ダブルクロス3rd リプレイ:アナザー 第一話「Steppin' out to Another Days」後編

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作:カンリさん

はじめに

 本記事は2020/07/24に行われた「ダブルクロス The 3rd edition(著:矢野俊策/F.E.A.R 出版:富士見ドラゴンブック)」(以降DX3と記述)のセッションログを再編集してリプレイにしたものです。

 可読性のため、一部発言の順序や内容を修正していることがあります。

 ダブルクロス The 3rd editionは有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です。

また、このリプレイに使用したシナリオはルールブック掲載公式シナリオである「Crumble Days」を基にしています。未通過であり、今後「Crumble Days」をプレイしたいと考えている方は読まないことをオススメします。

0. これまでのあらすじ

 下校中にバス事故に巻き込まれた男子高校生、剣持 千春
 絶体絶命の状況下にあった彼は、突如として異能の力を発現する。
 炎の中から無傷でクラスメイトの綾瀬 真花を助け出した彼は、UGN(ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク)へと保護されるのであった。

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絵:シロクニさん

PC:剣持 千春(けんもち ちはる)
CN:???
PL:シロクニ

シンドローム:サラマンダー
ワークス:高校生
カヴァー:高校生
能力値:肉体7/感覚1/精神2/社会2

概要
周囲にからかわれるレベルで泣き虫な少年。
母は物心付いた頃からおらず、男手一つで育てられた。
気が弱く、体格も小柄なことから周囲から軽く見られがちなものの心優しい少年。

 同時刻、UGNチルドレンのローズマリー矢神 秀人の尾行を行っていた。FHエージェント疑惑のある矢神の後を尾行していたその時、ローズマリーはバスが横転炎上する様を目撃する。その傍らには、矢神の姿があった。

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絵:閣下さん

PC:ローズマリー
CN:純血の花弁(ブラッディ・バレット)
PL:閣下

シンドローム:ブラム=ストーカー
ワークス:UGNチルドレンB
カヴァー:UGNチルドレン
能力値:肉体2/感覚8/精神2/社会1

概要
幼少期にUGN(ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク)に引き取られ、能力の使い方を仕込まれながら育った「UGNチルドレン」の少女。
「不老不死」を造り出す実験の過程で生み出された実験体であり、自身を「完全無欠の吸血鬼」と称している。

 UGN・N市支部の支部長刺蜂 蜜羽とエージェントの長門守 飾は、市内で発生したバス事故から生還した剣持 千春が無傷であったことから彼をオーヴァードと確信。また同時に受けた報告から、FHエージェント“レギオン”が市内に潜伏していることを知る。

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絵:カンリさん

PC:刺蜂 蜜羽(しほう みつは)
CN:苦薬の五錠(ドラッグ・クインテット)
PL:カンリ

シンドローム:ノイマン
ワークス:UGN支部長
カヴァー:医者
能力値:肉体3/感覚1/精神3/社会2

概要
UGN・N市支部の代表者。
N市支部は病院の敷地内に非公式に設置されており、医療関係の研究室として取り扱われている。
メスや注射器を投げて援護射撃を行ったり、適切な戦術指揮によってチームでの戦闘力を向上させるなどの能力を持つ。

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絵:とらこさん

PC:長門守 飾(ながともり かざり)
CN:祈祷の在り様(シルヴァスパイク)
PL:影山とらこ

シンドローム:バロール/キュマイラ
ワークス:UGNエージェント
カヴァー:なし
能力値:肉体3/感覚1/精神3/社会2

概要
オーヴァードに覚醒して以来、100年以上老いることなく悪魔狩りとして生きてきた女性。“攻撃が自然と自分に向かってくる”という尋常ならざる不幸体質の持ち主なのだが、これが“味方への攻撃を引き受ける”という形をとり「守る」能力として機能する。

 UGNに協力するオーヴァードでフリーランサーの真壁 仙は市内のFHの動向調査を依頼される。
 その過程でFHエージェント“レギオン”の存在を感知した彼は、FHのアジトを突き止めるも。しかしもう一人のFHエージェント“シューラ・ヴァラ”から妨害を受け、撤退を余儀なくされる。

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出典:カルビ回路/Picrew

PC:真壁 仙(まかべ せん)
CN:“トーカー”
PL:西口

シンドローム:ウロボロス/ハヌマーン
ワークス:歌手
カヴァー:大学生
能力値:肉体2/感覚2/精神5/社会1

概要
UGNを主な顧客とする、フリーランスのオーヴァード。
特定の支部やUGN内の機関に属さず、必要な期間だけ契約することで事件解決に協力する。「声」を媒介として周囲の人間やオーヴァードに行動を強制する、という極めて強力な洗脳能力を持つが、普段はそれを封印してシンガーソングライターをしている。
気さくな性格で、他人をよくあだ名で呼ぶ。

 情報収集の結果、FHエージェント“シューラ・ヴァラ”の正体はオーヴァードに覚醒した矢神 秀人だと判明する。
 FHはN市市内で一般人を集め、オーヴァードとして覚醒させて組織へと連れ去る計画を実行していたのだ。
 たまたま生き残った千春と綾瀬はFHエージェント“レギオン”から狙われることとなるが……?

シーン8. 偽りの記憶

GM:シーンプレイヤーは千春くんです
剣持 千春:はあい!

剣持 千春:1d10+68 //シーンイン
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10+68) → 3[3]+68 → 71

GM:◆描写◆
襲撃事件から数日。
綾瀬は千春と距離を置くようになっていた。
しかしある日の晩、千春の端末に綾瀬からのメッセージが届く。
「――明日の放課後、駅東にある“バーガーカイザー”まで来られない?相談したいことがあるの」

真壁 仙:バーガーカイザーか……きっとデカいんだろうな
GM:バーガーエンペラーと迷いました
ローズマリー:略してバカイザー
GM:食べ盛りの高校生達には食べ応えのある「ルーラー」が大人気
GM:「バカイザー行こうぜ!」の一言で教室では歓声が上がるぞ
ローズマリー:肉食ってるときはバカになれがキャッチコピー

GM:◆描写2◆
千春が駅東にあるハンバーガーショップに向かうと、店の隅にある席に座っていた綾瀬が小さく手を振った。
少し悲しそうな面持ちで、綾瀬は千春に声をかける。

綾瀬 真花:「あ、剣持くん……こっちこっち」*手招き
綾瀬 真花:「ごめんね、急に呼び出しちゃって。矢神くんが「もうアイツとは関わるな」って怖い顔するから……」
剣持 千春:*綾瀬さんの向かいの席に行って座ります
剣持 千春:「そうなんだ……ごめんね。この前、強めに言い返しちゃったから」*そのせいじゃないことも何となく知ってるけど
綾瀬 真花:「矢神くん……昔はあんな感じじゃなかったのに。どうしちゃったんだろう……?」

剣持 千春:「…………。 そういえば、相談って?」*気を取り直し
綾瀬 真花:「あぁ、ごめんね。相談したいこと、っていうのは……」
綾瀬 真花:「私、最近変な夢を見るの。 ……バスが燃えてて、剣持くんも燃えてて……でも、剣持君が私を助けてくれるの」
剣持 千春:「……」*視線を逸らす
綾瀬 真花:「あれだけいっぱい死人が出た事故で、私と剣持くんだけほとんど無傷だなんて……おかしいよ」
綾瀬 真花:「剣持くん……なにか、私に隠してない? 自分だけで何か、抱えて込んでたりしてない?」*千春を心配するように

GM:※ここで真実を伝えた場合、綾瀬のロイスはタイタスになります
剣持 千春:うーん……!
剣持 千春:自分が化け物だなんて信じたくないので、隠します

綾瀬 真花:「剣持くん……昔から一人で抱え込むタイプだから、私はそれが心配で……」*涙目になっていく
剣持 千春:「そ、そうかな? 座った席の運が良かったとか、そういう話だって、僕は……」
綾瀬 真花:「そ、そう……なのかな?」
剣持 千春:「……僕は……そう思ってる」*思いたい

GM:◆描写3◆
その瞬間、賑わっていた店内を静寂が包み込む。
まるで凍りついたかのように――否、店内は本当に凍りついていた。

一瞬にして店内の温度が氷点下まで下がり、食事を楽しんでいた人々の手足が床やテーブルに張り付いたのだ。
綾瀬も衣服と椅子が氷で張り付いて身動きの取れない状態になっていた。
無事なのは千春だけだ。

剣持 千春:「……!」
綾瀬 真花:「な……ッ! なに、これ……冷た……痛い……!」

GM:そして苦悶の呻き声を漏らす店員や客を押しのけるようにして、一人の少年が現れた。
FHエージェントの“シューラ・ヴァラ”。あるいはクラスメイトの矢神秀人。

剣持 千春:ワーディングじゃないですね、これ?
GM:いえーす ガチで店ごと冷凍している
ローズマリー:純粋に攻撃してきたなテメェーー!
真壁 仙:下品な男だぜ
真壁 仙:しかし昔は優しかったっていうのがアレですね
     レネゲイドで人生狂わされた感
長門守 飾:確かに……
真壁 仙:普通に生きてたら、剣持君とも普通の友人のように接していただろうなあって

矢神 秀人:「悪い子だなぁ、綾瀬さん。僕の言いつけを守れないなんて……少しお仕置きが必要かな?」*身動きの取れない綾瀬の手を取る
綾瀬 真花:「ひっ……!」*青ざめる
矢神 秀人:「これが僕の力だ。綾瀬さんには少し反省して欲しいんだ」
綾瀬 真花:「……ッ! い、痛い……冷たいよぉ!」*右手から肘のあたりまでを一瞬で霜が覆う
剣持 千春:「……どうして、こんな真似を!」*ぽろっと涙が伝う
矢神 秀人:「剣持……お前のせいだぞ」*千春を一瞥しつつ

矢神 秀人:「最初からこうすればよかったんだ。いや……最初からこうするべきだった」
矢神 秀人:「綾瀬さん、君を新しい世界へと連れていく」
剣持 千春:「綾瀬に……触るな!!」*大声と共にとっさに高体温で綾瀬の氷を解かそうとします
矢神 秀人:「ふん、馬鹿が」*千春の周囲に氷の柱が形成され、まるで檻のように行く手を阻む
剣持 千春:「……!」*氷の檻越しに矢神を睨む

矢神 秀人:*綾瀬の頭に軽く手を触れると、彼女は意識を失った。頭部体温を一瞬下げ、昏倒させたのだ

矢神 秀人:「……剣持、お前が邪魔さえしなければこんなことにはならなかった」*千春を睨みながら
剣持 千春:「邪魔って、何ですか」
矢神 秀人:「……あの日、バスの中から彼女を助けただろ」
矢神 秀人:「……お前が余計なことをしなければ、綾瀬さんはあの時オーヴァードになっていたんだ」
剣持 千春:「助けなかったら、死んでいたかもしれないのに?」
矢神 秀人:「綾瀬さんは特別な人だ。助かるさ」
矢神 秀人:「それに……万が一そうならなかったら、僕が助けるつもりだったさ」
矢神 秀人:「なぜ、お前なんだ? なぜお前はあそこにいた?
剣持 千春:「オーヴァードにさせるために殺すような目に遭わせるなんて、おかしい…」
矢神 秀人:「ふん、お前には理解できないさ」
矢神 秀人:*綾瀬を抱き上げ、連れて行こうとする

剣持 千春:止めます、止めたいです
GM:では剣持くんが思わず止めようと動いたその時!

矢神 秀人:「遅い」*千春の方に目もくれず、手を宙に翳す

GM:その瞬間、一瞬で空中に氷の槍が形作られ千春へと飛来!
GM:千春の両手足を貫き、店の壁に磔にします
GM:1d10点のダメージをどうぞ

剣持 千春:1d10
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10) → 9

GM:結構グッサーいきましたね
剣持 千春:めっちゃ痛いです

剣持 千春:「ぐっ……ああああ!!」
矢神 秀人:「……本当にお前が綾瀬さんの事を想うなら。これ以上僕の邪魔はするな」
矢神 秀人:「……境界線を超えれば、お前を始末しなきゃならなくなる」
矢神 秀人:「じゃあな、剣持」*そのまま店から去ります
剣持 千春:何言ってるのか全然わかんないけど、痛いのとショックで号泣してます

剣持 千春:はりつけにされた経験は人生で初めてだ……
GM:千春がなんとか自分の手足を引きちぎりながら磔状態から脱したとき、既に矢神の姿はどこにもありません
剣持 千春:怪我をイージーで凍らせながら支部に電話して〆です

シーン9. 追跡

GM:このシーンは追跡シーンです。全員登場をオススメします

長門守 飾:1d10+87 登場判定
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (1D10+87) → 8[8]+87 → 95

刺蜂 蜜羽:1d10+89 シーンイン
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (1D10+89) → 8[8]+89 → 97

ローズマリー:1d10+69
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (1D10+69) → 2[2]+69 → 71

真壁 仙:1d10+77 //シーンイン
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (1D10+77) → 5[5]+77 → 82
◆Caution!◆
前シーンからシームレス登場だったので剣持くんの登場侵蝕率上昇を失念していた。これはシンプルにGMのガバであり、すぐに研修へと送られた。

長門守 飾:「千春! 酷い怪我だ、軽く手当てしよう」*応急手当キット取り出しながら
剣持 千春:「ありがとうございます……!」
真壁 仙:「とうとう、って感じだな……奴も本気で動き始めたか」
刺蜂 蜜羽:「……手酷くやられたわね」
長門守 飾:「傷はともかく、命が繋がっていて安心したよ」
刺蜂 蜜羽:「少し見せてみて……」*医者なので傷口を見ます
真壁 仙:「オーヴァードは頑丈だからなあ」
長門守 飾:「たとえ体がそうでも、心まではそうはいかない」

◆GMのメモ◆
戦闘やエフェクトによる消費ではなく、シナリオ演出で負った怪我なのでこの応急キットを消費することでHP全快可能と処理した。

ローズマリー:「……。どうして、1人で出て行ったの」
剣持 千春:「綾瀬と会ってしまったから…矢神くんが」
真壁 仙:「連絡じゃあ女の子攫ったって言ってたな、その子か」
剣持 千春:「はい。綾瀬が……僕に相談したいって。それで」*ことの顛末を主観で語る
ローズマリー:「……1人で抱え込もうとしないでよ。彼女が狙われてるのはわかってたでしょうに」
剣持 千春:ずっと泣いてます
真壁 仙:「……傷は平気か? もっちー」*手当の様子を見て
剣持 千春:「はい、痛み止めも効いてきましたし大丈夫です。お兄さんもお姉さんも、ありがとうございます」

真壁 仙:「んじゃ、そろそろ行こうぜ。お前の友達を追いかけんのさ」
長門守 飾:「あの娘が危ない。悠長に構えてる暇はないな」
ローズマリー:「……こういう時は、私達を頼りなさい! 少なくともこの私が……手を貸してやるって言ってんだから!」
ローズマリー:しゃがんでる千春に手を貸そう

GM:◆描写◆
既に矢神の姿はどこにもない。
しかし、言動から推測すると矢神は綾瀬をオーヴァードに覚醒させようとしているようだ。
PC達はそれぞれの方法で矢神と綾瀬の行方を追跡し始めた。

以下のいずれかの判定に成功すれば、FHのアジトを突き止められる。

・難易度9の【知覚】判定
・難易度10の【情報:噂話】判定
・難易度11の【精神】判定

ローズマリー:私に任せなさい!【知覚】で突き止めてやるわ!

ローズマリー:「私の預り知らぬところで……やってくれたじゃない」
ローズマリー:「高くつくわよ、矢神 秀人……!」*綾瀬の血の匂いを辿る

ローズマリー:9dx 感覚
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (9R10[10]) → 10[1,1,3,4,5,7,9,9,10]+9[9] → 19
成功!

GM:すばらしい。
ローズマリー:でも綾瀬の血の匂いなんて知らないわよ
GM:OK ちょっと演出しよう

GM:さっき千春くんが矢神にぶっ貫かれた時、血液の一部が綾瀬の服に付着していたようだ。

GM:ローズマリーは風に漂う千春の血の匂いを嗅ぎ分ける。 方角は町外れ 建設途中で廃棄されたマンションのある区画だ!

剣持 千春:「さっきやられた時……僕の血が綾瀬の服に着いたはずです」
ローズマリー:「アンタの血の匂いならよく知ってるわ。辿れる!」

ローズマリー:「……千春の血の匂いはこっちね。廃墟群の区画!」
ローズマリー:「カビの匂いと別の2人の匂いもする……間違いないわ!」
長門守 飾:「マリー、よくやった!」
真壁 仙:「マリ子お前、犬みてーだな?」
長門守 飾:「猫ではないのか?」
ローズマリー:「あぁ~ん?」*眉間にしわをよせてオラつく

刺蜂 蜜羽:「……剣持さん」
刺蜂 蜜羽:「あなたは、彼女を助けたい?」
剣持 千春:「ええ……できることなら」
刺蜂 蜜羽:「そのために、《こちら側》に来る覚悟はある?」

剣持 千春:「…………」*眉根を寄せ
剣持 千春:「今まで通り暮らせたら、それでいいなって。説明を聞いてから、ずっとそう願ってたんです」
剣持 千春:「でも……手に入れてしまったなら……この力で、僕の力で綾瀬を助けられるのなら……!」
剣持 千春:「助けたいです、刺蜂さん……!」*ちょっと途切れつつ
刺蜂 蜜羽:「…よく言ったわ」
刺蜂 蜜羽:「この“苦薬の五錠”……力を貸しましょう」

長門守 飾:「支部長だけではないぞ」
長門守 飾:「ここにいる皆、キミと同じ気持ちでいる。そうだろ?」*全員を見つつ
ローズマリー:「当たり前でしょ」
真壁 仙:「もっちー一人に、丸投げなんてするつもりはねーぜ?」

ローズマリー:「言っておくけどねえ、興味もない奴らにわーーざわざ、学校まで助けに行くと思う?」
ローズマリー:「あのバス事故の時から……こっちは最後まで付き合うって決めてるんだから!」
剣持 千春:「ありがとう…!」*一旦泣き止んでたのにまた泣く

刺蜂 蜜羽:「“純血の花弁”、“祈祷の在り様”、“トーカー”……そして千春」
刺蜂 蜜羽:「オペの時間と参りましょう。日常に巣食う病巣を切除します」
ローズマリー:「行くわよ!」
長門守 飾:「応ッ!」
真壁 仙:「りょーかい!」
剣持 千春:「ありがとう、ローズマリーさん、皆……行きましょう!」

EX. ロイスの確認

本セッションではロイスの取得タイミングは任意である。
その結果、固定/シナリオロイスを除くロイスはシーン間にPL達が話し合って結ぶこととなった。固定/シナリオロイスを除くPC間ロイスを以下に記す。

・剣持 千春のPC間ロイス

ローズマリー→P信頼○/N劣等感
刺蜂 蜜羽→→P誠意○/N疎外感
真壁 仙→P憧憬○/N隔意

GM:あら、7つ全部埋めないんです?
剣持 千春:えぇ、これで大丈夫……!
GM:コワ~……
・ローズマリーのPC間ロイス

剣持 千春→P好意○/N敵愾心
刺蜂 蜜羽→P憧憬○/N恐怖
長門守 飾→P信頼○/N脅威
真壁 仙→P尽力○/N劣等感

GM:長門守さんに対する脅威とは……?
ローズマリー:情報収集の際のふて寝中、同じ布団に入られまして
長門守 飾:与太話時空での出来事がロイスにフィードバックされた……!
・刺蜂 蜜羽のPC間ロイス

剣持 千春→P庇護○/N不安
ローズマリー→P慈愛○/N憤懣
長門守 飾→P信頼○/N脅威
真壁 仙→P信頼○/N猜疑心

GM:長門守さんへの脅威が気になりますね
刺蜂 蜜羽:医者として、永命者という死なない存在には思うところが……
・長門守 飾のPC間ロイス

笹塚 枝垂→P親近感○/偏愛
ローズマリー→P尽力○/N不快感
刺蜂 蜜羽→P感服○/N恐怖
真壁 仙→P遺志○/N敵愾心

GM:枝垂くんがロイスに入っている! 
長門守 飾:最初に話しかけられたし、情報収集手伝ってくれて健気なので
・真壁 仙のPC間ロイス

剣持 千春→P憧憬○/N疎外感
刺蜂 蜜羽→P尊敬○/劣等感

GM:だいぶ枠が余っている……
真壁 仙:あとは戦闘中に埋めて即昇華、って感じですかね
GM:なるほどね~ 慣れてればそれもアリですな

GM:それでは、本編に戻りましょう

シーン10. 裏切り者(ダブルクロス)

GM:◆描写◆
町外れにある、廃棄されたマンション建設予定地。
N市の再開発はやや無計画気味であり、このような廃墟や廃工場が各地に点在している。
見捨てられた建設予定地では崩れかけたコンクリート造りの天井や床、鉄筋鉄骨がむき出しになった吹き抜けが無機質にそびえ立っていた。

その一角に、“シューラ・ヴァラ”矢神秀人と“レギオン”は居た。
近くの柱には、氷の檻に入れられた綾瀬が震えている。

200812 綾瀬挿絵

◆NPC解説◆
綾瀬 真花。剣持千春のクラスメイト。
泣き虫でからかわれることの多い彼の保護者的存在……たぶん。
矢神からは特別な感情を抱かれている。

レギオン:「いやー、まさか本当に連れて来ちゃうとは。どうするんです?これ」

200808 レギオン 挿絵

◆NPC解説◆
“レギオン”
不死身のFHエージェント。正確には「殺してもいつの間にか別のレギオンが活動を始めている」というエージェント。
エグザイル/ブラム=ストーカー能力者であり、自身の骨を指先から弾丸のように射出する。

矢神 秀人:「剣持……UGNはすぐにでもここを嗅ぎつける。ここで迎え撃つだけだ」*目を閉じて

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絵:松本えひめさん

◆NPC解説◆
“シューラ・ヴァラ”矢神秀人 サラマンダー/モルフェウス
N市の公立高校に通う少年。剣持千春、綾瀬真花とはクラスメイト。
その正体はFHエージェント“シューラ・ヴァラ”
超低温の冷気を操り、氷の壁や槍などを自在に操る強力なオーヴァード。

レギオン:「もしかして私も戦うんですか? そこまでは私の仕事じゃないんですけど?」
矢神 秀人:「なら、今からでも逃げればいい。僕は止めないぞ」
レギオン:「んん~……まぁ貴方には私の仕事を手伝ってもらいましたし
2回”までならサービスしましょう」
矢神 秀人:「好きにしろ」

長門守 飾:回数を重んじるレギオンくん……
GM:レギオンの台詞の端々からは、矢神との共同任務というより部分的な利害の一致があったから一緒に動いてる、って感じがしますよね
刺蜂 蜜羽:ビジネスライクなFH好き
長門守 飾:仕事人気質というか、ビジネスライクというか……
長門守 飾:いいですね

ローズマリー:仲絶対よくないよね
剣持 千春:FHらしい結束の薄さ、いいですねえ
真壁 仙:絶対扱いあぐねてる
真壁 仙:こいつめんどくせーなって思ってる気がする
ローズマリー:おもにレギオンが絶対思ってるよね
ローズマリー:『青くさ……なんでこんなガキの面倒みなきゃいけないんですかねえ……』みたいな
剣持 千春:矢神くんも「指図だるい」とか思ってそうですね
GM:敵側のギスギスコンビ……良いですよね

綾瀬 真花:「はぁ、はぁ……腕が……動かない……誰か……!」*氷の檻に入れられ、凍りついた右腕を抑えて泣いてます

長門守 飾:肉体冷凍普通に痛そうだしえぐさがすごい
GM:設定的には綾瀬さんは剣道部なので、
    利き腕を凍結されるのは普通に辛そう
GM:矢神的には彼女はオーヴァード当確だと思ってるので気にしませんが
長門守 飾:未来を奪う系すきすぎてよろしくない
刺蜂 蜜羽:ダブルクロスしてる感がたまんねえ

真壁 仙:後遺症残ってほしい
長門守 飾:理解る
刺蜂 蜜羽:ヒロインに後遺症を期待する卓
真壁 仙:その痛みと不自由が否応なく怪物になった剣持くんへの恐怖と嫌悪を煽るんだよ

GM:ここらでPCの皆さんは登場をどうぞ

刺蜂 蜜羽:1d10+97 シーンイン
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (1D10+97) → 9[9]+97 → 106

剣持 千春:1d10+71 //シーンイン
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10+71) → 5[5]+71 → 76

長門守 飾:1d10+95 登場判定
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (1D10+95) → 4[4]+95 → 99

ローズマリー:1d10+71
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (1D10+71) → 8[8]+71 → 79

真壁 仙:1d10+82 //シーンイン
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (1D10+82) → 9[9]+82 → 91

矢神 秀人:「……来たか」*千春達に気付く
矢神 秀人:「綾瀬さん、これから起こることをよく見ておきなよ」
矢神 秀人:*千春に向かって軽く手を翳す
矢神 秀人:瞬間、氷の槍が千春の胸目掛けて飛来する!

GM:ダメージの代わりに侵蝕率を1d10上げてください

剣持 千春:1d10+76
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10+73) → 3[3]+76→79

剣持 千春:このダイス、シナリオ前半で力尽きてやがる

GM:避ける素振りすら見せなかった千春の胸を、氷の柱が貫く
GM:しかし、傷口は瞬時に塞がっていく……レネゲイドウィルスのもたらす擬似的な不死の力だ

綾瀬 真花:「う……うそ……!」
剣持 千春:痛さに悶絶はしますが矢神を睨みつけます

矢神 秀人:「見なよ、傷が塞がっていく。 奴も僕と同じ……“怪物(オーヴァード)”だ! こいつらは既に人間じゃない。そのくせ、今の世界を守り続ければ自分は人間のままでいられる……そう思ってるのさ」

矢神 秀人:「そんな連中を……僕は唾棄すべき存在としてこう呼ぶ!」
矢神 秀人:「“裏切り者(ダブルクロス)”と!」

矢神 秀人:「剣持……来れば殺すって言ったよな。“覚悟”はできている、ってことだろ?」
剣持 千春:「……矢神と僕は、絶対に相容れないってわかったから」
剣持 千春:「覚悟は……済んでる!」

矢神 秀人:「ふん、いつもみたいに泣かないんだな」
矢神 秀人:「綾瀬さんの目の前で、お前をできるだけ惨たらしく殺す。その衝撃が、綾瀬さんの中に眠るレネゲイドウィルスを呼び覚ます……!」
剣持 千春:「ごめん、綾瀬………危ない目に遭わせて」

長門守 飾:「(千春……)」

矢神 秀人:「剣持、僕はお前が嫌いだった。泣き虫で、弱くて、いつも綾瀬さんに守られてる……だけど誰より綾瀬さんの傍にいる、お前が……!」
矢神 秀人:「来いよ、剣持。お前のチカラを見せてみろ。悔しかったら、僕を黙らせてみろ……!」

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絵:松本えひめさん

真壁 仙:やっぱりコレ男と男のクソデカ感情では……?

剣持 千春:「嘘をついてでも、裏切り者でも……ただ平和に暮らしたかった。弱くても、認めてもらえる場所があったから!」
剣持 千春:「矢神……僕はお前を許さない!」*決意と共に氷で武器を

真壁 仙:剣持くんこういう場面だと泣かないんだね
GM:いいよね……
剣持 千春:怒ってるので……

GM:矢神から放たれる殺気がPC達のレネゲイドウィルスを昂ぶらせる!
GM:難易度8の意志判定をどうぞ!

長門守 飾:(3+2)dx+3+4@10 〈意志〉判定
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (5R10+3+4[10]) → 8[1,4,6,7,8]+7 → 15
成功!

ローズマリー:3dx
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (3R10[10]) → 10[5,7,10]+4[4] → 14 → 成功!

刺蜂 蜜羽:9dx+3 意志
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (9R10+3[10]) → 7[1,1,4,4,5,6,6,6,7]+3 → 10→成功!

剣持 千春:3dx+1
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[2,3,7]+1 → 8
成功!

真壁 仙:7dx+1 意志
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (7R10+1[10]) → 8[2,2,2,5,8,8,8]+1 → 9 → 成功!

GM:全員成功ですね! すばらしい
真壁 仙:何だこの出目…
剣持 千春:ヒュウ!思い出の品がなかったら暴走していたぜ!
刺蜂 蜜羽:飯がなければ暴走してた
ローズマリー:意思に+補正一切なくて驚いたぜ……

GM:それでは2d10の侵蝕率上昇!

刺蜂 蜜羽:2d10+106 衝動判定
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (2D10+106) → 8[6,2]+106 → 114

ローズマリー:2d10+79
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (2D10+79) → 10[4,6]+79 → 89

真壁 仙:2d10+91
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (2D10+91) → 19[10,9]+91 → 110

長門守 飾:2d10+99
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (2D10+99) → 10[2,8]+99 → 109

剣持 千春:2d10+79
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (2D10+79) → 11[8,3]+79 → 90

GM:それでは配置を発表しよう
GM:まず、矢神と千春を同エンゲージ
GM:そこから5mずつ離れた位置にそれぞれPC2~4とレギオンだ

GM: レギオン (5m) 矢神&千春 (5m) PCたち

レギオン:「陰に隠れて狙おうと思ってたけど、ここじゃ難しいかな?」
ローズマリー:「匂いでばればれよ。あんたの血は大分変ってるもの」
長門守 飾:「先日の借り、返させてもらうぞ!」
レギオン:「ははは、同類には見抜かれるか」
ローズマリー:「どちらの射撃が早いか……勝負と行きましょう」*拳銃を構える
レギオン:「ま、いいや。今回は“一人”だし、適当にやって退場するか……」*腕を変形させ、銃身を形成する

クライマックス・ラウンド1

GM:それでは戦闘開始!セットアッププロセスです!

矢神 秀人:セットアップで【苛烈なる火】【氷の城塞】使用
矢神 秀人:攻撃力とガード値を上げる
矢神 秀人:ちなみに演出的には矢神の操るエフェクトは全て氷だ

ローズマリー:銃構えて終わり

長門守 飾:あ、私もパイルバンカーの装備だけしておきます

刺蜂 蜜羽:戦術/セットアップ/シーン(選択)/侵蝕6 ラウンド間のメジャーアクション判定ダイス+LV個
刺蜂 蜜羽:常勝の天才/セットアップ/シーン(選択)/侵蝕6 ラウンド間の攻撃力+[LV×4] 1シーン1回
刺蜂 蜜羽:100超えてるのでダイス+8個 火力+32を 自分以外のPC全員に

長門守 飾:ヒェ~
真壁 仙:すげえ数値で笑っちゃった
ローズマリー:やべえよやべえよ……
剣持 千春:ヒュー!すごい……
刺蜂 蜜羽:C(12+114) 現在侵蝕率
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : 計算結果 → 126

GM:ではイニシアチブプロセス
GM:イニシアチブキャラクターはレギオンです

レギオン:マイナーアクションで【骨の銃】使用
レギオン:コンボ:骨弾掃射(コンセ+赫き弾+血の宴+オールレンジ)
レギオン:PC2~4に射撃攻撃します

レギオン:(14+3+0-0)dx@7+5+0+0  //命中判定
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (17R10+5+0+0[7]) → 10[2,2,2,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7,8,8,10,10]+10[4,6,7,8,9]+10[3,6,10]+10[8]+4[4]+5 → 49

レギオン:「出し惜しみせずに一気に撃つよォ!」*片腕全体が銃身になり、凄まじい量の骨を撃ちだす!

刺蜂 蜜羽:にっこり微笑んで長門守さんを見ます
長門守 飾:*頷き返す
長門守 飾:では《孤独の魔眼》を!

長門守 飾:「させん!」
ローズマリー:「飾!!?」

GM:4人に向けて放たれた銃弾が……長門守ただ一人の方に収束していく!

レギオン:「……シルヴァスパイクの能力か! 奴の“魔眼”に銃弾が吸い寄せられてる……!」

長門守 飾:《グラビティガード》《イージスの盾》を発動!
長門守 飾:合計8D10だけガード値を上昇させる!

長門守 飾:8d10+4 /ガード値
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (8D10+4) → 54[10,6,9,6,3,7,10,3]+4 → 58

レギオン:5d10+24+0 //ダメージ算出
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (5D10+24+0) → 16[3,1,9,2,1]+24+0 → 40

GM:は、弾いた……ッ!?

長門守 飾:「侮ってもらっては困るな」*重力場で弾き返し、無傷!
レギオン:「チッ……! 今の身体じゃ出力不足か……!」

刺蜂 蜜羽:「流石ね」*微笑んで埃を払う
ローズマリー:「……ありがと、助かった」
真壁 仙:「タッフだなあ、かざりん」
長門守 飾:「なあに、これが仕事だからな!」

GM:次はローズマリーさん、または真壁さんだ
真壁 仙:僕ダイスデバフ入れられるから先やろうか?
ローズマリー:お、じゃあよろしく!

真壁 仙:「這いつくばれ」/射程:視界 対象:シーン(選択) 攻撃力:18 備考:装甲無視、ダメージを受けた相手はラウンドの間ダイス-10
GM:-10!?
真壁 仙:おまけに初撃だけ《終焉の残響》組み合わせるからリアクション不可だぜ
GM:ひぇっ……!?

真壁 仙:(5+3+8)dx@10+4  //命中判定@「這いつくばれ」
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (16R10+4[10]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,5,6,6,7,7,8,9,10,10]+7[6,7]+4 → 21

GM:リアクション不可……ダメージを受ける

真壁 仙:5d10+15+32 //ダメージ算出
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (5D10+15+32) → 23[2,3,5,3,10]+15+32 → 70

剣持 千春:えっぐい!
ローズマリー:つっよい!
刺蜂 蜜羽:シーン攻撃なんだよなぁコレ

真壁 仙:「全員……耳塞いでろ!」
長門守 飾:「!?」
ローズマリー:「ひっ!?」
剣持 千春:「!」

真壁 仙:何処からともなく取り出した拡声器を構え、一言呟く
真壁 仙:「『這いつくばれ』!

レギオン:「ごふッ……!?」*脳に致命的なダメージが入る と 思われたが……!
レギオン:「ヤバいヤバい! それは流石に……ッ!」
レギオン:【透過】発動! ダメージを無効化する
レギオン:一瞬にして身体を液状化、攻撃をやり過ごす
真壁 仙:「チッ、だからエグザイルって嫌いなんだよなあ」

矢神 秀人:「ごはっ……! か、身体が……重い……!」

長門守 飾:「今のをやったのは真壁か?! 信じられん……」
ローズマリー:「や、やばかった……思わず土下座してしまうとこだったわ……!」
刺蜂 蜜羽:(涼しい顔で耳栓を外す)
剣持 千春:「すごい能力ですね……!」
ローズマリー:「でも仙、ナイスよ……!これで、あのぐずぐずになったバカを咲かせられるわ!」*拳銃構え!

レギオン:「こんな序盤から切り札使わされるなんて……やるじゃないか
“トーカー”?」
レギオン:「あの時普通に攻めてこれば良かったんじゃないか?」

真壁 仙:「はん、俺はか弱いんだっての」
真壁 仙:「数で勝ってなきゃ、こんなこたぁやらねえ。危ないからな!」

ローズマリー:そのまま手番!レギオン狙いでコンセ+赫き弾+滅びの一矢+ブラッドバーン!

ローズマリー:(8+2+3+8)dx8+4
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (21R10+4[8]) → 10[1,1,2,3,4,4,6,6,6,6,6,6,7,8,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,4,4,5,5,7,9]+10[9]+7[7]+4 → 41

ローズマリー:「ぶっとびなさい……!」*銃に赤い血管のようなものが浮き出る。そこから放たれるは真っ赤な光弾
ローズマリー:それは拡散し、雨のように突き刺さる
長門守 飾:「マリーからの"お返し"だ。痛いぞ」
レギオン:「透過は暫くできない……この弾幕は……まずいな……!」

ローズマリー:5d10+29+32
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (5D10+29+32) → 24[3,3,9,2,7]+29+32 → 85

長門守 飾:ヒュー!
刺蜂 蜜羽:いいねえ
真壁 仙:いいわね!

ローズマリー:「地獄の花を咲かせなさい……「ダークネスムーン・ガーデン」!!!」*血から生成した弾丸を連射!

レギオン:「ごはっ……!」*HP0
長門守 飾:「取った!」
レギオン:「そう思うのはまだ早いんじゃない?」

レギオン:【不死不滅】使用 HP30で蘇生
レギオン:「……あと一回だけ」*口から血の塊を吐き捨てる
ローズマリー:「チッ、しぶといわね」

GM:ではイニシアチブ
レギオン:ここで【加速する刻】を使用する
レギオン:そして【透過】でダメージを防いだので真壁のデバフは通っていない
レギオン:意趣返しとばかり、ローズマリーに弾丸を撃ち返す!
レギオン:骨弾掃射(コンセントレイト+赫き弾+オールレンジ)

レギオン:(14+3+0-0)dx@7+5+0+0  //命中判定
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (17R10+5+0+0[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,3,4,4,4,4,5,5,8,10,10,10]+10[5,6,8,8]+10[5,8]+10[8]+4[4]+5 → 49

ローズマリー:ドッジ!!

ローズマリー:4dx よけてみたい
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (4R10[10]) → 6[2,3,3,6] → 6

GM:回避ならず……!

レギオン:5d10+24+0 //ダメージ算出
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (5D10+24+0) → 16[7,1,2,1,5]+24+0 → 40

ローズマリー:「うぐっ……!!結構やるじゃない……」

ローズマリー:1d10+99 //リザレクト
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (1D10+99) → 2[2]+99 → 101

レギオン:「鈍い鈍い!」*ローズマリーの眉間に風穴が空く
長門守 飾:「くっ、マリー!」
ローズマリー:「けど残念……私は……吸血鬼は死なない。永遠に咲き続けるんだから……!」*飛び散った血が集まりだし、マリーの体に吸われていく

GM:続いて矢神の手番!

矢神 秀人:マイナーで【インフィニティウェポン】を使用
矢神 秀人:空気中の水分を凍結させ、巨大な氷の槍を造り出す!

矢神 秀人:「お前、凍らせた店内で動けてた……ってことはサラマンダー能力者なんだろ?」*千春を睨みつける
矢神 秀人:「けど……僕に比べれば雑魚もいいところだッ!」
矢神 秀人:「見せてやる……僕の力は全てを凍らせ、貫く!」

矢神 秀人:零下の刺突/コンセ+炎の刃+カスタマイズ

矢神 秀人:(16+4+0-10)dx@7+6+0+0  //命中判定@零下の刺突(近接)
<BCDice:矢神 秀人>:DoubleCross : (10R10+6+0+0[7]) → 10[1,2,2,4,5,5,6,6,7,10]+4[2,4]+6 → 20
◆GMのメモ◆
“シューラ・ヴァラ”矢神秀人にはDロイス【究極の零】を搭載している。
【永遠の炎】と対になる、超低温の扱いに長けた能力者であることを示すDロイスであり、冷気の制御による高精度の攻撃を表現している……。
しかし、真壁の放ったダイスデバフが強烈に作用してその動きはかなり鈍っているようだ。

刺蜂 蜜羽:んーーーードッジ支援!
刺蜂 蜜羽:支援射撃/オート/単体/侵蝕2 判定直前 ダイス+LV個 1ラウンド1回
剣持 千春:頑張ります!

剣持 千春:13dx+1
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (13R10+1[10]) → 10[1,1,2,3,3,4,4,6,6,7,8,8,10]+8[8]+1 → 19

GM:ドッジならず!1足りない……!
真壁 仙:矢神くんの執念感あっていいわね

矢神 秀人:3d10+29+0 //ダメージ算出
<BCDice:矢神 秀人>:DoubleCross : (3D10+29+0) → 14[2,5,7]+29+0 → 43

矢神 秀人:「そこだァ!」*極低温の槍を繰り出す!

剣持 千春:1d10 リザレクト
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10) → 2

剣持 千春:「かはっ……!」*何とか命をつなぐ
真壁 仙:「もっちー!生きてっか!」
長門守 飾:「なんて奴だ……このままでは千春が……」

矢神 秀人:では矢神の手番が終わった次のイニシアチブ
矢神 秀人:【加速する刻】使用!
真壁 仙:「おいおい、まだ動けんのかよ!」

矢神 秀人:「僕を……シューラ・ヴァラを舐めるなァ!」*鈍る身体に鞭打って無理矢理二撃目を繰り出す


矢神 秀人:(16+4+0-10)dx@7+6+0+0  //命中判定@零下の刺突(近接)
<BCDice:矢神 秀人>:DoubleCross : (10R10+6+0+0[7]) → 10[1,2,2,2,2,3,6,6,10,10]+10[6,10]+10[10]+10[8]+2[2]+6 → 48

真壁 仙:すげえ
長門守 飾:10減ってこれか……!!
刺蜂 蜜羽:これは執念
剣持 千春:二回目のほうが精度が高い!!!

剣持 千春:9dx+1 ドッジ……!
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (9R10+1[10]) → 9[2,2,4,5,5,6,8,8,9]+1 → 10

GM:ドッジならず!

矢神 秀人:5d10+29+0 //ダメージ算出
<BCDice:矢神 秀人>:DoubleCross : (5D10+29+0) → 32[9,2,5,9,7]+29+0 → 61

矢神 秀人:「お前は……お前だけはッ!」*死に物狂いで槍を繰り出す

剣持 千春:1d10 リザレクト!
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10) → 3

GM:低ッ!
剣持 千春:上がんね!!
GM:ええい仕方ない

GM:更にその次のイニシアチブでレギオンが【加速する刻Ⅱ】を使います

レギオン:千春狙いで単体射撃
レギオン:【堕落の爪】Lv7を組み合わせる 当たると侵蝕率+7
レギオン:骨弾射撃(コンセントレイト+赫き弾+堕落の爪+オールレンジ)

レギオン:(14+3+0-0)dx@7+5+0+0  //命中判定
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (17R10+5+0+0[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,5,6,6,7,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,6,7,7]+10[6,7]+6[6]+5 → 41

剣持 千春:9dx+1 ドッジ
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (9R10+1[10]) → 8[2,2,4,4,5,6,7,8,8]+1 → 9

レギオン:5d10+24+0 //ダメージ算出
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (5D10+24+0) → 22[7,7,1,3,4]+24+0 → 46

長門守 飾:「千春ッ!!」
ローズマリー:「ちょ、なんで千春ばっか狙うのよ!!」
レギオン:「まだバケモノになりきれてないから……かな!」*撃ち抜く!

剣持 千春:「うあぁっ……痛い……ッ!」*立て続けにズタボロにされて身体が悲鳴を上げる!

剣持 千春:1d10
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (1D10) → 9

GM:これで今千春くんの侵蝕率は……95+7+9の111%だね!

GM:では支部長の手番!
蜂 蜜羽:よし ではでは
刺蜂 蜜羽:アドヴァイス/メジャー/単体/侵蝕4 C値-1(下限6) ダイス+LV個
刺蜂 蜜羽:こちらを剣持君に
剣持 千春:アリガトウゴザイマス!
刺蜂 蜜羽:C-1 ダイス+2 です!

GM:では続いて長門守さん
長門守 飾:はい! レギオンに接敵したいのだが、矢神と千春のエンゲージにぶつかっちゃうかな?
GM:いや、二人の居るエンゲージを迂回してレギオンに接敵できることにしよう。この建設予定地は結構広いからね。
長門守 飾:ありがとうございます! では全力移動で接敵!

GM:では千春くん!

剣持 千春:「くそ、くそ、ゆるさないからな、矢神!!!!」*恐怖から少し震える手で
剣持 千春:マイナーで氷炎の剣を作成 氷の棒みたいな武器を作ります

矢神 秀人:「ハッ! なんだその粗末な武器は!」
剣持 千春:「そんなこと言ったって……!お前みたいに慣れてなんか……」

剣持 千春:極化の刺突”チェンジ・ピアシング”/コンセ+炎の刃+結合粉砕

剣持 千春:(9+3+10)dx@7+2  //命中判定@極化の刺突”チェンジ・ピアシング” 100%
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (22R10+2[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,3,4,4,4,4,4,5,6,7,7,8,8,8,10,10,10]+10[1,4,4,5,7,8,10,10]+10[2,5,10,10]+10[7,10]+2[1,2]+2 → 44

剣持 千春:「くらえっ!!」*半端に冷たく高音な一撃を叩き込む!
矢神 秀人:「随分と舐められたものだな……!」*槍を構え

矢神 秀人:ガードを宣言
矢神 秀人:【氷盾】【鋼の氷】発動!ガード値39でガードする
矢神 秀人:「はぁっ!」*槍を回転させ、地面から氷の壁を生み出す!
矢神 秀人:更に!
矢神 秀人:【ディスマントル】発動! 攻撃が到達するまでにモルフェウス能力で千春の武器を一部分解し、ダメージ-15する!

剣持 千春:うげ
長門守 飾:えぐいな……
真壁 仙:実質的にダメージ軽減-54だね

剣持 千春:5dx10+34+12 //ダメージ算出
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (5R10+34+32-20[10]) → 9[1,3,5,6,9]+46 → 55

矢神 秀人:54点軽減して……1点ダメージだ
長門守 飾:嘘……
剣持 千春:かったい……
真壁 仙:かった

矢神 秀人:「この程度で終わりか……?」*分厚い氷の壁で千春の武器を受け止める! 僅かに貫通した部分が矢神の掌にごく浅く刺さったのみ!
剣持 千春:「ううう…!」*こっちはこんなに痛いのに!

クライマックス・ラウンド2

GM:それではラウンド2です!
GM:セットアッププロセスでは、矢神はさっきと同じ組み合わせのエフェクトを使用します。他の皆はエフェクト使用あるかな?

剣持 千春:侵蝕率100%超えたので……【エターナルブレイズ】を……!
GM:OK!

◆GMのメモ◆
【エターナルブレイズ】……Dロイス【永遠の炎】を選択すると取得できるエフェクト。一般的なサラマンダー能力者と比べ、高熱の扱いに長けるという性質が付与される。

これまでは戦闘に冷気の能力を使っていた千春だったが、それは自身の力を無意識に押さえ込もうとしていたからなのかもしれない。
剣持千春の真価は、凄まじい高熱を操る部分にこそある。

刺蜂 蜜羽:ではこのタイミングで剣持君をSロイスに指定します。
刺蜂 蜜羽:幼馴染を救いたい その覚悟に応えよう!
       Sロイスを即座にタイタス昇華し、【再起】の効果によって
       【常勝の天才】の使用回数を回復し、更にこれを使用します。
      追加で【戦術】も使用!
刺蜂 蜜羽:戦術/セットアップ/シーン(選択)/侵蝕6 ラウンド間のメジャーアクション判定ダイス+LV個
刺蜂 蜜羽:常勝の天才/セットアップ/シーン(選択)/侵蝕6 ラウンド間の攻撃力+[LV×4] 1シーン1回

刺蜂 蜜羽:これで侵蝕率144%……
GM:帰ってこられるんですかね……?

剣持 千春:怒りとままならなさから叫びながら温度を上げてる感じで……
GM:いいですねぇ~

GM:ではイニシアチブ→レギオンの手番
GM:ローズマリー、刺蜂支部長、真壁さんに射撃します

レギオン:(14+3+0-0)dx@7+5+0+0  //命中判定
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (17R10+5+0+0[7]) → 10[1,2,4,4,5,5,5,5,6,7,7,8,8,9,9,9,10]+10[1,4,4,6,8,9,10,10]+10[1,4,6,8]+10[7]+10[9]+3[3]+5 → 58

ローズマリー:5dx  ドッジ
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (5R10[10]) → 9[2,3,5,8,9] → 9
失敗……

刺蜂 蜜羽:5dx+1 回避
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[1,1,6,6,9]+1 → 10
失敗……

真壁 仙:5dx ドッジ
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (5R10[10]) → 8[3,3,4,5,8] → 8
失敗……

レギオン:6d10+24+0 //ダメージ算出
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (6D10+24+0) → 28[3,7,5,1,7,5]+24+0 → 52

レギオン:「ハハッ!壁役が居なきゃ脆いもんだねェ!」
長門守 飾:「しまった……離れたのは失策だったか!?」

ローズマリー:矢神のタイタスを昇華して復帰します!
真壁 仙:レギオンにロイス取得、からの即昇華で復帰!
刺蜂 蜜羽:さっき守ってくれた長門守さんのロイスを昇華して復帰……!

ローズマリー:「……あんたとの闘いも終わらせてやるわ。私はそこの矢神ってやつをやらなくちゃいけないの」
真壁 仙:「うっるせえな、こちとら一般大学生なんだよ……あんまり行ってねえけど!」

GM:続いて真壁さん!
真壁 仙:はいよ!

真壁 仙:前ラウンドと同じコンボ、ただし【終焉の残響】抜きです

真壁 仙:(5+3+8)dx@10+3+4  //命中判定@「這いつくばれ」
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (16R10+3+4[10]) → 9[2,2,2,2,3,5,5,5,5,5,6,6,7,7,9,9]+7 → 16

レギオン:6dx+3 ドッジ
<BCDice:レギオン>:DoubleCross : (6R10+3[10]) → 10[2,3,5,9,10,10]+9[6,9]+3 → 22→成功!

矢神 秀人:矢神はガード ガード値39に【ディスマントル】使用
      54点軽減で備えます

真壁 仙:4d10+18+32 //ダメージ算出
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (4D10+18+32) → 20[8,7,3,2]+18+32 → 70

矢神 秀人:54点軽減でも16点ダメージ入るな……残り8点!

長門守 飾:「(……またアレが来る!)」
真壁 仙:「ゲホッ、『座れ』!」
矢神 秀人:「ぐっ……小癪なァ!」
真壁 仙:「これ疲れんだよなぁ……3日は歌えねえ」
ローズマリー:「……」*そーっと耳をふさぐのをやめて

ローズマリー:「よーーっし!チャンスッ!」
ローズマリー:「飾! そっちは任せたわよ!」*拳銃に血の弾丸を込める
長門守 飾:「応ッ! 心得た!」
ローズマリー:矢神にさっきと同じコンボ!

ローズマリー:23dx7+4 コンセントレイト+赫き弾+ブラッドバーン
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (23R10+4[7]) → 10[2,2,2,2,2,2,3,4,4,5,6,6,7,7,8,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[2,3,4,4,7,9,9,9,9,10,10]+10[2,5,8,8,9,9,10]+10[3,3,4,5,10]+1[1]+4 → 45

矢神 秀人:同じ組み合わせでガード 【鋼の氷】は次から使えない

ローズマリー:5d10+37+32 //ダメージ
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (5D10+37+32) → 29[9,5,2,5,8]+37+32 → 98

ローズマリー:「アンタが私に興味なくても……」
ローズマリー:「私はアンタを倒す義務があるのよ!!」
矢神 秀人:「がはっ……!」*心臓を弾丸が貫く!
ローズマリー:*貫いた胸はまるで血の花が咲いたように開いている。

矢神 秀人:HP0になる……しかし!
矢神 秀人:【燃える魂】発動! HP30で蘇生!

矢神 秀人:「ローズ……マリー……貴様ァ!」
ローズマリー:「あの時、私から逃げたのを後悔するがいいわ」

矢神 秀人:では矢神の手番
矢神 秀人:マイナーで【火の檻】発動
      一瞬にして自身と千春の周りに氷の壁を生み出す!
矢神 秀人:「はぁ……はぁ……!」
剣持 千春:「こ、これは……!」
矢神 秀人:「どっちかが死ぬまで……殺し合おう」*槍を構える
剣持 千春:「逃げないって……言っただろッ!」*怒りから睨みつけ

矢神 秀人:(16+4+0-10)dx@7+6+0+0  //命中判定@零下の刺突(近接)
<BCDice:矢神 秀人>:DoubleCross : (10R10+6+0+0[7]) → 10[3,3,3,5,6,6,7,8,9,10]+10[1,2,6,8]+3[3]+6 → 29

剣持 千春:9dx+1 //ドッジ
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (9R10+1[10]) → 10[2,2,3,4,5,6,7,7,10]+10[10]+8[8]+1 → 29→成功!

長門守 飾:!!!!!
真壁 仙:熱い
長門守 飾:これは激熱
ローズマリー:まじか!!!

剣持 千春:「これで、満足かよ!!!」*紙一重で槍を躱す!
矢神 秀人:「な……ッ!」*驚愕に目を見開く!

剣持 千春:「はは、鈍ってきたんじゃないか……?」*自分の血と炎で真っ赤になりながら口角だけ上げ

GM:千春の涙はいつの間にか乾いていた……否、蒸発していた!
   
手にした武器は氷の棒から、超高温の収束プラズマへと変貌する。
    千春は無意識のうちに自分を押さえ込んでいた。しかし、今は違う。
    矢神の放つ冷気を押し返す熱気が……眩い光を放つ灼熱の炎へと変わっていく!

剣持 千春:「”覚悟”は……できましたよね?」
矢神 秀人:「馬鹿な……僕の氷が融けていく……! 絶対零度の冷気を操る、僕の氷が……!」

GM:不器用な冷気ではなく、衝動のままにベタ踏みの超高熱!
   それが剣持千春の持つオーヴァードとしての特性だったのだ!

矢神 秀人:「有り得ない……まさか、まさかお前は……!」
剣持 千春:「行くぞ……矢神!」*暴走気味のプラズマ流を右手で掴み

GM:では続いて支部長の手番!

刺蜂 蜜羽:「ええ…確かに見届けた、その”覚悟”」
刺蜂 蜜羽:「ならばその灼熱の背中を押そう!」
刺蜂 蜜羽:アドヴァイス/メジャー/単体/侵蝕4 C値-1(下限6) ダイス+LV個
刺蜂 蜜羽:「踏ん張れよ、千春!」
剣持 千春:「はい!!」
刺蜂 蜜羽:ダイス+2 C値-1!

刺蜂 蜜羽:侵蝕率148%……

GM:では次、長門守さん!!
長門守 飾:メジャーで白兵攻撃!
長門守 飾:対象レギオン!
レギオン:ぬうっ!
長門守 飾:拘束解放・葬送鉄塊(ヤークトダンパー) /永命者+Sガジェット→パイルバンカー

長門守 飾:(3+3+2+8)dx@10+  //命中判定
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (16R10+[10]) → 9[1,1,2,3,4,4,5,6,6,7,8,8,8,9,9,9] → 9

GM:クリティカルなし……!
長門守 飾:これ当たるのか……?

GM:そうだな、まぁ射撃型が接敵されてるわけだし……
    そろそろ頃合だと判断してリアクション放棄でいきましょう

長門守 飾:(1+4+2)d10+12+32 //ダメージ算出
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (7D10++32) → 29[6,2,6,9,1,1,4]+44 → 73

長門守 飾:「クライマックスだからな……そろそろ地獄へお帰り願おう!」
レギオン:「グハッ……!」
レギオン:「……あぁ、“今日は”帰るよ。 またの機会に……!」

GM:飾の渾身の一撃を受けたレギオンの上半身が不敵な笑みを浮かべて千切れ飛ぶ!

真壁 仙:「(……なーんか気になるな)」
ローズマリー:「釈然としないけど……まぁよし!」
長門守 飾:「(千春……あとはキミ次第だ!)」

GM:では千春くんの手番!

剣持 千春:マイナーは使わないので放棄!
剣持 千春:メジャーアクション、タイタスを昇華します!
刺蜂 蜜羽:それなら振る前に……

刺蜂 蜜羽:支援射撃/オート/単体/侵蝕2 判定直前 ダイス+LV個
刺蜂 蜜羽:Dロイス《指導者》ダイス+5個、C値-1 シナリオ1回

◆GMのメモ◆
【指導者】はUGN支部長専用のDロイスで、特に優れた指導・支援能力を持つことを示す。 シナリオ中一回だけ、対象のクリティカル値を-1し、判定ダイスを増やす効果を持っている。

刺蜂 蜜羽:これでダイスは+19個、C値-1……
剣持 千春:なら追加で刺蜂支部長、長門守さん、真壁さんへのロイスをタイタスにして、C値を2にします
長門守 飾:ヒュウ!
ローズマリー:それでロイスいくつのこる?
真壁 仙:帰ってこれるかい剣持君!
剣持 千春:七個とってるんで4つ残ります ロイス切ってないので
GM:一応補足するけど矢神はDロイス一個だ ほとんど残りロイスだけで帰ってこなきゃだぜ
剣持 千春:こいつだけは塵も残したくないので……!

ローズマリー:じゃあ倍ぶりで間に合うしいいと思う
剣持 千春:倍振りでも何でもしますよ……!
刺蜂 蜜羽:メモリーあるしいけそう
真壁 仙:剣持君が決めたならそれでいいさ、頑張れ
剣持 千春:極化の刺突”チェンジ・ピアシング”/コンセ+炎の刃+結合粉砕

剣持 千春:(9+3+19)dx@2+2  //命中判定@極化の刺突”チェンジ・ピアシング” 100%
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (31R10+2[2]) → 10[1,1,1,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6,6,7,7,7,8,8,8,8,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,1,1,2,2,2,2,3,3,4,5,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,5,6,6,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,2,3,4,5,5,5,5,5,5,6,7,7,8,8,8,9,9,10]+10[1,1,1,2,3,5,5,5,6,7,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,2,3,4,4,5,6,6,6,7,7,8,9]+10[2,2,2,3,3,3,4,4,4,5,8,10]+10[1,1,1,1,3,4,4,6,8,9,10,10]+10[1,1,5,5,6,10,10,10]+10[1,2,2,2,4,9]+10[2,3,3,9,10]+10[2,4,7,8,10]+10[1,5,5,6,8]+10[1,2,3,5]+10[3,10,10]+10[2,5,6]+10[1,3,7]+10[4,9]+10[5,5]+10[5,9]+10[3,10]+10[5,7]+10[1,10]+1[1]+2 → 233

長門守 飾:素晴らしい
真壁 仙:凄い数字になったね
長門守 飾:まさに異次元
ローズマリー:よくわからないすうちになった

矢神 秀人:ガード宣言……!
矢神 秀人:【氷盾】と【ディスマントル】……焼け石に水だが35点軽減!

剣持 千春:24d10+34+32 //ダメージ算出
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (24D10+34+32) → 126[8,6,3,9,9,8,2,3,3,2,9,9,4,5,7,5,1,5,5,1,8,9,2,3]+34+32 → 192

GM:千春の構えるプラズマ流が一気に収束し、真っ白に輝く。
    数万度にも達するエネルギーの奔流は、もはや槍や剣の形を取らずとも必殺の威力に達していた。

剣持 千春:「お前のことなんか、何一つわかってやらない……ッ!
矢神 秀人:「あぁ、くそ、くそぅ……どうして、僕じゃダメだったんだ……」*超高熱の一撃を受ける

GM:ダイヤモンドダストと冷気に覆われていた廃墟に、熱風が吹き抜ける
    千春の繰り出した灼熱の一撃は矢神を焼き尽くし、上昇気流を伴って雲を貫いた。
    雲の切れ間から覗いた夕日が、渾身の一撃を放った千春を照らし出す

ローズマリー:「あでっ!」*吹き飛んだ
長門守 飾:「眩しいな……千春」*盾構えつつ
真壁 仙:「ったく、余波で死ぬかと思ったぜ……」

剣持 千春:「はぁ……! はぁ……!」*右手が燃えてる 熱くはないけど暫くこの炎は引っ込められそうもない

EX. バックトラック

GM:今回のエネミー、矢神秀人はDロイスを1つ搭載している。
    なのでPCたちは残ったロイスとは別に、追加で1つバックトラックのダイスを振ってもいいよ。

長門守 飾:残ったロイスは6つ……そのままで!

長門守 飾:122-6d10 ウオオ
<BCDice:長門守 飾>:DoubleCross : (122-6D10) → 122-35[8,10,7,7,1,2] → 87→成功!

刺蜂 蜜羽:先にDロイス分から振っても?
GM:いいよ!

刺蜂 蜜羽:150-1d10 Dろぶん
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (150-1D10) → 150-8[8] → 142

刺蜂 蜜羽:二倍振りで……!

刺蜂 蜜羽:142-8d10
<BCDice:刺蜂 蜜羽>:DoubleCross : (142-8D10) → 142-47[7,9,1,1,8,10,7,4] → 95→成功!

真壁 仙:二倍振りして……10個

真壁 仙:138-10d10
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (138-10D10) → 138-31[1,2,9,2,2,4,1,3,5,2] → 107

ローズマリー:10個振って31はヤバい!
GM:追加振りすれば帰還圏内か

真壁 仙:107-5d10
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (107-5D10) → 107-26[7,6,3,5,5] → 81
成功!

ローズマリー:5個残ったから素振りするわ!

ローズマリー:111-5d10 111 うそみたいだろ?
<BCDice:ローズマリー>:DoubleCross : (111-5D10) → 111-29[9,5,8,6,1] → 82→成功!

剣持 千春:まずはメモリーの効果で-15……これで117%

剣持 千春:117-6d10
<BCDice:剣持 千春>:DoubleCross : (6D10) →117-39[4,9,3,8,6,9] → 78
成功!

GM:おめでとうございます!皆生還ですね!
    それではクライマックス最後の演出に……。

シーン10-2.  忘れないから

GM:◆描写◆
千春の放った渾身の一撃が、空を覆う厚い雲に風穴を開ける。
橙色の夕日が千春を照らした。
夢中で戦っていた千春はふと綾瀬の方に目を向ける。
彼女が囚われていた氷の檻は熱の余波で溶けかけていた。
燃える右腕で触れれば、容易く崩れてしまうほどに。

剣持 千春:矢神がいないことを確認してから、綾瀬の方に駆け寄ります
真壁 仙:周囲を警戒しつつも剣持君を横目で見ていよう

GM:千春くんはなんとなく理解します。
    ここまで非日常に踏み込んだ光景を見てしまった綾瀬さんには、入念な記憶処理が施されるであろうこと……。
剣持 千春:それは、いいんです。覚悟したので

綾瀬 真花:「剣持……くん」*右手を抑えながら千春を見る
剣持 千春:「……綾瀬、助けに来たよ。怖い思いさせて……ごめん」
綾瀬 真花:「」*無言で千春に抱きつく
綾瀬 真花:「……嘘つき。全部知ってたんでしょ」*少し責める口調で
剣持 千春:「……うん。本当は、知ってた」
綾瀬 真花:「……なんで言ってくれなかったの。全部一人で背負い込んで……!」

綾瀬 真花:「……私、思い出したよ」
綾瀬 真花:「あの時、私を助けてくれたのは……剣持くんだったんだね」
剣持 千春:「綾瀬はすごいな。僕、あの時のことよく覚えてなくってさ」
剣持 千春:「でも……うん。僕が綾瀬を助けた」*拳に力を入れ
綾瀬 真花:「……バス事故のことみたいに、今起きたことも私……忘れちゃうんだよね?」
剣持 千春:「うん。綾瀬はまた……忘れる」
綾瀬 真花:「そっか……」
綾瀬 真花:「じゃあ」*千春の顔に自分の顔を近づけ
剣持 千春:「?」
綾瀬 真花:「千春は……今の私を、この一瞬の私を忘れないで」*額に軽く口づけします
剣持 千春:「!!!」*耳を赤くし
綾瀬 真花:「……私、これ以上言うことない……から」*顔を背ける 耳が真っ赤だ
剣持 千春:「今日の綾瀬も、明日からの綾瀬も……きっと忘れないよ」*早口
綾瀬 真花:千春の言葉に顔を逸らしたまま頷くと、駆け足でローズマリーの近くに向かいます

剣持 千春:「もう綾瀬が巻き込まれないように、頑張るから。明日も変わらないでいて……」*小声で見送る

綾瀬 真花:「あの……ローズマリーさん」
ローズマリー:「な、なにかしら?」
綾瀬 真花:「あの……えっと……」
綾瀬 真花:「剣持くんを……お願い。 あの子泣き虫で弱虫で、私が守ってあげなきゃって思ってた、けど……」
綾瀬 真花:「もう私じゃあの子の隣に居てあげられないみたいだから」
ローズマリー:「そんなことはない……と、思うけど」
ローズマリー:「でも、そーね。つよーい私に頼むのは当然だから」
ローズマリー:「戦うときは守ってあげるわ。なんせ私は完全無欠の吸血鬼だもの、無敵よ!」
ローズマリー:「……でも、アンタも顔くらい出してあげなさいよね。いくらこの私だって、できないこともあるんだから」
綾瀬 真花:「……うん、そうする。きっと今のことを忘れても、明日の私はそうすると思うから」
ローズマリー:「ええ、魂に刻みなさい。約束よ」

GM:綾瀬は刺蜂支部長が手配したUGNの処理班に連れられていきます。
    一応怪我がないかどうかチェックも要るしね。
剣持 千春:見えなくなるまで視線で追ってます 凍らされた腕が心配だ

真壁 仙:「マリ子は自分が強いアピールしなきゃ死ぬタイプなのか?」
ローズマリー:「ふ、ふん!相手を安心させる、私なりのやり方よ」
真壁 仙:「ま、今のあの子にゃそのくらい楽天的な方がいいだろうしな」
真壁 仙:「……結構気ぃ使いだなお前」
ローズマリー:「そりゃ人の上に立つ器だしぃ? ……でも、仙のほうがそーいうの得意でしょ。見てたんなら助太刀しなさいよ」
真壁 仙:「俺みたいなイケメンが割って入っちゃ、もっちーがヤキモキしちゃうだろ?」*冗談めかして

GM:真壁さんはローズマリーさんをからかいながら、床にあるものが落ちているのに気がつきます

真壁 仙:「お、何だこりゃ」
GM:大きさ5cmほどのそれは、氷に覆われたUSBメモリです
真壁 仙:「……もっちーの火で溶かせねえなら、俺にゃあどうしようもねえなあ」
ローズマリー:「氷はパース。かき氷くらいしかつくれないわ、私」
真壁 仙:「シブチョ、何か落ちてた」*USBメモリを掲げる

刺蜂 蜜羽:*せわしなく処理班に指示を出してます
長門守 飾:*端っこで座り込んで遠巻きに眺めてます

刺蜂 蜜羽:「これは……USB? “シューラ・ヴァラ”のものね」
真壁 仙:「多分なー」
真壁 仙:「今ので溶けてねえって事ぁ、それこそ最後の力を振り絞って、ってやつだろ」
刺蜂 蜜羽:「そこまでして守りたかったもの……ね」
真壁 仙:「何にもねえって事ぁないと思うぜ」
真壁 仙:「ってわけではいこれ、預かってて」*メモリ渡します
ローズマリー:「……私、ちょっとしかみてないけど。矢神ってやつは根っからの悪党には見えなかったのよね……。だからきっと……」*それ以上言及しなかった

シーン11. 持ち得なかったもの

GM:翌日、UGN・N市支部の会議室にて
   UGN日本支部代表・“リヴァイアサン”霧谷雄吾は刺蜂蜜羽、長門守飾の二名と向き合っていた。
    部屋の隅では報告用資料を表示させたタブレットを抱えた笹塚枝垂が緊張した面持ちで控えている。

画像10

◆NPC解説◆
“リヴァイアサン”霧谷 雄吾
ソラリスのピュアブリードオーヴァード。
UGN日本支部の代表を務める人物で、人並み外れた意志力と判断力を持つ。
必要とあれば非情な判断を下すことも厭わない一方、そうならないよう限界まで手を尽くす姿勢から、日本支部のエージェント達に信頼されている。

画像11

絵:ひろ吉さん

◆NPC解説◆
“慎ましい電子司書(ハンブルオペレータ)”笹塚 枝垂
UGN・N市支部に所属するUGNエージェント。
ブラックドッグ/オルクスのクロスブリードだが、戦闘向きの能力を持たないため情報収集や事務作業などのバックアップを担当している。

笹塚 枝垂:「……“レギオン”は一応、死亡を確認しました。現場に残された遺体のシンドローム反応は、確実に本人のものだと考えられます。……また、 “シューラ・ヴァラ”矢神秀人も剣持千春の手によって抹殺……」
長門守 飾:「……一応、ね」
霧谷 雄吾:「綾瀬真花の方も無事に保護・記憶処理済ですね。 おおよそ最善に近い結果です。すばらしい仕事ぶりです」
霧谷 雄吾:「お二人の迅速かつ的確な判断と行動には感謝しなければ」
刺蜂 蜜羽:「……今回は、剣持さんの協力を得られたことが僥倖でした」
長門守 飾:「そうそう、私らより若者たちが頑張ってくれたからね」
霧谷 雄吾:「なるほど。あとで彼らにもお礼を述べておきましょう」

霧谷 雄吾:「……“シューラ・ヴァラ”は、最後までジャーム化していなかったようです」*話を切り替える
笹塚 枝垂:「えっ!?」
長門守 飾:「な……そうだったのか、私はてっきり」
霧谷 雄吾:「“トーカー”の回収したメモリには、UGNチルドレン連続失踪事件について調査した情報が入っていました」
笹塚 枝垂:「2ヶ月ほど前からN市近辺で発生している案件……ですよね」

霧谷 雄吾:「この街で活動するFHエージェントとして、矢神秀人はその背後に何らかの思惑を感じ取ったようですが……」
霧谷 雄吾:「本格的に事を構える前に、“レギオン”の提示した覚醒候補者回収任務に合流したようですね」
刺蜂 蜜羽:「……なるほど」
霧谷 雄吾:「メモリーの最後には『“リベレーターズ”を探れ』と記入されていました。 心当たりは?」
長門守 飾:「私にはないぞ、支部長?」
刺蜂 蜜羽:「…いえ、私も確証を持って言えることは、何も。」
笹塚 枝垂:「ぼ、僕にもありません……」
霧谷 雄吾:「そうですか。では本件の後処理が終わり次第、調査に取り掛かってください」
刺蜂 蜜羽:「了解しました」
長門守 飾:「ん」*小声

シーン12. 調査続行

GM:別室にて待機するよう指示されていた真壁の前に霧谷が姿を見せる。その表情はいつもどおり柔和だが、少し陰があるようにも感じられた。

霧谷 雄吾:「“トーカー”、今回はお疲れ様でした」
真壁 仙:「いよっす、何か疲れてる?」
真壁 仙:「俺よりもそっちのが心配だぜ」
霧谷 雄吾:「はは、私が疲れているのはいつものことですよ」*リヴァイアサンジョーク
真壁 仙:「ブラックキギョーってやつだな」
霧谷 雄吾:「オーヴァードは頑丈ですからね。たとえ薄給でも働いてもらわないと」

霧谷 雄吾:「……と、それより新しい依頼についてお話したいのですが」
真壁 仙:「ん、オッケオッケ。いやー、人気者は辛いね」
真壁 仙:「どうせしばらくライブはお預けだしな」
霧谷 雄吾:「お願いしたいのは、引き続きN市でのFHの動向調査。それに加え、剣持千春の経過観察です」
真壁 仙:「……珍しいなあ、霧谷サン。任地いっつも飛び飛びなのに」
真壁 仙:「体よくお払い箱?」
霧谷 雄吾:「ははは、どうでしょうね。 少なくとも私は、あなたの能力に見合った仕事を与えているつもりです」
霧谷 雄吾 :「……“リベレーターズ”という名前に、聞き覚えは?」

GM:ここで真壁さん、侵蝕率ボーナス0で精神判定をどうぞ 難易度9です

真壁 仙:5dx
<BCDice:真壁 仙>:DoubleCross : (5DX10) → 5[2,5,5,5,5] → 5
失敗……

真壁 仙:「初耳だなあ、何それ?」
霧谷 雄吾:「“シューラ・ヴァラ”のメモリに記録されていた、要調査対象の名前です」
霧谷 雄吾:「先述の任務に加え、本件の調査も行っていただきたい」
真壁 仙:「ってことはオーヴァード? そいつがN市にいるってこと?」
霧谷 雄吾:「今のところは、何も」
真壁 仙:「それ含めて、ってことか」
霧谷 雄吾:「個人名なのか組織名なのかも今のところ不明です」
霧谷 雄吾:「しかし、N市で活動していた矢神秀人の調査対象に上がっていた、ということは……」
霧谷 雄吾 :「あの街で何かが起きようとしているのかもしれません」
真壁 仙:「なるほどね。……オッケー、その任務引き受けたぜ」

真壁 仙:「たださ、もっちーに関しては俺のペースでやらせてくれよ?」
霧谷 雄吾:「えぇ、頼れる先輩として接してあげてください」
真壁 仙:「変につっついたりしないでやってくれよな。あの年の子はセンサイなんだから……ま、俺がそうだった記憶はねんだけど」
霧谷 雄吾:「おっと、たしかに……。私のようなオジサンになると、過干渉気味になりがちかもしれませんね」*苦笑
真壁 仙:「そーそー、後は若いものに、ってやつだよ」
霧谷 雄吾:「その辺りの調整も含めて、是非よろしくお願いします」
真壁 仙:「ん、苦しゅうない」
霧谷 雄吾 :「ではこの辺で。 ……今度ライブを開くときは言ってください。できるだけ日程を合わせて、チケット買いますから」*微笑む
真壁 仙:「おう、聴いてってくれ。新曲を披露できるようにするよ」

シーン13. 明日へのコンパス

GM:同日(つまり事件翌日)、学校にて

GM:◆描写◆
剣持千春は教室斜め前の席を見る。
昨日まで矢神が憂鬱そうな顔で座っていたその席は、まるでピースの欠落したパズルのように誰も居ない。

剣持 千春:水を掛けられたような気持ちになりながら暫し席を眺めて

綾瀬 真花:「剣持くん、おはよ!」*綾瀬が左手を振る 彼女は右利きだ
剣持 千春:「おはよう、綾瀬さん」*綾瀬さんの声に気付き手を振り返し
綾瀬 真花:「ローズマリーさんもおはよ!」
ローズマリー:「ん~?あぁ、おはよ~……ふわぁ」*後処理が響いた
綾瀬 真花:「今朝先生と会った時に聞いたんだけど、矢神くん急に引っ越すことになっちゃったんだって」
ローズマリー:「らしいわねぇ。何も言わないところがアイツらしいわ」*目を合わせず、窓の外を見ながら

綾瀬 真花:「……私も、そう思う」
剣持 千春:「……」
綾瀬 真花:「矢神くん、周りに壁があるっていうか……」
綾瀬 真花:「冷たい人に思われがちだけど、本当は責任感が強くて口下手なだけの人なんだって、私は思ってたから」
ローズマリー:「……そ。優しいのね、出会って間もない私はそういう面も知らないでサヨナラしちゃったから」

綾瀬 真花:「いつか仲良くなれたらなって思ってたんだー」
綾瀬 真花:「残念だよね……痛ッ!」*肩をすくめた拍子に右手を押さえ
ローズマリー:「大丈夫?」
剣持 千春:「そうなんだ……って、大丈夫?」
綾瀬 真花:「昨日、学校からの帰り道に液体窒素?とか何かを運んでる車の事故に遭っちゃって……。右腕にちょっと浴びちゃったんだ」

綾瀬 真花:「お医者さんから、もう剣道はやらないほうがいいって言われちゃった。手首に後遺症が残っちゃったみたいで」*少し悲しそうだが、気丈に 

刺蜂 蜜羽:みんなが望んだとおりに後遺症残ってるじゃん!!
長門守 飾:嫌でも矢神の存在を意識してしまうじゃあないか!!
刺蜂 蜜羽:呪いじゃん……矢神秀人が残した呪いじゃん……
真壁 仙:覚えてないのがより残酷だよね
ローズマリー:ほんとだよ……
真壁 仙:恨まれることは元より、許してもらうことすらできないから一生抱えるしかない
GM:げっへっへ…… GMたのすぃ……

綾瀬 真花:「私は一足早く、受験準備かなぁ~。ローズマリーさんも剣持くんも、テストの時は頼ってくれていいからね!」*空元気にも見える

ローズマリー:「……」*千春を横目で見る
ローズマリー:「そーねぇ、でも勉強ばっかりでもアレだしぃ~」
ローズマリー:「文科系でもやってみる?私、部活入ったことないのよね」
綾瀬 真花:「ほんと? ……実はちょっと興味あるかも!」
綾瀬 真花:「放課後、一緒に部活見に行こっか! カルタ部とか文芸部とか落語部とか……色々あるよ!」
剣持 千春:「………二人がいるなら部活も面白そうかも。人数、足りなかったら僕も呼んでよ」*苦笑いしつつ
綾瀬 真花:「足りなかったら、じゃないの! 剣持くんは強制入部~!」*左手の肘で千春を軽く突つく

ローズマリー:「……ああ、もう! 私が気使ってんだから!アンタがそれでどうするのよ!」*千春をちょっと引っ張って小声で
剣持 千春:「そんなこといったって……!」

ローズマリー:「もう終わったことなの。”これはもうどうにもならない” だからいじけても無駄。……真花が本当に大切なら、彼女が笑えるためのことをするべきなんじゃないの?」*耳打ちする
ローズマリー:「アンタが、自分から遠ざかったら。もっと悲しむでしょうね」*言い残し、真花のほうへ向き直る

ローズマリー:「そぉーねぇー。文芸部とかいいかも。あ、演劇とかどう?真花ったらかっこいーしー?」
綾瀬 真花:「そ……そうかなぁ~?」*えへへ

剣持 千春:「(腕を気遣うくらいしか、言えそうにないや)」
剣持 千春:「(今の綾瀬に対して「ごめんね」も「これから守る」も僕は言えないんだな……)」

剣持 千春:「(綾瀬さんがもう一度、昨日の事件みたいなことに巻き込まれたら……その時は言えるのかも。巻き込まれないよう頑張るけど)」

シーン14. 蠢く悪意

GM:最後にマスターシーンを。

GM:◆描写◆
N市某所。真っ暗な一室の中、表情の読めない男が一人佇んでいる。
その傍らにはノートPCが置かれており、何者かと通信しているようだ。

姿形は違えど、長門守 飾がその場に居れば即座に看破しただろう。
表情の欠落したその男は、死んだはずのFHエージェント“レギオン”である。

レギオン:「いやぁ、また殺されるとは……。 UGNにもそろそろ私のやり方がバレてきちゃってますかねぇ?」
???:「任務はうまくいった、レギオン? いや、《病》イルネス 
“シューラ・ヴァラ”は死んだみたいだけど?」
レギオン:「まだその名前は伏せておいて欲しいですねぇ。でも、初期目標は十分達成ですよ。彼を連れてこられたら一番良かったんですがね?」

レギオン:「それにしても……今回の件で覚醒したのか、最初からそうだったのか……中々厄介なものをボスもご所望ですね」
レギオン:「……そちらの首尾はどうです、“《生》ライヴ”?」
ライヴ:「まぁまぁだね。“リベレーターズ”がそろそろ行動を起こすよ
レギオン:「それはそれは。じゃあ暫く私は休暇にしますかね」

昨日と同じ今日。
今日と同じ明日。
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
昨日のような今日、今日のような明日がずっと続いていくと思っていた。

変貌してしまった世界と、新しい仲間。
闇に潜む敵は、日常を冒しにその手を伸ばす。

世界の闇はより深く。
友との絆はより強く。

Double Cross The 3rd Edition「Steppin' out to Another Days」
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉――。

EX. アフタープレイ

GM:というわけで、お疲れ様です~!
GM:キャンペーンの醍醐味ということで、第二話の展開をちょっとだけ先出ししてみました~

真壁 仙:こういうボスキャラ達の秘密会議みたいなの好きよ
ローズマリー:まだ見ぬ強敵すき
長門守 飾:とても わかる
ローズマリー:OPとかで回が進むとシルエットが明らかになる演出とか

GM:さて、ダブルクロスでは最終(バックトラック後)の侵蝕率とかによって経験点を算出するが……。
    ぶっちゃけビルドとか役割によってかなり侵蝕率って差が出るので、ここは一律に配ろうと思う。計算が面倒くさい訳じゃない。いやマジで。

GM:20点+イージーエフェクト新規取得用2点 配ろう!

剣持 千春:わぁい! イージーエフェクトどれ取ろう!?
ローズマリー:色々迷っちゃうわね!

GM:次セッションの日程が決まるまでにキャラシ再提出してね~

今回のセッションでわかったこと

・剣持千春は超高温の炎を操るレネゲイド能力に目覚めた。

・綾瀬真花に特別な感情を抱いていた矢神秀人の正体はFHエージェントの
 “シューラ・ヴァラ”だった。剣持千春との死闘の末、撃破!

・N市では2ヶ月程前からUGNチルドレンの連続失踪事件が起きている。
 “リベレーターズ”との関係は今のところ不明……。

そして、次回のセッションでわかること――それは闇の中。
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉――。

次回予告

突如異能の力に目覚めた高校生、剣持千春。
そして彼をサポートするために転校してきたチルドレン、ローズマリー。
UGN・N市支部に籍を移した彼らの新しい日常が幕を開ける。

“シューラ・ヴァラ”の遺したメモリーにあった手がかり“リベレーターズ”とUGNチルドレン連続失踪事件の繋がりとは……?
ローズマリーの過去から事態は思わぬ展開を見せる……。

次回、ダブルクロス3rd《リプレイ:アナザー》第二話
「Children of unseen Shade」をお楽しみに。

←第一話「Steppin' to Another Days」前編

第二話「Children of Unseen Shade」前編→

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