見出し画像

「27人のリレーは終わらない」一体感の秘訣とは?

「27人のリレーはまだ終わらない」。
この言葉、いつ誰のものかご存知でしょうか?私はニュースか何かで聞いてずっといい言葉だなーと思って今も覚えているんですが…
競泳背泳ぎの入江陵介選手が、ロンドンオリンピックの200m背泳ぎで銀メダルを獲得した後のインタビューで言った言葉です。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。

競泳って、メジャーなスポーツ…野球とかサッカーと違って個人戦で、一応リレーはありますけど1チームたった4人で。

何と言うか、こう聞くと一人で行うイメージが強いと思われます。ですが、この入江選手の言葉はむしろ団体戦を連想させますよね。これは一体どうしてなんでしょうか。

「27人のリレーは終わらない」「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」ロンドン五輪の名言について

さて、まずはこのロンドンオリンピックでの入江選手の言葉についてお話します。さっき言った通り、これは200m背泳ぎ決勝レース直後のインタビューでの言葉でした。200mより先に100mの決勝は終えていて、こっちは銅メダル、そして200mは銀メダルでした。それも優勝した選手との差は0.37秒…。200mなら僅差と言っていいと思います。

実際に、「ずっと金メダルを夢見て練習してきた。ちょっと後悔はある」と話しています。ですが、2日後に400mメドレーリレーを控えていることもあるかもしれませんが、「競泳は27人で1つのチーム。27人のリレーはまだ終わらないです」と言ったそうです。

オリンピックの競泳って団体戦が無いんですよね。私が競泳やってた時に出てた大会では、各レース1位8点、2位7点…8位1点、リレーはその倍の点数をそれぞれの選手が所属するスイミングスクールが獲得して、閉会式で結果発表して表彰してたんですけど。

なので、オリンピックでは自分以外の選手が入賞しても何ら関係ないんですよ。反対に、他の選手がメダル取れなくても同じく関係ないんですね。なんですけど…こっちの方が覚えてる方多いかな?

「康介さんを手ぶらで帰らすわけにはいかない」
という400mメドレーリレー決勝後のインタビューで松田丈志選手が言った言葉です。康介さんとは、北島康介選手のことです。
このロンドンオリンピックでは100mと200mの平泳ぎに出場しましたがそれぞれ5位4位とメダル獲得に及びませんでした。松田選手の言葉は、気を使ったようなものではなく、北島選手にメダルを持たせるのは当然だという風に、私には聞こえました。
リレーなので自分のメダルもかかってますが、他の選手がメダルを獲得しているかを気にする必要はないはずです。ですが、松田選手は「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」と、他のリレーメンバーである入江選手と藤井選手と話したそうです。

こうやって調べていて、日本の競泳選手団のチーム意識の高さを感じました。これは競泳だから、という所があるかなと思います。
それは、同一種目に出場できる選手の人数制限、競泳は1対1ではないこと、そしてレースを行う場所が1ヵ所だけということです。国際試合で一つの種目に出場できるのは基本的に各国2人までです。なんでダブル表彰台って本当にすごいことなんですよね。

で、そのため、自国にライバルが少ないという状況になります。また、競泳は格闘技や球技と違い、明確な敵がいません。例えば球技だと相手選手の得意技を知ってその対策をする、ということをするかと思います。

対して競泳は自分自身が一番速く泳げるストロークやキックの回数を探すことが試合で勝つためにすることです。なので、他の選手を観察偵察しても、その人より速くなるかには直結しません。もちろん、自分のタイムは上がるかもしれないですけどね。

なので、あんまり選手同士でバチバチすることが少ない競技だと思います。反対に、卓球にも団体戦ありますけど選手みんな自分の弱点晒したくないからチームとして上手くいかないことがあったそうです。

最後に、競泳はどのレースも同じプールで行われます。なので、自分がウォーミングアップクールダウンをしていたり、招集を待っていない限りは必然的に応援することになります。泳いでる時はあんまりわからないですが、入場の時は、出場している選手は応援されてることに気付けて、より他の選手が出場してる時は応援しよう!と思える…そんな良い循環ができていると思います。

チーム意識から学ぶ事とは?

今回のTipsは、「周りの人はみんな無関係ではない」です。

一緒に仕事をしない部署の人たちも、同じ会社の人です。必ずどこかで交わるところがあると思います。


私の会社は製造業で、ラインに立っている製造部門と、それ以外の間接部門に分けられます。私がやってる社内SEは間接部門になります。まずこの製造と間接の間に溝があるみたいで…。生産技術や品質保証は、製造からは“口出ししてくる奴ら”という風に映ってしまうようです。

なのでそういった部署の同期は、製造の人たちは怖い、製造さんのところに行きたくないし先輩たちも行きたがらないと言っています。

間接部門内では、お互い無関心なところがあるなあと感じます。協力し合わないといけないはずなのに、丸投げと言うか…。

今、生産管理システム、所謂MRPですね、を導入しようとしているんですけど、生産管理から参画している人の多くが“システム”っていう点に引っ張られてか、興味なさげなんですよね。協力しようという雰囲気が全然ないんです。うーん、生産管理のなのになぁ。

それにベンダーさんに生産管理について聞かれて正確に答えれるのって社内SEじゃなくて生産管理の人たちなんですよね。確かに、普段はあんまり関わりのない部署かもしれないですけど。

こうやってどこかで何かのタイミングで関わるんです。だから、少なくとも関わる時くらいは相手に関心を持つべきだと思います。もちろん普段から部署関係なく、色んな人と関わり持てるのが一番だと思います!

まとめ

今回は周りの人に関心を持とう、というお話でした~。

会社だと、競泳選手団のようにバチバチしないどころか、むしろ部署間でバチバチすることも多いようですが、ネガティブな関心の持ち方をするより、ポジティブな、仲良くなれるような関わり方をしたいですね!

正直、部署違うと仲悪いって知って、新入社員としては夢を打ち砕かれた気分でした。

会社ってみんなでなんやかんや協力しあうもんじゃないの~???って思いましたね!なんか今回会社の愚痴みたいになっちゃいましたか?割と製造業あるあるな気がするんですけどどうですかね~。

このnoteはVoicyの過去の放送を文字に起こしたものです。
是非音声でもお聴きいただき、フォローボタン、Twitterへのシェアもよろしくおねがいします。
フォローをしていただけると、このチャンネルの最新の放送を受け取れたり、あなたに合ったチャンネルがおすすめされます。

また、「Voicyとはなにか?」「フォローの仕方」などはこちらにまとめておりますので、合わせてご確認ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?