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人の声が好き。どんなに素晴らしいかを滔々と語ります。

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最近の記事

心と声は繋がっていることを伝えたい

人の声の魅力を初めて感じたのは、教会だった オルガンと讃美歌が、うわんうわんと響き合って。 さっきまでただのおじさんだった人が、立ち上がって歌い出したら低音の響く良い声で。 幼児ながら、その空間にいて背筋がゾクゾクした。 小学校で合唱クラブに入った。 全員で本番に向けて本気の練習をしていると、また背筋がゾクゾクした。 これはなんなのか?と不思議だった。一人で歌っても同じようにはならないし、ちょっと手を抜いて歌っていると合唱でも同じようにはならなかった。 本気で歌っている時

    • 魂を歌った青春〜尾崎豊さん〜

      昭和50年代、私は尾崎豊にどハマりしていた。 小学生ながらに、自分の鬱憤を代弁してくれている気がして嬉しかったし、何よりその声に魅了されていた。 当時、雑誌「PATI PATI(パチパチ)」(懐かしい…)や新聞記事の切り抜きをスクラップしていた。 もちろんテープは全部持っていて、CDに移行したらそれも買い集めた。テープは流石に伸びちゃってるけれど、今も手元にある。なかなか捨てられないのです。 コンサートは、中学生のとき、学校の後で友達と代々木体育館に行ったのが最初で最

      • 原始の記憶〜ケチャ〜

        ケチャをご存じだろうか? 私は小学生の時、音楽の時間にケチャを聴いた。 ケチャとは、インドネシアのバリ島で行われてきた合唱舞踊芸能。詳しくは下の芸能山城組さんの解説に任せようと思う。 100人ほどの男性が座って円陣を組み、手や身体を動かしながら、声でストーリーを演じていく。 ケチャは多くのパートに分かれており、当時のレコードの解説には、それが楽譜で書かれていた。学校から帰ってきて、それを1つずつ声に出しながら、何度もレコードを聴いた。 そのレコードが何故家にあったの

        • 朝の歌〜Minnie Riperton〜

          いつからだろう。朝の歌として、私の中に定着した歌がある。 Minnie Ripertonの Lovin'You この歌を初めて聞いた時、小鳥が朝さえずっているような、なんとも言えぬ軽やかさと少女性を感じた。 今になって調べてみると、上記のように音域の広さが凄まじい。ソプラノオペラ歌手の中でも、かなり高い声の人で3オクターブ弱くらいなので、この5オクターブという数字がどれだけのものかお分かりいただけると思う。 この曲の超高音への跳躍がさらっとできるのは、普段から当たり前に