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[導入事例]オンサイトメンバーが多い中でも、自社への愛着や帰属意識を高めたい - Voicy声の社内報

Voicyでは、Voicyのチャンネルを社内向けに活用する「声の社内報」というサービスがあります。今回は、2019年6月に利用開始し3年半ほど「声の社内報」を利用するフジシステムズ様に導入のきっかけなどについて、導入推進された村山さんを中心に運営メンバーと吉田社長にお話を伺いました。

[サマリ]毎週月曜の朝礼がVoicyを聴く習慣に

【導入背景】
・オンサイトメンバーが多く、会社への愛着や帰属意識が低くなってしまうのを避けたかった

【活用方法】
・毎週月曜朝の朝礼をVoicyにアーカイブ。参加できなくても聞き逃さない
・社員紹介(同期同士で紹介し合う、新入社員の社員紹介)
・コロナ禍前の社員旅行ではレクリエーションのクイズとしても

【導入後の変化】
・聴いた人からの口コミで聴く人が広がる好循環
・社長に反響のメールが届く
・チーム内のコミュニケーションの活性化


[事業紹介]株式会社フジシステムズ

業界:システム(開発・設計・運営・コンサルティングなど)
従業員:120名
企業サイト:https://www.fujisystems.co.jp/

お話を伺った「声の社内報」の担当者

ITソリューション本部 主査 村山侑也さん
ITソリューション本部 チーフ 青島さやかさん
ITソリューション本部 エンジニア 髙栁雄介さん

[導入背景]オンサイトメンバーが多く、会社への愛着や帰属意識が低くなってしまうのを避けたかった

—— 声の社内報を始めるキッカケを教えてください。

村山:最初のきっかけは自分がVoicyリスナーだったことです。澤円さん(チャンネル「澤円の深夜の福音ラジオ」)は自分にとってはメンターのような存在であり、澤さんとゲストの対談放送をきっかけに、対談ゲストの方のイベントに参加し、自分の業務に活かせた経験がありました。Voicyは色々な人の考え方が入ってきて、仕事にも役立つという感覚が以前からあり、周囲にも勧めていました。

一方で、会社に対して自分ができることはなんだろうかと考えている時期でもありました。

そこでクローズドなラジオみたいなものはできないだろうか、どうせやるなら自分の好きなVoicyはどうかと思い、問い合わせをしました。システム会社だし、なかったら作ろうと思ってたら既にサービスがあるとお返事をいただき、とんとん拍子で利用まで進みました。

—— クローズドなラジオをやろうと思ったのはどうしてですか?

村山:システムの設計・開発業務でクライアント先に常駐するメンバーが多く、その中でフジシステムズ社員としての帰属意識や情報共有の希薄さみたいな部分を現場メンバーとして課題に感じていたからですね。「フジシステムズらしさ」をお互いに感じたり、「ここで働き続けたい」と思えるメンバーを増やしたいと考えて始めました。

[活用方法]毎週の朝礼を声の社内報で公開することで、聞き逃した人も長期休み明けの人もキャッチアップできるように

—— 最初はどのようにスタートしたんですか?

村山:毎週月曜にある全体朝礼を録音することから始めました。コロナ前は、自社に集まって朝礼に参加するのが慣習になっていましたが、オンサイトメンバーは顧客先との業務都合により、毎週帰社することが難しい場合が多く、参加人数が緩やかに減っている感覚がありました。朝礼を録音することで、リアルに参加はできなくても後で聴いてもらえるようになりました。コロナ禍以降の朝礼はオンラインで開催するようになり、リアルタイムの参加者は増えましたが、引き続きVoicyでの展開も続けています。

青島:朝礼の録音があることで、長期休み明けなどには、休みの間に話されたことのキャッチアップが楽にできると好評です。業務の都合で朝礼にどうしても参加できない人からは「まるで僕のために朝礼を配信してくれているようだ」と、感謝されていますね。

—— 毎週の朝礼をVoicyで公開するのにどれくらいの作業時間をかけていますか?

青島:朝礼の配信では話す人ごとにVoicyのチャプターを分けているので、話す人数が多いとファイルを分けるので少し手間がかかりますが、それでも編集時間は15分程度ですね。なので、それほど負荷は高くありません。

—— 運営の負担は少ないですね!朝礼以外にはどんな放送があるんですか?

村山:社員紹介をやっています。最初は気心の知れた相手の方が話しやすいと思って、同期が同期を紹介するという企画で始めました。お互いの印象や思い出話などが出やすくて、盛り上がりますね。

青島:エンジニア特有なのかわかりませんが、シャイな人が多いので自ら手を挙げて発信したいと申し出る人はいません。でも、お願いすると結構ノリ気になって話してくれて会話を回してくれますね。

最近は全社員を紹介する社員紹介を生配信で始めました。これまで全社で集まるイベントは年に数回ありましたが、コロナでそれらがなくなってしまい新入社員と接する機会やプロジェクトで関わらない人との接点がなくなってしまいました。そのため、その接点づくりに声の社内報が役に立っていると思います。社員からは「この前出てたよね」「あの話さ〜」と声をかけるきっかけになっていると聞いています。

また、配信に参加する社員からは「緊張する」と言われることが多いのですが、事前にアンケートを書いてもらい、それに沿って話が進むので、「あっという間だった」「楽しく話ができた」という感想をいただきます。

[トップの声]吉田社長にもお話を伺いました

—— Voicy声の社内報を聞くことがありますか?

吉田社長:Voicyは声だけでビジュアルがないので聞き手に想像させる必要があります。それは話す鍛錬になりますし、プレゼン能力を上げることにも繋がります。私も朝礼で自分が話したことをVoicyで聞き直しますが、自分が言いたいことが言えていないと反省することもあります。原稿は作らずに話しているので、最後が尻すぼみになって終わっていたり、半年前と同じ話をしていたりすることもあります(笑)

—— 声の社内報が社員とコミュニケーションをとるきっかけになったことはありますか?

吉田社長:時々、反響はありますよ。朝礼で話したことについて「あの時の話をもっと聞かせてほしい」とか「そういうことだったんですね」とか、メールが届きます。それはVoicyがある前からあったことですが、Voicyがある前は1回聴いて終わりじゃないですか。それをもう一度Voicyで聴いて考えてくれて、もう少し深く知りたいと連絡をくれるんじゃないかなと思います。

[導入後の変化]聴いた人のコメントから聴く人が広がる好循環

—— 声の社内報から生まれた変化はありますか?

青島:運営メンバーからの発信だけでなく、生配信を視聴している社員から全社員向けのチャットでコメントをくれることがあります。それを見て、放送を聴いていない人も聴きにきてくれるのでそれは好循環だと感じています。

髙栁:社員にアンケートを取っていますが、情報を受け取りたいと思っている人からは助かっているとコメントをもらっています。あと、生放送をチームで同時に聴いて、コミュニケーションのきっかけになっているとも聞きました。

朝礼は定着したコンテンツですが、それだけだとつまらないので楽しめるコンテンツやインタラクティブなコンテンツをもっと増やしていきたいと思っています。

左より、髙栁さん、村山さん

[今後の展望]社外も巻き込んだ顧客の声や楽しめるような放送を

—— 今後取り組みたいことなどあれば教えてください。

村山:コンテンツを増やすという意味で、社内で技術発表の場があるのですが、そのアフタートーク(質疑応答)として使えないかという話が上がっています。

これまでオフラインイベントでおこなっていた参加者と登壇者との気軽なトークを、オンラインの場所で実現できればと。参加者のニーズに気づけるなど、既存イベントを盛り上げるツールとしても社内ラジオが活用できると考えています。

あとは、社外の人も巻き込んだ放送をしてみたいです。例えば、クライアントからの声(評価)が聴けて、そのクライアントのプロジェクトがどんな風によくなっているかみたいな話。プロジェクトメンバーへのリスペクトにつながりますし、自社がどのようにクライアントに貢献できているのかをもっと感じられると思います。

髙栁:20代の若手にはあまり聴かれていないと感じています。20代とざっくり括るのもよくないですが、若手は仕事とプライベートを分けている人が多いと思うので、若手に聴いてもらえるようなサブカル的な放送や楽しめる放送を自分が担当したいと思っています。

声の社内報を検討中の企業の方へ

—— 声の社内報を検討中の企業へ向けたアドバイスをお願いします。

村山:なにより大掛かりな編集等が必要ないので手軽に始められると伝えたいですね。そして、リモートワークだったり、家庭持ちだったらぜひ勧めたいです。社内報を記事で展開することを考えると、校正する手間もかかりますし、こんなに頻度高くは出せないです。 また、働くメンバーの熱量を伝えるなら声の方が伝わりますよね。

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最後までご覧いただきありがとうございました。
常駐メンバーが多いフジシステムズさんならではのきっかけで導入いただきましたが、コロナ禍となり、リモートワークが進み社員同士のたわいもない雑談が起きにくくなった今では、どの会社でも帰属意識は課題に感じるのではないでしょうか。

話す人の熱量や人となりが声にのって伝わる「声の社内報」で、社員同士のコミュニケーションをつくっていきませんか。お問い合わせは以下よりお待ちしております。

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