ラブレターです

僕は僕しかいないということだけが孤独で呼吸を
合わせようとすればするほど君とは相違する
僕は僕で君は君
そんな当たり前のことわかったうえで
もっと溶け合いたくて手を繋いでいたいだけ
その匂いも温度も揺れるまつ毛の速さも
きっといつか忘れてしまうのだとしても
別の個体の僕たちがひとつになれた瞬間が
あったことだけは忘れないでいよう
あなたの人生の唯一の汚点だとしても
この愛が全てを焼き尽くしたら
きみはどんな顔で笑うのかな

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