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1:キャラクター作成ルール
2:コアルール
3:成長ルール
このTRPGのルールは、フィリップ・N・モーゼズ氏がメインルールデザイナーを務め、ニンジャスレイヤー公式/ダイハードテイルズによって提供された「ソウルワイヤードTRPGフレームワーク」を採用しています。
「ソウルワイヤードTRPGフレームワーク」の著作権は、メインルールデザイナーであるフィリップ・N・モーゼズ氏と、ダイハードテイルズ・ゲームズが有しています。
3-1:査定フェイズについて
本ゲーム終了時の「査定フェイズ」は、下記の流れで進行する。
査定フェイズはシナリオに定められたミッションに対する、キャラクター達の働きを評価することが目的となる。
査定を経ることで、キャラクター達には成長リソースとなる【予算】が分配される。
①の「ミッション内容の再確認」は、シナリオ導入部の「ブリーフィングフェイズ」で提示された任務内容の再確認となる。
マップ内の界異の殲滅であったり、防衛オブジェクトの残り強度や残数、要救助者の生存人数など、シナリオに定められた任務の目標をGMとPLの双方で再確認すること。
②の「ミッション達成度の評価」は、①に引き続いてPC達の行動がどの程度ミッションの目標を達成したかを協議する。
ミッション目標の達成度は最終的にGMの判断となるが、GMはなるべく妥当と思われる評定を下すこと。
③付加目標達成度の評価については、ブリーフィングフェイズ中には提示されなかったがシナリオ進行中に追加された目標に対する達成度評価となる。
②同様に協議を行い、最終的にGMが判断を下すこと。
ミッション目標の達成度に応じ、GMはシナリオに定められた値の【予算】をPC達に付与する。この時、PCごとにバラバラに評価と【予算】を行うのではなく、PC達全員で一つの達成度評価とし、全員に同じ値の【予算】を付与しなくてはならない。
④特別手当の加算は、シナリオで定められたイベントや特別な任務など、シナリオ側の都合で設定される報酬となる。
GMがPLの判断やPCのロールプレイを称賛する意味でも、(プレイグループにとって面白さに繋がるのであれば)好きに設定して構わない。
⑤余暇の提示では、PC達に与える「余暇スロット」の数を申告する。
後述するPCの成長では、【予算】と「余暇スロット」の両方が必要となる。
GMはPC達に付与する【予算】と「余暇スロット」を管理することで、プレイグループに属するPCの成長速度を間接的に管理することができる。
GMにとって標準的な難易度(エネミーの数や質、ゲームの持つ複雑性を考慮して判断する)のシナリオをPC達が十分な達成度でクリアした時、「ミッション達成度の評価」においてはPC一人あたり【予算】10を与えることを想定している。
ミッション達成度が不十分であったり、逆に素晴らしい機転やRPがあればそれを讃える形で、GMは与える【予算】に多少の変化をつけること(筆者としては、定められた最大値(達成度100%)に対して±3割程度を想定)。
3-2:キャラクターの成長について
査定を受けて【予算】と「余暇スロット」を得たキャラクターは、この2つのリソースを使って成長処理を行うことができる。
成長処理においては、主に下記の行動をキャラクターに取らせ、能力を伸ばしたり新たな祭具を入手することができる。
キャラクターは、与えられた「余暇スロット」1つにつき上記の行動の中から1つずつ選んで当てはめ、余暇の計画表を作成し、GMに提出すること。
この時、「支給装備の追加申請」「攻性祭具の追加申請」「防性祭具の追加申請」にあたっては、1スロットで同種の申請を複数回実行しても良い。
例として、1スロット内で「支給装備」を2度獲得し、次のスロットで「攻性祭具」を3つ獲得することが可能。
「基礎能力強化訓練の受講」「特技向上研修の受講」はいかなる場合でも1スロットに1回しか実行できない。
例として、1回のスロットで能力値を1つ向上させたら、他の能力値を向上させるためには次の余暇スロットを費やす必要がある。
シナリオ内容にもよるが、1回のシナリオクリアで得られる【予算】は「10+α」、「余暇スロット」は「3」前後にしておくと良い。
キャラクターの成長段階に合わせ、キャンペーンを管理するゲームマスターが適宜調整すること。
3-2-1:基礎能力強化訓練の受講
基礎能力値強化訓練の受講を選んだ場合、【体】【霊】【功】の基礎能力値を1点成長させることができる。
この時、成長前時点での能力値によって必要な【予算】の値が異なる。
より高みを目指すためには、高度で専門的な訓練が必要なためである。
「成長の壁」が取り除かれ、いずれかの能力が7以上になったキャラクターは特技【上級戦闘術】を自動的に習得する。
【上級戦闘術】の詳細は3-2-5:特技向上研修の受講を参照すること。
また、【術】の値が1~2のキャラクターは、下記のレートで【術】の値を1点成長させることができる。
キャンペーンを管理するゲームマスターはプレイヤーとの調整の上、キャラクターにとって相応しいと判断されるタイミング(※)で「祓魔術の修得」を許可しても良い。
※強力な界異に攻撃されて死の淵を彷徨うとか、祓魔術の血統であることが明らかになったとか、何らかの神秘的な体験を経た等
許可を得たキャラクターは、下記のレートで【術】の値を0→1にすることができる。
3-2-2:支給装備の追加申請
ミッションフェイズ終了時、キャラクターが装備している「支給装備」の残数は最大値まで回復する。
支給装備の追加申請を行うと、キャラクター作成時に取得した支給装備に加え、更に支給装備を取得することができる。
ただし、既に取得済の支給装備を追加で取得することはできない。
また、本データの中には初期作成時に選択できない支給装備も含まれる。
3-2-3:攻性祭具の追加申請
攻性祭具の追加申請を行うと、キャラクター作成時に取得した攻性祭具に加え、新たに攻性祭具を取得することができる。
既に取得済の祭具をもう一つ取得し、『追加スタイル:両手効き』で使用することも可能である。
また、本データの中には初期作成時に選択できない攻性祭具も含まれる。
なお、一度のセッションに持ち込むことのできる祭具の総数は下記の制限を受ける。
また、キャラクターは『両手利き』や『連撃』といった戦闘スタイルや後述する特技等によって【連続攻撃】の効果を得ることがある。
【連続攻撃】の処理は下記の通り。
◆キーワード処理【連続攻撃】◆
『追加スタイル:両手利き』のように、本システムには「キャラクターが行う攻撃を分割し、キャラクターが判定に用いることのできるダイスをそれぞれの攻撃に割り振る」処理を行う効果が幾つか存在する。
成長環境やルールに慣れたプレイヤー向けに、このような処理を【連続攻撃】というキーワードで一括処理する。
『戦闘スタイル:連撃』『戦闘スタイル:2回射撃』『追加スタイル:両手利き』は、それぞれ【連続攻撃】1を付与する効果とみなすことができる。
キーワード処理【連続攻撃】の内容は下記の通り。
基本近接祭具
基本遠隔祭具
発展近接祭具
◆注釈:使用回数◆
発展的な祭具の中には、特殊な弾体やバッテリーなどのリソースを用いるために使用回数が限られているものが存在する。「使用回数」の値は、祭具を使用したとき、または特殊な効果を起動したときに消費される。
詳細は祭具ごとの説明を参照すること。
発展遠隔祭具
3-2-4:防性祭具の追加申請
防性祭具の追加申請を行うと、キャラクター作成時に取得した防性祭具に加え、新たに防性祭具を取得することができる。
複数の防性祭具を所持しているキャラクターであったとしても、ミッションに持ち込むことのできる(=装備可能な)防性祭具は1種類である。ブリーフィングフェイズが終了するまでに、そのミッションで使用する防性祭具を決定し、ゲームマスターに申告しなくてはならない。
また、本データの中には初期作成時に選択できない攻性祭具も含まれる。
基本防性祭具
発展防性祭具
3-2-5:特技向上研修の受講
特技向上研修を受講することで、キャラクターは新たな特技を修得することができる。
ただし、キャラクターが修得することのできる特技の総数には、下記の制限が加わるものとする。
自動修得スキル
キャラクターは、初期作成時に【戦術機動】を修得する。また、【体】【霊】【巧】のいずれかが「7」以上に成長したタイミングで【上級戦闘術】を修得する。
これら自動修得スキルは、スキルの修得数上限とは無関係に修得できる。
基本スキル
発展スキルの中には、前提として取得していなければならない特技が指定されていたり、特定の能力値を要求されるものが存在する。
これらは、「前提特技」「必要能力値」としてスキルごとに設定される。
詳細はスキルごとの解説を参照すること。
発展スキル
祓魔術拡張スキル
以下のスキルは、特定の祓魔術の効果を拡張、強化するための効果を持つ。
通常の特技と同じように、修得数の上限の制約を受ける。
3-2-6:他部門の応援に赴く
境界対策課は慢性的な人手不足に陥っているため、キャラクターは余暇を返上して他部門の応援に赴くことで、【予算】を獲得することができる。
キャンペーンを管理するゲームマスターの立ち合いのもと、プレイヤーは1d6をロールすること。
キャラクターは出目に等しい値の【予算】を獲得する。
3-3:余暇の終了
余暇が全て終了したら、次のセッションの予定を立てること。
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1:キャラクター作成ルール
2:コアルール
3:成長ルール
編集履歴
◆2024/3/20◆
3-2-5:特技向上研修の受講について
【境対近距離戦闘術】と【境対祓串戦闘術】を追加
◆2024/3/25◆
3-2-5:特技向上研修の受講について
【結界巧者】【祓串打ちの匠】を追加
◆2024/4/6◆
3-2-5:特技向上研修の受講について
【加護防壁・翔】の効果を「自手番で術を発動した場合」に限定
◆2024/04/20◆
3-2-3:攻性祭具の追加申請について
【霊的近接祭具・改】【中型遠隔祭具Ⅱ】【霊的遠隔祭具・改】を追加
3-2-5:特技向上研修の受講について
【連続攻撃】【結界破り】を追加
◆2024/04/27◆
3-2-3:攻性祭具の追加申請について
遠隔祭具 【小型遠隔祭具】の性能を上方修正
『戦闘スタイル:2回射撃』を選んだ際、攻撃ダイス総数が2個増える仕様に変更
3-2-3:攻性祭具の追加申請について
近接祭具 【神防盾・軽】の性能を上方修正
【小型近接祭具】と同時装備している場合のみ、小型近接祭具の戦闘スタイルと両手利きを宣言できる仕様に変更
◆2024/04/30◆
3-2-3:遠隔祭具 【大型遠隔祭具】の性能を下方修正
『攻撃スタイル:狙撃』の対象を7マス以上離れたものに限定
3-2-5:特技向上研修の受講
【瞬間造成】を追加
【祓串打ちの匠】の性能を上方修正
祓串による遠隔攻撃時に【連続攻撃】1を得る効果を追加
◆2024/05/6◆
3-2-3:遠隔祭具 【中型遠隔祭具・改】の性能を下方修正
『攻撃スタイル:連射Ⅱ』の追加ダメージ発生に出目の条件を追加
3-2-3:遠隔祭具 【霊炎放射器】の性能を修正
距離制限付き且つ霊力消費でダメージ種別を変更できる、中型遠隔祭具に近い性能のものに変更
◆2024/06/05◆
3-2-3:遠隔祭具【中型遠隔祭具】【中型遠隔祭具・改】の性能を下方修正
『攻撃スタイル:連射』『攻撃スタイル:連射Ⅱ』に【連続攻撃】の効果を適用しても回避ダイス減少効果が重複しないルールを追加