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アニメ「波よ聞いてくれ」の良さをひたすら言葉にしてみる

現在TBS系“アニメイズム”枠で放送中のアニメ「波よ聞いてくれ」が抜群に面白い。
1話を観た時から「何故だかよくわからないけど最高に面白いな」と引き込まれました。
その「何故だかよくわからない」をなんとか、ネタバレなしで!言葉にしてみようと思います。

久しぶりのnoteの記事、どんな感動的な文章を書いてやろうかと思っていましたが。

アニメについて書きます。
Twitterでアニメの「よくわかんないけどおもしれーな!」みたいな感情的な感想を垂れ流しにするとどうやらあの友人もこの友人も私のことをミュートし始めてしまったようで、でもどこかに吐き出さずにはいられない!よっしゃいっそのことひとつの文章にしてしまおうではないかということで、たくさんのまじめで感動的な下書き記事を差し置きこれを本日公開しようと思います。

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まず初めに言っておくのですが、私はべつに評論家でもなんでもないので、ただ素人目線で、自己満足的にこの記事を書いています。色んな意見があって良いと思うので「ふーんそうか」くらいで眺めてもらえると嬉しいです。
それに私原作読んでないので今後の展開次第ではいくらでも感想が変わる可能性もありますね。
あとこの文章からあなたが学ぶものは何一つありません。ご了承願う。

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■ここが好き① ストーリー展開のテンポが気持ち良くて気持ちを無にしたまま見られる

近年質の高いアニメ作品はごまんとあります。
はらはらしたり心がざわついたり、最終回でボロ泣きするような作品は私自身いくつもあり、そのどれも大好きでストーリーや演出のこだわりぶりに感動したものです。
でも純粋に「ただただ面白い」っていう作品は私にとって「波よ聞いてくれ」がとても久々なような気がします。

このストーリーはカレー屋で働く主人公「鼓田ミナレ」が飲み屋で酔って絡んだ相手が地元FM局のディレクターで、そのしゃべりのうまさを買われてラジオパーソナリティにスカウトされる、というものなのだが、なによりお話のテンポが気持ち良い。

カレー屋での人間関係、ディレクターの麻藤との出会い、そしてラジオデビュー。1話だけで色々なことが起きるのですがハラハラもドキドキもせずただすんなり全ての出来事が受け入れられる。1話あっという間。あまり伝わりませんか?観ましょう

お話のテンポについては、たぶん声優さんたちの演技が素晴らしいのと映像の作り方がめちゃくちゃ良いのもあるのですが、ここ語り出すとたぶん長いし人によっては地雷なのでやめときます。

■ここが好き②:ミナレの自由かつ怖いもの知らずなキャラクター

ミナレは良くいるドジっ子や天然のヒロインではなく、口も悪いし割と行き当たりばったりな性格。多分設定として飛び抜けた美人、というわけでもない。ストーリー内でも「あるあr…いやねーよ」という表現が使われるくらい、酔った勢いや勘違いで周りに信じられない迷惑をかけまくる主人公です。結構笑えます。

でもそんな豪快な突き進みっぷりや、セリフで用いられる語彙の幅広さ故か見ていて本当に楽しいし、このキャラクターだからこそお話に勢いがあって面白いんだなと毎週観ていて思います。

あと私個人的には「ミナレになりたい」と思うくらい、会話の展開のしかたやラジオでのアドリブトークでの頭の回転の速さが羨ましい。他人への迷惑のかけ方が本当に頭が悪いとしか言いようがないのにそのギャップがまた良い。
でもズバ抜けたスキルを持っていながらも失恋には普通に悩むし、恥もかくし、「普通にいそう」なことが彼女の魅力でもあると思います。

■ここが好き③:オープニングとエンディングの主題歌と映像

ここが一番言いたい、でもここが一番言葉にしっくり落とせない…。

ひとまず言えるのは、たぶん、このアニメについては主題歌映像飛ばして本編だけ観るのとOPED含めて全て観るのとでは面白さが5倍くらい違うと思っています。

本編だけであれば、たぶんこのお話は「ストーリー重視のギャグアニメ」(というほどギャグに振り切ってはいないのだけど、勢い的に。あと沙村広明原作で「ギャグだ!」と思う人もいないとは思うけど…)と捉える人も中にはいるんじゃないかな、と思います。実際笑えるし。

これで主題歌がポップでライトな曲調で登場人物たちが視聴者に向けて手を振ってるとか踊ってるとかなんかファンタジーっぽい表現だったらもう完全に「ギャグアニメ」なのですがOPでは真剣な表情でマイクに向かうミナレとそれを囲む登場人物達の画(ざっくり説明した)、EDにいたってはかなりシリアスな展開が待ち受けているのでは?と思わせるような映像としっとりめのイントロから始まる曲で、確実に今後ミナレを中心とした人間関係が動くストーリーになってくることが予想できるEDだと思ってます。

先程お話を「気持ちを無にして観られる」と書いたのですが、両主題歌映像では明確に感情が動くんです。少なくとも私は。
今後のミナレとその周りの人物達がどう動くのか、そのストーリーへの期待感が高まるのは主題歌映像を見る時で、気分が高揚した状態で本編が始まり、勢いよく気持ちも楽に観られてまたエンディングで気持ちが高揚して終わるから次週が楽しみになる。このバランスで私にはとてもちょうどよく「面白い」と感じる作品なんだと感じてます。観よう。

■ここが好き④:声優さんについては語らないと言ったけどこれだけ言わせて

内山昂輝の声がとても好きです。朝の目覚ましアラームにしたいです。以上です。

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ちなみにこれはPR記事でもなんでもなく、なんならいいもん見せてやってんだから金よこせと言われたら気持ちよくお金を出せるくらいです。「鼓田ミナレの波よ聞いてくれ」のスポンサーに余裕でなれるくらいお金出したい。

コロナ収束までのおうち時間、まだまだ暇だって人は是非見てみてください、
私はそんなおうち時間過ごしている間に早口でアニメについて捲くし立てるように語るタイプのオタクにだけはならないように気を付けます。すでに危ないです。

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