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「いい声じゃなくても、ナレーターになれるんですね」と言われた

「経済的な事情で」
「応援してくれる人がいないと思った」

辞めていく理由でこの2つがダントツに多い。

経済的は仕方ないにしても、応援〜に関してはいないわけではないんです。伝わってないだけ。あとは自分が認識していない。SNSで引退を宣告した表現者に対して「応援してたのに」とメッセージを送る人がいるけど、それを毎日伝えていれば変わっていたかもしれないのにと、思う。

YouTubeチャンネル登録(再生)、SNSフォロー、感想を伝える、シェア、イベントに行く、配信チケット買う、なんでもいい


「行けない(買えない)から申し訳なくて‥」

応援の方法は買うだけじゃない。SNSで「行けない(買えない)けど応援してます!」と告知をシェアするだけでもいい。それでも表現者は「あ、応援してくれる人がいるんだ」って思えるから。

「いい声じゃなくてもナレーターになれるんですね」

なんて言われてしまったこともあった。そんなのわかってる。だから声じゃなく、喋りやうまさで勝負できるようにたくさん練習してきた。(ついでに言うならそんなことわざわざ本人に伝えなくていいんですよ)

お芝居、ナレーションを勉強してきて今ではナレーターがメイン。あ、最近は怪談かな。勉強してきたことが活き、怪談語りや怪談作品朗読の活動もしている。

好きなことは全部やりたい!

やりたいというのは簡単。生々しいお話、お仕事としてやっていくのであれば利益を出さないといけない。その事柄自体で利益が出そうにないなら、他のことで利益を出して補填したり、利益が出る仕組みを作っておかなければいけない。

「楽しそう!やります!」

誰でも企画できる。だからこそ“誰でもできること”になってしまわないように考える。1番大変なのはここ。カツカツでやっていたら“キツさ”が勝ってしまう。経済的にも精神的にも。自分が負担すればいいじゃない。自己犠牲もときには必要だがやりすぎはよくない。

でもやっぱり1番は来てもらう(買ってもらう)ことが嬉しい。次に繋がるから。さて、頑張ろう。


ナレーター
有野優樹(ありのひろき)

正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。