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6/4(木)韓氏意拳モーニングクラス 参加メモ

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今朝も、中国武術「韓氏意拳(かんしいけん)」の内田先生によるモーニングクラスに参加してきた。

先月末に参加したあと、物凄く気が落ち着いて、それがしばらく持続していたのがとても気持ち良かったので(まさしく「気」の「持ち」が良かった)、私の曜日勘違いで1週間飛んだが(そしてとても後悔した)、今朝も参加してきた。

内田先生のブログ
http://imakokowatashi.blogspot.com/

◆稽古内容

今日は歩法をやった。

歩法について詳しくはこちらの連載記事が詳しい。https://www.ko2.tokyo/archives/448

もしくは上記の連載をまとめたこちらの本をどうぞ
『駒井式 やさしい韓氏意拳入門』
https://amzn.to/2LLMAGe

◆稽古メモ

下記のメモには3種類ある。

1.現段階で、先生ご自身が参加者に必ず伝えなければならないと感じている(であろう)内容

2.その日の参加者を見て、全体にアドバイスする内容

3.私個人へのアドバイス

ただし、この3つは重複している。というよりかは渾然一体となっている。

大元は一つ。そこから、先生を含めた参加者、その日、その時、その場所に導かれた内容だから、重複するのは当然だが、元々は同じ元から生じている。

とは言え、私が見て感じている世界と経験は、先生のそれとは全く違う。なので、それを踏まえた上で今回の記事を読んでもらうと良いだろう。

当然ながら以下のメモの文責は私にある。

●歩法

「起 落 → 歩」

・跟歩(こんぽ)※は、歩の”起きて落ちる”が見え易い
※後ろ足が前足を追い越さない歩法

・このように、韓氏意拳の練習体系は、「典型行為」という”行為の中の自然さ”を見るための、運動方式で体系立てられている。その運動方式の中で”自然さ”は、エッセンスが凝縮、もしくは拡大されている。

・ただし、土地や運動習慣などの文化によって、「自然さ」は異なる。韓氏意拳は、中国の特定の地域の、特定の文化圏の人たちの自然さなので、この自然さだけで、全てを理解するのはナンセンス。

・条件は二つ。
 1.気が下に降りていること。
 2.節々が固まらずに、全身的に連動して動くこと。

・歩法で入りたいのは「中門(※1)」。勇気を持って「接吻できる」距離に入る。ただし、物理的な距離間でみると、動ける距離間ではない。伝統に近代的な考えや視点を入れると上手くいかない典型的な例。

・ただし、気を相手に向けると、構えが変形したり、躰の幅が変化する。なので、「幅は変えない」

・手足4つの先端で、同時にスタンプを押しに行く感じ。

※1 相手の構えた足と足の間。中門に入ることを「中門を踏む」と表現する

●距離と間の違い

・肉体で見える距離と、身体で見える距離は違う。そもそも肉体と身体は違う(※1)
・更に言えば、躰と體(※2)という、2種類の身体でも、見える距離が違う
・歩法で見ていきたいのは距離ではなく「躰の間」
・少しの間の違いが、全身に及ぶと大きな差になる
・距離間≠距離観
・肉体的な距離には、戦う者の間に差が無い。なので、空間制圧のように、努力が「気をあげる方向」に向かう。
・距離は”面”だが、間は”奥行き”が生じる

 → 実際、稽古で気の向け方を変えることで、躰が変わり、間が変わることが体験できて、大変驚いた。

※1 肉体は感覚や概念。気が上がってしまう。頭軸?
※2 體の前に躰がある
 → この2つの身体の違いは、私自身、まだちゃんと理解できていない

●跟歩

・半歩で入れる距離の歩法
・前足の後方に見えない足を感じる

●三角歩(さんかくほ)

三角歩についてはこちら
https://www.ko2.tokyo/archives/448

・寄って(抱※1を生じさせて)動く
・閉じて開く
・しぼまない
・試力で身体が回転して、ある地点で身体が勝手に前に動く

●その他メモ

・経験が無いのに動くのは異常事態
・換勁、濁りを除く、整を得る
・靴を吐いてアスファルトを歩くと気は上がり、靴下を履くと足首がなくなり、ネクタイをすると身体はなくなる

●個人的な注意点

・練習の時に調子を取らない。人間は動作をリズムで取ってしまいがち。
・大事なのは毎回、ちゃんと身体を観ること
・兆しを全身で共有する。摩擦歩(※1)の感じ
・「後ろの幅」を潰さない

※1 摩擦歩に関して詳しくはこちら
https://www.ko2.tokyo/archives/394

◆終わりに

●気の稽古すごい

先人たちに比べて、どうしたって私たちは身体の経験と、それに基づく身体の観方に乏しい。

しかし、この気の稽古は、そこの「ミッシングリンク」を埋める非常に良い方法だ。

正直、気の世界は、感覚の世界と少し違うので、つかみどころが無い。それは、私たちの知っている「感覚と現象の結びつき」が無いのが原因だろう。しかし、気の向け方を変えると、現象は変わる。なのでその経験こそが重要だ。

ただし、それを正しく導いてくれる先生がいてこその経験だ。で無いと、概念化された動きになってしまう。

なので導かれる生徒側も、先生に絶対的な信頼を置かないといけない。

やはり、その経験が豊富な先生の導きは、自分の感覚より信頼できる。何よりも、その導きによる経験が自分の大きな糧になる。

●身体だけでなく、身体から少し離れた空間にも気を向ける

・何回も言われるのが「脇周り」「肘の内側」「指先の先端」のそれぞれの空間。

・今日気づいたが、自分の肌の周りのほんの僅かな空間に気を向けるだけで、身体の無駄な力が抜ける。

・そして伸びやかさに関しても、なんとなくコツコツを感じた。たまたま鏡に映った自分の姿を観ると、無駄な力を抜けているが、脱力、という感じではなく、韓氏意拳の先生方が持つような独特の質感のある身体に近かった。

●気の稽古はメンタルにも効く

・昨年ぐらいからか、鬱っぽくなる頻度が増えた。まあ、人間の本来の寿命から言えば、アラファーはもう寿命だから仕方がないか笑

・これは今書いていて気づいたことだが、低かった自己肯定感が高くなるにつれ、「もう死んでもいいんじゃね?」という選択肢が現れた感じもする。他者軸の心の検閲官がいなくなったことで、「そう思うんならいいんじゃ無い?」という気持ちが芽生えたというか。

・とは言え、子供もまだ小さくて大きくなる前に死ぬのは忍びないし、そもそもこう見えて私はチキンだから死ぬ度胸も無い笑。

・ただ、この板挟みは結構メンタル的には辛い。そろそろ心療内科に相談にでも行こうか、と思っていたが、今日の稽古で驚くほど気持ちが落ち着いて行った。いや、この経験はすでにしていて、それが心地良かったし、私には必要だと思っていたので、このモーニングクラスに通っている訳だが、今日はまた新たな、そして大きな気づきがあった。

・どういうことかと言うと、まずそもそも普段はあまり好きじゃ無い寝不足状態でも、スーッと起きて稽古にいけたこと。

・稽古に行くと、普段は寝てることが多い時間帯と言うことで頭がボーッとしていて、余計なことを考えつかない(笑)、そして場所の力と、先生の導きで、身体がどんどんまとまり、それに伴い、身体への集注も深まる。

・そんな中、鬱な気持ちが湧いてきた。驚くべき変化があったのはそこからだ。細かく説明して行こう。

・まずはそれを「身体の反応」として感知した。しかしまあ、これは今までもやってきたことだ。ただ、そこからが今までと違った。”気”が、鬱の身体の箇所ではなく、それまでに導いてもらった方向へ自然と向き、身体がまた違う反応をするので、鬱としての身体の反応が「昇華?」「消化?」された。わかりやすく言えば”消えた”のだ。

・そしてその状態は今でも続いている。

・陳腐な表現だが「身体への回帰」が必要ということだろうか?私の身体とココロは、潜在的にそれを知っていたから韓氏意拳を再開したいと強く感じ、そのキッカケとして鬱を生じさせたのかもしれない。

・自分で書きながら、突飛な推論だなあと感じているが笑、同時に、あながち外れてない気もする。

うーん、身体は楽しい。

徳久ウィリアム

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