超高齢者との買い物
結果的に4時間外にいたことになる。
眼鏡のフレームが、重いので軽いのに取り換えたいという父に付き合って、近くの大型スーパーに入ってる眼鏡屋さんに行くことにした。
今月20日過ぎには、ロングステイする予定になっている。
体調がよい時しか出かけられない父。
今日はまあまあだそう。
私の足でも、歩いて10分かからない場所にあるスーパーだけど、父はたぶん歩けない。
車を呼んで行くことにした。
まずは眼鏡屋さん。
今かけているフレームを新しいフレームにするには、すこしレンズを削らないといけないらしい。
いくつか持ってきてくれたフレームの値段にびっくり。
フレームだけで、4、5万円するんだ。
いくらなんでも高いので、少しランクを下げて妥協することに。
日本製なら安心だ。
修正に、1時間かかるそう。
父が寝るときに使うクッションを見たいと言うので、売り場に行ってみた。
店員さんに説明を受け、欲しいのは高反発のクッションだと判明。
これですと差し出されたクッションに座ってみるといいらしい。
これにしますと言ってから、値段を聞いて、またびっくり。
1万円だそう。
驚いた目で私を見る父に、いいんじゃない、と買うことにした。
超高齢者にとって、身体に合うもの、優しいものが一番。
父に、休憩スペースで待ってもらい、別館のユニクロまで、頼んである父のニットのセーターとヒートテックのズボン下を受け取りに行った。
数日前に買ったセーターが気に入って、もう一枚欲しいと言ってたので、下半身が冷えると言うので、ヒートテックを買ってみたのだった。
コロナ禍以降、施設も換気をしてるのか、寒いのだそう。
出来うる対策を立て、常に温かくしていないと、体調を崩したら大変だ。
父が休んでいるとこに戻ると、眼鏡を受け取るには、まだ時間がある。百円ショップに行きたいという父に付き添っていき、紙コップを買って、やっと眼鏡屋さんへ。
新しいフレームに換えてもらい、父は軽いと喜んでいる。
眼鏡は本人じゃないと、どうにもならない。
連れてきてよかったなと、ホッとした。
時刻は、12時をすこしまわったところ。
昼を食べて帰ろうかとの話になり、同じ階にある、ファミレスに入った。
なんと父との外食は、インフルエンザで倒れて以来、三年近くぶりだ。
ふたりをアクリル板が隔てる。
父は海鮮丼
私はパンケーキを注文。
ワクチンを打つ前の、あの緊張した日々よりは、少しリラックスしての食事は、やはり美味しい。
それまで、何度か母と外食をしたけれど、味がしなかったなぁ。
さすがに4時間近く、外にいた父は、足が限界というので、車で帰ることにしたが、それがなかなか大変。
待ってもこないので、父をスーパーの玄関先に待たせて、タクシー乗り場まで行って、事情を話し、玄関先まで遠周りして寄せてもらい、父を乗せて帰宅。
本人も疲れただろうが、超高齢者のお出かけは、付き添いも疲れる…
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