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UCC星野源さんブレンド体験会

12日、UCC源さんブレンド体験会に行ってきました。
星野源さんが、UCCのアンバサダーに就任。CMでコーヒーを楽しみながら、知識をえていく様子が流れて、見る側の私たちも一緒に知っていくのが楽しみになっていきました。
そして数ヶ月後、星野源さんの好みの味のコーヒーをブレンドしていく様子が流れたのです。
コーヒー好きで知られている源さん。自分で豆を挽いて入れているそうで、酸味のあるコーヒーは苦手で、比較的、焙煎が効いているフレンチコーヒーを好みとラジオなどで話していました。
それが、実際に自分好みのコーヒーをテイストしながら決めていくという過程の中で、意外にも酸味が少しある方が好みだということがわかって、味覚というものの不思議さを垣間見たような気がしました。

それから少し経って、ファンの間から源さんのコーヒーを飲んでみたいとの要望が殺到、それを受けてUCCでは何度か無料の試飲会を開催。私も応募したのですが、何度も外れてしまい、飲むことはできませんでした。

それが今回、有料ではありますが、GCCを飲ませてもらい、かつ自分好みのコーヒーをブレンドしたものを飲ませてもらえるという体験会が開かれたのです。
Twitterにその告知が上がってきた途端、速攻で申し込んだのは言うまでもありません。

当日は、UCCの学校になっているところで、最寄り駅が御成門。
東京の地名は、なかなか読み方が独特で、御徒町という文字を見たときは、どう読むのか全く分かりませんでした。御成門も、本当の名前を知るまではごせいもんと読むのかな?と。故郷である北海道も、アイヌ語が語源の地名が多くあります。例えば濃昼と書いてゴキビル、花畔と書いてバンナグロetc
それぞれの土地の歴史や気候、文化に沿ってつけられた地名なのだろうと思います。

会場について最初に驚いたのは、参加人数です。
コロナ禍とは言っても、結構な人数が集まるんだろうなと思いながら、案内の人に誘導されたのは、一番前の席。コーヒーを淹れる様子がよく見える最高の席です。
うわぁ、ラッキーと思っていたら、目の前にはGCCを淹れてくれた後、マイブレンド調合してくれる男性がスタンバイしています。
他の人が来るまで、少しおしゃべりをしたのですが、星野源さんのことはあまり知らなかったそうで、恋と不思議と喜劇くらいしか知らないということでした。
「コーヒーが好きで、GCCを飲んでみたいのはもちろん、まじかでコーヒーをどうやって淹れるのかを見てみたかったんです」と話すと、「そうですか」とちょっと嬉しそう。

そうこうしているうちに、隣の席に、二人の女性が到着し、体験会が始まりました。周りを見回すと、通路を挟んで隣のテーブルに2人しかいません。
えっ!参加者はこれだけ?
なんと、参加者は1回につき、たったの4人(全員が同伴者を連れてきても最大8人)だったのです。(今回は5人)
これには正直、驚きました。

まずは、GCCを淹れるところから。
細口のケトルからペーパーフィルターのコーヒー豆に注いでいくのですが、やっとどうやって淹れるのかが見られて、ちょっと興奮しました。
最初はぐるりと注いで、しばらく蒸らす。そのあとは、雑味を入れないよう、中心にだけ注いでいく。それを2回ほどやったら出来上がり。
念願のGCCを飲ませてもらって感じたのは、微かな酸味とスモーキーさが少しと苦味。これが源さんの好きなコーヒーの味なんだなと、しみじみ味わっていると、今度は、それぞれの好みの味のコーヒーブレンドを作っていきますと言われ、タブレットを差し出されました。そこで自分好みの味を探して決めていくのですが、香りや味の段階がいくつか表示されています。花の香り(ローズ)から段々と下の方へ、アプリコット、メイプル・・・そして最後はマロン。

私が選んだのは、ローズとマロン。
そこでローズの香りのするコーヒーと、マロンのコーヒーが実際、どんなものか試飲させてもらいました。
ローズはかすかに花の香りがして、ちょっと酸味が感じられ。一方マロンは、甘い香りと深いコク、苦味もあります。
これをブレンドして、自分好みのコーヒーを作っていきます。
そこで再び、タブレットが出てきました。
今度は縦軸、横軸のグラフが表示されています。
グラフの中心には、GCCブレンドが置かれていて、「そこを基準に自分好みの味を決めていきましょう」と言われ、さっき飲んだ味を思い出しながら、苦味と酸味のちょうどいいところを探っていきました。
苦味より、酸味かな…コクも欲しいなぁ…
頭で想像しても、なかなか実際飲んでみないとわかりません。気づくと時間がきていて、これ!と決めましたが、果たしてどんな味になるのかは、飲んでみてのお楽しみ。

ここで、渡されたのがミル。電動ミルですが、せっかく自分でブレンドしたコーヒーなのですから、挽いてみましょうと言われ、初めてコーヒー豆を挽きました。コーヒー好きで、毎日、3、4杯は飲むのに、インスタントだったり粉のコーヒーでしか飲んだことはありません。
面白い感覚を味わった後は、早速、淹れてもらいました。
最初は周りから、二回目からは中心にお湯を注いでいきます。
驚いたのは、ものすごく泡が立つこと。こんなに泡が立つのを見たのは、初めてでした。挽きたてならではの膨らみに、ちょっと感動しました。

飲んでみると、意外に酸味が少なめ、もうちょっとあってもよかったかなと思いましたが、何度か飲むうちに、ちょうどよく感じられて。これで正解だったなと…
GCCを飲んだ時にも感じたのですが、とても飲み口があっさりして、胃にも優しい感じ。薄めなのかなと思っていたのですが、その理由は、家に帰ってからわかりました。

最初にGCCを一杯、途中、マイブレンドを作るのにローズとマロンのコーヒーを味見して、最後にマイブレンドを一杯いただきました。もちろん、残すのはもったいなくて、全部飲み干しましたが、まったく胃にこない。濃さなのか、新鮮な豆だったのか、それとも…

全てが終わってから、担当してくれた人に「マイブレンドを持って帰っていただきますが、ミルがないんですよね。粉でお持ち帰りされますか」と聞かれ、思わず、「いえ、豆にしてください。ミル買います!」と言ってしまいました。

1時間ほどの体験でしたが、とても楽しかったです。
 参加料以上の体験ができました。
ショールームに源さんのサインと、CM映像があり、両方撮影してもいいて言われたので撮ってきました。
お土産にもらったGCCは最初から豆でもらうことになっていたようですが、マイブレンドのほうも豆でもらったので、どうしてもミルを買わなくちゃ。
 (UCCにあったミルは高価すぎて買えないなぁ)

今朝、時間があったので、粉のコーヒーを習った通りに淹れてみることにしました。で、飲んでみて「えっ、なにこれ?」思わず、確かめるみたいに数口飲んで、「やっぱり…そうか」
体験会で飲んだ、GCCやマイブレンドのすっきりした味は、これだったんだと気がつきました。
今まで飲んでいたコーヒーは、一体なんだったの?というくらい香り味ともに違っていて、雑味がない。
どうやら雑味を旨味と勘違いして飲んでいたんだなと気がつきました。
知らないって怖い、随分と損をしているものですね。

さて、肝心のミルですが、迷った末に買いました。電動のほう。
手動も雰囲気があって好きなのですが、右手が痛いので、電動を選びました。
これからは、時間があるときを選んで、ゆっくり丁寧に淹れようと思います。
せっかくのコーヒー、美味しく飲まなくちゃ。


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