青い洋服展までの経緯⑤
その年の春、春樹さんが(というか新潮社が)
「今年も読者との交流をします。
でも今年は今までとは違った形でやります。」という発表をされました。
春樹さんは数年に一度、特設ウェブサイトを立ち上げて、
メールをお送りすると、春樹さんから直接メールでお返事がもらえる、
という貴重な交流の場がありました。
質問に答えていただいたり、ハンドルネームをつけてもらったり。
私は過去に2度、お返事をいただいたことがあり、
そのうちの1回は、「海辺のカフカ」で、
これも今思うと、本当に意図せず、たまたまだったのですが、
佐伯さんの青いワピースのことについて書いたものでした。
そんなお返事をもらって、幸せな気持ちになったり。
なので、今年も読者との交流は嬉しいな。
今年はどんなカタチでやるんだろうな。と思っていたわけです。
そうしたら、その後、6月に発表があり、
今年は「ラジオをやります!」ということでした。
なんと!ラジオ!8月5日の夏に!
春樹さんは日本にいないこともあるので、
ラジオなら、その日は日本にいるに違いない!と
勝手に、うっかり、生放送と勘違いし、(のちに収録とわかりました)
青い洋服展をやるなら、8月5日にやるしかない!と
鼻息荒く意気込んで、8月5日を中心に、8月4日〜6日の3日間で
「青い洋服展」を開催することに決めました。
そのあとで、「村上レシピ」を監修された岡本雨さんにも
インスタグラムで突然連絡をとり、大船まで会いに行きました。
春樹さんの小説にまつわる洋服展をやりたいんだけど、という話をさせていただいて。
突撃隊で会いにいってしまったけれど、快く会ってくださって、感謝しています。
岡本さんとはその後も飲みに行ったり、読書会に来てくださったりと、
良いご縁が続いています。
(続く)
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