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青山綾里から気付いた変われない不安を解消する考え方

本日は、以前コメントでリクエスト頂いた青山綾里さんについて取り上げます。

このリクエストを頂いたのはなんと9月の、萩野選手を取り上げた回でした。このコメントを見て青山さんを待っていた方がいれば大変お待たせしました!

このnoteはVoicyの過去の放送の一部を文字に起こしたものです。

青山さんの経歴

さて、まずは青山綾里さんのこれまでを簡単にお話しします。青山さんが活躍し始めたのが非常に早く、中学生の時からでした。

1995年、14歳の時に日本選手権で100mバタフライを日本新記録を更新して優勝しました。翌年はそこから更に記録を伸ばし、日本人女子史上初の100mバタフライで1分を切り、2年連続日本新での優勝をしました。

アトランタオリンピックでは日本人選手団最年少で出場しました。前半50mはトップで折り返しますが後半に失速、6位に終わりました。

東洋経済の取材では次のように振り返っています。

「大歓声がすごいし、入場した時から地に足がついていませんでした。初めて脚がガタガタガタガタと震えるという体験をしたんです。とにかく、何も考えずに必死に泳ぎました。自分がどこを泳いでいるのかわからないような状態で、ゴールした時はホッとしましたね。入場したときから、逃げ出したい気持ちが強かったと、今は思います。」

悔しく辛い試合になってしまいましたが、その後も世界で活躍を続けました。

この活躍のための戦法が潜水泳法でした。スタートから30m以上もドルフィンキックで進む、というものでした。水は抵抗を受けやすく、加えてバタフライは両腕をあげて泳ぐため他の泳法より体力が必要となります。なので下手に腕を動かさない方が速く泳げます。

この潜水泳法は、小学校4,5年生の頃に誰から教わったわけではなく、ご自身で気づいたそうです。この戦法を使い、前半で2位以下を大きく引き離す、先行逃げ切りのレース展開で活躍していました。

だったからなのか、この潜水泳法は禁止されてしまうことになってしまいました。

ルール改正前最後の大会・1998年パース世界選手権では34m潜水をして、日本新で銀メダルを獲得しました。これが青山さん史上一番の成績となりました。

その後はタイムがベスト+2~3秒くらいかかってしまいました。「シドニー五輪の選考会で落選して、日本大学の水泳部に入りました。インカレなどには出場しましたが、思うような結果も出ずに、バタフライを泳ぐのがつらいなと感じるようになったんです。心のどこかで昔の自分と比べてしまって……

そして、大学3年生で選手を引退しました。大学卒業後、産經新聞に入社し、報道記者を務めています。初めは神奈川県警担当記者として4年半活動していました。そして2008年、北京オリンピックの時に異動し、スポーツ取材を担当することになりました。

扱うスポーツはやはり水泳が中心だそうです。取材を始めた時は選手時代の思い出もあり、辛いと思うこともあったそうです。

ですが、取材を続けていくにつれて気持ちに変化が起きたそうです。そのことについて次のように話しています。

「ロンドン五輪前の4年間は、選手やコーチから話をしっかり聞いたこともあり、ロンドンでは、心から『がんばれ!』と応援しました。男子メドレーリレーではラップタイムをメモするのも忘れるくらい興奮しちゃって。純粋にオリンピックを楽しめるようになれたことが、新聞記者になって良かったことですね。つらくなって水泳をやめた人間なので、もう1回泳ごうという気持ちにはまったくならなかったんです。

でも、ロンドン五輪を見て、また泳ぎ出しました。昔のようには泳げないですけど、水泳は楽しいなと思います。

この仕事があったからまた水泳が好きになった。

それが自分の人生の中では一番大きいかなと思います。水泳を嫌いになったまま終わっていたら悲しいですから」

次のチャプターでは、このからTipsをおひとつ、お伝えします。

時間が解決してくれることもある

今回のTipsは、「時間が解決してくれることもある」です。

青山さんは水泳に、オリンピックに対して辛いという感情をずっと抱いていました。ですが、お仕事で4年間という時間をかけて取材を続けたことによってその感情を手放すことができました。

そうは言っても、これから自分が変われるわけないじゃん!と思う方もいらっしゃると思います。

マンガでわかる心療内科で有名な漫画家で精神科医である”ゆうきゆう”さんのVoicy番組「人生を変える『セクシー心理学』」2月13日の放送では人は変われるよ変われてるよ、というお話をされています。

「5年後自分は変わってると思いますか?という質問に対していいえ、変われてないと思いますと答えるのに対して、5年前から自分は変われていますか?という質問に対して大抵の人ははい、変わりましたと答える」といったお話をされています。

こう聞いて確かに…!と思いませんか?私も、数年前と今では全然違うなと思うところがいくつもあります。

大学生まではインドア派で誰かと遊ぶようなことはほぼありませんでした。

ましてや自分から誘うなんてことはまあありえないような人でした。ですが今はむしろ外に出るのが好きで休日暇になるとお買い物とか行ったり、時々友達に声かけて遊びに行ったりもしています。

大学生の自分が今の自分を見たらびっくりしてひっくり返るんじゃないかと思うくらいです。どうしても変わらなきゃ!って思うと今すぐ!と思ってしまいがちです。

特に良くないことが続いているとずっとこのままなんじゃないかなと思ってしまうこともあります。

ですが、時間が経てばいつか変わっていることはたくさんあります。それを少し心に留めておいてみてはどうでしょうか?

このnoteはVoicyの過去の放送の一部を文字に起こしたものです。
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