青い洋服展までの経緯⑧
夏の暑い真っ盛りの中、こんな時期に展示会をするアパレルプランドもなく、
夏に夏物展示会をするという、アパレル業界から見たら、
わけのわからない展示会だったと思います。
でも。
私はこれがやりたかったんです。
春樹さんがラジオをやるその日に。
春樹さんの小説の世界をちりばめ、青いドレスをたくさん吊るし、
青い花と緑あふれた空間で、「村上ラジオ」を聴く。
何かに突き動かされたように始まり、
準備期間は約2ヶ月という短期間。
予算もなく、経験もなく、アパレルのしきたりも全くわかっておらず。
それでも、やりたかったこと。
大好きな春樹さんの世界観を洋服と空間で演出できたこと。
私一人のやることなので、小さいことだったかもしれません。
でも多くの方が関わって協力して、手伝ってくれました。
展示会前日には、元スタイリストでご自身のブランドも展開いた経験があり、
今は、オーガニックコットンのベビー服やタオルの店舗を経営している
大先輩の安東裕美さんが手伝いに来てくれました。
洋服1着1着を大切に扱うことを、丁寧に教えてくれました。
そして迎えた『青い洋服展』3日間、とてもとても幸せな時間でした。
たくさんの友人・知人が足を運んでくださって、
通りすがりの人にも見ていただけました。
とはいえ残念ながら、春樹さんも、春樹ファンも来なかったけれど。
でも、青い洋服好きの人がたくさん訪れて、
青い洋服をたくさん試着してくれました。
春樹さんの世界観の中で。
そして、足を運んでくださった方々が、
用意した青いシャンパンを飲みながら、
ウッドデッキで、みんなで交流する機会となり、
楽しい時間を過ごしてくださったみたいで、とても良かったです。
こんな幸せなことは本当にないなぁ。と思った3日間でした。
3日間終わって、片付けるのが本当に惜しい気持ちでした。
でもやりきった感はすごくありました。
フワラーデザイナーの芹田さんと片付けながら、片付けつつも、
展示会ハイ(笑)みたいになりながら、テンション高く。
本当に良い経験をさせていただきました。
準備に関わってくれた人たち、足を運んでくれた人たち、
ただただ、みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。
私の作る洋服を「春樹さんの世界の雰囲気のよう」と、
そのきっかけとなる言葉をくれたかおりさんは、
「スプートニクの恋人」のすみれのだぼだぼのジャケットが見てみたい。
またある人は、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に出てくる、
太った女の子が着ているピンクのスーツがみて見たい。
そんな話も会話の中に出てきました。
またいつか。冬バージョン、青でなくても。
そんな機会が巡ってくるかどうかはまだわかりませんが、
ご縁がありましたら、また次の機会に。
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村上春樹さんの小説にはブルーの洋服がたくさん登場します。
そんな小説の青い洋服からインスピレーションを受けて、
【青い洋服展】を開催しようと思いました。
ウェルカムドリンクもブルーでご用意しようと思います。
素敵な展示会になる予感です!
ぜひ皆様で足をお運びくだされば嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
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VOICE Exhibition
青い洋服展
~小確幸の森~
2018 / 8 / 4 sat ~ 6 mon
VOICE初の展示会を開催いたします。
「シンプル、繊細、美しさ」というキーワードから、
その世界観を青い洋服で表現します。
淡い水色から、青、蒼、碧、紺まで、
さまざまなブルーのワンピースを、
どうぞ会場にてご高覧ください。
ROUROU 原宿 playroom
東京都渋谷区神宮前3-27-15
HIサンロード原宿ビル
open 11:00~19:00
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