【青ヶ島滞在記】仕事の勲章
〜前回のあらすじ〜
島で見つけた不思議な場所!日常の景色、観光地、僕にとってはどこも素敵な場所。第二の故郷と言っても‥過言ではないなぁ。
8月23日 掃除、配達、ゴミ捨て、氷。
午前中はいつも通りのお風呂、トイレ掃除。お掃除のやり方にもそもそも慣れ始めてきた頃。
もう23日なんですけどね。慣れるまで遅かった‥。
午後は青ヶ島YouTuberのKaeさんの配達お手伝い。
港へ行きコンテナから荷物を受け取ります。
ゲームならば秘宝でも隠してあるんじゃないかってくらいの扉です。ガチャリという重々しい効果音が似合う扉を開けると、中には荷物がぎっしり。
荷物を移し替えるだけでも大変です。特に夏場。涼しい時期なら幾分マシ‥なのかもしれませんが、やっぱり大変。今日頼んだら明日届くことになれてしまいましたが、配達業の方には頭が下がります。
配達が終わった後、お昼を食べながら休憩。僕が生活させていただいているNYAYAと民宿かいゆる丸さんのゴミ捨てへ!
青ヶ島村クリーンセンター(ゴミ捨て場)には歩きでも行けなくはないんですが、ゴミ袋を抱えたまま行くのは、坂もあるのできついかも。免許がない僕はとことんお世話になりっぱなしです。トホホ。次来るときには免許とっておかないと。
おかみさんに頼まれたので氷を40キロとりに行くことになりました。氷を取りに?と言う疑問があるかと思いますが、僕も青ヶ島に来て「?」となりました(笑)
右にある銀のフォークみたいなもので氷を砕き、スコップでバケツなり発泡スチロールのケースなりに移します。お肉やお魚を冷やすために使う氷。夏場の出番はかなり多いです。
さすがに疲れたなぁ‥と、NYAYAに帰ってからちょっとだけ寝てしまいました。お手伝いをして、食べて、寝る。なんだか、生きてるなぁって感じがしましたね。
24日 魚の鱗剥がし
日課のお掃除が終わった後、ご飯を食べに帰ろうとしていたとき
「鱗剥がしやりましょ!」
とのご連絡。鱗剥がし‥?そういえばやったことなかったから一度くらいはと思い(昨日取りに行った氷の中に大量の魚)ケースを覗いてみると‥
で、で、デカい!!!
ずっとガリガリガリガリ。作業は僕ともう人方いたので島や島民のことを伺いながらの剥がし作業。2.30匹ひん剥いて、良き午前中になりました。まだ少し残っていたのですが、一旦お昼を挟むことに。
サラダ、卵焼き、お刺身、生姜焼き、ご飯。
豪華!!!
このメニューをいただけることのありがたさ。味覚と時間が贅沢でした。午後は残ったお魚の鱗剥がし。数匹やっていると慣れてきました。ほいでもって
ちょいとだけやってしまいました。鱗や背ビレが硬くちょこちょこささっていたんです。手袋をしていたんですが貫通。ヒリヒリしますね、でもこれも勲章です。
夜は島の方のお家にお邪魔させていただき、ご飯と飲みを。いやはや、島の皆様には本当にお世話になりっぱなし。おうちに夜までお邪魔して食べ飲みができることも、終電などの帰る時間を気にせずに帰れる距離感だからなのかなと。
さてここからは、青ヶ島に来て約3週間で感じた“コミュニケーションのあり方”について書いていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次回「夜の青ヶ島を徘徊する」
ナレーター
有野優樹(ありのひろき)
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正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。