noteとVoicyが連携。新サービス「share your story」とは?
こんにちは。Voicy Business Designチームの和田です。
VoicyのBusiness Designチームでは、企業向けに提供する2つのサービス「Voicy Branding Program」と「VoicyBiz」を中心に、サービス開発を進めています。
今回、Voicyはnoteさんと共同開発した企業様向けの新たなサービス「share your story」を提供開始します。この記事では、新しいサービスメニューと開発経緯について書きたいと思います。記事の末尾にサービス資料を置きましたので、具体的なメニューをご覧になりたい方は末尾をご確認ください。また、ニュースリリースには、2社の想いが詰まっていますのでそちらもご覧いただけると嬉しいです。
新サービスはnoteとの共同メニュー「share your story」
「share your story」は、Voicy Branding Programの「トークテーマ特集」とnoteの「企業協賛型コンテスト」を組み合わせたブランディング支援メニューです。ひとつのテーマに対して、Voicyではパーソナリティの放送を、noteではクリエイターの投稿を募集します。協賛企業は、パーパス(存在意義)や発信したいメッセージをもとに、両プラットフォームで共通のテーマを設定し、プラットフォームの垣根を超えて、そのテーマについてみんなで考えるきっかけをつくることができます。
例えばこんな使い方
「share your story」ができたきっかけ
これまで、チーム内でも「noteさんと何かコラボができるんじゃないか」「noteとVoicyをセットで企業様へご提案できるようなパッケージがあるといいよね」という話が出ていました。話は出ていたものの、なかなか動き出せずいたところで、noteの法人担当の方からVoicyのサービス資料のダウンロードがありました。
「これは共同メニューについてオファーするチャンス!」と思い、資料ダウンロードの御礼とともに、「共同メニューなんか考えてみませんか?社内でも2社の共同パッケージは相性いいはずだと盛り上がっていまして」とメールを打ちました。すぐに返信がきて、noteさんも「メニュー開発の文脈で何かご一緒できると思っていました」とお返事をいただき、すぐに打ち合わせの場がもたれました。そして、トントン拍子で話が進み、最初の打ち合わせから約2ヶ月で今回のリリースにつながりました。
こんなにスピーディに話が進んだのにはワケがあります。実は、noteとVoicyが連動したテーマ(#ハッシュタグ)企画はこれが初めてではないからです。
昨年12月に実施した「#我慢に代わる私の選択肢」というテーマは、noteとVoicyの両方で行われ、同じハッシュタグでクリエイター/パーソナリティからの発信を募りました。これは、女性の心身の不調を無理に我慢して仕事や家事を行う隠れ我慢が多い実態を受けて、隠れ我慢を減らし、誰もが心地よく生きられる健やかな社会づくりを目指そうというツムラさんの #OneMoreChoice プロジェクトのひとつとして行われた施策でした。
2つのプラットフォームが連携することで、文章と音声という発信手段の選択肢を増やすことができます。耳から情報を入れるのが好きな人はVoicyのパーソナリティを通して、目でテキストを読んで理解するのが好きな人はnoteのクリエイターを通してといったように、自分に合う手段でクリエイターの発信に接点をもつことができます。同じハッシュタグを使うことで、SNS上でもさまざまな発信に触れ、共感の輪を広げたり受け手が考えるキッカケをつくると考えています。
noteとVoicyが目指す世界は似ている
便利になった現代社会では、機能が優れているだけでは、モノやサービスを手にとってもらいづらい時代になりました。機能差異が小さくなっている中で、モノやサービスを手に入れることより、それをなぜ選んだのか、自分の選択に対する価値観が重視されていると感じます。
生活者が自分の価値観と近いと思ったり、共感したりすることで、モノやサービスを手に取るようになってくると、企業やブランドは存在意義(パーパス)や社会課題に取り組む姿勢などを発信することが自社のサービスやブランドと接点を持ち続けてもらう理由になるのではないでしょうか。さらに、企業からの一方通行な発信ではなく、生活者と共にストーリーを共有しながら広げていくことが大切になってきています。
また、noteさんのバリューには「クリエイター視点で考えよう / Creator First」というものがあり、Voicyでも行動指針の1つに「パーソナリティファースト」があります。2社ともプラットフォームの原点である発信者を大切にしており、発信者が多様な本音を届けられる場であってほしいと考えています。
noteとVoicyは、特定のテーマに対して、企業やブランドと個人が共に考え、それぞれのストーリーを共有することで、伝えたいメッセージが自然に広がり、ブランドに対するファンを作り出していくサポートをしていきます。
メニュー名「share your story」に込めた2社の想い
このサービス名に決まる前にはいくつかの候補がありました。「share values」や「Opportunity to think」「Think together」などなど。ちなみに、私はVoicyとnoteを合体させた「Voinote(ボイノート)」と提案したところ、センスがなさすぎると即却下となりました(笑)議論を進める中で、「value」は価値観を押し付けているような印象を受ける、「think」というと例えばエンタメのような企業さんには届きづらいネーミングかもしれないなどの意見が出て、最終的に「share your story」に決まりました。
「share」は、発信者が自分の考えを世の中にシェアするという意味だけでなく、noteとVoicyがプラットフォームをまたいで考えをシェアするというダブルミーニングです。そして、例えば消極的な選択肢も受け入れられるような、多様な考えや体験を共有できる場でありたいという想いから「story」とつけました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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