよな。仲間を疑うのって」*眉根を下げ、肩をすくめる
剣持 千春:「……」*申し訳なさで眉を下げてる

真壁 仙:「ま、誰だって嫌なもんさ」
桐生 嚆矢:「……っ! 聞こえてたか?」*一瞬緊張した顔になるが、すぐ笑顔が戻る
剣持 千春:「桐生さんは……優しい人なんですね」
桐生 嚆矢:「んあ? そうかー? まっ、優しそうな顔してるってよく言われるよ」*冗談めかして
剣持 千春:「……」*申し訳なさで眉を下げてる

そのころ雑談タブでは……

長門守 飾:バレバレじゃないか!
真壁 仙:……与儀さんさ、ひょっとして罪滅ぼしのつもりなのか?
剣持 千春:ですかね……
ローズマリー:そういうことするのヨーギラス
ローズマリー:ごめんね、○が如くとか言っちゃって
剣持 千春:もうつらい
剣持 千春:裏切り者だから……

シーン8. 笛吹き男は街を去る

GM:次のシーンはだいたい2,3日後かな
GM:場所はN市支部(支部長のラボ) 登場は全員を推奨します~ 

刺蜂 蜜羽:1d10+35 シーンイン
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (1D10+35) → 6[6]+35 → 41

長門守 飾:1d10+34 //シーンイン
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (1D10+34) → 8[8]+34 → 42

ローズマリー:1d10+44 私はスパイ
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (1D10+44) → 4[4]+44 → 48

真壁 仙:1d10+49 //シーンイン
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (1D10+49) → 4[4]+49 → 53

剣持 千春:1d10+47 //シーンイン
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10+47) → 3[3]+47 → 50

GM:◆描写◆
場所はUGN・N市支部。刺蜂 蜜羽のオフィス“第八ラボ”である。
デスクの上に積まれた膨大な事務ファイルや壁に貼られた地図、そしてエージェントの笹塚が持つタブレット。
様々な形で表示されている資料が示すのは、UGNチルドレンの失踪ペースが落ちるどころか早まっているという苦しい現状だ。

笹塚 枝垂:「あわわわ……UGNチルドレンの失踪ペースが全然落ちていません……それどころかペース上がってます!」*泣きそうな顔
笹塚 枝垂:「し、支部長ぉ~! どどど、どうしましょう……!?」*いつにもまして慌てている
刺蜂 蜜羽:「落ち着いて。笹塚くん」

真壁 仙:「おっつかれ~、何か大変な感じ?」
笹塚 枝垂:「あっ、真壁さんおかえりなさい! い、今コーヒー入れますね」*わたわた
真壁 仙:「いやいや、いーよ、なんか大変そうだし」

ローズマリー:「急に呼び出して何かあった?」
剣持 千春:「…………大変、みたいですね。どうされたんですか?」
長門守 飾:「……チルドレン狩りか、穏やかではないな」*壁際腕組
ローズマリー:「なんかアンタ達の顔、懐かしい気がするわねえ」

GM:それじゃ支部長に事態の概要を伝えようかな
GM:支部長は適宜RPで共有してね

刺蜂 蜜羽:「笹塚くん。一回深呼吸してね。今から言うことも落ち着いて飲み込みなさい」
笹塚 枝垂:「」*震えながら頷く
刺蜂 蜜羽:「与儀教官が失踪したわ」
笹塚 枝垂:「はっはっはひっ……!」*過呼吸気味

ローズマリー:「は? あの爺が? なんでよ」
刺蜂 蜜羽:「どこかの誰かと極秘にやり取りしていたようね」
笹塚 枝垂:「そそそ、それってまさか……!」
刺蜂 蜜羽:「怪しいとは思っていたけれど…どうやらクロだったみたい」
笹塚 枝垂:「そ、そんなぁ……」
刺蜂 蜜羽:「……おそらく、リベレーターズの内通者ね」

真壁 仙:「教官ってーと、“ファーザー”の与儀大介か。俺ともっちーが聞いたのはそいつの事だったんだな」
剣持 千春:「定時連絡って言ってましたね……」

ローズマリー:「リ、リベレーターズ……ってなに、それ」
真壁 仙:「何、か……。ちょっと難しいな」

真壁 仙:「まあざっくり言うと、UGNを出て行ったチルドレンたちの寄り集まり……かな」*大雑把な所感
ローズマリー:「ふーん。……ん?」*嫌な予感
真壁 仙:「桐生って子が音頭とって、何かデカいことしようとしてる……らしい」
ローズマリー:「」*ギクッ

刺蜂 蜜羽:「桐生……ね」
長門守 飾:「脱走チルドレンが組織化しているのか……」
剣持 千春:「ローズマリーさんみたいな人たちだったんだ……」

ローズマリー:「ヘ、ヘェ……ソウナンダ」
真壁 仙:「……ん、どしたマリ子?」
真壁 仙:「お前そんなC3P○みたいな喋り方だっけ?」

真壁 仙:「ま、いいや。ともかく……正直俺は半信半疑だったけど」
真壁 仙:「UGNに内通者がいるとなれば、馬鹿に出来ねえわな」

ローズマリー:「」*ドキッ……!
ローズマリー:「へ、へぇ……内通者……ね」
真壁 仙:「そう、意味わかるか?」
ローズマリー:「ばっかにしないでよ!スパイってことよね!」
真壁 仙:「お、マリ子は賢いな~」

刺蜂 蜜羽:GM、《写真記憶》で桐生の名前見た記憶とか出てきませんか?
GM:ふむ。難易度7で《精神》の判定をどうぞ

刺蜂 蜜羽:(6+0)dx //精神
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (6DX10) → 10[4,4,4,8,9,10]+2[2] → 12
成功!

GM:すばらしい

GM:では刺蜂支部長は

・“ライトニングボルト”桐生嚆矢は、ローズマリーと同期のUGNチルドレンであったこと
・2年前にN市で行われた、FHエージェントとの交戦任務中に行方不明となったこと
・その際の作戦記録には(刺蜂支部長から見て)微妙に不自然な点があり、当時彼女は違和感を覚えたこと

を記憶しています

刺蜂 蜜羽:「……桐生嚆矢。2年前に失踪したチルドレン、だったかしら」
真壁 仙:「随分前だな、何か他の奴らとは違うと思ってたけど」
刺蜂 蜜羽:「確かあの作戦は……不自然な点がいくつか残ってたわね」

刺蜂 蜜羽:「そして」*ローズマリーの方を見る
ローズマリー:「……」
刺蜂 蜜羽:「……今日は静かね。喉でも乾いているのかしら。紅茶がいい?それともコーヒー?」*冗談めかして笑う
長門守 飾:*すっとドアを塞ぐように移動する

ローズマリー:「こっ……コーラの気分だわ」*ぎこちなく笑って
刺蜂 蜜羽:「……お友達想いなのはいいことよ。でも」
刺蜂 蜜羽:「彼がもしUGN(せかい)に害成す相手だったら、UGN(われわれ)は迷わず切り捨てるわ」

ローズマリー:「……何よ、そうやって」
ローズマリー:「そういう方針だから……みんな出てくんじゃないの……?」

刺蜂 蜜羽:「だから」
刺蜂 蜜羽:「手遅れにならないうちに、ちゃんと相談なさい」
刺蜂 蜜羽:「大人を頼って。あなたは一人ではないのだから」

ローズマリー:「……ふん」*そっぽをむく

真壁 仙:「まーまーまーまー」
真壁 仙:「そんなケンケンすんなって、マリ子もよ」
真壁 仙:「シブチョは心配してんだって。全部汲めとは言わねえけど」

真壁 仙:「とりあえず落ち着けって、な?」
ローズマリー:「……わかったわよ」
真壁 仙:「その桐生って子が何してるかはしんねえけどさ」
真壁 仙:「別に……彼のことを頭っから悪者って決めつけたいわけじゃねえんだ。皆な」

ローズマリー:「……そうなの?」
真壁 仙:「シブチョもカザリンも、そういう仕事だから……責任もあるし仕方ねえんだって」
ローズマリー:「そう。……なら、落ち着いてあげる」
真壁 仙:「話がわかるな~」

刺蜂 蜜羽:「剣持さん。貴方も何かわかったら相談してくれると嬉しいわ」
刺蜂 蜜羽:「危険な任務に向かわせてしまって申し訳ないけれど、ね」
剣持 千春:「頑張ります……その折が来たときは、お世話になります」
刺蜂 蜜羽:「…お世話になるのはこっちの方よ」

真壁 仙:「そうそう、頼りにしてるぜもっちー。無理ない範囲で」
真壁 仙:*ガシッと千春に肩を組む
剣持 千春:「わっ!」*びっくり

ローズマリー:「千春のやつ、何の任務を受けてるのよ」*仙に
真壁 仙:「まー、潜入っていうか視察っていうか?」
ローズマリー:「ふーん。むいてなさそ~!」*けらけら

そのころ雑談タブでは……

GM:真壁さん、ちょうど良い距離感(UGNの内部に踏み込み過ぎてない)でちょうど良い年齢(大人とも子供ともつかない)で本人の性格もあって
真壁 仙:真壁の言動は責任負ってないからこそ、なので
GM:フリーランサー故の立ち回りだなぁ
真壁 仙:チルドレンほど束縛もされてないから、ともすれば大分適当、無責任になりかねない自覚はあるのでその辺の塩梅に気を付けたいところ……

真壁 仙:マリーちゃんとか剣持君にめちゃめちゃ絡みたくなっちゃう
ローズマリー:いじわるだけど頼れるおにいちゃん
剣持 千春:かっこよくて頼れるお兄さん
真壁 仙:カザリンとか支部長とも絡んでいきたいわね
GM:大人ともまた違う立場からの意見で絡んでくれると嬉しいね!

シーン9. 情報収集

GM:それでは情報収集の時間だよ~~!!情報収集に挑戦するPCは随時登場し、判定に挑戦していってね。
GM:情報収集項目については以下の通りです

・“リベレーターズ”について1 情報:UGN or 情報:裏社会 難易度7
・“リベレーターズ”について2 情報:軍事 難易度10

・桐生嚆矢について 情報:UGN 難易度8

・白銀明日香について 情報:UGN 難易度7

・与儀大輔について 情報:UGN or 情報:噂話 難易度8

・ライヴについて 情報:UGN or 裏社会 or ウェブ 難易度9

更に、所定の情報について調査後に解放される項目が2つ

真壁 仙:じゃあ初手もらおうかな。ライヴについて調査したい
GM:OK~!

真壁 仙:1d10+53 //シーンイン
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (1D10+53) → 2[2]+53 → 55

真壁 仙:アイテム「コネ:ハッカー」を使い、更にエフェクト【無形の影】を使って情報判定します

真壁 仙:C(55+4)  //無形の影
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : 計算結果 → 59

真壁 仙:(5+0+2)dx+3 //情報:ウェブ(コネあり)
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (7DX10+3) → 9[1,3,5,6,8,8,9]+3 → 12
成功!

GM:フリーランサーとして懇意にしているハッカーの協力を仰ぎ、正体不明のクラッカーについて探ってもらったようですね

真壁 仙:「よろ!」

・“ライヴ”について
→正体不明の凄腕ハッカーとされる。自己顕示欲が強く、プライドの高い行動傾向が確認されている。
その性格もあり、秘匿された侵入経路を隠しておくのがやや苦手らしい。

 情報の破壊や改竄の腕は極めて高いものの、本人の目的はそれを行ったうえで相手を挑発することにあるようだ。
 真壁が調査した通信記録から推測するに、“リベレーターズ”と何らかの協力関係にあると考えられる。

真壁 仙:ふうむ、こっちも善意の協力者ってわけじゃなさそうな気がする
GM:隠し通路を見つけたら派手に暴かずにいられない、そんな人
真壁 仙:まあ良くも悪くもクラッカーだな……

ローズマリー:はいはい次私行きたい! 支部長、支援ください!
刺蜂 蜜羽:いいよー
GM:じゃあお二人は登場どうぞ~

刺蜂 蜜羽:1d10+41 シーンイン
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (1D10+41) → 9[9]+41 → 50

ローズマリー:1d10+48 //シーンイン
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (1D10+48) → 4[4]+48 → 52

刺蜂 蜜羽:【支援射撃】使います。注射器に栄養剤を入れて渡す
ローズマリー:支部長の栄養剤もらいつつ嚆矢について調査!

ローズマリー:「なんかの間違いよ、自分で証明するんだから」

ローズマリー:(1+7)dx+1
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (8DX10+1) → 9[2,3,4,6,7,7,8,9]+1 → 10 →成功!
・桐生 嚆矢について
→UGNチルドレン、ローズマリーの訓練時代の同期生。
ハヌマーンとブラックドッグ能力を高度に組み合わせ、「荷電状態にした圧縮空気を弾丸(ボルト)のように撃ち出す」ことから“ライトニングボルト”のコードネームを持つ。

同期生内でも抜群の戦闘センスと安定したレネゲイド活性率から「天才」と高い評価を得ていたが、東京近郊都市での作戦行動中に行方不明となる。
現在は“リべレーターズ”の代表者として活動しているが、ローズマリーが呼び出せば接触を図ることができる。

ローズマリー:呼び出さなければ守れる……!?
GM:それはどうかな……!

GM:ちなみに、ここでの「同期生」というのは広義の方です。
    例えば他支部のUGNチルドレンなんかと比較した場合ですね。

刺蜂 蜜羽:では次は私が。与儀について、霧谷さんとのコネを活用して調査

刺蜂 蜜羽:(2+0+3)dx+1 //情報:UGN(コネ:霧谷あり)
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (5DX10+1) → 10[3,5,8,10,10]+9[6,9]+1 → 20→成功!
・与儀 大介について
→UGNチルドレン養成機関「ホーム」所属の訓練教官として知られているが、過去はUGNチルドレンの能力開発・調整に携わっていた。
 有用な能力を持つチルドレンを次々開発し、その精神面も兵器として運用しやすいよう調整していたが、白銀明日香の開発を最後にその職を辞し、訓練教官のポストに着く。

 彼が能力開発に使用していた研究所は現在放棄されており、誰も使用していない。
 ・与儀の研究所に向かう が可能になる

剣持 千春:よっし!行きます!

剣持 千春:1d10+50 //シーンイン
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10+50) → 8[8]+50 → 58

剣持 千春:シナリオロイスだし、白銀さん調べます

剣持 千春:(2+0)dx //社会
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (2DX10) → 3[2,3] → 3
失敗……

剣持 千春:ダイスが足りない
真壁 仙:ただの男子高校生にこの手の調査は厳しいな

GM:今回も例によって枝垂が手伝ってくれます(達成値+2)が……
GM:それでも少し厳しい出目

長門守 飾:では次いで

長門守 飾:1d10+42 //シーンイン
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (1D10+42) → 7[7]+42 → 49

長門守 飾:リベレーターズについて1、やります

長門守 飾:(2+0+2)dx+1 //情報:UGN
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (4DX10+1) → 7[5,5,6,7]+1 → 8
成功!
・“リベレーターズ”について1
→オーヴァード能力に目覚めた少年少女達のチーム。
 名前は“解放者”を意味する。
 失踪した元UGNチルドレン達を中心に構成されており、「自由に生きる」を合言葉通り自由を満喫している。

 ただし、一部の精鋭達がN市の市内外を問わず目撃されているようだ。
 リーダーは“リベレーター”を名乗る桐生嚆矢。

GM:ではでは、二巡目を始めていきますよ~! 挑戦者は登場よろしくお願いします!
剣持 千春:もう一回白銀さんチャレしたいです!

剣持 千春:1d10+58 //シーンイン
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10+58) → 9[9]+58 → 67
剣持 千春:(2+1)dx //社会
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (3DX10) → 9[3,4,9] → 9 → 成功
成功!
・白銀明日香について
 先月行方不明となったUGNチルドレン。モルフェウス/オルクス能力者で戦闘向きの能力を持たない。

 ただし「物体に込められた記憶を読む」という希少なサイコメトリー能力を持ち、追跡・調査任務では高い評価を得ていた。
 与儀大輔が調整を担当した最後の一人であり、能力のノイズとなる感情や自我を意図的に削られている

剣持 千春:うそだろ……
GM:自我とか感情があると物体に込められた残留思念を読む時に主観ノイズが混じるので……
GM:意図的にそういったものを持たないように“調整”されていたんですねぇ
剣持 千春:声をかけてくれた女の子がひどい目にあっていた情報をつかんでしまい
剣持 千春:う~~~ん!(苦悶)
真壁 仙:与儀さあ……

GM:残る情報は「リベレーターズについて2」 情報:軍事で難易度は10……
GM:枝垂くんのサポートを受ければ実質難易度は8
長門守 飾:社会2の私には少々キツいな
ローズマリー:私にも無理!
真壁 仙:【無形の影】使えば実質精神で振れる……いきますか

真壁 仙:1d10+59 //シーンイン
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (1D10+59) → 5[5]+59 → 64

真壁 仙:まずは無形の影を そして情報判定!

真壁 仙:C(64+4)  //無形の影
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : 計算結果 → 68

真壁 仙:(5+1)dx //精神
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (6DX10) → 10[6,6,7,9,9,10]+5[5] → 15
成功!
・“リベレーターズ”について2
→“リベレーターズ”の精鋭部隊が国防軍の基地からミサイルを強奪する計画を立てているようだ。
 彼らだけでこの計画を立てるのは困難だと思われ、背後に何者かの思惑があると見られる。
 ・国防軍のミサイルについて の情報収集が可能になる。

真壁 仙:あかーーーーん!!!
真壁 仙:お前、これは罪滅ぼしにならねえぞ与儀!

GM:新しく追加される情報項目は2つ!

・国防軍のミサイルについて1 情報:UGN or 情報:軍事 難易度8
・国防軍のミサイルについて2 情報:UGN or 情報:軍事 難易度10

刺蜂 蜜羽:ミサイル抜いてから与儀ンとこ行くかな……

刺蜂 蜜羽:1d10+52 シーンイン
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (1D10+52) → 1[1]+52 → 53
刺蜂 蜜羽:(2+0+3)dx+1 //情報:UGN(コネ:霧谷あり)
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (5DX10+1) → 9[1,6,7,9,9]+1 → 10

真壁 仙:サンキュー霧谷
GM:いいですねぇ! 達成値10だし、1と2まとめて公開しよう
刺蜂 蜜羽:お、ありがたい!
長門守 飾:お~!

GM:まずは「国防軍のミサイルについて」その1から

・国防軍のミサイルについて1
→「近年の世界情勢を鑑みての防衛強化」を名目に国防軍基地に搬入された3発の弾道ミサイルを使い、弾道観測実験が行われようとしている。
 厳重なプロテクトがかけられており、万が一ミサイルそのものを強奪されたとしても発射することはできない

ローズマリー:厳重なプロテクト……ひとまずは安心……?

GM:「国防軍のミサイルについて」その2はこちら

・国防軍のミサイルについて2
→ミサイルのプロテクトを管理する管制部隊の士官一名が行方不明になっている。

剣持 千春:おばか!!!!ポンコツ!!!穴だらけ!!!
刺蜂 蜜羽:ここ本当に即落ち2コマなんですよね

ローズマリー:あたし購入判定したいわ!
長門守 飾:私も挑戦したい!
GM:いいよ~ 欲しいもの宣言して判定振ってね

長門守 飾:1d10+49 //シーンイン
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (1D10+49) → 2[2]+49 → 51

長門守 飾:UGNボディーアーマー狙います

長門守 飾:(2+0)dx+5 //調達
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (2DX10+5) → 10[1,10]+2[2]+5 → 17
成功!

ローズマリー:アンチマテリアルライフル(難易度35)がほしいのママ
刺蜂 蜜羽:じゃあマリーちゃんに支援射撃投げよう

ローズマリー:12dx+7
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (12DX10+7) → 10[1,2,3,4,4,5,6,6,7,9,9,10]+10[10]+6[6]+7 → 33 
失敗……

ローズマリー:財産ポイント1点しかない! うわぁぁぁぁあん!!
GM:この際ほかの人が財産ポイント消費しても構わないとしよう
刺蜂 蜜羽:お、じゃあお駄賃上げよう 1ポイントだけ出します
ローズマリー:ありがとう……!

ローズマリー:「売ってくれてもいいじゃない!!おまけしてよ!!」*店先でトラブル
ローズマリー:店長に親御さん呼び出されて払ってもらいました

GM:ふむふむ、では情報収集まで完了ですね。
GM:一旦まとめておきましょうか~

第二話前編のまとめ

・死んだと思われていた男、ローズマリーの親友「桐生 嚆矢」は生きていた。現在は脱走したUGNチルドレン達で構成された組織“リベレーターズ”のリーダー

・かつてUGNチルドレンの開発に携わっていた教官「与儀 大介」は裏で“リベレーターズ”に協力し、UGNの内部情報を流していた。

・正体不明のクラッカー“ライヴ”もまた“リベレーターズ”に協力している。
 しかし善意の協力者というにはどうにも怪しい部分があるようだ。

次回予告

突如ローズマリーの前に姿を現した親友、桐生嚆矢。
彼の語る「世界を変えるデカいこと」とは、一体何を意味するのか。

過去の所業に対する罪悪感から彼らに手を貸す与儀大介。
彼が造り出し、育て、そして逃げ出した子供たちは一体どこに向かうのか。

そして正体不明のクラッカー“ライヴ”。
“リベレーターズ”と接触し、彼らに情報面でのサポートを与える彼(?)の正体と思惑とは……?

次回、第二話「Children of Unseen Shade」後編
ダブルクロス――それは、裏切りを意味する言葉。

←第一話「Steppin' out to Another Days」後編

第二話「Children of Unseen Shade」後編→

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