ソードワールド2.5リプレイ 《大地の見張り》キャンペーン 第五話「大裂穴の町、ヒスイドラ防衛戦」後編

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絵:影山とらこさん(背景:のっち)

はじめに

この記事はこの記事は2022/5/1に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。
前編はこちら
中編はこちら

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。
(C)GroupSNE
(C)KADOKAWA

0. これまでのあらすじ

ドーデン地方、《キングスレイ鉄鋼共和国》第二都市《ヒスダリア》にある冒険者ギルド《大地の見張り》亭に所属する冒険者であるPC達。

二刀流の剣士ヴァルト、力自慢の戦士ノア、斥候射手のエンデ、鉄道神王に仕える神官モニカ、魔法剣士のヨルズの5名はキングスレイ冒険者ギルド統括部からの依頼を請け冒険者ギルド《空の麓》亭へと向かう。

《空の麓》亭は《元ヒスドゥール大裂穴》南端に位置する小さな町《ヒスイドラ》に籍を置く支部であり、一般の依頼に加え大裂穴に住まう蛮族達の動向調査を担っている。
《空の麓》亭の主要冒険者達が諸事情により遠征に出ることになってしまったため、近くにある《大地の見張り》亭に白羽の矢が立ったのであった。

PC達は《元ヒスドゥール大裂穴》内部を北上し、人族領域と蛮族領域の境界10km範囲である緩衝地帯の偵察へと赴く。
しかし、そこで目撃したのは大量の妖魔が築いた野営地であった。
更にその北では人族の建てた見張り塔が破壊され、全長30mを超す巨大なゴーレムが建造されている様子も観察される。
大裂穴における膠着状態は破られ、人族と蛮族との戦いが始まった。

ついにゴーレムが動き出し、100を超える妖魔の群れが進軍を開始。
大裂穴に集められた他ギルドの冒険者達が防衛に当たり、妖魔の軍団との戦闘が始まる。
PC達は《空の麓》亭支部長のジムレドが製造した対物魔動大砲を牽引して砲撃ポイントへと移動。力を合わせ、ゴーレムの足止めに成功する。

しかし喜ぶのも束の間、砲撃位置を察知したドレイク、“城崩し”のエルナルートがPC達の元に飛来する。
セッションは最終盤、蛮族達の《ヒスイドラ》攻略戦における指揮官との戦いへと移る。

1. VS! “城崩し”のエルナルート 

GM:それでは……まずは敵勢力の解説から
GM:まず“城崩し”のエルナルート(ドレイク)が1体、「ガストナイト」が3体、更にオリジナル魔物の「ガストオフィサー」が1体です。
GM:続いて戦闘準備! 使用する武器の他、練技などあれば宣言願います

ノア:グレートソードを準備だ
エンデ:ロングボウを構えるよ!
ヴァルト:双子刀カストルポルクスを両手に装備!
ヨルズ:ウッドペッカーとバックラーを準備する
モニカ:ヴィントシュトレに騎乗します!
GM:OK~! それでは魔物知識判定に移ります

◆GMのメモ◆
魔物知識判定については割愛する。
モニカが判定で6ゾロを叩き出し、結果的にガストナイト、ガストオフィサー両種の弱点を抜くことに成功した。ドレイクの弱点は取得できなかった。

・ガストナイト
→ドレイクが使役する魔法生物。戦士の姿にまで成長した個体であり、斧を振るって戦う。

・ガストオフィサー
→ガストナイトの内、同族を統率することに長けた個体。集団で一体の敵を狙う戦術を駆使する他、ガストナイトに紛れることにより攻撃を回避する能力を持つ。

・“城崩し”のエルナルート
→皮膜の翼と角を有する人の姿と竜の姿を持つ上位蛮族。
   人間形態では魔力撃を駆使した剣技に加え、操霊魔法を操る。

GM:それでは……先制判定! 目標値は16です!

ヴァルト:2d6+4+3
SwordWorld2.5 : (2D6+4+3) → 6[4,2]+4+3 → 13 
失敗……

エンデ:2d6+3+3 //先制判定
SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 9[6,3]+3+3 → 15
失敗……

ノア:2d6+3+2 //スカウト運動判定パッケージ
SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 3[1,2]+3+2 → 8
失敗……

GM:おおっと!? このままではドレイク達が先手ですね!?
エンデ:……!
エンデ:指輪割りま~~~す!!
GM:げぇっ指輪!
モニカ:ありがとうっ……
ヨルズ:ナイス~~!!
ノア:ありがとエンデ
ヴァルト:ナイスだ!
エンデ:割るための指輪はいっつも持ってるからね!(ドヤ

GM:ぬぅぅ! それではPC達先手で戦闘開始です!

GM:PC最前列から8mの位置にガストナイトとガストオフィサー、そこから更に5m後方にドレイクを配置します。
GM:PC最前列~PC最後列は7m範囲とします~。

ヴァルト:俺は勿論最前列だ
ノア:私も同じく 最前列スタートで
ヨルズ:私も最前列だ 開幕と同時に【ライトニング】を放つ
エンデ:制限移動と回復の射程を考えて最前列から5m後方に配置!
モニカ:騎芸【チャージ】のことを考えて後方7mに位置します

GM:OK! それでは第一ラウンド、開始!

ヨルズ:「魔法で削る! 切り込みは任せるぞ!」

220424 ヨルズ

絵:のっち

PC:ヨルズ・ヴァイマン/女性/19歳
PL:カツオ
種族:ティエンス
技能:ソーサラーLv5/フェンサーLv4/セージLv3

戦闘特技:武器習熟A/ウォーハンマー、魔法拡大/数、マルチアクション
装備:ウッドペッカー(戦槌)、バックラー(盾)ソフトレザー(革鎧)

概要
神性生物、アストレイドと人間の融合によって生まれた種族“ティエンス”の女性。魔法使いであり、同時に戦槌を振るって前線で戦う軽戦士でもある。

恵まれた生命力と精神力によって安定した立ち回りを得意としており、多数の目標を魔法で攻撃したり魔法と近接攻撃の連携を繰り出したりと多彩な戦い方を可能としている。

ヨルズ:【ライトニング】を行使します! 対象は前線のガストナイト!
GM:OK~!

ヨルズ:2d6+5+3 //魔法行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 5[1,4]+5+3 → 13

GM:まずはガストナイトB,C,オフィサー,ドレイクの巻き込まれ判定から
GM:4 choice[A,B]  //二者ランダム選択 BCオフィドレ AでHIT
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) →
GM:おいおいおいおいおいおいおいおい……

ヴァルト:アッチャー
モニカ:ウオオオ!!!
ヨルズ:やったぜ!
ノア:かなりヒットした
GM:や、やってやらぁ!
エンデ:いいぞいいぞお!
ヴァルト:ドレイクに当ててるの偉いぞ

GM:それではガストナイトA,B,ガストオフィサー,ドレイクの精神抵抗

ガストナイトA:C(7+4+0-0) //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : 計算結果 → 11
失敗……

ガストオフィサー:C(7+5+0-0) //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : 計算結果 → 12
失敗……

ドレイク:2d6+10+0-0 //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+10+0-0) → 7[5,2]+10+0-0 → 17
成功!

ノア:流石にドレイクは強いね
エンデ:固定値が高い!!!
GM:フンッ! 効かんわ!
ヨルズ:流石ドレイク
モニカ:ぬぅ!

GM:それではガストナイト2体とガストオフィサーへのダメージを
ヨルズ:3 k20+5+3@10 //威力20魔法ダメージ
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+8 → 2D:[2,3]=5 → 3+8 → 11 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+8 → 2D:[1,2]=3 → 1+8 → 9 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+8 → 2D:[1,5]=6 → 4+8 → 12 

ヨルズ:hk20+5+3@13 //威力20魔法ダメージ
SwordWorld2.5 : KeyNo.20+8 → 2D:[2,6]=8 → 6+8 → 14/2→7

GM:ガストナイトAとBにそれぞれ11,9点! 
    ガストオフィサーに12点! ドレイクに7点のダメージだ!

GM:ヨルズは抜き放った戦槌を振り、魔法文字を描くと同時に詠唱!
GM:陣から放たれた稲妻が前線のガストとその奥のドレイクを捉える!
GM:ドレイクは魔剣を構え、ヨルズの放った稲妻を弾き逸らした!

ドレイク:「真語魔法の使い手か……磨り潰してくれる」

220418 ドレイク

絵:のっち

◆GMのメモ・NPC解説◆

《城崩し》エルナルート=エーゼイン(女性/ドレイク/25歳)
《元ヒスドゥール大裂穴》に集う蛮族の一人。上位の蛮族からの命を受け、大裂穴の淵の町《ヒスイドラ》攻略戦の指揮を執る。
巨大なゴーレムを製造する非凡な才能を持ち、攻城戦に用いてきた実績を持つ。また、ゴーレムを抜きにしても配下の運用や個人での戦闘など上位蛮族ドレイクに相応しい実力の持ち主である。

モニカ:「援護します!」*聖印を構える
モニカ:【セイクリッド・ウェポン】を発動! 魔法拡大/数で対象は自身を除く4人と1機!

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絵:影山とらこさん

PC:モニカ・フェルトマン/女性/24歳
PL:影山とらこ
種族:人間
技能:プリーストLv5/ライダーLv3/セージLv3

戦闘特技:魔法拡大/数、ワードブレイク、MP軽減/プリースト
装備:聖印(神聖魔法発動体)、防弾加工のスプリントアーマー(金属鎧)

概要
“鉄道神王”ストラスフォードに仕える神官。
戦闘では神聖魔法で味方を援護すると同時に、魔動機を操縦する騎手として戦場を駆け前線にも参加する。
真面目で思慮深い一方、周囲の人物の言動や行動を“モニメモ”と称して記録する癖がある。

前話で首都キングスフォールに赴いた際、魔動機兵「ヴィントシュトレ」を起動させることに成功。自身の乗機として運用している。

GM:それでは行使判定を!

モニカ:2d6+5+3 //神聖魔法 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 12[6,6]+5+3 → 20
自動成功!

モニカ:今かい!!
GM:強い意思を感じる
エンデ:意志が強い

モニカ:「その手に加護を──輝かしき人族の、可能性の力を!」
モニカ:「行ってください!」

ノア:「相手が多いな。私から切り込もう」*剣を構え前進!

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絵:影山とらこさん

PC:ノア・ロードバーグ/男性/37歳
PL:おもち
種族:人間
技能:ファイターLv5/スカウトLv3/エンハンサーLv2/セージLv1

戦闘特技:全力攻撃、なぎ払い、頑強
装備:グレートソード(両手剣)、スプリントアーマー(金属鎧)

概要
大型の剣を得物に戦う人間の戦士。元鍛冶師として鍛え上げた肉体で縦横に剣を振り回し、多数を薙ぎ払う型や力強く一撃を叩き込む型を使い分ける。
身体の頑健さも大きな武器であり、決して倒れず前線で戦う頼れる男。

冷静で思慮深い性格から、パーティの引率者的な立ち位置にある。

ノア:通常移動で敵陣まで前進する!
GM:OK! ここは移動妨害無しにしよう
ノア:ふむ。 補助動作で練技【マッスルベアー】と【キャッツアイ】を起動する。更に主動作、《薙ぎ払い》を宣言してガストオフィサー&手負いのガストナイトA、Bを攻撃!

ノア:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 6[4,2]+5+3+2-0 → 16

ガストナイトA:C(7+5+0-0) //回避力判定
SwordWorld2.5 : 計算結果 → 12
失敗……

ガストオフィサー:C(7+5+0-0) //回避力判定
SwordWorld2.5 : 計算結果 → 12
失敗……

ノア:3 k34@10+5+4+3-3 //グレートソード用ダメージロール
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+4 → 2D:[4,1]=5 → 5+9 → 14
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+4 → 2D:[3,4]=7 → 8+9 → 17 
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+4 → 2D:[5,2]=7 → 8+9 → 17 

GM:弱点である物理ダメージ+2も適用されるので……
GM:残りHPはガストナイトAが7点、Bが9、オフィサーが10点か
ノア:全体的に削れたが、落とすにはちょっと難しいか……?
GM:まだ第一ラウンドの2人目だよ……!?

ノア:「ぬんえええああえあ!」*野太い声
GM:ノアがガスト犇めく前線へと飛び込み、大剣を横薙ぎに振るう!
ガスト3体がまとめて攻撃を受け、既に過半数の動きが鈍り始めた!

ノア:「よし、続け!」
モニカ:「畳み掛けましょう!」
エンデ:「はーい! 支援します!」

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絵:シロクニさん

PC:エンデ/女性/14歳
PL:シロクニ
種族:人間
技能:シューターLv5/フェアリーテイマーLv4/スカウトLv3

戦闘特技:ターゲッティング、鷹の目、魔法拡大/数
装備:ロングボウ(弓)、ハードレザー(革鎧)

概要
素早い身のこなしと弓の腕、そして妖精魔法を武器とする森育ちの少女。
遮蔽の先の獲物を見つけ出す視力を持ち、斥候としての実力は随一。

様々な妖精魔法を使用する他、種々の矢を備えており状況に合わせて使い分ける。火力支援から味方のサポートまで射程を活かして戦うことができる万能型の射手。

エンデ:前方に3m制限移動!
エンデ:主動作で妖精魔法【ファイアボルト】を行使します! 魔法拡大/数で前線のガスト4体を目標に指定!
GM:燃費を抑えた低ランク妖精魔法、からの全体攻撃とは……!

エンデ:2d6+4+3 //魔法行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+4+3) → 6[5,1]+4+3 → 13

ガストオフィサー:C(7+5+0-0) //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : 計算結果 → 12
失敗……

ガストナイトA:C(7+4+0-0) //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : 計算結果 → 11
失敗……

エンデ:4 k10@10+4+3 //威力10魔法ダメージ ナイト*3→オフィサー
SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+7 → 2D:[5,2]=7 → 3+7 → 10 
SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+7 → 2D:[5,6 3,6]=11,9 → 6,5+7 → 1回転 → 18 
SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+7 → 2D:[1,5]=6 → 3+7 → 10 
SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+7 → 2D:[3,2]=5 → 2+7 → 9 

ノア:お、回った!
ヴァルト:やったぜ!
エンデ:ちょっとだけ回るんじゃ
ヨルズ:おぉ~!
モニカ:良い火力!

GM:今の攻撃で……ガストナイトA、Bの2体が落ちましたね
エンデ:今の攻撃でもMP消費は12……お得だね

エンデ:『炎よ、燃え上がれ! 焦がしちゃって!』*妖精に語り掛ける!

GM:エンデの呼びかけに応じ、炎の妖精が姿を表す。
4つの小火球が放たれ、ガスト達に着弾! 2体が燃え尽き戦闘不能だ!

ノア:「いいぞ! あと半分!」
ノア:「ヴァルト! 切り込め!」
ヴァルト:『上等ッ!』*唸る

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絵:滑朗さん

PC:ヴァルトルーデ・レーリヒ/男性/19歳
PL:滑郎
種族:リカント(オオカミ)
技能:フェンサーLv5/エンハンサーLv3/スカウトLv3/アルケミストLv2

戦闘特技:両手利き、武器習熟A/ソード、二刀流
装備:双子刀カストルポルクス、ソフトレザー(革鎧)

概要
無愛想な狼のリカント。かつて迫害されていた村の出身であるため、身分を誤魔化すために女性用の服を着ている。
俊敏な身のこなしと二刀流の剣技を武器としており、単体に集中攻撃を仕掛けた時の瞬間ダメージはパーティ随一。

首都キングスフォールに赴いた際、古武具屋にて二刀一対の魔剣「双子刀カストルポルクス」を購入した(GM作成のオリジナル魔剣)。

ヴァルト:乱戦エリアまで通常移動、補助動作で練技【マッスルベアー】【キャッツアイ】を起動、加えて賦術【ヴォーパルウェポン】をAランクで自身に発動する。
GM:種族特徴も相まって固定値がヤバいな……。

ヴァルト:生き残ってるガストオフィサーに攻撃! 初撃は《白のポルックス》だ!
GM:それではガストオフィサーの能力《配下に紛れる》を適用 攻撃対象を同乱戦エリアのガストナイトに変更する……!

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 7[5,2]+5+3+1-0 → 16
→HIT!

ヴァルト:k15@9+5+3+1+6-0 //ダメージ@双子刀
SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[9]+15 → 2D:[3,6 4,1]=9,5 → 5,3+15 → 1回転 → 23

GM:ガストナイトの残りHP、1!
ヴァルト:もう一撃! 魔剣の効果で当たればダメージ2点追加だ

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 6[3,3]+5+3+1-0 → 15
→HIT!

ヴァルト:k15@9+5+3+1+8-0 //ダメージ@双子刀 
SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[9]+15 → 2D:[3,5]=8 → 5+17 → 22

GM:ガストナイト、戦闘不能~! オーバーキルにも程があるだろ……

ヴァルト:『もらったァ!』*統率個体を狙い斬りつける!

GM:ノアの攻撃で生まれた隙を見逃さず、ヴァルトが前線へと切り込む!
ガストの戦士を指揮する統率個体を崩さんと斬りかかるが……全く姿形が同じガスト達は瞬時に入れ替わる!
ヴァルトの剣撃が一体のガストを塵に還したが、それは下級の戦士だ!

ノア:「ふむ、身代わりか。稚拙ながら集団戦術を駆使するようだな」
ヴァルト:『ちっ、ハズレかよ!』*構え直す
モニカ:「姿が同じことによる入れ替わり……しかし統率個体しか残っていないなら無意味ですね」

GM:それでは第一ラウンド裏、敵のターン!

GM:ガストオフィサー、ノアに攻撃!

ガストオフィサー:C(7+6+0-0) //命中力判定
SwordWorld2.5 : 計算結果 → 13

ノア:2d6+5+2+0-0 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 4[1,3]+5+2+0-0 → 11
失敗……

ガストオフィサー:2d6+6+0-0 //近接攻撃ダメージ
SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 2[1,1]+6+0-0 → 8

ノア:ふ、そんな攻撃……
ヴァルト:当たってんじゃねーか!
モニカ:打撃点の出目がピンゾロで助かりましたね
GM:おのれ役立たずの手駒め!

ドレイク:主動作で【スパーク】を使用 対象は前方乱戦エリア
ノア:瀕死のオフィサーごと巻き込むつもりか!
ヴァルト:複数攻撃重視かよ……!

ドレイク:「小手調べといこうか」*剣を構えて詠唱!

ドレイク:2d6+8 //魔法行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+8) → 8[4,4]+8 → 16

ノア:2d6+5+2+0-0 //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 4[3,1]+5+2+0-0 → 11
失敗……

ヴァルト:2d6+5+1 
SwordWorld2.5 : (2D6+5+1) → 6[3,3]+5+1 → 12
失敗……

ドレイク:3 k0@10+8 //威力0魔法ダメージ ノア→ヴァルト→オフィサー
SwordWorld2.5 : KeyNo.0c[10]+8 → 2D:[4,1]=5 → 0+8 → 8 
SwordWorld2.5 : KeyNo.0c[10]+8 → 2D:[4,3]=7 → 2+8 → 10 
SwordWorld2.5 : KeyNo.0c[10]+8 → 2D:[3,4]=7 → 2+8 → 10

GM:ガストオフィサー、戦闘不能!
ノア:残りHPは41点だ
ヴァルト:残り19点! いてぇ……

GM:ヴァルトとノアの付近の空間を小規模な稲妻が焼き尽くす! ガストの戦士が為すすべもなく散り、ノアとヴァルトも手傷を負った!

ヴァルト:「ぎゃうううう!」*ビリビリ!
ノア:「味方ごと攻撃するとは……貴様」*睨みつける
ドレイク:「一刻でも私の盾になれぬ出来損ない共が、どうかしたか?」

モニカ:「……やはり」*拳を固くする
エンデ:「……!」*カチンと来た
ヨルズ:「蛮族らしい価値観だな……!」

ドレイク:「認識を改めよう。貴様らはやはり強い」
ドレイク:「配下を率いての戦ではなく、個として剣を取るのは久しい」
ドレイク:「せいぜい、私を退屈させるなよ」*切っ先をノアに向け

ノア:「如何にも力で支配することしか考えない者の言いそうなことだな」
ノア:「集団で戦うということの意味を教えてやる。この私達が」

モニカ:「(敵が修める魔法は操霊魔法……直接的にダメージを与える手段は限られてるはず。それにさっきの広範囲攻撃は至近距離だと自分を巻き込むから使えない……)」

モニカ:「ノアさん、ヴァルトさん! そのまま距離を詰めてください!」
モニカ:「私も状況を見ながら前進します!」
エンデ:「遠距離攻撃は任せて!」
ヨルズ:「近接戦闘は私も望むところだ。一気に畳み掛ける!」

ノア:「承知した。配下を補充される前に押し切ろう」*剣を構え
ヴァルト:『魔法はそれなりだが……白兵戦なら負ける気がしないぜ』

GM:それでは……第二ラウンド!

エンデ:優勢なのでここは……近接組をアシストします!
エンデ:制限移動で3m前進し、「粘着液の矢」でドレイクを攻撃!

エンデ:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 7[4,3]+5+3+1-0 → 16

ドレイク:2d6+8+0-0 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 9[4,5]+8+0-0 → 17
成功!

GM:エンデが粘着液の矢を番え、ドレイクを狙う!
GM:しかしドレイクは空中に身を翻して空中機動! 矢を回避する!
ヴァルト:次もらいます!
ヴァルト:着地点を狩りに行く……!

ヴァルト:補助動作で賦術【パラライズミスト】行使! 相手の回避を下げて……主動作、《黒のカストル》で攻撃!

ヴァルト:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 7[6,1]+5+3+2-0 → 17

ドレイク:2d6+8+1-1 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+8+1-1) → 5[1,4]+8+1-1 → 13
失敗……

ヴァルト:k15@9+5+3+1+8-0 //ダメージ@双子刀
SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[9]+17 → 2D:[6,2]=8 → 5+17 → 22

GM:ドレイクの残りHP、50!
ヴァルト:2撃目は黒のカストルの効果で回避-1だぜ~~!


ヴァルト:2d6+5+3+2-0 //命中力判定 安定さん
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 9[4,5]+5+3+2-0 → 19

ドレイク:2d6+8+1-2 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+8+1-2) → 4[2,2]+8+1-2 → 11
失敗……

ヴァルト:k15@9+5+3+1+8-0 //ダメージ@双子刀
SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[9]+17 → 2D:[5,5 1,5]=10,6 → 6,4+17 → 1回転 → 27

ドレイク:ぬぉぉぉぉお!!
モニカ:きちゃ~~~!!
ノア:回るねえ
エンデ:けずりきれ~~~!!
GM:ドレイクの残りHP、28点……馬鹿な、削られるのが速すぎる!?

ヴァルト:*カードを投げつけ、僅かにドレイクを痺れさせたところに黒のカストルで斬りつける!
ヴァルト:*バランスを崩したところにもう片方の白剣で斬撃!

ドレイク:「なっ……!」*防ぎきれず斬りつけられる
ヴァルト:『……隙の少ない動きだが、対応できない程じゃないな』
ドレイク:「(疾い……何か仕掛けのある魔剣か……!)」

ドレイク:「馬鹿な……この私が押されているだと!? 有り得ん!」
ノア:「この機は逃せないな!」*前進

ノア:全力攻撃を宣言してドレイクに攻撃!

ノア:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 10[6,4]+5+3+2-0 → 20

ドレイク:2d6+8+1-1 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+8+1-1) → 7[4,3]+8+1-1 → 15
→失敗……

ノア:k34@10+5+4+5-0+4 //グレートソード用ダメージロール
SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+18 → 2D:[5,6 2,4]=11,6 → 11,6+18 → 1回転 → 35

ヴァルト:やっば!
エンデ:まわったああああ!!
ヨルズ:!???!?
モニカ:落ちましたね……!
GM:ドレイクのHP、残り-2……戦闘不能!

ノア:「ぬおおおおおお!」*野太い声と共に剣を振り下ろす!
ドレイク:「ぐおおおおっ!!」

ノア:「独りよがりな強さなど、何の意味もないと知れ」
ヴァルト:『全くだ』*鼻を鳴らす

2. ドレイクの変貌

GM:◆描写◆
ヴァルトとノアの連続攻撃を立て続けに受けたドレイクが膝をつく。
得意の魔力撃すら繰り出せず、強力な剣撃を叩き込まれたのは彼女の輝かしい経歴において初の体験だった。

ドレイク:「馬鹿な……この、私が……!」

GM:深々と刻まれた傷口からは血が溢れ出し、既に誰が見ても戦える状態ではない。それでも、彼女の目から戦意は失われていなかった。
PC達は油断なく相手の出方を伺う。 次に相手が取るのは遁走か、死を覚悟しての攻撃か……。

GM:◆描写◆
「騎士エルナルート、非常に残念だ」
突如、戦場に声が響く。声の主は深手を負ったドレイク、その衣服に取り付けられた装身具だった。
黒鉄に赤い宝石で剣の意匠が刻まれたブローチがうっすらと輝き、声を発している。

220418 ドレイク3

絵:のっち

ブローチ:「攻城兵器たるゴーレムは機能を停止し、単騎戦力たる君も既に戦闘不能」
ブローチ:「……作戦失敗、だな」
ドレイク:「……!」

GM:この中でドレイク語の会話ができる人はいるかな?
モニカ:私はできません!
エンデ:だ、だれかー!!!
ヨルズ:ない!
ノア:わからない……!
ヴァルト:わん、わんわんわん!
GM:セージ技能持ちはドレイクの魔物データを抜いたことだし、会話内容はわからぬまでもここでの会話がドレイク語であることくらいは理解できるとしておきましょうか

ヨルズ:「貴様ッ! ドレイク語で何を話している!?」
モニカ:「装具から声が……通信機の類でしょうか?」*警戒!
ノア:「いずれにしても、下手な手を打たれる前に倒すべきか……?」

ブローチ:「少なくとも……この辺りに“空色の剣”はない。せっかくの遠征だったが無駄足に終わったみたいだな」
ブローチ:「大裂穴の淵の町も、もはや落とす意味はない。しかしだ……」
ブローチ:「騎士エルナルート。君にせめて、バルバロスの誉を」
ドレイク:「バルバロスの誉……そ、それは!」

モニカ:「(先程まであれほど闘志とプライドに満ちていたドレイクが一瞬で狼狽している……何事?)」
エンデ:「なにを話してるの!?」*警戒!
モニカ:「一体何を……! 錯乱しているようですが」

ドレイク:「それだけは……私はまだやれる。待ってくれ!」
ブローチ:「待たない。さようなら……姉上」

GM:◆描写◆
エルナルートの衣服に取り付けられたブローチがマナの光を放つ。
今回の戦に際して彼女の主君が授けた魔具、《守りの剣》に抗う品だ。

光とともにブローチに亀裂が走り、赤黒い錆のような煙が吹き出した。
吹き出した錆は瞬く間にエルナルートの身体へと集まり、彼女の身体を蝕んでいく。
PC達の目の前で、赤黒い錆の瘴気に覆われたドレイクの表情が苦悶と絶望に彩られていった。

モニカ:「ノアさん! ヴァルトさん!」
ノア:「……!? ヴァルト、一旦退くぞ!」
ヴァルト:『ちっ、様子を伺うか!』

ドレイク:「ぐ……あがっ……あああああっ!!」

220503 ドレイク(竜)

絵:のっち

GM:◆描写◆
錆の瘴気に包まれたエルナルートの周囲に強烈なマナの力場が展開され、前線のPC達は反射的に距離を取る。
赤黒い錆に包まれた彼女の姿は元の三倍にも迫る大きさへと膨れ上がっていた。

ギシギシと金属の軋むような音を立てながら、皮膜の翼がゆっくりと伸ばされる。微かな動きを取るたびに、皮膚と鱗からは粉状の錆が剥がれ落ちる。

GM:PC達の目の前に顕れたのは、一般的に知られるドレイクの竜化した姿ではなかった。身体中から赤錆を浮かせ、獣のように慟哭する異様な姿からは本来の知性や誇りは感じられない。
まるで他者からの介入で強制的に変化させられたかのような、凶暴な竜の姿があるだけであった。

赤錆のドレイク:「グルルルル……ウグググググッ!!」

エンデ:「な、なにこれ……?」
ノア:「これは……竜化、なのか?」
ヨルズ:「それにしても様子がおかしい。自分の意思ではなかったように見えるが……」
ヴァルト:『向かってくるなら斬る。それだけだ』
モニカ:「注意してください。竜に変じたドレイクは比べ物にならない強さですよ」*相手との距離を測る

GM:“赤錆のドレイク”との戦闘を開始します。
先の戦闘と地続きとし、練技や神聖魔法の効果を引き続き適用します。
先の戦闘の第三ラウンドから再開すると考えていただいてOKです。
モニカ:おぉ~!
GM:ただし、効果は引き継ぐものの「魔物知識判定」と「先制判定」をやり直します。強引な仕切り直しによるものとお考えください。

ノア:練技はどの道切れてしまったから、張りなおさないといけない訳か
GM:第一ラウンドで使用した練技は第三ラウンド終了時(第四の自手番開始時)に切れますね
GM:先の戦闘の戦闘準備で使用してたものは第三の自手番時に切れます

ヴァルト:さっきのラウンドで動いてない人は動けないかな? 攻撃以外で
GM:ふむ! やっぱそこ気になりますよね……
GM:では、仕切り直された戦闘が始まる前に各1手番ずつ行動しても良いことにしよう ただし攻撃はできない

ヨルズ:では、魔法拡大して5人分に【バイタリティ】を使用
ヨルズ:あとヴァルト達と同じ位置に移動しておきたい
GM:OK! 配置についてもやり直すからOKだ

◆GMのメモ◆
【バイタリティ】
真語魔法の一つ。対象の生命抵抗力にプラスの修正を与える。
生命抵抗は竜種や亜竜種のブレス攻撃、病気属性の効果に対する抵抗などに用いられる。ヨルズは既に竜形態との戦いを見越し、布石を打っている。

モニカ:自分はヴァルトさんとノアさんを回復します! 【キュア・ウーンズ】使用、さらに拡大!

モニカ:2d6+5+3 //神聖魔法 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 8[5,3]+5+3 → 16
成功!

モニカ:K10+5+3@13 //威力10回復量 ヴァルト→ノア
SwordWorld2.5 : KeyNo.10+8 → 2D:[1,4]=5 → 2+8 → 10
SwordWorld2.5 : KeyNo.10+8 → 2D:[6,4]=10 → 5+8 → 13

GM:お、ぴったりだ!
ヴァルト:ありがとうモニー!
モニカ:どういたしモ!
ノア:一先ずこれで皆元気!
エンデ:気になってたので良かった……!

GM:ドレイクの不穏な動きを察知して、モニカさんとヨルズさんは戦闘継続と判断、攻撃ではなく援護に回った形になりますね。

GM:それでは改めて……
GM:“赤錆のドレイク”との戦闘を開始します!

3. VS! 赤錆のドレイク

GM:それでは後半戦……魔物知識判定から!

◆GMのメモ◆

例によって魔物知識判定の結果は割愛する。ノアがドレイクの情報を抜くことに成功した。

大方の予想通り、このドレイクは強制的に変身させられているため「知能:動物並み」となっている。また魔法を使うことができない。

特筆すべき能力は「光の大ブレス」であり、MPを消費する(戦闘中、最大でも3発までしか撃てない)が形状:貫通で放たれるため危険である。
また、尻尾からはテイルスイープによる複数動時攻撃も放たれる。

GM:それでは先制判定のお時間。難易度はなんと18!

ヴァルト:2d6+4+3
SwordWorld2.5 : (2D6+4+3) → 4[2,2]+4+3 → 11
失敗……

ノア:2d6+3+2 //スカウト運動判定パッケージ
SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 6[5,1]+3+2 → 11
失敗……

エンデ:2d6+3+3 //先制判定
SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 4[3,1]+3+3 → 10
失敗……

ノア:ふーむ、変転でもダメだな
エンデ:こちらも変転でも無理ですねえ いやぁ
ヴァルト:一番高い俺でも出目11要求だからきびしいね
GM:竜化ドレイク、相手に先制取らせる気がないとしか思えない先制値してるんですよね

ヴァルト:バイタリティあってよかった!
ヨルズ:やったぜ
ノア:先制力あげる手段もないからね、まぁまず勝てないのは仕方なし
ヨルズ:相手が悪いんだ
モニカ:しっかり受けきってから立て直しましょう!

GM:PC達最前列~PC最後列は7mの範囲とします
ヴァルト:最前列!
ヨルズ:同じく!
ノア:最前列だ!
モニカ:同じく!
エンデ:最前列から後方5m……!
GM:OK! それではドレイク先手で第一ラウンド開始!

赤錆のドレイク:では……まずは移動! 前進!
ヨルズ:ぎゃあ!
ヴァルト:3人でとめろぉぉぉお!
エンデ:うわあああっ

赤錆のドレイク:まずは両の翼を広げて宙に舞う! ひとたび翼を羽ばたいただけで前線へと突っ込んできた!
赤錆のドレイク:そして胴体の手番、「光の大ブレス」の能力を使用! 射程50m、形状:貫通でブレスを放つ!

GM:choice[ノア,ヴァルト,ヨルズ]  //PCランダム選択
DiceBot : (CHOICE[ノア,ヴァルト,ヨルズ]) → ヨルズ

ヨルズ:うおっ!?
赤錆のドレイク:ヨルズを対象に光のブレスを放つ

GM:5 choice[A,B]  //二者ランダム選択 Aで巻き込まれ ヴァルト ノア エンデ モニカ ヴィントシュトレ
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 

GM:ヴァルトしか巻き込めなかった……!

赤錆のドレイク:「グォォオァアアアアア!!!」*その口に輝く黄金の光が溜まる……!
モニカ:「……ッ! いけない!」*ヴィントシュトレ車輪駆動!
ノア:「巻き込まれないように気を付けるんだ!」

GM:下から上に振り上げるように、50mに渡る光のブレスが放たれた!

赤錆のドレイク:2d6+9 //光の大ブレス
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 9[4,5]+9 → 18

ヨルズ:2d6+5+3+2-0 //生命抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 6[3,3]+5+3+2-0 → 16
失敗……

ヴァルト:2d6+5+2+2-0 //生命抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+2-0) → 5[1,4]+5+2+2-0 → 14
失敗……

赤錆のドレイク:2 2d6+10 //純エネルギー属性魔法ダメージ
SwordWorld2.5 : (2D6+10) → 7[3,4]+10 → 17
SwordWorld2.5 : (2D6+10) → 6[2,4]+10 → 16

ヨルズ:残りHP16点。巻き込まれたのが2人だけで幸運と言うべきか?
ヴァルト:残りHP13点……! これは巻き込み次第で一気に崩されるぞ

GM:*強力な純エネルギーの奔流がヨルズとヴァルトを薙ぎ払う! 

エンデ:「うひゃ……っ!!」*逸れ気味だったので慌てて避ける
ノア:「くっ、大丈夫か!? 皆!」*飛び退き回避
モニカ:「……ッ!」*ヴィントシュトレごとターンさせて回避

ヨルズ:「なんという……威力だ……!」*膝を付く
ヴァルト:『2発は受けられねぇぞ……!』*肩で息をする

赤錆のドレイク:「グォォオォッ!!」*咆哮を上げ、翼を構える!
赤錆のドレイク:次はノアに翼攻撃だ!

赤錆のドレイク:2d6+11+1-0 //翼命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+11+1-0) → 5[4,1]+11+1-0 → 17

ノア:2d6+5+2+0-0 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 7[4,3]+5+2+0-0 → 14
失敗……

赤錆のドレイク:2d6+9+0-0 //翼近接攻撃ダメージ
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-0) → 3[2,1]+9+0-0 → 12

GM:ちぇっ! 出目がしょっぱいぜ
ノア:防護点で軽減して……6ダメージ!

GM:ドレイクの翼がノアを打ち据える!

ノア:「(くっ、速いのと大きいのが相まって躱しにくいが……威力はそうでもないな)」*剣と鎧で受け流し、ダメージは最小限!

GM:そして尻尾の手番! テイルスイープは使用せず……ノアに再度攻撃!

赤錆のドレイク:2d6+10+1-0 //尾命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+10+1-0) → 11[5,6]+10+1-0 → 22

ノア:2d6+5+2+0-0 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 9[4,5]+5+2+0-0 → 16

赤錆のドレイク:2d6+8+0-0 //尾近接攻撃ダメージ
SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 7[6,1]+8+0-0 → 15

ノア:残りHP、38点! 結構痛いな
ヴァルト:立て続けに攻撃受けててこれだけ残ってるのは凄いよ
ノア:頑健取ってて助かったな

GM:グレートソードを盾に翼の一撃を凌いだノア。そこに丸太の如き尾が襲いかかる!

ノア:「(翼の攻撃は目晦まし、か……!)」

GM:横薙ぎの尾が振り抜かれ、ノアを後方へと吹き飛ばす!
GM:途中で姿勢を維持し、ノアは素早く起き上がった!

ヨルズ:「ノア!」
ノア:「ぬぅ……骨は折れていないが」*口から僅かに血を吐き出す
モニカ:「ぐっ……なんてパワーとスピードなの……」
エンデ:「大きくなっただけあって、すっごい威力……!」

ノア:「……だが、元から死に体での変身だ。あの状態も長くは保つまい」
ヨルズ:「持久戦か?」
ノア:「まさか。待つつもりは毛頭ない!」
モニカ:「ふふっ、それでこそですね!」
エンデ:「言うと思ってた。援護は任せて!」
ヴァルト:『そう言うと思ったぜ。俺達ならやれる!』*駆け出す!

GM:それではPC達のターン!
ヴァルト:《黒のカストル》でドレイクの部位:翼を狙う!
ヴァルト:その前に補助動作で賦術【パラライズミスト】を発動!

ヴァルト:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 2[1,1]+5+3+2-0 → 12

ヴァルト:!!!!!!?
ヨルズ:わぁ!?!?
エンデ:ゴジッテーン……
ノア:どうして……
ヨルズ:50テーン
ヴァルト:だ、だが2撃目が!

GM:ヴァルトは一瞬にして距離を詰め、周囲の地形を利用! 岩山を駆け上がり、宙を飛ぶドレイクの翼に斬りかかる!
GM:しかし、ドレイクの尾が真横からヴァルトを叩き落す! 攻撃失敗!

ヴァルト:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 5[3,2]+5+3+2-0 → 15

赤錆のドレイク:2d6+7+1-1 //翼回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+7+1-1) → 7[5,2]+7+1-1 → 14
失敗……

ヴァルト:k15@9+5+3+1+8-0 //ダメージ@双子刀
SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[9]+17 → 2D:[5,2]=7 → 4+17 → 21

モニカ:うおお!!
GM:翼の残りHP、31点!

ヴァルト:『このままで……終わるかよッ!』*地面に叩き付けられながら勢いを殺さず回転! 再跳躍!
ノア:「あの姿勢から反撃するか。流石の身のこなしだな」
ヨルズ:「何という運動神経だ……!」

ノア:手番もらいます! まだ練技は切れていないので、このまま翼に全力攻撃!

ノア:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 5[4,1]+5+3+2-0 → 15

赤錆のドレイク:2d6+7+1-1 //翼回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+7+1-1) → 8[2,6]+7+1-1 → 15
成功!

ヴァルト:うぎいー!
ヨルズ:うがー!
ノア:当たらずか!
モニカ:惜しい!
エンデ:おしいなぁ……!
ノア:指輪を割れば当てられるが……そうすると命中判定時の起用度Bが1段階落ちちゃうんだよなぁ

GM:ノアが大剣を構え、ドレイクとの交叉の刹那に横一文字に振り抜く!
剣と爪が激突する轟音が響き、ノアの大剣がドレイクの翼に弾かれる!

ノア:「ぬぅ……! 流石に手強い。まったく厄介な奴だ」
ヨルズ:「カバーに入る!」

ヨルズ:手番もらって【マルチアクション】を宣言! 魔法→近接で!
ヨルズ:魔法は【ブラスト】を使用!

◆GMのメモ◆
【ブラスト】

真語魔法の一種。マナの塊を凝縮し、至近距離に破壊をもたらす単純にして制御の難しい攻撃手段。
射程は術者の至近距離に限られるため近接戦闘の心得のない専業真語魔術師が使うことは少ないが、近接戦闘と魔法を併用するヨルズにとっては高い威力を確保できる貴重な手段の一つである。

ヨルズ:「まずはあの翼を止めなければ!」*戦槌で魔法発動!

ヨルズ:2d6+5+3 //魔法行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 9[5,4]+5+3 → 17

赤錆のドレイク:2d6+11+0-0 //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+11+0-0) → 7[4,3]+11+0-0 → 18
成功!

ヨルズ:hk30+5+3@13 //威力30魔法ダメージ
SwordWorld2.5 : KeyNo.30+8 → 2D:[3,4]=7 → 7+8 → 15/2→8

GM:翼の残りHP、23点!

ヨルズ:続いて近接攻撃! ウッドペッカー、打撃面で攻撃!
GM:命中重視の打撃スタイル!

ヨルズ:2d6+4+3+1-0 //命中力判定※打
SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+1-0) → 8[2,6]+4+3+1-0 → 16

赤錆のドレイク:2d6+7+1-1 //翼回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+7+1-1) → 8[6,2]+7+1-1 → 15
失敗……

ヨルズ:k19@11+4+3+1+2-0 //ウッドペッカー※打
SwordWorld2.5 : KeyNo.19c[11]+10 → 2D:[4,4]=8 → 6+10 → 16

ヴァルト:いいダメージだ 俺が当てていれば落とせたのに……!
ノア:私も指輪を割っていれば……まぁ結果論だが!
GM:翼の残りHP、11点!

GM:ドレイクがヨルズの近くに飛んできた瞬間、ヨルズはウォーハンマーを媒体に魔術を発動! 翼を狙ってマナの塊を炸裂させる!
GM:そこで生まれた一瞬の隙を見逃さず、ヨルズは跳躍! 翼骨の関節部へと戦槌を叩き込む!

ヨルズ:「これが私の戦い方だ!覚えておけ!」
ノア:「良いじゃないか、効いてるぞ!」
赤錆のドレイク:「グルルルアァアアア!!」*激痛に吠え声を上げる!

モニカ:手番もらいます!
モニカ:制限移動で3m前進、乱戦エリアに入って……!

モニカ:まずはヴィントシュトレの手番!

画像10

絵:影山とらこさん

◆GMのメモ◆
【魔動乗機・ヴィントシュトレ】

GMの作成したオリジナルデータである騎獣。分類は魔動機。
本キャンペーン第四話にてモニカが起動に成功した魔動機文明時代の遺産で、鉄道神王ストラスフォードの盟友が設計・制作したとされる。

自律稼働ができず、機種が背に乗って操縦する必要がある。
反面、マナによる障壁を展開し、騎手に向かってきた攻撃を機体が引き受けることが可能。これに騎乗することで、モニカは前線で戦うことができる。
この状態では「全力攻撃」による強力な物理攻撃を可能とする。

モニカ:全力攻撃を宣言して近接攻撃!

ヴィントシュトレ:2d6+8+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+8+2-0) → 5[2,3]+8+2-0 → 15

赤錆のドレイク:2d6+7+1-1 //翼回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+7+1-1) → 6[2,4]+7+1-1 → 13
失敗……

ヴィントシュトレ:2d6+9+6-0 //近接攻撃ダメージ
SwordWorld2.5 : (2D6+9+6-0) → 8[6,2]+9+6-0 → 23

ヴァルト:うおおおおおおお!
ヨルズ:おおおおおおお!!
エンデ:わあああああ!削り切ったアアア!!!
モニカ:*跳躍し、背中に!
ノア:おお、魔動機兵やるぅ

GM:モニカが操縦桿を握りこむと、魔動機兵の脚部に取り付けられた車輪が高速で回転!
GM:砂塵を巻き上げながら急発進する! モニカは姿勢を崩さないよう、魔動機兵の操縦部の上に腹這いになってしがみつき……そのまま跳躍!

モニカ:「大人しく……なさい!」*操縦桿を倒す!
モニカ:*走り回りながら踵のアウトリガーを打ち付ける

GM:ヨルズの打撃部と重なるようにして脚部アウトリガーを叩きつける! 強靭な竜の骨格といえど、翼の関節部は比較的脆い。2度の衝撃に耐えられず、鈍い音を立てて翼が機能を停止する!
赤錆のドレイク:「ウォァアア!!」*地面に落下、激痛に悶えながら立ち上がる!

GM:魔動機兵とモニカは着地! 脚部機構が滑らかに衝撃を吸収し、モニカは神聖魔法の発動準備を整えていた!

ノア:「中々荒々しいな……だが、良いダメージだ!」
モニカ:「父さんの整備だ、ちゃんと応えてくれる……!」

モニカ:続けて自分の手番、【キュア・ウーンズ】をヨルズ、ヴァルト、ノアに! 魔晶石1つ砕いて5点充てつつ行使します!

モニカ:2d6+5+3 //神聖魔法 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 6[1,5]+5+3 → 14
成功!

モニカ:3 K10+5+3@13 //威力10回復量 ヨルズ、ヴァルト、ノア
SwordWorld2.5 : KeyNo.10+8 → 2D:[3,1]=4 → 1+8 → 9 
SwordWorld2.5 : KeyNo.10+8 → 2D:[5,2]=7 → 3+8 → 11 
SwordWorld2.5 : KeyNo.10+8 → 2D:[6,3]=9 → 5+8 → 13 

ヴァルト:24点まで回復!
ヨルズ:何とか安全圏までは回復した……か
ノア:52点まで回復……全快だな
ヴァルト:なんだこのおっさん……頑丈過ぎる
ノア:ブレスを受けずに済んだのが大きかったな

モニカ:「第一の剣の神々よ……彼らの傷を癒し給え!」

ノア:「ぬおおお! 元気が沸いてくるぞ!」
ノア:「……やっぱり、腰も良くなってる気がするな」
モニカ:「検証は後にしてください!」
モニカ:「これで態勢は立て直せる……エンデさん!」
エンデ:「うん!あそこまで凶暴だと危ないから……エンデも妖精さんと支援に回る!」

エンデ:では手番いきます! まず制限移動で1m後方へ移動します
エンデ:MP10点と5点魔晶石を消費して【サモンフェアリーⅡ】を発動!

◆GMのメモ◆
【サモンフェアリーⅡ】

魔晶石を砕くことで妖精を召喚する妖精魔法。
ゲーム的にはLv5の妖精と同一データを持つユニットを呼び出し、術者と独立して行動させる(行動はプレイヤーが決定する)。

エンデ:『癒しの力を貸して、マナを対価に────おいで、光の妖精、スプライトさん!』*妖精語

エンデ:2d6+4+3 //魔法行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+4+3) → 5[2,3]+4+3 → 12
成功!

画像11

絵:シロクニさん

GM:エンデは魔晶石を構え、妖精を呼ぶ! 魔晶石が砕けて中のマナが大気中に放出され、姿を象るは……光の妖精だ!

エンデ:エンデの手番は終了! 続けて呼び出したスプライトさんの手番!
スプライト:魔法拡大/数を宣言して【バーチャルタフネス】を自分+PC全員に行使します!

◆GMのメモ◆
【バーチャルタフネス】

光属性の妖精魔法。術者の「魔力」に応じて対象のHP最大値を増加させる。増加したHPと同じだけ現在値も即座に伸びるためシンプルに全員が倒れにくくなる。

スプライト:『~~~♪』*PC達に光を振り撒く

スプライト:2d6+9 //行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 10[6,4]+9 → 19
成功!

GM:なぁぁ! PC達のHPが伸びていく!
スプライト:全員のHPを+9点です!
GM:ノアさんのHPが60点超えてて草 どうやって倒すんだよコレよぉ
ヨルズ:適用しました!40超えた
ヴァルト:HP32!
モニカ:ガチガチすぎる
ヨルズ:硬すぎて笑う
GM:もう許さねぇかんな!!
ノア:どんな攻撃が来ても腰がやられない限り立っていられる

GM:第四ラウンド、ドレイクのターン!
GM:ではまず……尻尾から!

赤錆のドレイク:▲テイルスイープ:自身の存在する乱戦エリアから5体まで対象を選び「部位:尾」による近接攻撃を行う。この能力は連続した手番に使用できない。
GM:対象は乱戦エリアにいる全員! が、モニカのみ攻撃対象がヴィントシュトレに移るので「ヴィントシュトレが2回攻撃対象になる」という処理にするよ

赤錆のドレイク:2d6+10+0-0 //尾命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+10+0-0) → 9[4,5]+10+0-0 → 19

ノア:2d6+5+2+0-2 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-2) → 8[4,4]+5+2+0-2 → 13
失敗……

ヴァルト:2d6+5+3+1-0 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 3[1,2]+5+3+1-0 → 12
失敗……

ヴィントシュトレ:2 2d6+6+1-2 //回避力判定 モニカの分
SwordWorld2.5 : (2D6+6+1-2) → 2[1,1]+6+1-2 → 7 
自動失敗……

ヴィントシュトレ:2 2d6+6+1-2 //回避力判定 WSの分
SwordWorld2.5 : (2D6+6+1-2) → 3[2,1]+6+1-2 → 8 
失敗……

ヨルズ:2d6+4+2+1+0-0 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+1+0-0) → 12[6,6]+4+2+1+0-0 → 19
自動成功!

ヴァルト:ひ ど す ぎ
ヨルズ:ふぁっ!?
モニカ:ふふw
ノア:ヨルズまさかの回避
モニカ:ヨルズさん!?!?!!?
GM:なん……だと……!?

赤錆のドレイク:4 2d6+8+0-0 //尾近接攻撃ダメージ ノア→ヴァルト→モニカ→ヴィントシュトレ
SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 6[3,3]+8+0-0 → 14 
SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 12[6,6]+8+0-0 → 20 
SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 6[1,5]+8+0-0 → 14 
SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 4[2,2]+8+0-0 → 12 

ノア:リカントの獣臭いにおいが
ヴァルト:うわーーん!!俺に6ゾロォ!?
GM:ヴァルトに最高打点入ってるゥ!
ノア:ヴァルトが大ダメージだ……

ヴァルト:残りHP15点……!
モニカ:ヴィントシュトレ、残り耐久31点です!
ノア:残りHP55点!

GM:ドレイクが雄叫びを上げ、巨大な尾を横薙ぎに振り抜く!
咄嗟に範囲から抜け出したヨルズ以外を竜の尾が薙ぎ払い、先端部の直撃したヴァルトが吹き飛ばされて岩盤に叩き付けられた!

ヴァルト:「き”ゅ”ぅーーん”っ!」*思わず鳴き声
ノア:「む……っ! ヴァルト、大丈夫か?」
ヴァルト:『モロに喰らっちまった……ちょっとまずいかもだ」
ヨルズ:「ダメージが大きいな……モニカ、エンデ! 支援を頼む!」
エンデ:「スプライトさんに回復回してもらうから、少しだけ待ってて!」

GM:更に! ここで胴体部が尻尾を逃れたヨルズに攻撃だ!

赤錆のドレイク:2d6+9+0-0 //胴体部命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-0) → 7[5,2]+9+0-0 → 16

ヨルズ:2d6+4+2+1+0-0 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+1+0-0) → 10[6,4]+4+2+1+0-0 → 17
成功!

GM:なぁぁぁぁんだとぉぉ!?
ノア:つよい
モニカ:回避の匠????
ヨルズ:見切った!

GM:尾の一撃を躱したヨルズの頭上からドレイクの爪が迫る!
ヨルズは間一髪で後方に跳躍! 僅かでも掠れば致命傷は必至だ!

ノア:「やるじゃないか、ヨルズ」
ヴァルト:『立ち回りが巧いな』*立ち上がって
ヨルズ:「二人が痛手を与えてくれたおかげだ」*再び攻撃姿勢に!

GM:それでは第四ラウンド、PC達のターン!

ノア:「いまの奴に機動力はない……一気に畳みかけるぞ!」
ヴァルト:『ちっ、立つ瀬がねぇな。……こうなったら意地だ』
ヴァルト:『モニカ! いつものアレを頼む!』
モニカ:「ふふっ。しょうがないですね……」
ノア:「……! なるほど、結局我々はコレが一番というわけか」
ヨルズ:「いつもの……?」

モニカ:「無茶したらダメですからね!」
ヴァルト:『わかってるって! 行くぞ!』*駆け出す!

モニカ:では手番もらいます!
モニカ:魔法拡大/数を宣言! 【ドライブ・アウェイ】をドレイクの胴体と尾に行使! 魔晶石を1つ砕いてMP消費を抑えます!

◆GMのメモ◆
【ドライブ・アウェイ】
鉄道神王ストラスフォードの特殊神聖魔法。敵と定めたものの排除を協力的に行えるようになる。
具体的には対象が主動作で回避や抵抗を行うたび、次に行われる回避や抵抗にマイナスペナルティが付くという魔法。
ヴァルトの二刀流による多段攻撃と非常に相性が良い。

モニカ:*鉄道神王のシンボルが描かれた旗を構える
モニカ:「鉄道神王の信念、その奇蹟の一端を再現する!」
モニカ:「道を切り拓き、我らに勝利を――鉄道神王の威光、此処に!」

モニカ:2d6+5+3 //神聖魔法 行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 8[3,5]+5+3 → 16

赤錆のドレイク:2d6+11+0-0 //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+11+0-0) → 4[2,2]+11+0-0 → 15
失敗……

ヴァルト:マジ!?
モニカ:っし!
ノア:お!
GM:?!?!??!?!?
ヴァルト:ウオオオオオ!!
ノア:勝ったな
ヨルズ:勝ったわ
エンデ:はいったああああ!!!!

赤錆のドレイク:「グッ……グォォオ!?」*鉄道神王のシンボルが周囲に浮かぶ!

モニカ:続いてヴィントシュトレの手番! 《全力攻撃》を宣言して近接攻撃! 対象は胴体!
モニカ:「まずは……ここから!」

ヴィントシュトレ:2d6+8+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+8+2-0) → 5[4,1]+8+2-0 → 15

赤錆のドレイク:2d6+9+0-0 //胴体部回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-0) → 8[4,4]+9+0-0 → 17
成功!

GM:魔動機兵が再び脚部ローラーで加速! 跳躍して蹴りを繰り出すが、ドレイクはその強固な鱗で衝撃を弾き逸らす!
GM:しかし、鉄道神王の力が「障害を排除する意思」に呼応してドレイクの動きに制限をかけ始めた! ドレイクの回避が僅かに鈍る!

モニカ:「我ら人族に与えられし加護を見よ!」*着地
モニカ:「さぁ、仕掛けは上々であります!」

ノア:「よし、皆で畳み掛けるぞ!」
エンデ:「りょうかーい!」*モニカ、ノアの声に応え

エンデ:手番もらいます。妖精召喚中で魔法使えないので矢で胴体を狙う!
エンデ:特殊矢、閃牙の矢を使用!

エンデ:2d6+5+3+1-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+1-0) → 9[3,6]+5+3+1-0 → 18

赤錆のドレイク:2d6+9+0-1 //胴体部回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-1) → 9[5,4]+9+0-1 → 17
失敗……

ヨルズ:良い出目!
モニカ:ひゅう!!
エンデ:あたったあ!
ノア:今日は出目がみんな高い方だな
GM:おのれ鉄道神王!! デバフの-1さえなければ!!
モニカ:お祈りの回数増やします

エンデ:k22@9+5+2+2-0 //閃牙の矢 ダメージロール
SwordWorld2.5 : KeyNo.22c[9]+9 → 2D:[6,1]=7 → 6+9 → 15

GM:ドレイク胴体、残りHP69点!

エンデ:「動きが激しいけど……ここだっ!」*お高めの矢を放つ
GM:エンデは素早く弓に矢を番え、ドレイクの動きが止まった瞬間を見逃さず矢を放つ!
頑丈な鱗の隙間に矢が突き刺さり、微かなダメージを与える! 同時に鉄道神王の力が強まっていく!

エンデ:『スプライトさん! みんなを癒して!』
スプライト:「~♪」*身振りと妖精語で了解のジェスチャー

スプライト:魔法拡大/数を宣言、【プライマリィヒーリング】でヴァルト、ノア、ヨルズのHPを回復します!

スプライト:2d6+9 //行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 3[1,2]+9 → 12
成功!

スプライト:アブナカッタワ……
GM:発動!!
GM:13点回復ですね
ヴァルト:ウオオオオオ!!
ヨルズ:全快だああああ!!!

エンデ:『ありがとう、スプライトさん!』
エンデ:「みんな、隙が大きくなってきたから頑張って!」
ヨルズ:「これが妖精の力か、面白い」
ノア:「神聖魔法とは違った癒しの力を感じるな……」*腰の感じ方が違うらしい
ヴァルト:『助かるぜ……!』

ヨルズ:「ここは……ヴァルトと連携するとしよう」
ヴァルト:『……!』

ヨルズ:手番もらいます!
ヨルズ:《マルチアクション》を宣言! 先に魔法【ウェポンマスター】を使用してヴァルトに《必殺攻撃》を修得させます

ヨルズ:2d6+5+3 //行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 10[6,4]+5+3 → 18
成功!

ヨルズ:これでヴァルトに一時的に《必殺攻撃》を覚えさせたぞ
ヴァルト:なるほど……叩き込めってか

ヨルズ:「ヴァルト、君に賭けるぞ」*詠唱!
ヴァルト:『お前……面白いこと考えるな。乗ったぜ!』
ヨルズ:「そう来なくてはな!」

ヨルズ:そして胴体に近接攻撃! ウッドペッカー※刃で殴る!

ヨルズ:2d6+4+3-1+1-0 //命中力判定※刃
SwordWorld2.5 : (2D6+4+3-1+1-0) → 7[2,5]+4+3-1+1-0 → 14

赤錆のドレイク:2d6+9+0-2 //胴体部回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-2) → 7[1,6]+9+0-2 → 14
成功!

ヨルズ:この際だ……指輪を割る!
ヴァルト:やるんだな!? 今 ここで!
ノア:ここでか!
モニカ:指輪ーー!
エンデ:ごーごー!
GM:なんとぉ!! では指輪破壊効果により攻撃命中!

ヨルズ:k19@9+4+3+1+2-0 //ウッドペッカー※刃
SwordWorld2.5 : KeyNo.19c[9]+10 → 2D:[5,6 2,6]=11,8 → 8,6+10 → 1回転 → 24

モニカ:回った!!
ヨルズ:回転したぁ!!
ノア:いいぞ!
GM:これがウォーハンマーの怖いところなんだよなぁ!!
GM:胴体部残りHP、52点!

ヴァルト:では手番もらいます!
ヴァルト:まずは補助動作! 動きが鈍ってきた相手にダメ押しで賦術【パラライズミスト】! 更に魔晶石を消費してMPを代替させつつ練技【キャッツアイ】【マッスルベアー】をかけ直す!
ヴァルト:一撃目は《白のポルックス》で攻撃! ダメージ重視の組み合わせでいく!

ヴァルト:『おぉぉぉぉっ!!」*跳躍!

ヴァルト:2d6+5+3+2-0 //命中力判定 ジャブだ!!
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 2[1,1]+5+3+2-0 → 12
自動失敗……

ヴァルト:うわぁぁぁ!!
モニカ:あーん!!
ノア:で、出目が……!
ヨルズ:マジでか!!

GM:再び二刀を構えて駆け出すヴァルト! しかしドレイクが猛然と両手の爪を振りかざし、その刀を受け止める!
ヴァルト:『まだまだァ!』

ヴァルト:大本命、2撃目はヨルズに付与してもらった魔法の効果で修得した《必殺攻撃》を宣言!

ヴァルト:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 6[4,2]+5+3+2-0 → 16

赤錆のドレイク:2d6+9+0-4 //胴体部回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-4) → 8[2,6]+9+0-4 → 13
失敗……

ヴァルト:k15+5+3+1+8-0@9#1  //ダメージ@双子刀+必殺攻撃
SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[9]a[+1]+17 → 2D:[2,3]=6 → 4+17 → 21

GM:ドレイク胴体、残りHP38点!
エンデ:ちょっとずつ削れてる……!
ヴァルト:ちっ、浅い!
ノア:むぅ、残念だ
モニカ:だけど、これで【ドライブ・アウェイ】の累積回避マイナスは4!
ヨルズ:ヴァルトの賦術と合わせて回避マイナス修正は5だ!
ノア:ぶちかましてくるか!

GM:左の刀を爪に受け止められた状態から、ヴァルトは身体を捻ってドレイクの腕の上に駆け上がる! そのまま肩口を切り裂いた!

ヴァルト:『ノア、行けーーッ!』
ノア:「あぁ、任せろ!」*リカント語はわからないがそういうことだろ!

ノア:補助動作で練技【マッスルベアー】【キャッツアイ】をかけ直す
ノア:そして全力攻撃!

ノア:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 9[3,6]+5+3+2-0 → 19

モニカ:うまい!
ノア:これは変転不要っぽいな

赤錆のドレイク:2d6+9+0-5 //胴体部回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-5) → 12[6,6]+9+0-5 → 16
自動成功!

ヴァルト:!?
ノア:え!?
モニカ:?!
ヨルズ:な!?
エンデ:うぐぬぬぬぬ!!
GM:オラァ見たか!!!!!!ソリャア!!!!!!

GM:ノアは呼吸を整える。身体のマナ全てを搾り出すように隅々へと行き渡らせ、大剣を構える。そのまま駆け出し、渾身の力で振り下ろす!

ノア:「ぬぅぅぅぅん!」*野太い声
ドレイク:「グォォオオオオ!!」

GM:ドレイクの胴体部に深々と突き刺さるかに思われたそれは……なんと折れた翼に防がれていた! 翼の付け根にノアの大剣が打ち込まれ、鈍い音と共に肉と骨と腱が切断される!

ノア:「使い物にならない翼を咄嗟に盾にしたとは」
ノア:「手負いの竜、やはり侮れん」

ヨルズ:「しかし、あと一息だ!」
ヴァルト:『このまま押し切るぞ!』
ノア:「奴はブレスの準備を終えている! 注意するんだ!」

GM:それでは第五ラウンド!
GM:まずは尻尾! さっきの意趣返しとばかりにノアに打ち下ろしだ!

赤錆のドレイク:2d6+10+0-0 //尾命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+10+0-0) → 8[2,6]+10+0-0 → 18

ノア:2d6+5+2+0-0 //回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+0-0) → 6[5,1]+5+2+0-0 → 13
失敗……

赤錆のドレイク:2d6+8+0-0 //尾近接攻撃ダメージ
SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 8[4,4]+8+0-0 → 16

モニカ:ぐぬぬぬん
ノア:10点ダメージ まだ許容範囲だ

GM:そして胴体部! 再び「光の大ブレス」を使用!
GM:対象はモニカ!
モニカ:ぐわーっ!
GM:更に巻き込み対象!

GM:6 choice[A,B]  Aで巻き込み ノア→ヴァルト→ヨルズ→WS→エンデ→スプライト
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) →
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 

GM:巻き込み対象はノア、ヴァルト、ヴィントシュトレ、エンデ!
エンデ:CP始まって以来初めての被弾!
モニカ:ヨルズさん、尽くブレスや尻尾を避ける
ヨルズ:攻撃があまり飛んでこないから……!
ヴァルト:こいやぁぁ!

GM:ドレイクが前傾姿勢を取り、獣の如く四足で構える! その口腔には光り輝く黄金のブレスが準備されている!

赤錆のドレイク:2d6+9 //光の大ブレス
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 7[4,3]+9 → 16

モニカ:2d6+5+2+2-0 //生命抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+2-0) → 7[3,4]+5+2+2-0 → 16
成功!

ノア:2d6+5+3+2-0 //生命抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 5[1,4]+5+3+2-0 → 15
失敗……

ヴィントシュトレ:2d6+6+0-0 //生命抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+6+0-0) → 11[6,5]+6+0-0 → 17
成功!

ヴァルト:2d6+5+2+2-0 //生命抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+2-0) → 8[3,5]+5+2+2-0 → 17
成功!

エンデ:2d6+5+2+2-0 //生命抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+2+2-0) → 10[6,4]+5+2+2-0 → 19
成功!

赤錆のドレイク:5 2d6+9 //光の大ブレス モニカ WS ヴァルト エンデ  ノアの順
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 7[3,4]+9 → 16→半減で8
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 5[3,2]+9 → 14 →半減で7
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 10[6,4]+9 → 19 →半減で10
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 8[4,4]+9 → 17 →半減で9
SwordWorld2.5 : (2D6+9) → 10[4,6]+9 → 19 

ノア:残りHP32点……結構削られたな
GM:他PCの全快くらいじゃねぇか!
ヴァルト:残り19点……!
エンデ:残りHP29点!
モニカ:残りHP33点、ヴィントシュトレ残り耐久24点です!

GM:赤錆のドレイクが苦悶と共に横薙ぎのブレスを吐き出す! 
GM:純エネルギーの奔流が再びPC達を飲み込んでいく!

エンデ:「……!」
エンデ:『っ、スプライト、助け――!』*直撃は躱すも被弾!
モニカ:「エ、エンデさんッ!」

ノア:「ふぅ、さっきの攻撃から大勢を立て直すのが遅れてしまった。やってくれるじゃないか」*鎧や服を焦がしながら
ヴァルト:『だが、あっちもボロボロだぜ……!」

GM:それでは第五ラウンド裏、PC達のターーーン!!

ヴァルト:手番もらおう 補助動作で賦術【パラライズミスト】発動! 賦術だけで1600G使っちまった……受け取りな!
ヴァルト:主動作、黒のカストルで攻撃!

ヴァルト:2d6+5+3+2-0 //命中力判定 あたればいいよ
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 10[5,5]+5+3+2-0 → 20

赤錆のドレイク:2d6+9+0-1 //胴体部回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-1) → 7[3,4]+9+0-1 → 15
失敗……

GM:ぐわぁァァァ!!
モニカ:うおおお!! うまい!
ヨルズ:これうまいよ
エンデ:すごい
ヴァルト:胴体に切り込み!

ヴァルト:k15@9+5+3+1+8-0 //ダメージ@双子刀
SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[9]+17 → 2D:[2,4]=6 → 4+17 → 21

GM:胴体残りHP、21点!
ヴァルト:ドライブアウェイの効果とパラライズミストの効果、そして黒のカストルが命中したことにより回避マイナスは累計3!

ヴァルト:二撃目! 白のポルックスで必殺攻撃!!

ヴァルト:2d6+5+3+2-0 //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3+2-0) → 7[1,6]+5+3+2-0 → 17
赤錆のドレイク:2d6+9+0-3 //胴体部回避力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+9+0-3) → 7[5,2]+9+0-3 → 13

ヴァルト:k15+5+3+1+8-0@9#1   //ダメージ@双子刀+必殺技!
SwordWorld2.5 : KeyNo.15c[9]a[+1]+17 → 2D:[5,4 2,3]=10,6 → 6,4+17 → 1回転 → 27

GM:ドレイク胴体の残りHP……1点!

ヴァルト:『うぉぉおおおおお!!』*両手の剣でスラッシュ!

GM:ヴァルトの二刀流が閃き、ドレイクの胴体にX字の傷を刻み付ける!

ノア:「奴はもう限界だ!」
モニカ:「すごい……! これなら……!」
エンデ:「すごい!もう倒せそう……!!!」*被弾した箇所を気にしつつも

GM:さぁさぁ!!
GM:誰がこのドレイクにトドメを刺すんだい!!
ヴァルト:誰が刺すんだい! だ~~れなんだいっ!
モニカ:新入りィ!
ヴァルト:新入りィ!
GM:ヨルズさぁぁぁあん!!
ヨルズ:ハイィ!
エンデ:かっこいい所、見せておくんな!!!
ノア:ファイトー!
GM:やれっっっっ!!!!!

ヨルズ:僭越ながら……やらせていただきます!

ヴァルト:『いっけぇぇぇえ!!』*ドレイクから跳び離れながら
ノア:「ヨルズ、派手に頼むぞ!」
ヨルズ:「……! 承知した!」

ヨルズ:手番いただきます!
ヨルズ:主動作で魔法行使……【ブラスト】!

ヨルズ:「叩き込む……ありったけを!」*ハンマー構え
GM:ヨルズの構えたハンマーの槌頭にマナが集まり、燐光を放ち始める!

ヨルズ:2d6+5+3 //魔法行使判定
SwordWorld2.5 : (2D6+5+3) → 10[6,4]+5+3 → 18

赤錆のドレイク:2d6+11+0-0 //精神抵抗判定
SwordWorld2.5 : (2D6+11+0-0) → 6[3,3]+11+0-0 → 17
失敗……

モニカ:いいぞぉ!!!!
ノア:よっしゃ!
ヴァルト:ギリギリ上回った!
エンデ:いけーっ!!
ヨルズ:うおおおおお!!

ヨルズ:k30+5+3@10 //威力30魔法ダメージ
SwordWorld2.5 : KeyNo.30c[10]+8 → 2D:[6,4 1,6]=10,7 → 10,7+8 → 1回転 → 25

モニカ:!!!!!!!!!!!
ヴァルト:ウオオオ!
ノア:回ったぞぉ!
ヨルズ:ぶっ飛ばす!!
エンデ:まわったああああああ!!!!
GM:胴体HP、残り-24点!

GM:ヨルズは燐光を湛える戦槌を構え、そのまま突進! 死に物狂いで繰り出されるドレイクの爪や尾をかいくぐり、その胸部へと槌を叩き込む!
GM:打撃の瞬間、ヨルズは短く魔法文明語で詠唱を終える! 打面に集められたマナが一瞬にして励起し、絶大な破壊力を以てドレイクの身体を浮き上がらせた!

ヨルズ:「ここだっ!」*全力で振り抜き!

モニカ:「すごい!」
モニカ:「あの巨体が……揺らいだ……!」
ヴァルト:『おぉ……』*凄くて呆然
ノア:「おぉ……大層派手じゃないか」
エンデ:「すごい……!」

GM:ズシン、という音と共に巨体のドレイクが地面へと倒れ伏す!
全身は刀傷と魔法のダメージにまみれ、翼は半ば切断されて血まみれだ。

GM:PC達は遂に、竜形態のドレイクと戦って真っ向から打ち破ったのだ!

ヴァルト:「ウォォォ~~~~ン!!」*遠吠え
エンデ:「みんな無事で……よかったぁ!」*竜化後の猛攻にひやひやした

ノア:「凄い一撃だったな、ヨルズ」
ヨルズ:「一緒に仕事をするのは初めてだったが……中々やるだろう?」
ヴァルト:「中々だぁ?」*変貌解除
ヨルズ:「む、足りなかったか?」
ヴァルト:「やり過ぎなくらいだぜ!」*笑いながら髪くしゃくしゃにする
ヨルズ:「ははは! やめてくれ」*初めて笑顔を見せる
モニカ:「リカント語はわかるのに鈍い人ですね」*横から軽く背中を叩く
ノア:「あぁ、上出来だ。もうすっかり、君は我らの仲間だ」
ノア:「ヴァルトも十分、君を認めたようだしね」
エンデ:「さいごのドカーンってやつ、すごかったね!」*ヨルズに
ヨルズ:「上手く決まって良かったよ」

エンデ:『妖精さんもありがとね』*姿を消すスプライトを見送る
GM:*スプライトは楽しそうに手を振りながら消えていった

4. ヒスイドラ防衛戦 -終幕-

ノア:「さて、皆疲れているところ悪いが……」
ノア:「まだ戦いは終わっていない」
モニカ:「……そうでした」*表情を引き締める
エンデ:「支部に帰るまで、もうひと踏ん張りしなきゃね」
ヨルズ:「指揮官は討った。妖魔共を追い散らせば暫くは決起できまい」
ヴァルト:「おし。とりあえず近くの連中の加勢にいくか」

GM:では……PC達がお互いの無事を確かめ、健闘を讃えあったところで!
GM:赤錆に覆われたドレイクの身体が再び変化し、傷だらけのドレイク(人間形態)の姿を取り戻す

モニカ:「!」
ヨルズ:「まだ生きているのか」*構える
エンデ:「……!」*弓と矢に手を伸ばす
ヴァルト:「嘘だろ、あれで生きてるのかよ」
ノア:「む……」

GM:同時に、PC達の後方数kmの地点で2発動時に【シグナル・バレット】が撃ち上げられた
GM:これは事前に冒険者達が決めていた合図で、妖魔達の軍団が制圧され、戦闘が終了したことを意味するものだ

エンデ:「あ、信号弾!」
ノア:「どうやら他の戦線も終わったようだな」
ヴァルト:「助太刀するまでもなかったか」
モニカ:「となると……」*倒れ伏すドレイクを一瞥

ドレイク:「ゴホッ……」*喉奥から血の塊を吐き出す 微かに息をしている
GM:その身体と髪は血と赤錆に覆われ、瀕死の重傷だ
GM:右の翼が根元から断ち切られ、断面からは肉と骨が覗いている
GM:また致命的なことに、携えていた魔剣が叩き折られていた

モニカ:「まだ息があるようです。どうしますか?」
ノア:「……できれば連れて帰りたい、情報源としては有益なはずだ」
ヴァルト:「そもそもコイツ、《守りの剣》の結界の中に連れて行けるのか? 確か、強い蛮族って剣の結界の中に入ると弱るんだろ」
エンデ:「結界からのダメージで死んじゃうかも、ってこと?」
ヨルズ:「……生来の魔剣が喪われている。穢れの影響は多少減じている可能性が高いと見て良いだろう」
ヴァルト:「そもそも道中で死にそうだぞ」
エンデ:「この錆みたいなの、何なんだろう」*あまり近寄らずに観察
ヴァルト:「俺はどうでもいい。介錯するんなら俺がやってやるけど」

ノア:「ふむ……モニカ」
モニカ:「は、はいっ」
ノア:「最低限の治療で構わない。このドレイクに処置を施してくれ」
モニカ:「……承知しました」*
モニカ:「自身の作品を大切にできない者に……情けなどかけたくはありませんが……仕方ないですね」
モニカ:「今は何より情報が欲しいところです」

ノア:「ヨルズとヴァルトはロープで奴の手脚を縛っておいてくれ」
ヨルズ:「捕虜の拘束か。了解した」
ヴァルト:「結局連れて帰るのか。わかったよ」
ノア:「エンデは馬の準備を。できるだけ日のある内に帰還したいからな」
エンデ:「は~い!」

ノア:暴れた際に筋力的に一番抑え込みやすいから、おじさんの馬に縛り付けて持っていくか
GM:OK~! 特に抵抗せずに(半ば気を失った状態で)連れて帰られるね
GM:とりあえず《空の麓》亭に帰還するので、ジムレドが預かる

5. ヒスイドラ防衛戦 -顛末-

GM:◆描写◆
同日、夜更け。
《元ヒスドゥール大裂穴》南端から数kmの距離にある街《ヒスイドラ》
冒険者ギルド支部《空の麓》亭のギルドホールには、防衛戦に参加した冒険者達が集まっていた。

《荒野の足音》亭、《海峡の巡礼者》亭、《黒曜石の小剣》亭、そして《大地の見張り》亭。20名を超す冒険者達が一同に会し、今回の戦の勝利を称え合っている。

ギルドホールの大暖炉には明るい火が灯り、並べられたテーブルには豪勢な料理の数々が並ぶ。《空の麓》亭で働くコボルド達が、大樽に収められた果実酒をジョッキに注いで冒険者達に配っていく。
ホールの中央では《空の麓》亭の支部長、ジムレドが同じくジョッキを手にしていた。

00 ジムレド

絵:シロクニさん

◆NPC解説◆
“智を編む者”ジムレド=オールスリーヴ/ドワーフ/女性/200歳(?)
冒険者ギルド《空の麓》亭の支部長。ちっちゃい。
魔動機文明時代の魔動機兵について豊富な見識を持つ魔動機研究者。
遺跡から発掘された遺物の鑑定や復古を担当することもあり、冒険者というより学者然とした言動が多い。

ジムレド:「《荒野の足音》亭、《海峡の巡礼者》亭、《黒曜石の小剣》亭、そして《大地の見張り》亭の諸君!」
ジムレド:「此度の《ヒスイドラ》防衛戦、まことご苦労だったね」

ジムレド:「前線の妖魔を食い止めたもの、妖魔の射手団を抑えたもの、全体を援護したもの、妖魔の重装歩兵団を制圧したもの、そしてゴーレムを破壊し指揮官のドレイクを討ち取ったもの」
ジムレド:「いずれも皆、誰が欠けてもこの戦果は得られなかった。ここにいる全員に、英雄と呼ばれる資格がある!」

ジムレド:「今宵は存分に食らい、存分に飲み、勝利に酔いしれてくれ。諸君の勝利と栄光に……始祖神の導きを! 乾杯!」

シタン:「くくく、乾杯」*掲げる

220331 シタン2

絵:のっち

◆NPC解説◆
《指踊りの杖》シタン=ケランジィ(メリア長命種/男性/140歳程)
冒険者ギルド《大地の見張り》亭の支部長。ヘラヘラとした胡散臭い男。
若者をおどかす悪癖があり、常に飄々とした態度を崩さない。
ギルドの運営自体は真面目に取り組んでいるようだ。

モニカ:「乾杯~!」*ジョッキを掲げる
ノア:「乾杯!」*掲げる
ヨルズ:「か、乾杯ッ!」*やや緊張気味
ヴァルト:「かんぱーい」*既に料理をつまんでいる
エンデ:「かんぱ~い!」『妖精女王さまの導きのあらんことを!」
エンデ:*妖精語を交えて水の入ったジョッキを掲げる

GM:PC達以外にも、多くの冒険者達がギルドホールには集まっている。
GM:大ジョッキに注がれた葡萄酒で飲み比べを始めるドワーフの戦士とリルドラケンの拳闘士、騒がしい軽戦士を叱責するレプラカーンの魔術師、ジムレドに魔動機の話を持ちかけるグラスランナーの少女。

モニカ:「魔法はあんなに得意なのに、こういうのは全然ですねえ?」
モニカ:*ぐいぐい煽りながらヨルズさんの隣に座る
ヨルズ:「こ、こういう場は初めてでな……緊張している」
ヴァルト:「緊張しすぎだろ」*料理もぐもぐ
ノア:「ははは、大仕事の後の酒は格別だ。慣れておくといい」
ヨルズ:「あ、あぁ……」*既に少し酔ってきた
モニカ:「(なるほど、意外と回るのは早い……と)」*メモメモ

エンデ:「ジムレドさーん!」
ジムレド:「なんだい。今は仕事の話は受け付けてないよ」
エンデ:「ドワーフ料理ってある? 一回食べてみたかったの!」
ジムレド:「西側のテーブルに並んでるのがドワーフ料理さね。ロースト・ドラゴン・ミートとベーコン入りキッシュロレーヌ。火山風ミートローフは特に熱いから気をつけるんだよ」
ヴァルト:「美味そうだな。とりあえず全種類食っとくか」
ノア:「ドワーフ料理か……懐かしいな」

ジムレド:「ドワーフは平気だが、普通は冷まさないと舌を火傷するから気をつけるんだね」
ノア:「鍛冶師時代、親父さんの下でよく食わされた。割と慣れたがね」
ヴァルト:「へぇ、じゃあ俺もノアみたいに身体強くするために……」
ヴァルト:「あーん……」*冷まさないで一気に
ヴァルト:「~~~~~~!!」*熱くて尻尾がボワッ
エンデ:「すごく熱いけど、おいふぃ!」*こともなげに食べる

ノア:「ほう、エンデは平気なのか?」
モニカ:「ヴァルトさんは悶絶してるのに?」
エンデ:「ほのままひゃべたら……もぐもぐ」*料理を飲み込む
エンデ:「火傷しちゃうよ」*べーっと舌を出す
エンデ*ここでネタばらし 妖精魔法【アンバーンタング】で妖精の助けを借りていたのだ
ヴァルト:「ずりーぞソレ!」*口を押さえながら

モニカ:「ふふ、我らが切り込み隊長が形無しですね」*可笑しそうに
ヨルズ:「わははは! 私も挑戦するぞ~!」*かなり酔ってる
ノア:「やれやれ、火傷治しの膏薬でも探しておいてやるか」*笑う

GM:そのまま冒険者達の宴は続き、夜は更けていく。
月が高く昇り、ギルドの暖炉の火が落ちる頃には皆がギルドホールで毛布に包まっていた。

6. 千剣伯、魔剣のエーゼイン

GM:宴から数日、《空の麓》亭で戦いの傷を癒すPC達を支部長のジムレドが呼び止める。彼女に案内されて向かった先は《空の麓》亭の隣にある、現在コボルド達の宿舎として使われている納屋の一つだった。
GM:納屋の中は簡易的な寝台と椅子、小さな書物机が置かれた部屋になっていた。薄暗い部屋の中、椅子に座った人影がPC達に気づき視線を向ける。

GM:その人影は、白い肌に赤黒い錆のような痣を浮かび上がらせたドレイク。数日前にPC達が戦ったエルナルート本人だ。切断された翼の断面には包帯が巻かれており、全身に簡単な手当の痕が見て取れる。

ヴァルト:「……! こんなところに居たのか」
ジムレド:「対外的に、エルナルート=エーゼインは大裂穴で死んだことにしてある」
ジムレド:「キングスレイ冒険者ギルド統括部にも、そのように報告した」
ジムレド:「……有力な蛮族を生かしておくと、上層部が煩いんでね」
ヴァルト:「てっきり引き渡すのかと思ってたぜ」
ジムレド:「コイツは《元ヒスドゥール大裂穴》に集う蛮族たちの実態に最も近い証人だ」
ジムレド:「現場も知らない《キングスフォール》の役人連中の玩具にするには、あまりに惜しいんでね」
ヨルズ:「ここだけの秘密、か」
ノア:「つまり私達も口外禁止ってことだな、気を付けるとしよう」

ノア:「結局、情報源として生かしているというわけだが……今の時点で、何か有益な話はあったのか?」
ジムレド:「いや。アタシには話したくないそうだ」
ヴァルト:「はぁ? どういうことだよ」
ジムレド:「自分を倒した者達にだけ情報は伝える、ってさ」
ヨルズ:「蛮族の価値観か」
モニカ:「頑固ですね……」
ジムレド:「ま、そこのところはアンタ達が判断しな」

エンデ:「訊くのもどうかと思うけど……おげんき?」*エルナルートに
エルナルート:「……あぁ」*素っ気なく
エンデ:「(錆みたいな痣、休んでも消えてない……)」

ノア:「正直、意外に感じている。情報を吐いたらあとは殺されるだけだと分かっているから話さないのだと思っていたが」
エルナルート:「……貴様らは全力の私に勝利を収め、あまつさえ命まで繋いだ。私の知る情報を得る価値が、貴様らにはある」
モニカ:「面倒な生き物……」*眉根を寄せ
エンデ:「エンデにはよくわからないけど……“誇り”ってやつ?」
エルナルート:「……そうだな。厄介なものだ」*自嘲気味に

ヴァルト:「で、何を話すってんだよ」
ヴァルト:「役に立たないことだったらタダじゃおかねぇぞ」
ヴァルト:「竜になってからはともかく、人間形態での戦いは俺の完 全 勝 利 だったからな」*ドヤ顔
ノア:「……魔剣を喪ったドレイクは竜への変身能力をも喪失すると聞いている。我々はまだ貴様を信用していないことを忘れるなよ」
エルナルート:「信用するかどうかは勝手にしろ」
エルナルート:「私はただ話すだけだ」

エルナルート:「大きく分けて、話す内容は二つ」
エルナルート:「私の主君について、そして大裂穴に集う蛮族達について」

エルナルート:「まず、私の主君は“千剣伯”と名乗るドレイクだ」
エルナルート:「私との血縁は薄いが……家系図的には祖を同じくする一族の間柄ということになる」
ノア:「貴様の家名は……エーゼインとか名乗っていたか」

ヴァルト:「蛮族に家柄の概念とかあるのかよ」
ヨルズ:「上位の蛮族達は出産数や個体数が著しく少ない。血族という概念は存在すると聞くぞ」
モニカ:「もっとも、親子の間ですら謀殺や戦争が茶飯事の連中ですけど」

GM:では、“エーゼイン”という固有名詞に対して思い当たるかどうか、難易度14の知識判定を行いましょう

ノア:2d6+1+2 //セージ知識判定パッケージ
SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 8[5,3]+1+2 → 11
失敗……

ヨルズ:2d6+3+3 //セージ知識判定パッケージ 
SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 7[5,2]+3+3 → 13
失敗……

モニカ:2d6+3+3 //セージ知識判定パッケージ
SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 7[6,1]+3+3 → 13
失敗……

ノア:「では、貴様の主君……大裂穴の蛮族達の頭領はそのエーゼイン一族ということになるのか。聞いたことはないが……」
ヨルズ:「私も聞いたことがない。著名な一族や集団であれば、冒険者間で情報が共有されていそうなものだが」

エルナルート:「エーゼインとはそもそも、魔法文明時代中期に活動した魔法王の名前だ」
エルナルート:「魔剣の製造に長け、魔剣の使い手で構成された軍団を作り上げ近隣諸国を支配した」
エルナルート:「自身が扱うのではなく、配下に持たせるためにその王はとにかく魔剣を作った。数も質も、当時の基準を大きく逸脱してな」
エルナルート:「魔法文明時代末期、戦乱においては軍が擁する“エーゼインの魔剣”の数で戦の結果が決まるとまで謳われたほどだという」

エルナルート:「傍流の私にとっては御伽噺のようなものだが。我が主君は自身をその魔法王の末裔と称している」
エルナルート:「歴史の再現……魔剣を携えた蛮族の軍団を結成してドーデン地方を平定する、というのが主な行動思想のようだ」

ノア:「魔剣使いで構成された蛮族軍……厄介だな」
ヴァルト:「じゃあその魔剣持って攻めてくる奴を倒せば敵が減って魔剣が手に入るってことだな。一石二鳥だ」
ノア:「ちなみに今、そちらが保有する“エーゼインの魔剣”の数は?」
エルナルート:「正確な数はわからない。20は下らないと思うが」
モニカ:「小隊規模……面白くない話ですね」

ノア:「魔剣の調達は人族領土からの略奪が主体か?」
ヴァルト:「なんだ、オッサンも魔剣欲しいのか?」
ノア:「いや、仮にそうであれば奴らの動向や足取りを追う手がかりになると考えてな」
エルナルート:「そのケースは大いに有り得る。オーガの密偵たちは頻繁に魔剣探索の命を受けていた」

エンデ:「なら今回は、集めてる最中のエーゼインの魔剣を探してこの町を攻めてきた……ってこと?」
エルナルート:「今回は……半分程度はその認識だな」
エンデ:「はんぶんだけ?」
エルナルート:「私が命じられたのは『大裂穴の南にある、人族の拠点を破壊しろ』という内容のみだったからだ」
ノア:「ふむ……」
エルナルート:「魔剣探索は別の将に振られた任務だと認識していた」

エルナルート:「だが……」
エルナルート:「主君は私に言っていた。『“空色の剣”はこの辺りにはなかった。無駄足だった』と」*ブローチから聞こえてきた声との会話だ
モニカ:「"空色の剣"……それが、標的になっている魔剣ということですか」
エルナルート:「私には知らされていなかったが……主君はこの街でその物品を探すつもりだった可能性は否定しきれない」
エルナルート:「少なくとも、主君はこの街に目星を付けていたと考えるのが妥当だろう」
エルナルート:「……主君については以上だ」

ノア:「既に町の中にオーガの密偵が潜入している可能性もある、か」
ヨルズ:「だとしたら、相当厄介な事態になるな……」
モニカ:「町の人達を疑心暗鬼に陥らせないよう、この件はクローズドで取り扱う必要がありますね……」

エンデ:「もう一個訊いても良い?」
エンデ:「その……痣についてなんだけど」

エルナルート:「これは……」*痣に触れる
エルナルート:「……これは主君によるものだ」
エルナルート:「主君の持つ魔剣の一つに“対魔剣用魔剣”がある」
ノア:「確かに竜化したときも自らの意思ではないようだったが……呪いの類だったとはな」
エルナルート:「貴様ら人族にはただの剣を腐らす剣に過ぎないのだが」
エルナルート:「我々ドレイクにとって、それはあまりに致命的過ぎる」
モニカ:「難儀な生き物ですねえ……」
エルナルート:「主君は私に取り付けた対結界用の魔具を通し、その魔剣の呪いを流し込んだのだろう。私自身の、剣と身体に」

ノア:「……では、大裂穴に集う蛮族達については?」
ノア:「貴様がどれほどの立場に居たのかはわからんが、知っている範囲は話してもらおう」

エルナルート:「大裂穴に集う蛮族達の軍は、大雑把に分けると3つの派閥に分かれている」
エルナルート:「“将軍”と呼ばれるディアボロが率いる、戦闘特化の軍団」
エルナルート:「“教授”と呼ばれるバジリスクの配下で構成される、術師の集団」
エルナルート:「そしてそのどちらにも属さぬ、流れ者達の集まりだ」
ノア:「ある程度はしっかり統制されている、ということか」
モニカ:「共倒れしてくれたら楽できるんですけどね……」
エルナルート:「……一枚岩というわけでもないがな」

ノア:「では最後に。これはジムレドに対する質問なのだが」
ジムレド:「アタシに? なんだい」
ノア:「今後の彼女の処遇について、だ」
エンデ:「そ、それは……このままじゃないの?」
ノア:「そういう訳にもいくまい。剣を喪って弱体化したとはいえ、上位蛮族をいつまでも匿っておくのは難しいだろう……再び大裂穴に放逐するなり、場合によっては報告を改めて《キングスフォール》に引き渡す必要もあると思うが」

ヴァルト:「なら、俺は勝者の特権としてコイツを《空の麓》亭で傭兵として扱うことを提案する」
エンデ:「雇うってこと!?」
ヨルズ:「な……!?」
モニカ:「え、ちょっと……!」
ヴァルト:「俺は蛮族たちの計画も、文化も正直どうでもいい。だって計画なんて俺達よりもっと上にやつが対処する話だろうしな」
ヴァルト:「だから俺はこいつを傭兵として扱う」

ノア:「……ヴァルト、私はその意見には反対だ」
ノア:「それは流石に危険すぎると思う……まぁ、最終的に決めるのはジムレドなんだが」
モニカ:「私も反対です。今は従順に見えますが、何を考えているか……」
ヴァルト:「けど、この支部の冒険者達は遠征に出てるんだろ? その間、ここを守る戦力が少しでも必要なんだ」
ヨルズ:「ううむ……私には判断しかねる」*渋面

ヴァルト:「今や空の麓は無視できない存在になっちゃったと思うけどな。さっきの剣の話もあるし、備えが必要だ」
ノア:「それに関しては、専用に冒険者か傭兵を雇うべきだろう。蛮族を護衛になど、正気とは言えない。ジムレド、君はどう考える」
ジムレド:「そうさねぇ……魔剣を喪ったドレイクがどれほどのものかは色々あるが」
ジムレド:「ま、軽く見積もって……今のそいつはナイトメアに毛が生えたとこさね」
ヴァルト:「まぁまぁ強いじゃん」
ジムレド:「今回みたいな山じゃ役には立つまいよ」

ジムレド:「そうさね……ま、こいつの働き次第さ」
ノア:「ふむ……まぁ支部長である君がそう言うなら」
モニカ:「私も……個人的には気に入らないやつですが、ギルドの方針には従いますよ」

GM:ではでは、そんなところで……

GM:choice[ノア,ヴァルト,ヨルズ,エンデ,モニカ]  //PCランダム選択
DiceBot : (CHOICE[ノア,ヴァルト,ヨルズ,エンデ,モニカ]) → ヨルズ

GM:話が一段落ついたところでヨルズのお腹が鳴ります

エンデ:かわいいヨルズさん
GM:腹ペコ魔法剣士か~?
ノア:ヨルズのキャラが出来上がってきた

モニカ:「……私じゃないです」
ヴァルト:「俺はさっき飯食ってきたぞ」
エンデ:「あたしでもないよ!」*さっきドライフルーツ齧ってたし
ノア:「ま、誰かはともかくだ」
ノア:「少し話が長くなったかもしれないな」
ヨルズ:「そ、そうだな! 戻ろう! 犯人探しは良くないぞ!」
モニカ:「ははぁ~ん」*にま

ジムレド:「そうだね。思った以上にお喋り好きのようだ」
ジムレド:「……コイツの件は他言無用だが、情報自体は特定できないようギルドで共有してくれて構わない」
ジムレド:「それこそ、コイツと戦った時に漏らしていた……としても良いだろう」
ジムレド:「今回の件は一旦これでおしまいだ。引き続き、仕事があればまた頼むよ」

ノア:「あぁ、その時は是非引き受けさせてくれ」
エンデ:「は~い! あたしもおなか減っちゃったし、ごはんにしよ!」*ヨルズさんの背をぐいぐい押しつつ
ヴァルト:「よーし、組手に付き合えよ、ノア」
ノア:「はは、良いぞ。腹拵えが済んだらな」
モニカ:「あはは。ここのご飯も美味しいですもんね」
ヴァルト:「ヨルズも腹減ってるみたいだからな~!」
ヨルズ:「わ、私じゃないっ!」*エンデに押されつつ

GM:PC達は昼過ぎの納屋を立ち去り、ギルドホールへと向かう。
納屋に取り残された、虜囚のドレイクのことを考えながら。
大裂穴の蛮族達との戦いは静かに幕を開けた。魔剣の使い手たちが、静かにこの町と冒険者達の動向を探っていた――。

←第五話「大裂穴の町、ヒスイドラ防衛戦」中編

第六話「???」→

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